1017.「桜姫~燃焦旋律隊殺於焼跡~(もえてこがれてばんどごろし)」

主なキャスト:大久保祥太郎・木村美月・坂本慶介・志甫真弓子・伊逹暁・ちすん・富岡晃一郎・長塚圭史・中山祐一朗・中村まこと・藤間爽子・村岡希美
原作:四代目鶴屋南北「桜姫東文章」 作・演出:長塚圭史 舞台監督:足立充章
公演記録:2019.9.10~28@吉祥寺シアター(東京)
あらすじ>>一九三一年。断崖絶壁に立つ清玄と少年・白菊。白菊の兵学校行きを嘆き、愛し合う二人は心中を図ろうとしていた。二人の手には同じガラス玉が握られている。清玄が白菊の手を取ろうとする前に、白菊は海に落ちて行ってしまう。清玄は後を追おうとするが、どうしても足が動かず死に遅れてしまう。
十七年後、清玄は復興の救世主と崇められ、人々から聖人と呼ばれていた。清玄が寄付をする孤児院「さくら学園」から、十七歳の少女・吉田は金持ちの入間善五郎に嫁ごうとしていた。しかし彼女はその成り行きにどうもしっくりこない様子。渋々入間の家に向かう汽車の中で吉田は清玄と出会う。その途端に開かなくなる左手。なんとか開かれたその手には清玄が持つものと同じガラス玉が握られていた。
入間家に着き、一人でいた吉田の部屋に、狐の面をつけた男を何故だか刺したという権助が転がり込んでくる。出会った途端に「しっくり」ときた吉田。彼女が権助の記憶にない二人の出会いを語ると、何故か互いの腕に同じ釣鐘の刺青が浮かび上がっていた。
吉田が口にする「物語」。それに翻弄される周囲の人々。
彼女のそばには、不思議な楽隊が奏でる音楽がいつも寄り添っていた、が……

何っつーかー…「アジアの女」を急に観に行きたくなってしまって(え)チケットを取った後にちょうど阿佐スパ(阿佐ヶ谷スパイダース)の本公演の案内が入ってそれも東京公演だって言うしついでだから(えー)一緒に観に行くか!なきゃやまさん(中山祐一朗氏)も出てるし!ってことで。(え)とりあえず劇団先行で取ったので…ってかしかもステージ上に座席があるってのだったらばそっちで観たい!と思っててろてろやっておったらば日付間違ったし…!(死)「アジアの女」と1週ずれてて2週続けて東京なんか行けるかーい!!!ってので取り直してRA列 1番げとー。失敗した方のチケットをコンビニ払い込み手続きにしといてよかったー。(ほっ)流しちゃったチケットには申し訳ないけれどもそれで1公演行けるやうになった…!って人もいるだろうし。(おい)新生阿佐スパになってからと言うもの物販にはふっつーに劇団員さんたちがわらわらと手売りしておったりするわけだけれども今回もTシャツデザイン担当がなきゃやまさんっつーこともあってか出てたんですけども。…ってかTシャツは高いから買わないし(よっぽどのツアーTとかじゃないと劇団系まで手が回らない←)そこに割り込んで「サイン下さい…!」っつーには勇気なさすぐる…っ!!!(どーんっ!)場内には(長塚)圭史くんもウロウロしておったし(今回も出番少ない感じか??←)劇団先行チケットを劇団オリジナルチケットに引き換えしてくれる担当はー…だてちん(伊逹暁氏)ぢゃないかっ!!!(どっかぁーんっ!)そんな…恐れ多い…。(わなわな)そんなんは劇団の若手に任せておけばよろし!(え)密かに結構好きだったりするちすんさんも舞台衣装でお客さんをお出迎えされてたり豪華だーwww開演前のロビートークとか終演後のアフタートークとかはなかった日なんだけれどもバックステージツアーだけはやっておるとのことで受付されてたんだけれどもこの日は梯子で(え)青山まで行かねばならぬので断念。(滅)…っつかまっぢでステージ上席は臨場感たぷーりwwwっつーのかもう…!役者さんたちが半歩前ぐらいにはいるよっ!!!(どーんっ!)うへえー。近過ぎて目合わせられない―。