平成12年12月15日(金)

とうに師走を過ぎて

 

歳暮が始まって、ずっと応援に行っている。地下の食品売り場だ。それにしてもMS-IMEは使いにくい。全然、前後の文脈を判断する能力がない。やはり、ATOKが使い易いな。

それにしても、今年の歳暮は非常に悪いそうだ。

 

平成12年12月17日(日)

今日は休み。久しぶりの休みなので、日記を書こうと思う。本当に余裕のない日々を送っている。全く頭を使って仕事をすることも無い。百貨店ではしょせんはこんなものなのか。普段はいかにも頭を使っているように振る舞っているだけなのだろう。

 ま、百貨店に限らず日本全体が奴隷状態である。アメリカの言いなりにならないと、日本は存続してゆけないのだろう。だから、大統領が替わっても日本の不況を終わらせるつもりは無いのだからもっと日本は没落してゆくのだろう。

 

あー、あと半月で20世紀も終わる。21世紀になったからといって、バラ色の未来がやってくる訳ではない。自分も含めた庶民の暮らしは、より貧富の差がハッキリしてくるのだろう。

 

しばらく寝てしまった疲れている。

 

会社は決して従業員の事なんか何も考えていない。それは、当たり前の事で、幻想を抱いていても仕方がない。

俺はロマンチック過ぎるのだ。だから簡単に他人に出し抜かれてしまう。そこが弱点だ。他人に何と言われても、自分は自分の道を貫けばよいのにそれも出来ない。なんとも、情けないことである。

本当に俺は駄目な男だ。

 

平成12年12月22日(金)

もう、20世紀も残りあとわずかになってしまった。

今日は休み。子供たちが来て家でパーティーをやっている。少し顔を見せたのだが、後が続かない。子供たちのバイタリティには、ついて行けない。ああしんど。

 

そして俺は、こうして日記を書いている。IBMのThink Pad240は使いやすいなー。

そろそろ俺にとっての今年の10大ニュースなんてものをまとめてみたい。

1番目の今年のニュースはバイザーデラックス(グラファイト)を買った。これで、仕事の段取りと処理が飛躍的にスピードアップした。やはり、胸ポケットに入るというコンパクトさとシンプルで使いやすい操作性と、膨大なフリーウエア・シェアウエアのインストールで便利になること、飽きがこないこと、が大きなメリットだろう。本当に、実用性バツグンである。これを今年の6月だったかに買ったのが大きなニュースだろうな。

 

2番目には今月ポータブルCD−R/RWを買ったこと。これはThink Pad240のシステムが逝かれたので再インストールをするために必要になったので買った。4万円した。これは便利である。それにしても何でこんなものを売っているのか。

 

3番目には山岸氏が死去したことである。まさかのガンでの死亡である。これによって、私の中での信頼感が揺らいでしまった事は事実である。それでも、いまだにCDやMDを廻しているのは、やはり捨てきれないと思うから。なんと言っても超能力をパソコンのように簡単にインストールできると言う発想自体が嘘だとしても新鮮であった。それに会自体も閉鎖的で排他的な従来の団体とは一線を画していたように思う。未だにHPを見れば積極的な会員同士の意見交換が批判も交えて行われている点は、やはり魅力的である。ただ、今の自分の心は揺らいでいて、今後も会員で居続けるか辞めるかは迷っているのが正直なところだ。

後継者の新会長に対しても不信感を持っているし、大体が後継者伝授なるものを病床で山岸氏が行った、という点も不審がつのる部分である。後継者伝授とは全ての能力を相手に対してインストールする、ということなのだが、それならば山岸氏が死を意識した時点で全会員に後継者伝授をしてこそ、ホンモノであったと言えよう。

 

4番目は病院の精神科にはじめていったこと。軽い鬱症状であったが、薬で少しは楽になった。そして人間の精神なんて少しの薬の化学成分の配合でいかようにもなる事が分かった。それならば、もっと精神状態を変化したければ、いろいろな薬を精神科に行って試してみるのもいいだろうな。ただし医者がイヤな奴だった。癒しがキーワードになる時代なのにもっと医者も患者にサービスしろと言いたい。

 

5番目は、先にあげたバイザーによって仕事のやり方が効率的になり、会社に行くことが少しは楽になったような点かな。精神科の薬(アナフラニール)も眠くなったりする副作用さえなければ、結構イケたのに。副作用を無くす努力を製薬業界はしてほしい。やはり薬無しで行くほうが良いと思った。薬なしでハイになる方法を自分で発見するのが今後の課題であろう。自分にとってクスリや酒以外でハイになる方法を探す。

