平成13年7月2日(月)

今日は休み。久しぶりの休みのはず。

先日の定期健康検診で、また、胃が引っかかったので、こないだ胃カメラを飲み、今日、その結果が分かったが悪性ではなく「××性胃粘膜××」だと言われた。良く分からないが、良性だということで95%安心だといわれた。じゃ、残りの5%とは、一体何なんだ?

酒を飲んで考えようっと。

 

ここ10日間程、Think Padを修理に出していた。HDがおかしくなってしまって、リカバリをやってみてもHD自体を認識しなくなった。そこでIBMの修理窓口である、梅田のソフマップへ持っていった。持っていったときは、見積もりを取るだけで13,000円かかると言われていたのだが、結局、HDを換装して修理代も見積もり料・運搬料も無し、つまり0円だった。これには驚いたが、どうもThink Pad240のHDは元々、欠陥があったように思う。TPファンの掲示板で確か書かれていたように思う。HDから「ギーコ、ギーコ、ギーコ」と異音がしたからだ。この異音の事も掲示板で話題になっていた。自分のマシンでも異音はしていたが、大して気にも留めていなかったら、今回データがぶっ飛んでしまった。

今は、あの異音が聞こえない。そうでなくては保証期間を過ぎた(1年半)HDの換装が無料であるはずがない。それとも、IBMは凄いサービスが良いのだろうか。そうであれば、今後もIBMを買い続けるしかない。

で、やっとこうして7月のホームページを更新している。

 

どうも、最近、仕事をすると言う気が全く起きない。とりあえず会社に来ている、と言う感じだ。何でだろうかと思うとやはり自分が窓際であることがはっきりしたからだろう。

42歳で窓際になった。俺の人生がこんな事になるはずは無い、と信じていた。が、信じていたことは、次々と覆されていく。「こんなはずじゃなかった」事が、目の前で次々と起きていく。

無力だ。

 

しかし、ある意味、ここが生まれ変わりのポイントであるだ。今までの自分の価値観を否定された訳だから、或いは、今までの自分の殻を割るために、さまざまな事が起きているとも考えられる。

それは、とりもなおさず、俺に「変われ、再び生まれよ」、と言っているのだろう。

そうであれば、俺はその声に答えなければならない。

だから、札幌へ飛ばされても別に俺は悔やまないだろうし、それを自分の新しい人生の出発点として歓迎するだろう。俺は、だから、最近、職場という村から抜け出すのにプレッシャーや抜け駆けする後ろめたさ、なんて感じないのだ。

だから、明日も休むのだ。

本当に、自分が必要とされていないことに関して、落ち込む事も出来るし、新たな価値観を得て、これからの人生を生きていくことも出来る。「自分が必要とされていない事」は、何も悪いことではない。それで、仕事が無くなることが悪い事になるのだ。

ま、しかし、自分の同期が上司であるばかりか、年下の者が上司であることは事実である。しかし、それは酒を飲んだからと言って変化するものではない。

 

しかし、この日記ももう少し写真入れたりして、おしゃれにできないもんだろうか。

毎日、デジカメで写真を撮って日記に張り付けるなんて、やってみたいことだ。

それよりも、もっとたくさんの人が来るようにして広告バナーで稼ぐ事が出来ないだろうか。ネットバブルの崩壊とは言うもののまだまだ伸びていくのだろう、IT業界は。

 

 

平成13年7月3日(火)

うはは、今日も休んでいる。いいのか、こんなことしてて、と言う気分もどんどん薄れていく。いいのだ。俺は。他の人ならともかく、おれは良いのだ。

そう、「外された人間の悲哀」、を感じつつ生きていく。外された人間が再び舞台に上ると言うことは決してない。いったん外されたら、そこで終わり。ダビデの星を服に縫いつけられた、ナチス政権下のユダヤ人の如し。もちろん、平成日本では命まで取られることはないので、この比喩は大仰過ぎ、ユダヤの人には失礼だろう。

「夜と霧:平成日本版」である。とすれば、ヴィクトール・フランクルとなって私は、心理的考察を書く義務があるのだろう。或いは、小説を書く使命があるのではないだろうか。

 しかし、フランクルは生き延びたので「夜と霧」を書き上げることが出来た。生き延びようとする強い意志が、運命の分かれ道で「生きる」方を選んだのだろう。強い意志と挫けない希望を持っていなかった人々が、ガス室に消えていった事実が、まさに記されているではないか。

 そうであれば、まずは自分がなすべき事は、「強い生きる意志と希望をどんな目に遭わされても手放すな」に他ならない。外された事が分かっており、カムバックの可能性が無いのが分かっていないから余計に他人よりも強く保持する必要がある。そう言ったことが、小説のネタにならないだろうか。自分が体験しているのだから、リアリティはある。

