H21年1月の川柳

近詠


仲直りしても無色になりきれず


友に手を振ったらタクシーが止まる


誰でもと怖い台詞が今日も又


有る物ですます献立ざんざ降り


長雨に豆がふっくら煮えてくる


今朝蒔いた種にやさしい雨が降る


褒めてから貶すスッキリしましたか


冗談にしてはちょっぴり刺がある


骨粗しょう症ですぎゅっと抱かないで


あの時がピーク歯ぎしりしてる株


切りのよい値で無人売り場の野菜


とりあえず入れてその内忘れ去る


ほどほどの刺激小さな小競り合い


めぐり合えた道だ懸命に歩く


課題吟


団塊の子も団塊で苦労する


爪まるく切って夫と仲直り


もう一度わが子抱きたい拉致の親


ハガキ両面びっしり書いてまめなペン


頭数の一人だ隅っこに座る


父の座に父が座っている平和


考える姿でその場切り抜ける


清濁をのんでまろやかな笑顔


10年物の杏子酒に酔いしれる

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