H22・12月の川柳
近詠
世辞一つ言うだけなのに汗をかく
2010年年間秀吟句
ニコニコと聞こえた振りを後で悔い
箱買いのみかん仕事の様に食べ
口論もここらが限度米をとぐ
松茸を嗅いで眺めて写メールに
口はれるやんとニコニコ土瓶蒸し
奇遇やねウフフと時計ばかり見る
体重計一縷の望みそっと乗る
図書券を今の子あまり喜ばず
お姉さんと呼ばれて秋刀魚値切れない
ひょっこりと亡母が顔だす明けの夢
のほほんと生きていきますその日まで
頑なに黙る私の意思表示
課題吟
新設の駅へ我が家も一等地
終着駅起こす車掌も顔なじみ
落ち目やな飼い犬にまで吠えられる
コンビニの監視カメラへあかんべい
ご婦人の帽子が邪魔でよく見えぬ
瓜二つ割り込み揉める遺産分け
安売り店渡り歩いて主婦の知恵
真夜中の信号違反してしまう
平凡を武器にこの世を渡ってる
肩凝りへ軽い上着を買うてくる
背広の上着ばっかり残る洋ダンス
早起きのご褒美朝焼けがきれい
にっこりしたらもう一つまみ入れてくれ
また今日も我が子呼んでる拉致の海