424.「絶頂マクベス」アフタートークショー

主なキャスト:七味まゆ味・深谷由梨香・葉丸あすか・内田亜希子・岡田あがさ・荻野友里・小野ゆり子・きたまり・葛木英・斎藤淳子・佃井皆美・新良エツ子・渡邊安理
脚色・演出:中屋敷法仁 原作:W.シェイクスピア 舞台監督:棚瀬巧
公演記録:2012.4.27〜30@AI・HALL(兵庫)
っつーことでここからはアフタートークショーでつvvぜんっぜんっ!ノーマークっつかそういうのがあることすら知らなかったのでー…。(苦笑。どんだけネタバレ避けだよっ?!←)椅子は2つ用意されてて右側にはピンクパンサーのぬいぐるみが無造作に置かれてあったのでてっきり演出家さんが左側に座って今回出演の女優さんの誰かとのトークショーだろうと踏んでおったんですがー…。出て来たらば右側に座ったのが演出家の中屋敷(法仁)さんで(え)左側に座ったのが今回のゲストの横山(拓也)さんだったのでびつくり…っ!(驚)ぬいぐるみ抱えながら喋ってるおーっ!!!(どーんっ!)…アレか??(何)ライナスの毛布みたく持ってないと不安とかそういう感じ??(おぶおぶ)初めて観たけど結構なイケメンさんで儲けモノ(は?)なのに何っ??!!その可愛さアピールっ??!!(違)…と毎回公演後はアフタートークショーが用意されてるそうで今回入れたらもうかれこれ400回ぐらいやってるそうな…っ!そういうわけで今日のゲストは同年代で中屋敷さんが一番信頼しておる脚本家さんっつーことで横山さんをお招きしてのトークショーvv…っつっても中屋敷さんってば横山さんの作品を一度も観たことがないらしく。(は?)それなのに「一番信頼してる脚本家」とか紹介しちゃって自分でもどうなのっ??!!みたくなっておられますた…。(苦笑)…あ。衣装チェックは(え)中屋敷さんはナイロンのスウェット??っつかまぁグッズなのかな??パンツはお尻のとこに赤字で「絶頂」の文字が入ってたからそういうスタッフグッズみたいなもんなのやも??横山さんはと言えばー…黒のキャップに紺ブレで下に黄色いTシャツで胸のとこに黒字で羽根っぽいプリント入り。下はGパンだったかと。前回箱庭の時よりかはかちっとした格好??(え?)あたしとしては横山さんは結構なお気に入り脚本家さんだったりするのでラッキーvvとかとか。(え?)横山さんは前回の「悩殺ハムレット」も観ておられるそうでそれが縁っつかそれを気に入ってくれたおかげで今回も観に来てくれることになった、と。中屋敷さんもなーんとなくテンションおかすぃー(は?)っつか自分でも「テンション高過ぎておかしいwww」とか突っ込んじゃうぐらいにわくてかvvvっぽくてかっけぇのにそのギャップが何ともおかしな人みたくなっちゃってますたwww(爆)…や、まぁちゃんと冷静に喋ろうとはしておられますたがー…。(苦笑)でまぁまずは何故シェイクスピアなのか??みたいな話になって。つかまぁお芝居をやる上においてまず大切なのは役者ありきだ、と。脚本家だの演出家の言いたいことっつか意図だとか主張だとかそういうのばっかりを前面に押し出して伝えようとしてるお芝居はそれだけで失敗してるとまでは言わないまでもあんまりそういうのは好きじゃないそうで…。(…あ。なーんとなくそういうことなのかなぁ??ぐらいのニュアンスなのですいません。黙)それよりも役者に任せてっつか役者が好きなようにやりたいことをやってそれで「面白かったーvv」なお芝居の方がいいしそういうのを作りたいと思っておる、と。脚本家だの演出家だのの意図とか考え出しちゃったら難しいしお客さんも観てて楽しめないと思うし帰ってからなーんとなく「そういうことだったのかなぁ??」ぐらいに思って貰えればー…だそうでつ。でまぁそこでシェイクスピア作品ってことになるんだけどもそれは中屋敷さんがシェイクスピアを好きだからvvv(え)っつか全作品読んでおられるのだとか…っ!すげぇーっ!!!