(逝ってろwww←)そして今回も(中村)まことさん主役??(おぶおぶ)なにげにまことさんが主役だと「はたらくおとこ」(観劇日記No. 802参照)を思い出してハードでヘヴィーな作品な気がしてしまうわけだけども。(苦笑)えーっと今回はまことさんがBLに挑戦ってことで、ね。(違)…や、まんま男の子が演じるのかと思っておったらば白菊くん役は木村美月さんっつーおなのこが演じておったりなんかしておってさすがにちょっと男の子が相手だとまことさんも興がのらないっつか何っつーか…。(そういう理由ぢゃないだろwww)でも大体において「心中しよう…!」つて言い出しっぺの方が生き残る確率高いっつか無理心中だってそうじゃないですか??(え)こっちは「一緒に死のう…!」つて超盛り上がってるっつかもうかんっぜんにその気になってるわけだけれども無理くりそれに付き合わされる相手としては「ちょっ…、ちょっ…、ちょっ…!ちょ待って…!!!」ってなってるっつーのにそれを「いいから…」とか押し切って首絞めて来たり包丁で刺されたりして殺されてそれを確かめた後にいざ自分の番になってみれば自分で自分に手を下すってのは「痛かったらどうしよう??(おぶおぶ)」とか「殺してしまって申し訳ない…」とかあれやこれや理由を付けて手加減して結局死ぬに死にきれずに生き残っちゃっておめおめとふっつーに寿命まで生き永らえちゃったりなんかして。(黙)白菊くんの場合もそうでまぁ心中をほのめかして唆したのは清玄(中村まことさんの役どころ)の方なんだろう。そうでなくても白菊くんの方はと言えば厳格な父親の存在だとか兵学校に徴集されてきっともう戻れないっつかほぼほぼこのまま戦争に駆り出されることは目に見えておってそれで生きて帰って来れる保証もないわけじゃないですか??それだったらばいっそもうここで死んでしまった方がいい…!みたいな??清玄うんぬんがなくても死ぬ気満々wwwだったわけじゃないですか??(えー)それで白菊くんの方が先に飛び込んじゃってそれで後を追って海に飛び込めばいいものを躊躇しまくってしまって結局生き残っておめおめと醜態を晒し続けて…ってかBLだっつーのはバレずにここまで来れたわけですよねぇ??そいでもって「今度生まれ変わる時は…!」つて交わした約束を白菊くんがとうとう叶えてしまったっつか何っつーか…人間そもそも17年やそこらで新しい人間として生まれ変われるもんなんですかねい??(おぶおぶ)そーんな都合よく運命の相手っつかしかも男の子だった白菊くんがちょうどよくおなのこになって目の前に現れた…!とかそんなことってありなんですか??それってただ単純に清玄が吉田(藤間爽子さんの役どころ)に一目惚れしちゃったってだけの話なのでは??(おい)いっやぁー…もう白菊くんが草葉の陰で泣いてるよ??(え)好きになっちゃったんだったらもう仕方ないけれどもそれにしたって都合が良過ぎやしませんか??と。でもちょうどあの時白菊くんが持っておったガラス玉…っつかすぐそばからはお祭りの夜店なんかで扱われてるゴムボール釣りのキラキラ玉にしか見えなかったんだけれども(爆)それが出て来たことでますます白菊くんの生まれ変わり説濃厚wwwみたいなことで吉田のことを追い回すことになっちゃう清玄なわけだけれども立場的に言って孤児院経営者とその孤児院に収容されてるおなのこってのではもう無理な話じゃないですか??そうでなくたって清玄は聖職者なわけだしいっくら孤児院出身で身寄りもなくて…っつってもそのおなのこを自分のモノにしちゃうとかそれ、犯罪ぢゃん??って話になりません??…いやいやいやいや、だったらもう孤児院つて寄付募ってるけれどもおまいの趣味で子供集めてるってだけなんぢゃないのか??みたくなるわけじゃないですか??もうー…!一大スキャンダルですよ、ほんっと。