H23・9月の川柳
近詠
哀しみはノックもせずにやってくる
居てくれて助かりますわこんな時
子の電話用件だけの味気なさ
腹の立つ事あり掃除機が吠える
薬飲むかわりに夫酒二合
度忘れが増えおおらかになりました
ベルよりもすみませ〜んと声が先
ひとりより二人がいいな食進む
ボウリングきらきら光る古希傘寿
お遊びの筈が必死になっている
晴雨兼用ぼんやりと出来ぬ傘
八分の一の西瓜を分け二人
これはこれはと褒められているらしい
遠回りしたってちゃんと行き着ける
課題吟
バイオリズムの所為にしておく負け試合
器用な足でリモコンを操作する
脈々と被曝の恐怖孫ひ孫
歳でんなだけで診察ハイ終わり
まず一勝出来て沸き立つ甲子園
エリートの猿で人真似などしない
猿顔の彼氏ばっかり連れてくる
酔うたかなゆらゆら妻が美女に見え
何もかも無かった事にシュレッダー
住所録抹消悲し二本線
私かて引く手あまたの時あった
掛け算の九九何回も子の寝言
暗記した断り文句出てこない
夏は北冬は南の旅プラン
旅慣れた人の荷物はコンパクト
胸ポンと叩いて荷物背負い込む
分かったと実印押してくれました