てなことで、もう9月。早いなー。

 

平成12年9月3日(日)

今日は休み。何故か、朝早くから起きてしまった。あー、なんでだろ。もったいない。

朝からシャワーを浴びたが涼しくなってきたな、と実感。

 

実は、会社にウインドウズ2000パソコンが一人ずつ支給された。

最初は喜んでいたのだが、諸設定が管理されていて、アプリをインストールすることさえ出来ない。全く、不便なパソコンである。しかも富士通だから造りがチャチい。全く、魅力を感じないと言うか、パーソナルではないパソコンだ。

こんなものでも、私の勤務している会社にしては思い切った投資である。

しかし目的は、個々のパソコン環境の自由度を上げて生産性を高めることではなく、単なる中間管理職のリストラに使用されるのだ。

 

平成12年9月10日(日)

今日は休み。て、言うか週に1回しか休みがないじゃないか。本当ならば週休2日なのに、これは明らかに労働基準法に反しているのだ。だって、元々週休2日なんだから。

 

そんな会社にしがみついている俺も俺だが、会社はもっと悪だ。何と言っても、組合が会社と結託しているから。

そして、組合を始め誰も文句を言わないロードーシャ達。

これでお客に夢やワクワク感を与えられる訳が無いって。社長さんよ。

あなたが社長になってから、会社は株主の方だけを向いている。客や従業員に尻を向けて何で売上が上がるのか。

いや、あなたに言わせれば売上は上がらなくても利益が出ればそれで良い、と考えているのだろう。

しかし、顧客の支持もロイヤリティもなく、従業員は度重なる改悪によってモラルハザードに陥っている。

もちろん、社会的に私の勤務する会社なんて存在意義は無いのだろう。そんなことは分かっているが、分かっているからこそ余計に腹が立つのだ。

 

平成12年9月16日(土)

相変わらず週に1回の休みだ。

今日も、一日ダラダラとして過ごした。やはり、休みの日はダラダラと過ごすに限る。

シドニーオリンピックで柔道の田村選手が金メダルを取った。まことに目出度いことである。

「念ずれば花ひらく」と書かれた応援幕が印象的であった。念ずれはホントに花が開くのか。いや、そう信じれば花開くのだろう。田村選手の笑顔はまさに花が開いたように見る者の心に沁みるようだった。

 

では、これを書いている俺自身も念ずれば花ひらく、のだろうか。日頃の浮ついた意識を集中して24時間、自分の目標を意識して行動し、イマジネーションする。一つの事を常に念頭に置いて、言動する事が出来て初めて花ひらくのだろう。

 

身口意の三密がそろって初めて人は仏になることが出来る。

 

小説家であるかのように振る舞い、小説家であるかのように言葉を喋り、小説家であるかのように思索し発送すると、既に小説家である。

 

さあ、この身口意が何日持つか、いや何時間持つのだろうか。持続する身口意、である。そうすればいつしか私も花ひらく時が来るに違いない。きっとくる。

 

もちろん自分自身でもそうだが、他人も小説家である私を挫こうとするだろう。しかし、そこで自分が妥協してしまえば、それで終わりである。

今日は、何か前向きである。既に小説家であるからだろう。今だけかも知れないが。そうか、私にとって小説家であることは、前向きなメッセージを小説に託したいのだろう。今は、それを多くの読者に伝えたいのだろう。

 

よーし、一つやったるでえ、と言うか、身口意を24時間小説に持って行く意識付けをやってみよう。それとプライド。

 

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