H24年1月の川柳


近詠 


国民の期待を背負う昇り竜


まっさらの手帳に先ずは通院日


歳やろかよぎった思い振り払う


貯金した若さ小出しにして使う


湯たんぽを復活させて冬の陣


寒がりの夫満州生まれです


転勤の息子へご飯たべてるか


親切のつもり傷口広げてる


食養生他人と比べる事で無し


カタログが購買心を掻き立てる


水面の表と裏で見つめ合う


喜怒哀楽しっかり出して美しい


お久し振りの出会いきっちり割り勘に


これからを頬杖ついて考える


悪意なく褒めてる鼻が上を向く


課題吟


誕生日来るのが早い歳になり


誕生日ガン検診の日と定め


20本残す目標歯を磨く


人員整理仕事を家に持ち帰る


痛い目に合っているのにまだ庇う


老夫婦孫は大事な潤滑油


結び目の緩さに母の老いを知る


固結び逃げようたって逃がさない


銀髪になって少うし角が取れ


シルバーシート若者眠る振りをする


幸せになります様に銀の匙


あの日の言葉今でも妻が蒸し返す


父になり母になれたねあの日から


火の様に燃えたあの日が嘘みたい

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