 

6番目は山岸氏の件でこのホームページを「ちゃんねる2」の掲示板に無断で掲載されたこと。ホームページの文章も無断でコピーされた事だった。それを発見したのは全くの偶然で、ちゃんねる2にたまたま行って、たまたま村上龍氏の項目を見たら山岸氏との事が延々書かれていて、その中で偶然自分のホームページのアドレスが書かれていたことだ。その掲示板には「この人は完全に山岸に騙されている」というコメントで私のHPが紹介されていた事だ。そして、さらにある月のホームページの文章がそのままコピーされて掲示板に張り付けられていた。

とにかく、驚いた。しかし、批判している文章の中にもそれなりに頷ける点が多く、自分がPH会に対して不審を感じていた部分も指摘されており、客観的に検証できたのはプラス面であった。自分のHPが単なる検索エンジンに引っかかって引用されただけなのだろうが、会社の誰かに見られている可能性もあるんだろうな。当たり前だ。それがイヤならホームページなんて作成する方が間違っている。

 

てことは7番目はこの自分のホームページを作った事だろう。これも精神的にはプラスになっているのだと思う。このHPは専用作成ソフトでなく、ワードだけで作っている。FTPはフリーソフトを使っていて、本当に簡単に出来る。内容は仕事や会社に対するグチばかりだが、それでも自分にとってはストレスの捌け口となっているようだ。それに、誰かが見ていると思うと何だか嬉しいのも事実だ。

ただし、こんな日記ばかりではあんまり多くの人の役に立っていないだろうなー。もっと、バイザーとか小説とかの趣味の部分を強く打ち出して特化する方が良いのだろう。そうすればバナー広告を貼って、小遣い稼ぎが出来る?かも。

これも時間との戦いだろうが、来年は何とかやってみたい。

 

8番目はそうか、Think Pad240を買ったことだ。そうだ、今年の1月に買ったことをすっかり忘れていた。プリインストールのATOKをさっき入れてみたが変だ。Ver.12ではワード2000に対応していないのか。マイクロソフトの陰謀か。いずれにしても、アンインストールしてしまった。やはり、IMEは国産に限る。そうそう、240のことだ。これはもともと型落ちを狙って買ったのでCPUはセレロン300、HDは64G,システムはウインドウズ98である。取り立てて不満は感じない。どころか、会社支給の富士通A4ノートよりもキーボードが打ちやすく、B5であることを忘れるくらいだ。また、トラックポイントもあって当たり前と言う感じで、富士通A4ノートでも赤いポインターを無意識に手探りで探してしまうほどだ。修理は2回出した。キーボードが外れた事と、ディスプレイがちらついた事だ。キーボードは自分の不注意で落としそうになった時に掴んでしまったせいだ。ディスプレイのちらつきは原因は分からなかったが部品を取り替えてくれた。いずれも1週間で修理が上がってくるのだが、電話1本で来てくれるから本当に便利だ。マシン自体の信頼性とサポートの確かさで2重の安心だ。とにかくVAIO全盛の今は他社もVAIOのスタイルをパクッてばかリいる中、黒い筐体は主張があり、それだけでも十分、合格点だ。ところが、最近、シルバーカラーが出てきたので少しガックリしてしまった。何か違和感を感じたなあ、店頭で見たけど。やはりThink Padは黒で主張してもらいたいものだ。そしてやはり今後もVAIOは買わないような気がする。

 

ああ、やっと9番目になった。これは、何だろう。事件って、ホントに無いんだよな。

何か新しい習慣とか、気に入ったものとか無いのか?

あ、バイザーで青空文庫を読むことだ。青空文庫は以前から知っていたが、モバイルギアのテキストで読んでいた。モバイルギアはさすがに立って読むことが出来ない。バイザーなら片手で読めるし、胸ポケットに入っているから休憩時にもわざわざモバギを持ち歩く必要が無いので、スゲエ便利だ。これを使うことで本を買うことがほとんど無かった。雑誌は買うが、本を買ったのは数冊だ。村上龍氏の「希望の国のエクソダス」くらいか。青空文庫は著作権の切れた作家の作品が1千以上、ボランティアの入力によってテキスト化されており、パーム形式で簡単に読めるようにファイル変換をしてあるのが「青空文庫パーム版」だ。とにかく、昔の作品だからと馬鹿にできない。名作シリーズ本なんか買う必要がないし、僕の好きな夢野久作までもが多数ファイルされており、絶版で読めない作家達もラインナップされているのがすばらしい。例によって、フリーである点もLINUXと変らない。

