12人の優しい日本人VS12人のおかしな大阪人 リモート対決(違)

ほぼほぼ今までせっせと取っておったチケットも全滅…っつかまぁ中止がけていして払い戻しにはなるわけだけれども本来おとなしーくお家で休みの日をダラダラ過ごすっつーのがいっちばん苦手っつか何っつーか…。(黙)映画館にも行けないしましてや劇場にも行けないし…でくさくさしておったそんな時。GWはお家で過ごそう!もといリモートで演劇を観よう!企画として「12人の優しい日本人」リーディングの予定が飛び込んで来る…!果たしてそんなことが出来るのか??(おぶおぶ)の前にもう楽しみで楽しみで仕方がないったらない!(え)特に予定もなーんにもないので(えー)時間通りにパソ前にスタンバイwwwまずは近藤(芳正)さんからこの舞台っつかまぁリーディング企画の趣旨っつか何っつーか。何度かリハーサル??にも挑戦したわけだけれどもZoomに入るまでに1時間掛かっただの何だのいろいろと言い訳がありつつ。(苦笑)最後まで無事にやり遂げることが出来るか生温ーく見守ってて下さい的な諸注意をば。途中三谷(幸喜)さんが飛び入りでやって来て…の前にお家待機が長引いてすーっかりと季節外れのサンタクロース状態になっておったりなんかしてwwwぱっと見言われなかったら誰か分からんwww(おい)とにかくまぁやってみます、つて始まったのが前編1時間なわけだけれどもこれ、前後編に分けてくれてて助かったっつかさー。…や、この時はまだリモート演劇だとか何だとかが主流(それよりもまず先走りがこの「優しい日本人」だったわけなので。苦笑)になってなかったので期待MAXでもってワクワクしながら観れたってのが大きかったわけだけれどもそれよりもまず人間の集中力ってのは意外と…っつかあたし個人の問題かもしれないけれども(黙)せいぜい60分~90分が限度なのではないかなぁ??と思うわけなのですよ。あたしの仕事はお家待機でオンラインには向いてないので毎日出勤は欠かさずやっておったわけなんだけれどもお家だといろいろ弊害があるっつかまぁ部屋のレイアウトだの何だの単純なこともそうだけれどもそれよりもまず気が殺がれることが多過ぎてそのために外に会議専用の静かな個室を借りるっつかリモート会議用に出掛けてくってのが必要になるっつーちょっとした本末転倒的な話が起きてたわけじゃないですか??でもそうだと思うんですよねー…。…っつか子供ちゃんだったってがっこ休みで自宅待機なわけだからしていつも以上に構ってちゃんでもって「まだぁ??」つて部屋の外から呼びに来たり猫ちゃんやワンちゃんだったって「遊べやwww」つて膝に飛び乗って来たり足元でちょろちょろ走り回ってみたり…とそれきっかけで会議を切り上げるツワモノもいたりするっつー話だけれどもそれにしたって邪魔が多すぐる…っ!!!(どーんっ!)そうでなくてもトイレ行ったりだとかお茶飲んだりだとか劇場では制限されてて出来ないって分かってるから2時間でも3時間でもふっつーに我慢出来てることがお家だとなるとさらっと出来ちゃう不思議ねwww(え)そうして手が空くと携帯弄っちゃってるし。(死)そーんな余計なところに気が回らないやうにするには60分~90分が最低限度だと思うわけですよ!(えー)

