H23・12月の川柳


近詠


忙しなく生きて寂しさ振り払う


幸せ話聞いているうち辛くなる


病棟の夕焼け不安掻き立てる


まだ迷う信号ずっと赤ばかり


文句たらたら言うてる内は脈が有る


喋りたくない日の紅はうっすらと


悲しくて笑うしかない時も有る


じっくりと聞いた私が不眠症


真っ青な空へ紅葉も身を焦がす


満腹になるとどうでもよくなった


たった今置いたメガネに足が生え


どっこいしょと掛け声が出る立ち座り


ウエストゴムで食べ放題に対処する


題詠


新品を買うより高い修理代


びっくりさせシャックリ止めてあげました


あっという顔で埴輪になっている


腹立てたらしい丁寧語にかわる


将来の見えぬ相手と腐れ縁


削る音聞いてるだけで歯が痛む


幸せすぎて倦怠感を少し持つ


脳細胞枯れない様に恋をする


電話口娘の声で返事する


いたずらに待たせ破談になりました


しなやかに老いに打ち勝つストレッチ

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