 でも、この項は間接的にバイザー賛美になるのだろうな。

 

で、ついに10番目。これは歯を8本抜いた事に尽きる。で、年明けには9本目を抜き、入歯を入れる事になる。これは、はっきり言ってショックだ。虫歯で奥歯がほとんどボロボロになり抜かなくてはならなくなった。これは、本当にショックだ。て言うかそこまでほおって置いた自分が全て悪いのだが。

 

これが、本年の自分の10大ニュースであった。たいしたことない人生送っているんだなー。これじゃーなー。もうすぐ21世紀だと言うのに一体何なんだ。本当にリレーションヌエボをオートロードしたとは思えない。やはり、あれは単なる嘘だったのだろうか。何かむなしい気もする。俺は完全にだまされていたのだろうか。そして21世紀も不甲斐ない不本意な人生を送るのか。で、22世紀を迎えることは出来ない。100年も生きられないもの。それならば自分の生きたいように行くのが、人生というものだろう。

 

 

平成12年12月25日(月)

今日は休み。昼まで寝ていた。しかし、本当にこのMS−IMEは使いにくいな。学習機能が全然働いていない。それに、AIでもないらしい。単に単語数が多いだけなのか。それでも、ことえりよりは賢いのだ。

 

今日の夕刊に、そごうの閉店の記事が掲載されていた。まったく、同業者として他人事ではない。明日はわが身である。だから、従業員の気持は我が事のように感じられる。再就職なんてこの年で出来ないし、一体、自分ならばどうするのか。再雇用の道なんて真暗で見えない。何のとりえも資格も、おっと資格は1つ持っている。だからといって、それで必ず再就職できるとは限らないが。無いよりまし、と言うレベルである。だから決して有利とは言えない。それでもいざとなれば、それにすがるしか無いのだろうな。

 

とまれ、クリスマスである。今年はユニセフに寄付したい。宝くじの3億円が当るまで待ってられないのだ。それに当ってからでは、誰でも出来ることであろう。それよりも、今、やらなくてはならないのだ。他人の心配をしている場合ではないのだが・・・。しかし、これはやんなくちゃならないことだ、と何故かそう思っている。

 

それならば早く酒ばかり飲まずに郵便局に振り込みに行け、と自分で言いたくなる。これは、やるべきこと。酒を控えてもやるべきことだ。そう、善は急げ。早くしないとどんどん決心が鈍り、日常に流されてホンのわずかばかりの勇気と熱い思いを、また泥まみれにして、後悔の酒をあおることになるのは自明の理だ。ホント、酒を飲むのは躊躇せずに出来るのに、何で、もっと素晴らしい事をするのにグズグズするのだろう。まったく、卑小な輩である、我ながら。

 

しかし、今年もあとわずか、っていうか今世紀もあと1週間だ。21世紀を迎えるに、日本は更なる不況に突入し、世界の三流国として地球上にへばりついていくのだろう。そして、私の勤める会社も負け組としてその存在を危ぶまれるのだろう。それから、私自身は一体どうなるのか。つまらないと言いながら、酒を毎日あおって定年を迎えることが出来るのか。それとも、リストラされてどうやって食っていくのかさえも見つからないで絶望の日々を過すのか。それとも、自分で道を切り開いて自分なりに新しい生活を作り上げることができるのか。

ここは一つ、頑張って3番目の答が21世紀の俺だ、と言い切ってしまおう。おおっ、何か無理してないか。しかし、ここは中年の体に鞭を打ってやるべきだ。第二、第三のそごうが出てくるのは俺にさえわかること、そしてそれが私の勤めている会社であっても全然おかしくないってことだ。不況は収まるどころかじわじわとひどくなり慢性化するのは判り切った事だ。

 

本当はわしって、会社の中では既に窓際なんだ。

だからこんなホームページを作っている。それが俺のアイデンティティー。現実には存在しない電脳空間のバーチャルな世界で俺ははじめて俺らしく発言できる。だから、俺は正気を保つことが出来るのだ。だから、アナフラニールも必要ない。

俺のネバーランドだ。ここがそうなのだ。じゃ、ホームページのインデックスを作り直そう。「ネバーランド」と。

20世紀中に出来るだろうか。やってみよう。

 