…とそゆわけなので「優しい日本人」が前後編に分けられてるのはひっじょぉーに都合がよかった…!何度か再演されてる割には観た記憶がないので(え)さらっと初見で観れたってのもあって中身にのめり込めたっつーのもあるわけだけれどもただの読み合わせぢゃない「演じる」っつーことの最小限度の要素がぎうぎうに詰まっておったんじゃなかろうか??最初は「どうせ台本片手に筋を追ってくだけなんでそ??」ぐらいに思っておったのが入れ替わり立ち替わりっつかここでは12人+α(守衛さんだったりピザ屋の店員だったり←)が目の前で立ち上がって来るのを観てるとそれだけで満足っつかもう1本の演劇を間近で鑑賞してるっつってもいいぐらいに臨場感半端なかった…!のらりくらりと人の意見に流されてどっちつかずでもって賛成でも反対でもまず人の顔色を伺うっつか今ここで主導権を握ってる人に付くっつーのかな??そこんところでぎりっぎりイラっと来るか来ないかぐらいのスレスレのところを演じておられる8号(妻鹿ありかさんの役どころ)も絶妙でよかった。今まで観たことがなかった役者さんってのもあったわけだけれども頭の中ではプロの役者さんだって分かってるのに「観たことない人=シロウト」っつー変換がなーんとなく出来上がってしまっておって(えー)「お前、早く決めろよー!!!」つてその場で一緒にいたならきっと口に出しておもっきりハッキリと言ってる(でも向こうは自分に言われてるだろうことも気付いていながら気付いてないフリをしてとー………んと我関せずでもってしれっと「どうしよっかなぁ??」つて堂々と逡巡して見せたりするんだろうけども。苦笑)だろうこの手の厚かましい人物っぷりが何ともwwwきっとそれだけ「むきぃーっ!!!」って来るってことはそれだけ演技が上手いってことなのでこの他の百戦錬磨な人たちに遅れも取らずに喰らい付いて行ってることだけでもすごいと思うわけだけれどもそれ以上にすごい…!あと3号の小林(隆)さんは人がよさそうに見えてっつか審判ちうもずーっと他の人たちのために甘栗剥いてたりなんかしておってまぁ総体的に「いい人ー」なんだけれども結局自分の意見はぜんっぜんっ!主張して来ないし「今(甘栗剥いてて)手が離せないので…」つて言い訳にして表明しないわけだからして「…いやいや、もっとしんっけんに会議に参加しろよ!」っつー気分にもなり。(苦笑)みーんな大体が「こういう人、いるいるwww」なんですよねー。

後半になって畳み掛けて来る11号の野仲(イサオ)さんのええ声爆弾とかwww元弁護士??だか元警察官??だかそーんな経歴をちらっと明かされてましたけれどもそもそもが元弁護士だったり元警察官だったりが審判員に選ばれるってことはないはず…??「えーっ??!!」つてみんなして色めき立ってしまってやんややんやの持ち上げっぷりでもってこの事件の真相を読み解いてく華麗な推理っぷりっつか何っつーかそこに気を取られて置き去りにして来てしまってますけれども(苦笑)ほんっとのところは「選ばれるはずがないぢゃないかっ!」ってことなんですよね。(苦笑)あと主婦の勘だか何だか知らないけれども頑なに「なーんか引っ掛かるんですよねー…」っつーので素直に靡いてくれない10号(宮地雅子さんの役どころ)の頑固さっつかこだわりっぷりっつか…。(黙)それを言えば4号の阿南(健治)さんもなんだけれどもここを崩せないと大団円に持ち込めないっつーね。いっやぁー…でも最終的に別れた奥さんに重ね合わせて女性全般が憎い…!っつかこの手の女は総じて同じなんだよっ!つて思い込みでもって突っ走っちゃってる2号(相島一之さんの役どころ)の切なさとかさー。(滅)みんなにそれとなーく最後励まされたりなんかしてでもわだかまりっつかもやもやは消えなくて…みたいなところが何とも…。そっぽ向いちゃって不貞腐れてるシーンで横向きになったまんま動けないっつかそれは画面上仕方のない仕様なのでこれからの課題っつかぷいっと消えていなくなっちゃうのも違うしどうやってたら正解なんだろ??(おぶおぶ)ってのはあるわけなんだけれどもいろいろ小道具のやり取り(無記名投票の紙が回って来たり地図の手渡しがあったり)もきっちり用意されててタイミングよくて「これ、ふっつーに離れたところでいても成り立つなwww」なーんて。そりゃまぁこうなるまでに練習もしたんだろうしプロだからこそ…!みたいなのもあってふっつーの人たちより並外れた習得力の高さだとか何とかあるんだろうけれどもこれを最初に観ちゃったもんだから「この後」でいろいろ出て来たリモート演劇に対してのハードルの高さっつか期待度の高さっつかいろいろ、ね。(え)

