H26年・4月・5月の川柳


近詠


消費税アップへまずは腹七分


ぶつかられつい口癖がスミマセン


愛してる方がいつでも我慢する


50年ぶりあだ名しか出てこない


赤丸の意味を忘れたカレンダー


マンネリのおかずですけど備前焼


用件はメール電話は無駄話


アハハハと笑ってこの世去りたいな


睨めっこしても赤字のままである


相談の中身に少し色をつけ


あなたもとマスク目と目で喋り合い


犬じゃない私用ですパンの耳


果物か花かお金か思案する


副作用なしでほんまに効くのかな


美しい人のきれいな箸遣い


怒ったらアカンアカンと十数え


呑みこんだ言葉が胃カメラに写る


生きてるか元気息子は素っ気ない


又買うた10ページ読み気が付いた


取り敢えずご飯食べとこ電話待ち


油断大敵妻の確かな記憶力


喋りそう呪文唱えて口宥め


挨拶はええからビール温うなる


パソコンのちょっと長いよ反抗期


ケチやない始末大根皮も葉も


隣から笑い声してホッとする


往きはラクラク帰りがきついニュータウン


課題吟


客用の座布団猫が動かない


アポ取らぬ客ほど長居して困る


形見分け時代遅れを貰っても


アナログ好きがだんだん隅に追いやられ


みじん切り妻は怒っているらしい


五等分メロン切る手が思案する


昨日何食べたと妻にチェックされ


電気ガス戸締り良しと家を出る


小包に母の想いを詰め込んで


若い子に僕のジョークが通じない


麦の穂に淡い郷愁麦のガム


少しずつ混ぜて様子を見ています


首掛けてはんな動じるふうもない


遠藤への期待に弾む国技館


お世辞だとわかっていても胸弾む


熟れ過ぎたバナナ我が身と重ねてる


仏壇のバナナ一本ずつ消える


録音の自分の声が他人めく


リモコンが叫ぶオフロガワキマシタ


親介護やっと終れば孫の守り


臍繰りのありか聞いときゃよかったな


何でやと問えばいいのにあかんたれ


年賀状だけで繋いでいる縁

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