 しかし、自分が強い意志と挫けない希望を持っていなかったから、「外された」のだろうか。そうかも知れない。だとすれば、今から、持つことが出来るのだろうか。会社では毎日、「お前は外された人間なのだ」とあらゆる方法で、俺にメッセージを送る。そんな中で、俺は希望と意志を持つことが出来るのだろうか・・・。そうでなくても元々弱い人間だったから外されたのに。耐えていく事が出来るのか。耐えられなくなって、俺から辞職を願い出るように会社は仕向けているのだから。

俺には、書くことしかできない。だから、ここに書く事で自分の意地を確認しよう。いざとなったら具体的な社名や名前も書く。そうすることで俺は、耐えられるだろう。だから、希望を失わないように・・・。

 

 

平成13年7月5日(木)

とか言いながら、ヒマだ。今もこうやって書いているが、何でこんな余裕があるのか。本当は、こんな事やっている余裕なんて無いんだ。やらなければいけない事が、本当は山積みなのに、それに気がつかないか、気づいていても後回しにしようとしているんだ。まるで銀行の不良債権の後回しみたいだ。ただし、後回しにしてもメリットは俺には無い。だのに、後回しにしようとしている。

 何でもそうだ、俺は。何でも後回しにするからダメになるんだ。俺は。

 

 

平成13年7月8日(日)

今日は休み。息子と二人で近所の讃岐うどんの店に行って来た。どうせ30度以上はあるのだろうが、風があるため、わずかに過ごしやすい。梅雨は終わっていないはずだが、中休みの今は、暑い。

それにしても、自分のこれからの人生、これからどうやって過ごして行くか。勝った負けたは別にしても、方向性を決めないといけない年代だろう。

サラリーマンを続けるとしても、あと20年程で、その後はリタイヤしたとしても、まだまだ人生は続く。自分はなるべく家にいて、人生を過ごすことを欲している。

 そうして、自分が考えつくのは小説家になることだけしかない、のだがほかにも家に居ながらにして仕事をやる方法があるのかも知れない。しかしこれだけ、書く書くと言いながら、日記だけしか書かない自分も恥ずかしい。かくなる上は小説のページを新たに作って、そこに書くようにするかだ。

そうと決まったら、早速、表紙にインデックスを作ろう。

とりあえず、作るだけは作った。後は、書くだけだ。全国1千万読者のために、今こそ立ち上がろう!なんちって。

 

 

平成13年7月10日(火)

うひょひょひょ、今日も休み。最近、仕事が開店休業状態で(もないのだが)、しかも中元の応援は中盤から後半にかけてなので、会社へ行ってもヒマでヒマでやることがないので、休んだ。本当に、ダラダラ日記になってきたな。最近、会社人生についても、キッパリと諦めがつくようになってきたし。やっと、大人になってきたのかな。

 ダラダラと言えば、早速、表紙に「ダラダラ小説」のページを作った。作ったものの、中身は1行しか書けていない。いつになったら、完成するのか。本当にダラダラ小説だ。しかし、完成するのか?

 ホームページに掲載した以上、完成させないわけには行かない、と自分言い聞かせて書いていくことにしよう。

 

 ところで、PH会も騒動が収まったような雰囲気で(実際は会員に対するDM合戦だけだったと思うほど本部の対応のまずさが上げられる。また、会員のデータ流出についての事後報告も何もなく、脱退して旗揚げした沢田氏の一人勝ちの印象。PH会のHPを見ていないと何も分からなかっただろう)、新代表から「伝授」を受けたいな、と思う今日この頃である。全く、喉元すぎれば熱さ忘れる、とはこの事か。日本人の共通した思考なんだろうな。

 M生氏による新代表の能力は本物とのお墨付きがあったから、故会長と同じ能力レベルで伝授を受けられるらしい。

それならば、伝授を受けてみたいナー。しかし、10万円。いや、安いものだ。それで人間の器が大きくなるのであれば、絶対に安い。と言うことでスケジュールを見てみたが、7月、8月ともダメな日程である。これが。じゃ、9月は必ず伝授を申し込もう。しかし、9月では既に、異動していたりして。何で6月に行っとかなかったんだ。しかし、それも「大いなる流れ」の計らいであるのならば、Let it beである。だから、ポイントは異動してたとしても9月に伝授を受けよう、と言う事だ。

 

 

平成13年7月11日(水)