おまいの花嫁候補養成所じゃないんだから…って話になるじゃないですか??それが世間からの注目度が高ければ高いほどに余計に、ねぇ??(え)そこに目を付けて来たナンバー2の三月(中山祐一朗さんの役どころ)なわけだけども。…ってかメガネじゃない方のなきゃやまさんは可愛さ度が7割減…っ!!!(死)しかも吉田の世話役??の長浦(村岡希美さんの役どころ)と通じておったりなんかしておってお誕生日一緒かぷるwww(おい)「何でこんなおばはんと…」つて呟くシーンがあるわけだけどもその言葉、そっくりそのまんまおまいに返すわ!!!と村岡(希美)さんもとい長浦は思っておるに違いない…!(え)そやって清玄のスキャンダルで失脚したのちに後釜に座るわけだけれども正直孤児院経営とかどーでもよくて。寄付で儲けてそのお金で豪遊してー…を繰り返しておるうちに破産ってわっかりやすーいwww長浦にも刺されちゃうしとんでもねぇ小物なんだけれども(苦笑)そこんところがまた可愛くて無理ー。(おい)

…や、でも圭史くんの作品はほぼほぼ留学前と留学後でガラッと作風が変わってしまった気がするんですけれどもこれは前期作品っつかまぁ元々が10年前に演るはずだった作品がどういうわけだかお蔵入りになってしまって今回初お披露目ってなことで。やぱーりどっちかっつーと「みつばち」(観劇日記No.50参照)だとか「悪魔の唄」(観劇日記No.97参照)だとかあの辺りのひりひりした感じととんでもなーい暗さを感じるっつか。(え)むしろあたしはそっちの方が好きなわけだけれどもあの無性に真っ暗闇っつか何でこれほどまでに人が無意識になかったことにしておる心の中のくらーいくらーい淵の底を覗き込むやうな作品ばっかり書き続けるんだろう??(おぶおぶ)と思っておったあの感じをひっさしぶりに思い出した気がす。(え)吉田も入間(大久保祥太郎さんの役どころ)とふっつーにけこんしてそれなりに子供も産んでまあまあそこそこ波風も立たずに幸せに暮らしましたとさ、でやってればかんったんなことだったのをそれを権助(伊逹暁さんの役どころ)っつーほんっとにこの世に存在するんだか何なんだか…な得体のしれない訳の分からない男のことを気にして入間とのけこんをなかったことにして飛び出して行っちゃってそのまま行方知れず…って自ら不幸な方へ飛び込んで行ったとしか思えないぐらいの??…ま、確かに「この人こそが運命の相手…!(きらーん)」ってのはその人独自の直感っつかまぁ見た目のタイプだとかタイプぢゃないだとかそれもあるし一概には言えないわけだけれども入間は入間でぜんっぜんっ!なーんにも悪くないわけだけれどもまぁお坊ちゃまなりの天然っぽさ炸裂っつか甘ちゃんで育って来ちゃった感とかを見てると吉田からしたらばイラっと来るっつか今はよくても遅かれ早かれ破綻は目に見えてる気がしないでもないっつか。だったらば入間と清玄と権助と3人のうちでどれ選ぶ??つて言われたらー…やぱーり権助がいっちばんマシ…ぢゃなくてベストだわなwww(え)清玄は勝手に吉田のことを白菊くんの生まれ変わりだつて盛り上がっちゃっててガラス玉の件もあってますます「運命だ…!(きらーん)」つてなっちゃってるけれども吉田から見たらばふっつーにおじいちゃんだし(死)前ーは政治的権力??とも繋がりがあってそれなりにお金も持っておったけれども今は落ちぶれてホームレスで食べるモノにも困り果てておってとてもじゃないけれどもこの人と生活を共にしようとは思えないっつかさ。(黙)あの吉田が後生大事におんぶして可愛がっておった赤ちゃん人形っつか途中首がもげて半狂乱になった吉田が「首は?!首はどこ…っ?!」つて血眼になって探し回るシーンがあるわけだけれどもアレはほんっとに人形だったのかそれとも吉田やら清玄やらには本物の赤ちゃんに見えておったのか…??