平成13年9月2日(日)

今日は休み。いきなり涼しくなって来た。秋が来たんだよな。

さて、結局、人事異動は無かった、ウチの部では。北海道に店が出来るのでその準備、というか札幌店に配属になった人がいた。誰かが、行かなきゃなんない。その、誰かが自分でなかった。と言う事。行くことになった人はご苦労様である。

 

てことは、今期も俺は販売促進部である。これがベストである、と言うことだ。同期の上司や年下の上司の下で、シコシコ働くことが、俺の今世の人生にとって最も、順調であると言うことである。ホント、それを受け入れる広い度量が、ある。ていうか、やっぱり諦観ってやつですかね。

 

あと、40年後くらいには、俺もいなくなっているんだよな。この地球から。じゃ、俺の人生は寂しさっていうか、辛さを身をもって体験するために、ある。ってことだな。なんだ、そんな寂しい人生だったのか。人生がこんなに寂しいものなら、もう今度は生まれて来たくないな。

 しかし、そこのところを何らかのエネルギーを使って、改善したいという欲求は、ある。だから、今まで、超能力や気功、宗教的なるものに惹かれてきたのだろう。何とか、変えたいと言う思いは人一倍強いはずだ。ああ、それなのに。

って、結構ブルーじゃねえかよ。これも秋だからメランコリックになっているのだろうなー。

 

 

平成13年9月8日(土)

今日は休み。昨日も休みだったが、これは法事で父親の23回忌だった。奈良ホテルで会食したが、料理は最低のマズさで、こんな事なら、何もわざわざ奈良ホテルなんか行くこと無かった、近くの寿司屋の方がよっぽど、旨くて、安い。ホテルも不況で、ダメなところはどんどんダメになっていくんだな。

 

今日、散髪に行って帰りに本を買った。1週間前に、本棚から久々に「理性のゆらぎ」青山圭秀(幻冬社文庫)を取り出して読んだら、「あー、やっぱりサイババに会いたいな」と思った。で、次の日、パソコン雑誌を見たらババジの写真が載っていたので、びっくりした。「あ、これはババジが呼んでいるのかな」と勝手に思って、この著者の続編「アガスティアの葉」を読みたかったのだが、今日、本屋の棚には「理性のゆらぎ」しか無かった。

 「あー、やっぱり田舎の書店では無いのだな」と思って、レジの方に行こうとしたら新刊のコーナーに平積みでドーンと置かれていた。何と、文庫で出たとこだったのだ。てっきり、既に出ているのだろうと思いこんでいたのだ。

 「アガスティアの葉」を手にとって、サイババさん、本当に俺を呼んでいらっしゃるのですか?と思わず心の中で叫んでしまった。インドのババジのおわすアシュラムへ、全てをなげうっても出掛けるべきなのだろうか。

 昨日、ホームページでババジを検索していたら、青山圭秀氏は、東京にサイババセンターなるものを、作ってしまったらしい。そして、今までの「サイ・オーガニゼーション」という組織と、このサイババセンターとの間で、確執がある、ようである。ババジに直接会って、聖なる贈り物を貰った人の方が、ババジに近いと自分自身の事を思うのは、いかにも自然である。

 

 当然、ババジに会ったこともない私からすれば、それらの人々は殿上人だ。また、ババジと前世からの縁がより、強い人々なのだろう。

 

 しかし、ババジは偏在する神そのものであるから、肉体のババジに会ったからと言って意味があるのだろうか。

ま、この物質世界では、肉体があるんだからババジに出会った事、というのは大きな意味を持つのである、実は。

あーん、俺もババジに会ってみたいよう。お言葉なんか欲しいよう。指輪なんかももっと欲しいよう。って、物欲のカタマリじゃんか。

 

 

平成13年9月14日(金)

今日は休み。朝から、子供が夏休みの自由研究を発表するというので、見に行く。

全米同時テロの興奮はまだ、醒めやらない。11日だったっけ。しかし、あの世界貿易センタービルが地上から消滅するとは、どんな小説や映画にも無かった事だったと思う。本当に出来の悪いハリウッド映画さながらであって、それが現実に起きたことである、と言うことが悪夢以上に恐ろしい。

 

 しかし、俺にとっての悪夢は、会社での資格ランクが下がった事である。どうせまた今期の成績もB−であろう。そうなると7期連続B−と言うことになり、来期もB−であれば、今のスタッフUからスタッフTにまた、下がるのだ。確か、2年前はスタッフVであったはず。なのだ。はずというのは、あんまり興味が無いから、はっきりと言えることではないのだ。しかし、絶対に評価が下がっている事は間違いない。

 本当に会社は、何とかして辞めさせようとしている。これを目論んでいるのは、間違いなく永井である。

何らかの手だては考えないといけない。ていうか、これがリレーションヌエボの結果だとすると自分で自分が導いたのがこのスタッフU、6期連続B−と言うことになるのだ。うわーん、サイババさん、何とかして下さい。

 現在の会社で、どうにもこうにもならないのであれば、別の舞台で第二の人生を華々しく生きる、と言うことが出来ればそちらの方が、良いのだけれども。自分の人生は、まだまだこれからだ。終わってなんかいないぞ。これからが本番だ、絶対に俺は自分のプライドを立て直す。自信を持て、である。