それを踏まえての「おかしな大阪人」ですよ。元々がリアタイでは観れないことが分かっておったので後日つべ(You Tube)にあっぷされてるのを観る形で。こっちは2時間ちょっとぶっ続けでもって最初に初演時も阪神大震災に見舞われて初日の幕を開けるべきか否か??(おぶおぶ)な大問題に直撃してそれでもチケットを買って楽しみにしてくれておったお客さんのために「幕を開けよう!」つて決意して今回はまたコロナ禍で「演劇は不要不急か??」つて言われておる中を「やろう!」と。そもそものきっかけっつか「優しい日本人」が東京で大当たりして「じゃあ大阪でもやってみたらええやんwww」なノリ??(え)でもって始まった「おかしな大阪人」なわけだけども。(苦笑)「優しい日本人」には年齢設定とかがなかったので初演と多少入れ替わりはあるものの初演通りの人が役を演じてたとして違和感がなかったわけだけれども「おかしな大阪人」はべみょうな年齢設定(え)があったりして初演から20何年経って同じ役者さんが演じる違和感っつか「20年経ってもそれかよ??」っつーのがあったのは否めない。(黙)こちらも初演を観てないのでアレなんですけども若干年取った分テンポが遅い??(爆)台詞を読むのに停滞してるとかそーんなことはないはずなんだけれどもどこかもたつきを感じさせるのは何故か??(滅)それと初演ではキムラ緑子さんが演じておられた上品そうに見えてぢつはヤクザの組長??の愛人なんだか奥さんなんだかとにかくそっち系(え)の人でもっていきなり豹変して「何や?!頭かち割ったろか?!」とか啖呵切るっつー気分にムラがありすぐる人物を松永玲子さんが引き継いで演じておられたわけだけれども確かに上品と啖呵とどっちも演じたことはあるし上手いとは思うんだけれどもこのちっちゃい画面からの熱が伝わって来ない…。(死)あとわかぎえふさんの小学生なのに陪審員に選ばれちゃったよwwwなコナンくん(違)みたいな役回りを演じておられるわけだけれどもあの時は飛び道具として十分におもしろかったと思うんだけれどもそれも20年以上経ってもまだ小学生って…(黙)な気がしてしまって残念。同じくコング(桑田)さんのおさーんwwwなのに「学生ですぅーvvv」も今それやったらわざとらしさ全開過ぎて怖いwww(爆)ガッシャンこと東野(ひろあき)さんは役者業やってる方よりディレクター業やってる方が長くなってしまっておるせいなのか台詞噛みまくりでもってそこがもたつきの原因か??(おぶおぶ)

みやなおこさん演じるホステスの女役も当時は牧野エミさんが演じておられた役なんだろうと思うんですけども傾向としては似た感じの2人なんだけれども「牧野さんがいればなー…(遠い目)」とも思ってしまってちょっと…。(黙)最終的に放った言葉の聞き違えっつか取り違えが原因で有罪から無罪に転ぶっつー展開まで一緒で二番煎じ感は否めないんだけれども「優しい~」が「これぞ…!」なリモート演劇を観せてくれた後での「おかしな~」は出遅れた感が大きいかなぁ??と。(えー)「優しい~」は退出してく順番にZoomの映像からフェードアウトして行っておったりして「こういう演出が可能だったのか…!」と思ったりしたんだけれども「おかしな~」はふっつーにその場からいなくなる??…や、待機したまんまだったっけか??(えー)とにかくも「機械が苦手で…」つて参加を見送った生瀬(勝久)さんとドリさん(キムラ緑子さん)がいてくれたらどれだけテンポよく進んだだろう??と思うと「早く劇場で観たい…!」っつー気分にもなり…ってそれを狙ってのことだったのか?!(違)

どちらも無料ご奉仕で「もったいない…!」と何万回も言いたくなる気分なわけだけれどもステイホームでくさくさした気持ちを盛り上げてくれるのには充分すぐるぐらいに充分だったことだよwwwほぼほぼ大半の人にとっては演劇は不要不急かもしれないけれどもあたしにとっては必要至急の最たるモノだ。急遽緊急入院でもって放り込まれた時に持ってるチケットがあ………っちう間に紙切れになってしまって他の人に使って貰うことすらも出来なくて誰にも連絡も取れなくて(ICUに入れられておったので←)それでも行きたくて仕方なかったあの無念さ(大げさwww)を思うとどういう方法だとして演劇を続けてくれようとする心意気っつかもう感謝しかないわけで。まだまだソーシャル・ディスタンシングだとかいろいろ対策を取らなくちゃいけなくて劇場側も役者側もそれを周りで支えるスタッフさんたちも大変だと思うけれどもいつかまたおもっきり演劇をやって腹の底から笑い合える日が来ますやうにー。(念)