(おぶおぶ)アレを権助との子供だと仮定して吉田が権助に無理くり犯されて…っつかまぁ権助が勝手に吉田のいる部屋に押し入って来て自分は人を殺して来た…つて血まみれの恰好でもって告白されたらばそれは半分脅しに聞こえなくもないし暴れたり声出したりしたら今度は自分が殺される…!と思って素直に応じたとして何の問題もないわけだけれどもその吊り橋効果っつか権助に対するドキドキハラハラはあの日感じた身の危険に対するモノなのであってべっつに権助のことを好きで生じたドキドキハラハラじゃないわけじゃないですか??でもそれで妊娠してしまったと吉田が勘違いしてまぁ想像妊娠でも何でもいいわけだけれども想像妊娠だったってお腹は大きくなって来るし十月十日が経てばなーんにも中身は入ってないのに赤ちゃんが生まれて来る作用が出来て来るわけでそ??そやって生まれた子供があの赤ちゃんの人形…なんだけれども本物だと思い込んで吉田が後生大事に育てて…っつかそれ以上大きくはならないわけなんだけれども(苦笑)吉田がそう言うんだったら…つて清玄さんも本物の赤ちゃんだと仮定して自分も苦労してるっつーのにご飯を食べさせてやっておんぶして散歩にも連れて行ってやって…と世話を焼いてやってその結果として吉田は権助の元に走ったっつか結局のところ清玄のところには戻って来ないわけじゃないですか??元はと言えば…っつかどういう経路でもって吉田がこの孤児院にやって来たのかは分からないけれども清玄さんに拾われてっつか住むところを与えられて食べさせて貰って育てて貰ってそれで入間みたいな大金持ちに引き取られるやうに算段付けてくれたー…のは三月だったかもしれないけれども(苦笑)ともかくも清玄には足向けて寝られない…!なその恩人っぷりといざけこんして一緒に暮らすのとは別問題だもんな。(黙)入間はかんっぜんに当て馬で可哀想でしかないわけだけれどもそーんなに吉田のことが好きか??(おぶおぶ)なぐらいのストーカーっぷりっつかもう執念っつか意地っつか自分が蔑ろにされることなんて今までの人生の中で初めて味わうことでそれもあって「吉田めー…!」みたいなことで追い掛け回して結局それで権助になぶり殺しにされて果てるわけだけども。(滅)…ま、桜姫はどっちかっつーとドM(おい)で権助に女郎宿に売り飛ばされそうになってもそうされることを喜ぶっつか「あたしにも出来ることがあるのね(きらーん)」な感じでもってダメンズに振り回されるダメ女ばりに1人で盛り上がっちゃっててもうなすすべもないわけだけども。(黙)いっやぁー…でも手を握りしめたまま開かないとかって思ってる以上に怖いもんですよ??(え)あたしも一度マグネシウム不足??だったかでその症状が出てほんっつこっちが自分の意思でグーしてるとかじゃなく自然と指が内側に向かって閉じて行ってしかもそれがどんどん内へ内へ入って行くもんだからぎりぎりと爪が手の平に食い込んで来てそれで痛くて「いぃーっ!!!」ってなるんだけど「開けろ!」っつー命令には反応しなくてとにかくもう延々グーのまんま…。(滅)それで救急外来で飛び込みで診て貰って点滴とか打ってそれでも食い込んで痛いからガーゼとか噛ませてくれようとするんだけど開かないし痛いしこの年だけど(苦笑)泣きながら「もうやめてー!!!」とか叫んじゃうぐらいに痛くて…。(滅)あの時は恥ずかしかった…。(黙)一生じゃんけんでパーに負け続けるかと思ったwww(え)楽隊の効果はいまいち計りかねるところだけれども(苦笑)最後なきゃやまさんがリコーダー??吹いてるのとか可愛かったからよしとする。(え)何だったらもうお得意の鼻笛でもいい感じだけど作風として台無しになっちゃうからダメかー。(黙)最後もご挨拶とか近過ぎて顔上げれんー。(え)これぐらいの箱で関西ー…っつったら伊丹アイホールぐらいかなぁ??次は関西にもぜひぜひ。