[ゴルフ ハンディ算出表]のプログラム
たけ工房
「ゴルフのハンディキャップ算出表」(Wペリア方式)の作り方のご紹介です。
どうぞExcelソフトの作成にチャレンジしてください。
ここでご紹介する「ゴルフハンディキャップ算出表」は、より正確なハンディを算出して
ゴルフを楽しんで頂くために“Wペリア方式”をとりあげました。
ゴルフハンディキャップ計算は、“OUT”6ホール、“IN”6ホールを任意に設定し
その隠しホールのPARの合計が「48」になるように選びます。
そしてその隠しホールの最高打数、すなわちPARの2倍以内の打数の上限値をきめます。
隠しホールの打数が上限値以上の場合、その上限値で計算されます。計算式は、
隠しホールの打数の合計を1.5倍し
コースのPARつまり「72」を差し引きその数の0.8倍
がハンディキャップとなります。
ですから幹事さんは、コースの特徴やメンバーの顔ぶれをみて
隠しホールの上限値を上げたり下げたり調整する必要があります。
メンバーの実力の差が大きく開いている場合、隠しホールの上限値を上げれば、
ネット(ハンディを差し引いたスコア)差が少なくなり伯仲したコンペとなり盛り上がります。
しかし、その場合算出されるハンディは多くなります。
その反面、メンバーの実力が僅差の場合、隠しホールの上限値を下げることによって、
実力のハンディが算出されます。
通常、隠しホールの上限値は、
PARの2倍に0.7から0.8を掛けた上限値が一番無難なようです。
下記をクリックして「ゴルフハンディ算出表」の事例を参考にして、
プログラムにチャレンジしてください。
さあ、下記のプログラムを入力してみましょう。
■入力の前に書式を設定しておきましょう。
Excel 95 97 2000
用紙=A4横 計算方法=手動(ツール→オプション→計算方法)
※打数のデータ入力終了時に「再計算」を実施してください。
(ツール→オプション→計算方法:シート再計算)
行列番号=A1形式(ツール→オプション→全般:R1C1参照形式を設定しない)
[書式]フォント=初期設定で可 [書式]行= 初期設定で可
[書式]列幅=A列:3.00 B列:14.00 C〜K列:3.00 L列:5.00 M〜U列:3.00 V〜W列:5.00 X〜Y列:6.00
セルの結合([書式]→[セル]→[配置]セルの結合をマーキング)=T1〜Y1、B38〜D37
保護の解除([書式]→[セル]→[保護]ロックのマーキングをクリックして消す)=
T1、C4〜K4、M4〜U4、B7〜K10、M7〜U10、C42〜K42、M42〜U42
コンペの名称は「ヘッダー」を利用してください。
コース名、開催日は、文字列で[T1]のセルに入力してください。
■最初に、OUTとINの各ホールのPARを入力する欄を作成します。
入力のセル位置 | 入力の種類 | 数式・複写・罫線等の入力内容 |
B3 | 文字列 | HOLE |
B4 | 文字列 | PAR |
C3 | 文字列 | 1 |
D3 | 文字列 | 2 |
E3 | 文字列 | 3 |
F3 | 文字列 | 4 |
G3 | 文字列 | 5 |
H3 | 文字列 | 6 |
I3 | 文字列 | 7 |
J3 | 文字列 | 8 |
K3 | 文字列 | 9 |
L3 | 文字列 | OUT |
M3 | 文字列 | 10 |
N3 | 文字列 | 11 |
O3 | 文字列 | 12 |
P3 | 文字列 | 13 |
Q3 | 文字列 | 14 |
R3 | 文字列 | 15 |
S3 | 文字列 | 16 |
T3 | 文字列 | 17 |
U3 | 文字列 | 18 |
V3 | 文字列 | IN |
W3 | 文字列 | 合計 |
B3〜B4 | 罫線 | 領域:B3〜B4 外枠:太線 中横:実線 |
C3〜K4 | 罫線 | 領域:C3〜K4 上下枠:太線 中横:実線 中縦:点線 右枠:実線 |
L3〜L4 | 罫線 | 領域:L3〜L4 上下枠:太線 中横:実線 右枠:実線 |
M3〜U4 | 罫線 | 領域:M3〜U4 上下枠:太線 中横:実線 中縦:点線 右枠:実線 |
V3〜W4 | 罫線 | 領域:V3〜W4 上下枠:太線 中横:実線 中縦:実線 |
L4 | 数式 | =IF(SUM(C4:K4)=0,"",SUM(C4:K4)) |
V4 | 数式 | =IF(SUM(M4:U4)=0,"",SUM(M4:U4)) |
W4 | 数式 | =IF(SUM(L4:V4)=0,"",L4+V4) |
次に1組4名、4組16人分の点数記録表を作成しましょう。
入力のセル位置 | 入力の種類 | 数式・複写・罫線等の入力内容 |