それでシェイクスピアと言えば高尚っつか大御所??みたく言われておって演劇作品の王道っつかまぁそんな感じの扱われ方を今はしておるけれどもシェイクスピアの時代はそんなことはなかったはずで今で言う小劇場系っつか新進気鋭の作家さんみたいな感じで演劇ってのを楽しんで作ってたんじゃないのかなー??なーんて。(中屋敷さん談)そう思って観るとけれんみたぷーりvvだし聞くところによるとシェイクスピア自身も役者としてお芝居に出ちゃったりしてたらすぃーっつー話もあるぐらいだしほんつお芝居を楽しんでおったんじゃなかろうか、と。(横山さん談)中屋敷さんも「けれんみがある」っつーのには同意しておられますた。そうしてまぁシェイクスピアの時代には役者と言えば男ばっかりのお芝居でやっておったのをうちの劇団はぜぇーんぶ女優さんでやってみるシリーズってのを立ち上げてやってみようじゃないか!っつーので本公演とは別にこういうシリーズをやってて次回公演も決まっておってまぁよかった、よかったvv(…ごめん、後半あたしの感想だけど。苦笑)それに本気でやれば3時間とかザラの作品を1時間半で見せちゃうとかシェイクスピア初めて!って人にはすごくいいと思うし大体よく1時間半とかにまとめられますよねぇ?!と横山さん。そこはもう大胆にばっさばっさといるとこといらないとこ(…いらないとは言ってなかったと思うんだけどー…。苦笑)を泣く泣く(?)切ってまとめておるのだそうなvvそうしてまぁ中屋敷さん自体演劇ヲタっつかいろんなジャンルのお芝居を観るタイプみたいでそれこそミュージカルからストレートプレイ、歌舞伎、能、狂言、宝塚諸々なーんでもだそうでそこからのいいとこ取りっつかミクスチャーみたいなことをしてます、っつってたっけか。

でアフタートークショーと言えば恒例の??お客さんからの質問に答えるコーナーっつーので「どんどん何でも聞いちゃって下さいっ!」っつーことでー…。順番は忘れちゃったんだけど(え)まずはおなのこから「昨日の乱痴気バージョンも観て面白かったので今日も2回目観に来させて貰ったんですけど。マクベスが途中で衣装替えするのは何故ですか??」と。まずは中屋敷さんから丁寧に「有難う御座いますぅーvv」とご挨拶。…で。最初執事服姿なのは王様に仕えてる側の人間っつかそういう感じを出すためにあーいう恰好なのだ、と。それを途中からパジャマ姿なのはこないだ渋谷を歩いておったらばすっごいモノを見かけてそれをヒントにして作ったんですよねー、とのこと。(え)それが渋谷のど真ん中にどどーんっ!とリムジンが止まってSPさんたちがわらわら〜っと降りて来てちゃっ!ってドアを開けたもんだからてっきりスーツをびしぃーっ!と着こなしたさぞかし偉いさんが出て来るもんだろうと思っておったらばもう茶髪のわっかいお兄ちゃんでしかもパジャマ姿(!)のままのそーり…と降りて来たもんだからもうびっくりしちゃって…。そういうホントにえっらい人はパジャマ姿でも何でもよくてそれよりもSPさんの方がかちっとした格好しててってのがあるべき姿なんだ、と。たーぶーん若くして成功しちゃったIT業界とかの社長さんか何か(いめいじでつ←)だと思うんだけどそういう恰好しててもホントに出来る人は不自然でも何でもなくて。でもマクベスの場合はパジャマ着てても不自然っつか分不相応な感じが出ちゃってて後半やぱーり執事服に戻っちゃうんだけどそっちの方が似合っておって慣れない恰好はするもんじゃないっつか。(苦笑)若干ここでもテンション上がりまくりで「何か…ちょっとおかしいですよねぇ??(おぶおぶ)」なこれまた自分突っ込みが入ったり。(苦笑)続いては「高校演劇の「贋作マクベス」も観させて貰ったんですけど何故それほどまでに「マクベス」と言う作品が好きなんですか??」な質問が結構年配??な男の人から。