「現金出納帳」のExcelプログラム



「現金出納帳」(A4サイズ 3頁) の作り方のご紹介です。
どうぞExcelソフの作成にチャレンジしてください。


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簡単にできそうで意外と難儀するのが「現金出納帳」です。
[ 前日の残高+本日の収入−本日の支出 ]
の算式でいいわけですが、収入、支出の無い行(つまり明日以降の最終行)まで
残高が表示されたり、また空白行を飛び越えて収入支出のデータが入力されても
チャント残高が表示させるためには、など解決しなければならない問題がいくつかあります。

そこで上記の基本の数式にIF関数とSUM関数を使って
実際の手書きの現金出納帳に近い帳面を作成してみましょう。
下記をクリックすると「現金出納帳」の事例をご覧いただけます。
参考にしてプログラム作成の参考にしてください。

◆「現金出納帳」事例



Excel 97

■入力の前に書式を設定しておきましょう。

用紙=A4縦(ファイル→ページ設定→ページ)
余白=上2.5 下1.0 左2.9 右2.0 ヘッダー1.3 フッダー1.3(ファイル→ページ設定→余白)
行列番号=A1形式(ツール→オプション→全般:R1C1参照形式を設定しない)
[書式]列幅=A列:7.00 B列:30.00  C〜E列:13.00
※カーソルを行、列表示部の左隅をクリックする(画面全体が反転表示になる)。
文字の大きさ=10ポイント 丸ゴジック([書式]→セル→フォント)
行間=17.00([書式]→行→高さ) (画面の反転表示解除)
表示形式の設定(書式→セル→表示形式)=AR列:日付(3月4日の形式に) B列:標準 C〜E列:数値(桁表示をクリック)


.

■「現金出納帳」のプログラムの作成に取りかかります。


入力のセル位置 入力の種類         数式・複写・罫線等の入力内容

A1

文字列 日付

B1

文字列 摘    要

C1

文字列 収 入

D1

文字列 支 出

E1

文字列 残 高

B2

文字列 前月より繰越

E3

数 式 =IF(C3+D3<>0,E2+C3-D3,"")

E4

数 式 =IF(C4+D4<>0,$E$2+SUM($C$3:C4)-SUM($D$3:D4),"")

 

数式コピー コピー元:E4
コピー先:E5〜E137

B46

文字列 次頁へ

E46

数 式 上記のコピーで数式が存在しているが削除して下記の数式を入力
=$E$2+SUM($C$3:C45)-SUM($D$3:D45)

E47

数式削除 存在している数式を削除

B48

文字列 前頁より

E48

数 式 =E46

B92

文字列 次頁へ

E92

数式をコピー 数式が存在しているが削除してコピー
コピー元:E46
コピー先:E92

E93

数式削除 存在している数式を削除

B94

文字列 前頁より

E94

数 式 =E92

E138

数式をコピー 数式が存在しているが削除してコピー
コピー元:E92
コピー先:E138


■「現金出納帳」に罫線を引きましょう。


領 域罫線種内容
A1〜E1外枠:実線 中縦:実践
A2〜E45外枠:実線 中縦:実践 中横:点線
A46〜E46外枠:実践 中縦:実線
A48〜E91外枠:実線 中縦:実線 中横:点線
A92〜E92外枠:実線 中縦:実線
A94〜E137外枠:実践 中縦:実践 中横:点線
A138〜E138外枠:実戦 中縦:実践


■「現金出納帳」にタイトルと頁付けを行います。

まず、ヘッダーの編集から
[表示]→ [ヘダーとフター] → [ヘッダーの編集] →中央部に入力

現金出納帳

フォントサイズ:タイトル文字を反転表示させて、16ポイント、丸ゴジックを設定。

次にフッターの編集を行います。
[表示]→ [ヘダーとフター] → [フッターの編集] → 右側:ページ番号のボタンをクリック

「現金出納帳」の3枚のシートが印刷される時、
各頁に項目欄(A1〜E1)が印刷されるようにタイトル行を設定しましょう。
[ファイル]→[ページ設定→シート]:行のタイトル欄に入力=A1:E1



■「現金出納帳」に“保護”をかけておきましょう。

数式が設定されているセルに間違ってデータを入力したり、誤って消してしまわないように
“保護”をかけておくことが大切です。

@まず、“保護”をかけたくない領域を先に設定しましょう。
【領域】E1=[書式]→セル→保護:ロックを解除
【領域】A2〜D45=[書式]→セル→保護:ロックを解除
【領域】A48〜D91=[書式]→セル→保護:ロックを解除
【領域】A95〜D137=[書式]→セル→保護:ロックを解除

A最後にシート全体に“保護”をかけます。
[ツール]→[保護]→[シートに保護]



■「現金出納帳」の完成」です。保存を行ってください。

※データの入力に当たって
“日付”欄の入力は、5/15、10/10といった要領で入力してください。
“前月繰越”は、“E1”のセルに直接入力してください。
行を詰めてデータを入力しなくても、任意の行に入力しても残高欄に金額を表示します。



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