770.「日の本一の大悪党」

主なキャスト:安田顕・小泉今日子・山野海・津村知与支・福島マリコ・浜谷康幸・塚田知紀・栗原寛孝・向田翼・山口直子・那須野恵・渡部豪太
作:竹田新 演出:小泉今日子 舞台監督:津江健太
公演記録:2016.6.30〜7.3@新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
てーっきり兵芸(兵庫県立芸術文化センター)でやるもんだとばっかり思い込んでおってそれだから劇場先行案内が今に届く…!と思っておったんですけれども待てど暮らせどぜんっぜんっ!来ない…。(黙)よくよく調べてみたらば新神戸の劇場だしもうすでにぴあの先行もなーんもかもが終わっておって一般発売ですら開始し始めちゃってるおっ!!!(どーんっ!)まー…!慌ててぴあで残ってる席を調べて取ってみたんだけれどももうすでに時は遅しで2階 A列 6番って………。(黙)しかも新神戸ってA列始まりじゃなくて確かー…1階もだけどO列ぐらいから始まる感じだったりしてアルファベットの後列の方が前に来るっつー…。(苦笑)だからA列だったらばいっちばん後ろの列ってことになるんですよねー…。(滅)…むう。…ま、そこまでどうしってもお目当ての人がいないので(だったら取るなよー!←)べっつにそーんなに気合いの入った席じゃなくてもいいんだけどもさ。(苦笑)それより何よりキョンキョン(小泉今日子嬢)が演出するってのがたいっへんに興味のあるところなのであり。お話は四谷怪談だっけか??伊右衛門とお岩さんの悲しい物語。これはまぁ有名どころの話だからして今更ながらに解説する必要もなーんにもないわけなんだけども。でもまぁキョンキョンの演出はひっじょぉーに女性的っつーのか意外とシンプルっつーのか必要最低限のとこだけ見せて後はご想像にお任せしますvvv的な??(は?)映像やってる人ってごてごてと盛り付け過ぎて「あー…演劇なんだからそこまで盛り込まなくても分かるのにー…」って人が割と多かったりなんかしてそれだから映画監督さんなんかが演出すると必要以上にセットを盛り込み過ぎてごちゃごちゃして片付かない…!みたいなことになりがちだったりするわけなんだけども(映画監督さんの演出を全体的に否定していおるわけでは御座いません…っ!←)キョンキョンの場合は盛り込まない演出っつーのかな??どっちかっつーと引き算で構成されてる感じがして好きかもしんないvvv(え)大体の四谷怪談モノだったらば伊右衛門がいっちばん悪者みたく描かれておって仕官??の仕事を得るために大店に入り込んでそこの娘といい仲になって所謂枕営業的な??(えー)ってなことをしながら職を得てそのことが奥さんであるところの岩にバレてしまったらば岩は武家の出の妻だし身分のそこそこ上っつーのか離婚ってなことになったらば自分の後ろ盾もなくなって心細くなるし大体醜聞が立つとせっかくの仕事の口もクビになり兼ねないし…っつーので元々体の弱かった奥さんに薬だとウソを吐いて毒を盛って段々と弱らせて行ってしかもその毒でキレイな顔もどんどんと醜くなって行ってそのことを気に病んでますます奥さんはうつ状態に陥って行って終いには近所の浮浪者??みたいなのをそそのかせて伊右衛門自身の留守ちうに忍び込ませて奥さんを犯させて関係を結ばせて奥さんが旦那の留守ちうにそーんな得体の知れない男と不義密通を計った…!つて根も葉もない噂を掻き立てて浮浪者を殺すつもりが奥さんまで殺してしまったわ…!はははーwwwってなことで2人ともを切り捨てて最終的に奥さんから呪われて伊右衛門自身も滅びて行く…とかそういうダメンズ丸出しの物語だった気がするんですけども今回は結構旦那さんであるところの伊右衛門(安田顕さんの役どころ)が随分と優し過ぎるっつーのかそれが仇となってますます生活がひっ迫して行く…みたいな??