これまた中屋敷さんから「有難う御座いますぅーvv」なご挨拶の後に「マクベス」って言うとどれを観てもくらーい始まり方と言うか出の音楽からして暗いしこれからどんよりとしたお話が始まりますよー…な感じでそういうのってもう自分でも飽きちゃっててなーんか面白くも何ともない、と。それだから自分としてはそういう始まり方はしたくなくてそれだったらどうすればいいか??っつーので魔女もダンサブルっつか動きを出そう!っつーので歌ったり踊ったりして貰っておるのだとか。でも「踊ってますよー!」とか「歌ってますよー!」みたいな前面に押し出した感じはやりたくなくてボブ・フォッシーみたいな「シカゴ」とか「キャバレー」とか振り付けしてる人がいるんですけど…そのボブ・フォッシーみたく指先だけちょっと動かすとか肩先だけちょっと動かすとかそういうのでセクシーさを出してく感じで今回やって貰ってます、と。(実際見本を中屋敷さんがやって見せててその時はぼふっ!とぬいぐるみを床に投げ捨てて(え)また座った時に抱き直しておったりしてその扱われ方って一体…??(おぶおぶ)って感じでしたねい。苦笑)最後のシーンも黒澤明監督の作品で「マクベス」を下敷きにした「蜘蛛の巣城」っつーのがある(みたい←)んですけども。その終わり方が蜘蛛の巣に絡め取られてこう…身動きが取れなくなってくっつーのでマクベスってのもそうなんじゃないのかなー、と。こう運命みたいなモノをどんどん蜘蛛の巣に絡め取られて行って身動き取れなくなっちゃって終わってく、みたいな??それだから今回も最後はマクベスに殺された人たちに取り囲まれて身動きが取れなくなってくマクベスっつーので終わってみたんですけどいかがでしょうか??(え)ってな感じだったかと。あとこの質問の答えの時だったかな??忘れちゃったんだけど「マクベス」っつー作品自体それまで散々っぱら説明の多かったシェイクスピアがこれに至ってはぜんっぜんっ!そういうことがなくて何だ、これはっ?!と。(は?)しかも「リチャード3世」を書いた後にこんななーんにも説明してないのを書くとかあり得ないっ!っつか。(苦笑)「マクベス」と言えば四大悲劇に入れられてるけどそれはちょっと違うっつかこれだけ異質なんじゃないか、と。よくよく考えてみればマクベスが何で王様を殺すのかもよく分からないし魔女の存在みたいなのもあんまりよく分からないし。っつか何でいきなり魔女っ?!って感じじゃないですか??と。(苦笑)いきなり超自然のモノが出て来ちゃったりする辺り謎だし…。(黙)でもその分「マクベス」にはいい台詞が多くて今回のお芝居には入れなかったんですけど「明日、明日、また明日(「あした」って読んでますた)」とか日本語で言っちゃうと「明日(「あす」って言い直したぞっ!←)」じゃ分かりにくいですけど英語だと「tomorrow、tomorrow、tomorrow」で「morrow」続きだったりとか他にも繰り返しの台詞があったりとかしてそれまでよりもより役者の魅せ方みたいなのだとかお芝居自体の魅せ方みたいなのにシフトして行ったんじゃないのかなー??と。

最後…は男の子からの質問で「最近になってお芝居を観始めるようになったんですけど演劇の楽しみ方みたいなのを教えて下さい」ってので。じゃまず「今いるこの世界ってのはリアルですよねぇ??」と。(え)こうやって目の前で喋ってる中屋敷さん自体もリアルだし今まで舞台に立ってた女優さんたちも今は楽屋に帰っちゃってるしそういうのってリアルでしょ??と。でも舞台に立ってる間はファンタジーっつかまぁ魔女だったりもするわけだし(苦笑)観る側も日常生活を離れるっつかそういう感じになるでしょ??と。でも映画だとリアルっつか観る側も「あー…映画観てるなー…」ってので例えば「ピーターパン」とかだとCGばっしばしで空飛ぶシーンなんかもロープで宙づりにされてるけどそういうのはちゃぁーんと処理されてロープも消されててとりあえず飛んでるやうに観えるじゃないですか??と。