H23年 6月の川柳
近詠
これ以上ガンバレなんて言えません
後だしで負けてまあるく収まった
アルバムよ人を昔に連れてゆく
ボロ出さぬように一筆箋にする 近詠鑑賞
震災でやっと待つ事思い出し
原発安全被災地に残る幕
傷心を花の無口に励まされ
例えばと言うから本音だと気付く
死を悼む日々駆け足で過ぎてゆく
洗濯機回して本は今佳境
鳥騒ぐネットを張ったさくらんぼ
財布は一つ何処へ行っても募金箱
題詠
反抗期音でしている意思表示
そっぽ向き追ってくるなら考える
又利用するつもりだな褒めちぎる
大吟醸届き禁酒は先送り
暇潰す時だけお誘いが掛かる
宇宙人らしい話がかみ合わぬ
カラオケが無いらしいから参加する
笑うのが人より遅れ浮いている
夫にも猫にも欠伸うつされる
年一度ヒロインになる母の日よ
追伸の微風にちょっと揺れてみる
ときめきの風そよそよと人を待つ
アルバムをめくれば過去に戻れます