そんなわけで、今、会社で書いている。明日からいよいよ中元の応援で地下の食品売場へ行かなければならない。売場の人間が休みを取るために俺が派遣されるようなものである。て、前も書いた覚えがあるなあ。結局、自分の役割というのは少しも変化することなく現在に至っている。大して必要性の無い、食品への応援を俺がやる事は、人事もそうやってプレッシャーを与えているのだろう。それが人事の目的である。そうやって、プライドを人間から引きずり出していかに価値のない人間なのかを思い知らせてやろう、と言う企みにまんまとはまっている俺である。しかし、いつまでもそんなことがまかり通ると思っていたら大間違いだ。お、カッコいい。

 そうなのだ。それをもっと具体的に書かないと。

 しかし、本当に「ダラダラ日記」だよなー。もっと、こう、カッコいいこと書けないのか。それとか、「未来日記」みたいな、これから起こって欲しい出来事を未来の日付で書いていくとか。あ、それ、いいんじゃないの。書いてみよう。

 

平成13年7月13日(金)

今日は休み。昼から早く学校の終わった息子と、日本橋へ電子部品を買いに行った。テクノベース共立に初めて行く。デジットとシリコンハウス共立へは行ったことがあったが、テクノベースは初めてだ。無料のアイスコーヒーを飲んだ。うまかった。大源の味噌を買うのを忘れてしまった。残念。しかし、昼は「しき浪」でハンバーグを食べたから満足だ。うまかった。

 

平成13年7月18日(水)

今日は休み。ゆっくりしている。日経にソニーの「デジタルドリームキッズ実験キャンプ」募集広告が載っている。息子は申し込みたいと言っている。9月だが、もちろんOKだ。

 

平成13年7月19日(木)

今日は会社で立ったまま書いている。というのは、中元の応援で地下の食品ギフト売場に行かねばならないからだ。これは、あと、10日間くらいあるのだが、全然ヒマなのでパソコンを持ち込んで書いている。奥の事務所では出来ないので、店頭のカウンターに立って書いている。とにかく、応援を要請する売場のマネジャーの神経が分からない。全く必然性の無い応援なのだ。意味のないことに従うのが、我が社の企業風土と言うものだ。また、意味のない儀式が多いのがこの会社の持つ伝統的なしきたりとなっている。あー、本当に俺は座って自分の仕事をしたいのだ。

 

平成13年7月24日(火)

今日は休み。今日はロイヤルホテル大阪の隣にある国際会議場で「ロボフェスタ」なるものをやっているので見に行く。まあまあであった。アシモが来る日では無かったからだ。よって、大した見どころは無い。しかし、子供江戸時代の茶汲み人形にいたく興味を引かれたようであった。私は學天則にひかれた。単なるオブジェで動かないのだが、やはり「帝都物語」に出てきたというのが、印象に強かったからだ。その他のロボットはもちろん現在では実用段階に入りかけているというレベルで「まだまだ」だが、日本が今後生き残っていけるのかどうかの一つのポイントになると思う。どうせ、創造性はたいしてないのだから、小手先の器用さをどれだけ生かせるかがポイントだ。自動車のように廉価で高性能であれば、ロボット産業は日本を救うことが出来るだろう。

 

平成13年7月29日(日)

今日は休み。明日も休み。で、ゆっくり寝ようと思っていたが、子供が昨日行った「けいはんなプラザ」にある「大川センター」へ急遽、行くことになった。「大川センター」とはCSKの故・大川功氏が作った情報通信のための財団ビルであり子供のためのワークショップを実施している。たとえばレゴのマインドストームなどのハイテク玩具を無料で遊ばせてくれる所だ。昨日はあらかじめ予約を入れて祖母に連れて行ってもらったのだが、今日は見学がしたいと言いだし、電話を入れてみると、キャンセルが一人出たので、参加しても良いとのことで、早速、車で行ったのだ。

 

 

平成13年7月30日(月)

今日も休み。今日は一日家にいて、うだうだしていた。

しかし、こないだ会社で部長に言われたことを思い出した。休みをいつ取るのか聞かれたときに「8月末」と答えたら「飛び石で取れ」と言われたことを。なぜ、飛び石で取らなくてはならないのかと言えば、ちょうどそのころ人事異動の呼び出しがあるからだ。だから、連続して10日間休むな、と言うことである。その間、旅行に行っていたら呼び出しに応じられなくなる。で、呼び出しに出てこなければ部長のメンツ丸潰れである。別に潰れても良いようなメンツだから、気にはしていないが。さて、今度は本当に異動があるだろう。そして、俺はどこに飛ばされるのか。多分、飛ばされるとしたら関連会社であろう。俺は、出向させられると思う。

それはそうだろう、そのために一年半も最低の成績をつけられていたからだ。そうやって追い出すための準備を着々と人事は進めてきた。

こうして、俺はどこかへ飛ばされるのだろう。

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