L7 | 数式 | =IF((SUM(C7:K7)=0,"",SUM(C7:K7)) |
X7 | 数式 | =IF(V45=0,0,IF(V45="","",IF(V45<0,0,V45*0.8))) |
Y7 | 数式 | =IF(W7=0,0,IF(W7="","",W7-X7)) |
L7〜Y10 | 複写 | 複写元:L7〜Y7 複写先:L8〜Y10 |
B7〜Y10 | 罫線 | 領域:B7〜Y10 外枠:太線 中横:実線 |
C7〜K10 | 罫線 | 領域:C7〜K10 外側縦:実践 中縦:点線 |
M7〜U10 | 罫線 | 領域:M7〜U10 外両側縦:実践 中縦:点線 |
W7〜X10 | 罫線 | 領域:W7〜X10 外左側縦:実践 中縦:太線 外右側縦:点線 |
B7〜Y10 | 複写 | 複写元:B7〜Y10 複写先:B12 複写先:B17 複写先:B22 |
B6 | 文字列 | ●点数表 |
X6 | 二次列 | ペリアHD |
Y6 | 文字列 | ネット |
A7 | 文字列 | 1 |
A8 | 文字列 | 2 |
A9 | 文字列 | 3 |
A10 | 文字列 | 4 |
A12 | 文字列 | 5 |
A13 | 文字列 | 6 |
A14 | 文字列 | 7 |
A15 | 文字列 | 8 |
A17 | 文字列 | 9 |
A18 | 文字列 | 10 |
A19 | 文字列 | 11 |
A20 | 文字列 | 12 |
A22 | 文字列 | 13 |
A23 | 文字列 | 14 |
A24 | 文字列 | 15 |
A25 | 文字列 | 16 |
次に隠しホールの計算領域を作成しましょう。
入力のセル位置 | 入力の種類 | 数式・複写・罫線等の入力内容 |
B38 | 文字列 | 隠しホール設定PAR合計 |
E38 | 数式 | =L43+V43 |
B38〜D38 | 罫線 | 領域:B38〜D38 外枠:実線 |
E38 | 罫線 | 領域:E38 外枠:二重線 |
F38 | 文字列 | ←48になるように設定 |
B40 | 文字列 | HORE |
B41 | 文字列 | PAR |
B42 | 文字列 | 隠しホール上限値 |
C40 | 文字列 | 1 |
D40 | 文字列 | 2 |
E40 | 文字列 | 3 |
F40 | 文字列 | 4 |
G40 | 文字列 | 5 |
H40 | 文字列 | 6 |
I40 | 文字列 | 7 |
J40 | 文字列 | 8 |
K40 | 文字列 | 9 |
L40 | 文字列 | OUT |
M40 | 文字列 | 10 |
N40 | 文字列 | 11 |
O40 | 文字列 | 12 |
P40 | 文字列 | 13 |
Q40 | 文字列 | 14 |
R40 | 文字列 | 15 |
S40 | 文字列 | 16 |
T40 | 文字列 | 17 |
U40 | 文字列 | 18 |
V40 | 文字列 | IN |
W40 | 文字列 | 合計 |
C41 | 数式 | =C4 |
C43 | 数式 | =IF(C42>0,C41,0) |
C41〜C43 | 複写 | 複写元:C41〜C43 複写先:D41〜W43 |
L42 | 記号 | ---- ※複写によって数式が存在しているが不要につき左記の記号を入力。 |
V42 | 記号 | ---- ※複写によって数式が存在しているが不要につき左記の記号を入力。 |
W42 | 記号 | ---- ※複写によって数式が存在しているが不要につき左記の記号を入力。 |
L43 | 数式 | =SUM(C43:K43) ※複写によって数式が存在しているが左記の数式に変更。 |
V43 | 数式 | =SUM(M43:U43) ※複写によって数式が存在しているが左記の数式に変更。 |
W43 | 消去 | ※複写によって数式が存在しているが不要にて消去。 |
B40〜W41 | 罫線 | 領域:B40〜W41 外枠:太実践 中横:実践 中縦:実践 |
B42〜W42 | 罫線 | 領域:B42〜W42 外両側:実践 外下側:実践 中縦:点線 |
B45 | 数式 | =B7 |
B46 | 数式 | =B8 |
B47 | 数式 | =B9 |
B48 | 数式 | =B10 |
B50 | 数式 | =B12 |
B51 | 数式 | =B13 |
B52 | 数式 | =B14 |
B53 | 数式 | =B15 |
B55 | 数式 | =B17 |
B56 | 数式 | =B18 |
B57 | 数式 | =B19 |
B58 | 数式 | =B20 |