優し過ぎるからそういう近所の浮浪者的な訳の分かんない男に騙されもして仕官の口を聞いてやる代わりに旦那の留守を狙って元から奥さんのことが好きだったんですよ…!つて襲いに来てそれを旦那さんが虫の知らせっつーのか取って帰って間に合って斬って捨てるわけだけれどもそーんな無理くりとは言え奥さんであるところの岩も傷物にされてこれから先伊右衛門の出世にも響くことだから…っつーので「あたしを斬って下さい…!」つて頼み込んで嫌だ、嫌だ…!つて泣いて断るのをまぁ半分自分の方から飛び込んで行って切り捨てられてまぁ伊右衛門は当然のことをしたまでのこと…みたいなことで正に体を張って旦那の仕官の口を守り通した美談…!みたいなことに仕立て上げておるんだけども。確かー…元々の伊右衛門の話ってべっつに斬った張ったとかの話じゃなくてほんっつおしどり夫婦で仲もよくて…みたいな話を何故かこういう怪談話に作り替えてしまってまぁ他人の幸せ話よりかは不幸話の方がみんな大好物だし面白がって貰えるしvvvってところで人気が出たってなことを聞いたことがあるんだけれどもそう考えるとこの話に出て来る優し過ぎる伊右衛門の方が元々の本人像に近かったってことになるのかしらん??キョンキョン演じるお岩は武家の出の奥さんだけあってプライドも高くて凛としてて…みたいなところはあるわけなんだけれどもそれでいて今低空飛行の旦那さんに対して「もっとしっかりして下さいよっ!」みたいな叱咤激励を上から目線でするわけでもなくて「あたしがきっと仕官の口聞き話を取って来ますから…!」つてむかーし自分が出入りしておった商人の家に頼み込んでそういう上得意さんで武家のお客さんが来た時には伊右衛門のことを売り込んでやってはくれないだらうか??みたいなことで恥を忍んで頼みに来た、みたいなことででも伊右衛門にはぜんっぜんっ!関係のない話だし自分が勝手にやっておることなので伊右衛門に迷惑の掛からないやうにしてやって欲しい…!つて頼み込んでほんっつ出来たいい奥さんっつーのかもしもほんっとにこーんな出来た奥さんがすぐそばにいたらば一緒にいる旦那さんの方が委縮しちゃって「お前ばっかり偉そうにしやがって…!」みたいなことで自暴自棄になりそうなもんだと思うんだけれども伊右衛門は伊右衛門でお岩さんのことを労わって愛おしく思ってるっつーのかなぁ??かんっぺきな理想形の夫婦であればあるほど悲恋が際立つっつーのかそういう作りに仕上がってる。例えばまぁ伊右衛門に横恋慕する商家の娘…っつってももうすーっかり行き遅れてしまって仕事だけが生き甲斐…!みたいな人がちっちゃい頃から幼馴染みでよく家にも出入りしておった岩がすーっかりとキレイになってしかも今自分が好きで好きでたまらない伊右衛門の奥さんとして君臨しておってこーんなキレイな人が相手じゃ太刀打ち出来ない…!っつーので嫉妬に狂った気持ちを利用されて唆されてお岩さんに毒を盛ろうとするわけだけれどもほんっとの意味での極悪人じゃないわけだからして毒を盛ったことを黙ってはいられなくて伊右衛門に嫌われるのを覚悟で白状してしまったりだとかそーんなに悪い人だとも思えなくてだったらこの中でいっちばん誰が極悪人なのか??って話でさ。(苦笑)確かに妹に店を切り盛りされて面白くない兄(津村知与支さんの役どころ)が愛人の店の女中(福島マリコさんの役どころ)と手を組んで何っとかして妹を引き摺り落そうと画策するところもそこまでの極悪人っぽくないっつかどっちかっつーとダメーな人の典型っつか可哀想な感じ??(苦笑)なーんかそういう空回りっぷりが人間臭いっつかもっと妹なんだから遠慮せずに「俺にももっと仕事を教えてくれよ!」みたいなことで頼めば教えてくれるだろうし商才??はないのかもしれないけれども(苦笑)やれる仕事の幅が広がれば出来ることも増えるしそうなって来ると仕事も面白くなって来たりなんかしてモチベーションも上がっていろいろと上手く回ってくこともあるんじゃないのかなぁ??妹を追い出す方法ばっかり考えてるんじゃなくてさ。(苦笑)…ねぇ??