 

平成12年12月26日(火)

そんな訳で今は会社で書いている。昨日、初めてCD−Rにマイドキュメントをバックアップした。これが本来の使い方だろう。自分の作成した書類をバックアップするのが本来の目的だ。結構、役に立つじゃないか。しかし、バックアップする程の価値があるのかどうかが問題だが、他人にとってはゴミデータでも俺にとっては大変重要なデータなのだから、価値はやはりある、と言える。

 

平成12年12月29日(金)

あと3日で20世紀も尾張名古屋である。ああ、疲れているんです。

21世紀はやってくるんだが、夢のある時代になって欲しい。あまり明るい時代になるとは予想できないが、それでも希望は捨てちゃいけないでしょ。日本では希望を持って生きることは出来ないだろうが、海外なら希望を持って生きていけるかも。

 

しかし、どうやって海外で生きるのだろうか。って、自分で疑問形にするなっての。

海外で生きる方法が判らない、海外で生きる方法を持っていないのが、一番の問題だ。

どうする、どうする。海外に知人でもいれば、何とかなるかも。しかし、海外に知人なんていない。

世界で通用する資格なり技術を持っていれば何とかなるかも。しかし、そんな資格も技術も無い。

となると、海外で生きることは出来ない。

 

ていうか、日本で生きることも出来ない。21世紀は企業間の淘汰と企業内での中抜がどんどん進むだろう。そうなれば日本の中でも生きていくことが出来なくなるのは見えている。

あるいは、強力なコネがあるとか、創業者の息子であるとか、組合幹部であれば行き残ることは出来る。しかし、私はそうではない。いずれにも、当てはまらない。

では、どうするか。会社を辞めても生きていければよいのである。となると、先ほどの海外の場合と同じで資格なり技術なりを持っていれば良い、と言うことになるのだが。日本の中だけでも通用する資格・技術を持っているかと言えば、もってはいる。持っているならば、まだ会社から放り出されても生きてはいける。

ただし、自分の生きたいように生きることが出来るかどうか。

しかし、今の会社でも自分の生きたいように生きてはいないのだから、そんなに変りは無いだろう。

あとは、「圧倒的な危機感をエネルギーに変換する努力を今まで続けてきたのかどうか」、を問われることになる。

これは村上龍の「ヒュウガ・ウイルス」(5分後の世界Part2)のメッセージだ。

「圧倒的な危機感を生きるエネルギーに変換する努力を続けてきた」UG軍の兵士はエイズウイルスと同様の新種のレトロウイルス「ヒュウガ・ウイルス」が持つ破壊的な症状を制御することが出来たのだった。

 まさに架空の話と片付けられないメッセージであり、実際にそんな事が起るのかも知れない。

 

自分は今まで圧倒的な危機感をエネルギーに変換してきたのか、と自問すれば、「やっていない」と答えるしかないのだ。

では、これから会社から放り出されたりしたら、どうしたらよいのだろう。全ては打ち負かされてプライドも希望も無くし、復讐することさえ出来ない、恥ずべき人間に成り下っている。いや、復讐は忘れないだろう。何とかして復讐してやろう、と思うだろう。

 

 

平成12年12月30日(土)

うひょひょひょ、明日でいよいよ21世紀も終るというのに、明日も会社だ。

なんで、こんな道を選んだんだろう>俺。

こんな人生を送りたかったのか。そのためにわざわざ生まれてきたと言うのか。そのとおりなのだ。うひょひょひょひょ。

物好きだね俺も。こんな人生を歩むためにわざわざ居心地の良いあの世からわざわざ降りてきたわけだから。

本当に、自分の人生を無茶苦茶に味わうために生まれてきたんだね。

あー、会長からディフェンスMのオートロードを受けとけば良かった。今は、MDのリレーションがあるのみでそれもたまにしか廻していない。ノパルのディフェンスMもとっくに無くなってしまった。

やばいな。と思いながら、チサンホテルに足も向かない。

でも、来月ぐらいはオートロードに行くか?

本当にマトモにオートロードしてくれるんだろうか。5万円がパーになっちゃうんじゃないだろうか。結構、不安なんだよ。新会長。ではなく、新代表さんよ。なんで、新会長ではないの?

本物の能力をオートロードしてくれるのかどうか試しに5万円も払うってか?勇気あるなー>俺。

でも行ってみるか?

 

行くかもしんない。相変わらず依存心爆発だな。

 

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