でも舞台だとロープで吊られててしかもそれが見えちゃってるのに誰も何も言わないでしょ??と。中には「ロープに吊られてる!」とか言っちゃう子供もいるかもしれないけどでもそんなの抜きで楽しんでてそれで世界が成り立ってる。それに映画だとちゃんと編集されてるけどお芝居だと役者が噛みますからねwwwって…。(えー…)いやまぁ役者が台詞噛むのもあるにはあるけど…そればっかりじゃダメなんじゃないのかなぁ??(おぶおぶ)別にそれ目当てで観に来てるわけじゃないし…。(黙)と思いつつ中屋敷さんは「役者が噛む」ことを超アピールしてらっさいますたwww…あ。それから演劇の楽しみ方の話の時だったかな??付け足しみたく「僕、いじめられっこだったんですよねー…」と。(は?)でも普段はそうやってみんなからいじめられてて友達も少なくて話し掛けても貰えないんだけど。学芸会の時に出し物で「ピーターパン」だかやった時にフック船長役でみんなから「船長!船長!」ってみんな頼りにして寄って来てくれてそれが何かちょっといいなー、なぞ。(え)でもそれが終わっちゃうとまたいつも通りいじめられてまた誰も何も言って来なくなるんだけどお芝居の間だけはそうやって関係性が変わるのもいい、と。あと横山さんからは「こーんなにじぃー…と観ててもいいってのはお芝居でしかないですよねvv」だって…っ!中屋敷さんも「そうですよねっ!もうすっごいじぃー…っと観てても怒られないのってここしかないですもんねvv」っつってますた。(笑)今回伊丹のこのホールは客席とも近いし結構フラットだけど横山さん曰く「もうちょっと俯瞰的に観れたらよかったんじゃないですか??」とのこと。そうすれば蜘蛛の巣に絡め取られてくってのももっとよく分かったと思うしどっちかっつーとこのホールだとやり難くなかったですか??みたいなことをおっさってますた。中屋敷さんも東京でやった吉祥寺のホールはもっと傾斜があってこことは全然違ってたからそれはそれでちょっと勝手が違ったみたいなことを言ってたっけか。あとは告知っつか物販のお知らせでパンフもよろしくvvってことだったんだけど今回部数が足りなくなっちゃったので通販もやってるのでそっちもどうぞーっつーことで。ま、パンフっつっても写真集みたいな感じで女優陣の写真とコメントが載ってますな紹介をパンフ持ってる横山さんから。(え)それとまだ引き続き公演やってるのでよかったら2回、3回(…ってもう明日2公演しかないっつーので「3回は…ないですね…。(苦笑)」っつってたり)と観に来て貰えればー…みたいなことも。そうして横山さんの告知でまずはプロデュース公演??ってことで「梨の礫の梨」があってその後東京公演だけですけど新しく劇団イアクってのを立ち上げたのでその公演があって(…ま、それは東京だけなんでどっちでもいいみたいなことおっさってますたがー…。苦笑)それからABCホールの企画公演で「目頭を押さえた」がありますのでどぞよろしくvvとのこと。でもまぁその後東京公演もの「よかったら…」みたくおっさってましたけども。(え)それで「目頭〜」の方はこのお芝居にも出てた七味(まゆ味)さんが出ておられるっつーことで。中屋敷さんも「一番背の高い魔女役」ですとか紹介されてて。それで「今度はちゃんと人間の役なんですか??」とか聞いてて「そうです、そうです。ちゃんとした役ですvv」とかって横山さんも言ってて中屋敷さんも「よかったvv」っつってて何、そのやり取りっ??!!(え)柿喰う客の方はまた来年女体シリーズあるのでよろしくってので終わりだったかな。そーんな感じの30分。(え)結局最後まで「何かテンションおかしかったですよね??(おぶおぶ)」みたいな感じで中屋敷さんがおっさっててそこまでおかしく見えなかったんだけど言うから余計おかしいwwwみたくなっちゃってたのが何とも…。(苦笑)や、でも楽しませて貰いますたwwwまたぜひぜひ大阪公演やってくだぱいっ!