あとはー…伊右衛門が元々武士を辞めなくちゃいけなくなった理由っつーのか横領??の罪を着せられて追い落とされて藩から出なくちゃいけなくなったってのがぢつは幼馴染みの(渡部)豪太くん(…ごめん。役名忘れちゃったんだってwww←)がぢつは伊右衛門と一緒にいたいからってこう…ホントはやってない罪を被せてそれで傷心の伊右衛門を慰めて何だかんだで一緒にいられる…!みたいな??BLネタに持ってってるのとかあったりしたんですけどこう…最近何でもかんでもそっち方向に持ってくのtか止めといた方がいいですよ??(は?)そういうの、ぢょしってば好きだよねーvvvみたく狙ってやっておるのかもしれないけれども豪太くんと安田さんかぷるにはちょっと無理がありすぐるっつーのか年の差もそうだし大体安田さんもとい伊右衛門には奥さんもいて養って行かなくちゃいけないところをそやって追い落とされて無一文になっちゃってそれって自分勝手な欲望のせいで無実の罪に陥れられてそれで人生ぜぇーんぶを棒に振らされたってことなんでそ??そんなの、恨まれこそすれ「そうかー…。お前は俺のことが好きだったのかー…」なんつて認め直してくれて一緒にいてくれるとかあり得ないですもんwwwなーんかそゆのってBL好きーvvvとして触手が動かないっつかこういうことじゃないんだよなー…っつー気がするっつか。(え)…や、ただ単純に男が男を好きvvvそういう要素だけを入れたい場合だったらばこれでも成立するとおも。だけれども一旦BL要素を入れる場合それが成立するかどうか??ってのには「萌え」要素があるかどうか??ってのがいっちばん重要になって来ると思うんですね??(は?)あたしもべっつにBLまんせぇーvvvと諸手を挙げて追っ駆けてる人ではないのでアレなんですけども(苦笑)例えばここ最近で言うとセバシエかぷるも好きだし火アリもとうとうすっ転んでしまったし「MARS」の牧生のささやき女将最恐伝説wwwはさいっこうにイカれてたと思うんだけどもそれってただハードルが高いっつか越えられない壁の前で立ちすくむってだけじゃなくてその壁すらも乗り越えてく孤高の愛っつーか何って言ったらいいのかなぁ??例えば火アリなんかはもうふっつーに原作本読んでる時には気にならなかったしむしろそーんな30過ぎたおさーん2人がいちゃこらやってるとか無理だしwwwと思ってなーんの実感も沸かなくてむしろそやって火アリネタで喜んでる腐女子を見下すぐらいの勢いでもってあり得ねぇーwwwの一言で片付けておったんだけれどもさ。それが実写版になってそれを窪田(正孝)きゅんとたくみん(斎藤工氏)がやるっつーんだからもういけないwww(は?)…や、それだったって最初は有栖川有栖せんせの著者近影だって知ってるしそれを見たらば蛭子(能収)さんと又吉(直樹)を足して3で割る(は?)ぐらいの人のよさと気持ち悪さのすれっすれを言ってるいいおじさんvvvってな感じの??(えー)…うん、だから作家さんってのはべっつに超超超イケメソばっかりが書いてるわけでも何でもなくて何だったらもう著者近影なんかなくたって充分なぐらいに書いてるモノが面白ければそれでいいっつかお歌歌ったり演技をしたりするわけじゃなしこうー…外にわしわし出て行く感じの職業じゃないわけだからしてかっこいいことを求められてないと思うんだけれどもそれでも握手会だとかサイン会だとか売れたらまぁそういう場にも借り出されたりしなくちゃいけなくてそういう体裁さえ取れてればそれでいいんだと思うんだけれども出来たらまぁ槇原敬之さんみたく声はいいけど…歌番組には出ない方がよかったよー…(滅)な残念っぷりを感じさせるやうな??それが著者近影の役割っつーのかちょっと残念なところだと思うんですよね??(えー)それを見てしまっておるので有栖川せんせと火村助教授かぷるっつったって本人の顔知っちゃってるわけだからしてそれ以上でも以下でもなくてそーんなおさーん掴まえてBLとかアホくさwwwぐらいに思っておったので何ら興味もなーんにも沸かなかったのがいきなり窪田きゅんが有栖川せんせ役だったりなんかしてしかも…!アリスが犯人に対して悔しい気持ちをぶつけて泣いてるところを火村@たくみんがそっとアリスの肩を抱くとかもう………!!!!!事件以上ぢゃっwww(どっかぁーんっ!)それだけじゃなくてちょいちょい原作にもあったシーンをぶっ混んで来るわけだけれども(当たり前)「新婚夫婦のやうな食卓」にしたって原作読んでる時にはこれっぽっちも何とも思わなかったのが窪田きゅんとたくみんになった途端にこの人たち朝っぱらから何やってるのかしらーーーーー???!!!