B60 | 数式 | =B22 |
B61 | 数式 | =B23 |
B62 | 数式 | =B24 |
B63 | 数式 | =B25 |
C45 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C7>C42,C42,C7)) |
C46 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C8>C42,C42,C8)) |
C47 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C9>C42,C42,C9)) |
C48 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C10>C42,C42,C10)) |
C50 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C12>C42,C42,C12)) |
C51 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C13>C42,C42,C13)) |
C52 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C14>C42,C42,C14)) |
C53 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C15>C42,C42,C15)) |
C55 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C17>C42,C42,C17)) |
C56 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C18>C42,C42,C18)) |
C57 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C19>C42,C42,C19)) |
C58 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C20>C42,C42,C20)) |
C60 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C22>C42,C42,C22)) |
C61 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C23>C42,C42,C23)) |
C62 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C24>C42,C42,C24)) |
C63 | 数式 | =IF(C43=0,0,IF(C25>C42,C42,C25)) |
D45〜U63 | 複写 | 複写元:C45〜C63 複写先:D45〜U63 |
L45〜63 | 消去 | ※複写によって数式が存在しているが不要にて消去。 |
V45 | 数式 | =IF(SUM(C45:U45)=0,"",1.5*SUM(C45:U45)-$W$41) |
V46〜V63 | 複写 | 複写元:V45 複写先:V46〜V63 |
消去 | V49、V54、V59 上記のセルに複写によって数式が存在しているが、不要にて消去 |
※「ゴルフハンディキャップ算出表」の入力が終了しましたら、
計算シート全体に“保護”をかけましょう。
([ツール]→[保護]→[シートの保護])
また計算シートに、ブロック別にお好みの色彩を施してください。
「ゴルフハンディ算出表」の使い方
[T1]のセル:コンペが開催されるゴルフ場の名称を入力
[C4〜K4]、[M4〜U4]の領域:OUT、IN各ホールのPARを入力
[C42〜K42][M42〜U42]の領域:隠しホール設定領域です。上限値を入力します。
[E38]のセルの数値が“48”になるようにシミュレーションしながら上限値を設定します。
[B7〜B25]の領域:コンペ参加者の氏名を入力します。
[C7〜K25]OUT、[M7〜U25]INのスコアをそれぞれ入力します。
隠しホールを設定しましたら、そのエリアを画面から隠しましょう。
“行38〜64”までの“行”の高さを“0”に設定。
「ゴルフハンディキャップ40」=40名用 \5,000-
「ゴルフハンディキャップ80」=80名用 \8,000-
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