H24年 7月・ 8月の川柳


近詠


年寄りの味方じゃないね歩道橋


窮屈に飽きてアニメを観ています


そのうちに来ると待ってるバス乗り場


逃げ込める森が少なくなってきた


針に糸通す時には夫呼ぶ


体重計に言い訳は通じない


ケータイの相手と道ですれ違う


また坊主いらちの夫釣りが趣味


ああ言えばこう言う友に鍛えられ


イエスノーだけでよろしと夫殿


ああそうか寝る頃やっと合点行く


干し物が満艦飾に梅雨晴れ間


郵便のバイクの音を待ち焦がれ


何となく2千円札とってある


見上げれば空は何時でも僕のもの


ダンベルを復活させる体脂肪


無駄遣い防げるかもとする定期


ごくごくとトマトジュースの似合う朝


平均寿命へまだまだしたい事がある


両親の忌よあの頃も暑かった


調子づく時は周りが甘く見え


極楽へ行く道草に趣味の数


何時までも鍋を洗っているうなじ


梅干しと熱い番茶で暑気払い


暑かったいや寒かった映画館


遠慮して涼を頂く扇子風


課題吟


傷口にうっかり触れた無言劇


押して引く力加減のうまい妻


人のふり見て反省はしています


季節など関係ないとハウスの芽


光ってない方が本物売れ残る


鰹節削るとこからプロの技


筋通しスッキリしたが四面楚歌


父さんにそっくりなんて絶望や


人相書きにそっくり髪型変えました


川柳作家と言うんやろうか私でも


二作目が書けずもがいている作家


呼び止めた途端用件出てこない


猛ダッシュ時間通りにバスが来る


やっと咲く月下美人へ寝ずの番


鳴り物入りの大臣ですが直ぐ代わる


祭笛みんなどうしているかなあ


留守中に月下美人が咲き終わる


励ましているのか父の下手な洒落

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