(わなわな)なシーンが出来上がっちゃうわけですよっ!!!(鼻息荒www←)しかもそこんところに火に油を注ぐかのやうにして火村が怪我したところをみんなしてお見舞いに行ったシーンで火村の下宿屋のばあちゃんが…っ!!!ばあちゃんが…っ!!!(夏木マリさんが演じておったのでそこまで「ばあちゃん」然としてなかったので若干あの役は違うと思うんだけども←)「後は若いお2人で…vvv」つてさりげに火村とアリスの2人っきりにしてみんなして出て行っちゃったりなんかしてちょっと…!!!もう…!!!公式は火アリかぷるを全面的に認めたってことなのかぁぁぁぁぁっ???!!!つてテレビの前で思わず発狂しそうになりましたやんかいさっwww(…誰??←)それぐらいにBLやろうと思ったら萌え展開てんこ盛りじゃないと誰も転ばないってことなんですよっ!!!(え)そこんところよろしくっvvv(…誰に??)それをかんったんに豪太くんが「好きだから」っつー理由だけで伊右衛門を路頭に迷わせたとしてそこに何が残る??ってことなんですよね…。確かに牧生もそれと同じぐらいに罪深いことを零にして来てるしみーんな面白いやうにして牧生の心理戦に引っ掛かって自殺したり自殺未遂を遂げたりなんかして牧生の手引きだっつってもだーれもそれを信じないと思うんですけれどもその狂った一途さはそれはそれで震え上がるほどに純粋っつーのかこれまた牧生を演じてるのが窪田きゅんだった…!っつーのが大きいわけなんですけども(苦笑)その狂気すらも美しいと思える何かが窪田きゅんにはあるってことなんですよねー…。(うっとり)それを豪太くんに持ち合わせろっつったところで無理がありすぐるんだけれども(苦笑)伊右衛門を奪いたい…!と思えるほどのしんっけんさっつーのかな??何だったらもう豪太くんの狂気がお岩の顔を醜くさせてしまった…みたいな展開になっておったんだとしたらばもそっと違っておったのかもしれないけれどもふっつーに「好きだから」ってただそれだけの理由で伊右衛門を職なし子さんにしたところでそれで自分のモノになるか??っつったらなりませんよ、普通。親身になって慰めてくれたところで「同情するなら金をくれ!」って話でしょうよ??仕官の口を探してやるだとかそれ以外にも真犯人を必ず突き止めてやるから…!みたいな口約束だとかいろいろそういう後ろ盾みたいなモノがないとただの友達以上にはなれませんってばwwwでもお岩とはそれが違ったわけでそ??向こうは武家の出だけれども男の子が出来なかったのが災いしてお岩はぢつの父親から虐待を受け続けておって子供を産むために実家に里帰りしておった時だったって「あんな男との孫なんかいらん!」つて生まれたばっかりの赤ちゃんを踏み潰されてしかもそれがぢつの父親にですよ??それで逆上したお岩が自らの手で父親を強盗がやったやうに見せかけて殺した…ってまぁそれぐらいのことはしますよねぇ??自分だけじゃなくて自分が産んだ赤ちゃんまで酷い目に合わされてこの先ずーっとこの父親と一緒にいたところで何のメリットもないどころか損しかしないってことでそ??(おぶおぶ)しかも父親は藩の有力者として通っておって外面だけはよくてとてもじゃないけれども娘を虐待して娘の赤ちゃんを踏み潰して殺すやうな人には見えないもんだからふっつーに反撃したらば何てむごいことをする娘だっ?!つて詰られて伊右衛門にも迷惑を掛けるだけのことだしそれならいっそ強盗に襲われたとか不可抗力的なことで父親を亡き者にして赤ちゃんも結局のところは流産して生まれて来なかったことにしてしまえば伊右衛門のショックもちょっとは軽くなるだろうってことで自分1人が我慢することで伊右衛門のことを守ろうとしたわけじゃないですか??そこまでしてくれる奥さんのことを大事にしないっつーんだったらば伊右衛門はどうしようもないバカってことになる。誰もがみんな「仕方がない」理由でもって誰かのことを庇ったり強く想ったりしてここに居る人たちはとんでもなく「どうしようもない人たち」でものっそい悪い人は1人もいなかった…。それでいいんだとおも。…っつかこのシリーズって今後続けて行かれるんでしょうかねい??(おぶおぶ)キョンキョンのこれからの演出作品ってのも気になるし誰と組むのか??ってのも気になるしこれだけで終わって欲しくないっつか。いろいろと期待してるのでよろしくのよろしくでvvv(え)