H243月の川柳



近詠


くどいほど礼言い置いていかはった


見えぬもの大事なものを探してる


答えなど無いがいつでも空を見る


すらすらと嘘しばらくは大丈夫


あの世とはみんな独りで行くところ


一歩ずつ進む力を信じよう


何をしたかいなと今日を振り返る


声に出す天声人語脳に活


知っているつもりも辞書で確かめる


トラブルのもとは善意のお節介


宝くじ外れたらしいまだ夫婦


精一杯お洒落なんにも起こらない


年の数二日がかりで豆を食べ


外にまく豆は中国産にする


太っても痩せても病気疑われ


映るものみんな鏡にまだ女


課題吟


引っ込みがつかなくなった探し物
    
川柳番傘3月号課題吟「騒ぐ」入選句

針供養豆腐に罪はないけれど


食通の蚊にわたしだけ狙われる


ドアの音やっと安堵の眼を閉じる


体型の話は避けるバイキング


舞い落ちる雪へはしゃいでいる独り


これからをもっと輝き生きてゆく


心を鬼に出来ず子供を駄目にする


貴方次第で次第で鬼にもなるという女


疑心暗鬼底なし沼にはまり込む


午前様今朝の挨拶棘がある


冥土まで付きあうつもり飯を盛る


レトルトのおかずを褒めて妻むくれ


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