7月の川柳


近詠


核心に触れると耳が遠くなる


許すより忘れてしまう事にする


怒るのはよそう誰でも歳をとる


聞いて貰えて柔らかな風になる


ゆったりと生きてる様な顔をする


再生ボタン元気を貰う声を聞く


頑なに自家菜園の無農薬


命日の僧ケータイが鳴ってます


お薬手帳薬にもある飲み合わせ


傷口に塩塗りに来るご親切


進物の熨斗を外した跡がある


批判したけれど嬉しい給付金


メッキが剥げるパソコンで得た知識


閃きを待って慌てる締切り日


課題吟


見栄捨ててしまえばこの世生きやすい


公園に新顔増えた不況風


きみまろが喋るおばさんの実態


本人の知らん事まで週刊誌


こだわりがまだ残ってる丁寧語


丁寧に書くとなんでか曲がる文字


昼ごはん食べたかいなと言いだした


茶柱が立つそれだけで良い気分


私より年上だろう席を立つ


柔らかい曲線毛筆の便り


創造力アップ五感を鍛えてる


五行詩に私の日々が踊ってる


少しずつ流れはこちら向きだした


代替りとんぼ返りになる実家

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