H26年12月  H27年1月


近詠


無理するなこむらがえりに諭される


傷つけていたとは不覚褒め言葉


又一つ病名増えて秋深む


要らぬとは言えぬ大きな引き出物


突然に記憶がとんでたたら踏む


写真写りが亡き母に近くなる


もう12月笑っても怒っても


今電話してもいいかとメールする


手を合わす心が丸くなってくる


小春日和猫のあくびをうつされる


一日分笑って終わる長電話


落ち葉舞う白木蓮の目立ち過ぎ


自己暗示かけて乗り切るしかないか


この話したかと先ずは聞いてから


褒め言葉一つでバラ色になれる


男と女演じ忘れてのどかな日


悔いばかり残る今年も後わずか


かさこそと落ち葉の私語を聴く夜更け


食べるのは夫がにおい嗅いでから


メールではああじれったい電話する


明けて元旦平等に歳をとる


普段よりちょっと贅沢お正月


お年玉今では子等に貰ってる


夫のは全てメールで来る賀状


バリアフリー無しの我が家で鍛えてる


課題吟


その時は心美人に募金箱


美しく老いたし恋をしています


使ったら元に戻せと言うたのに


発酵が進み川柳わいてくる


あの時に何で気付いてやれなんだ


もったいないもったいないと又太る


背の青い魚で脳をリフレッシュ


ご近所の絆が頼り高齢化


勘当はしても戸籍はそのまんま


反省をしたのか夫皿洗う


すみませんつい口癖が出てしまう


メタボはつらい新米がうますぎる


嘘をつく気配りだってあるのです


ブスですねんブスやないから言えるんや


お正月たまには主婦も休ませて


毎日が日曜これもしんどいね


好きなだけ休め代りは何ぼでも


戒名と墓の用意をするだけだ


後10年生きるつもりで買いかえる


拉致家族もう後がない年齢に


頂上で京都タワーをまず探す


酒タバコ欠かさぬ人が百歳に


あの人を誘えばきっと雨になる


美味しいもん食べて料理の腕あげる


大騒ぎ一緒になってすぐ別れ

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