H23・8月の川柳
近詠
被災地も同じ時間を生きている
順調に老化してます検診日
二人だとどちらも濡れてしまう傘
死期ちゃんと悟っています花の首
古希近し音立て落ちる砂時計
悟り未だ大きい方を取るだろう
落とし穴落ちて手の内見ることに
マンゴーが食べ頃たまに顔見せや
誰がした貴方の他は私だけ
発芽不良無い雑草が恨めしい
後ろめたいな素通りの募金箱
ばらばらの洗濯物が笑いあう
月下美人花を見るため昼寝する
花愛でた後は酢の物舌鼓
課題吟
拾われた石床の間で畏まる
パンク寸前スマートフォンが首絞める
ほんまの事書いた作文怒られる
化粧品貰ってからの電話攻め
古希近したびたび掛かる修繕費
定刻に退社の夫持て余す
つい力入って逃すパーフェクト
腹立てた勢い風呂場ピカピカに
学童の朝の挨拶清々し
一人だけ靴を揃えて脱いである
飯を炊け掃除をせよと定年後
きな臭い匂い未だする世界地図
明日が有るあしたが有ると生きている
食べて寝て迎え撃ちますこの暑さ
越えられぬ試練は無いと信じてる
メリットが有るのか声がまだ掛かる
パソコンに入れた記憶が消えました