1053.「ART」

主なキャスト:イッセー尾形・小日向文世・大泉洋
作:ヤスミナ・レザ 翻訳:岩切正一郎 演出:小川絵梨子 舞台監督:弘中勲
公演記録:2020.3.25~4.6@サンケイホールブリーゼ(大阪)
あらすじ>>マルク、セルジュ、イヴァンは15年来の大親友。ある日、セルジュが現代アートの高い絵を買ってきた。皮膚科の医師で現代アートが趣味のセルジュにとっては、やっと手に入れた自慢の作品。白い背景に白い線が斜めに入っただけの絵。ところが一緒に喜んでくれると思ったマルクは不思議な顔をするばかり。そんな二人の会話には妙なすれ違いが生まれ…。
一方、結婚を間近に控えるイヴァンにとってもこの友達関係は何より大事。三人はお互いの関係を何とかしようとするが、懸命になればなるほど、会話はおかしな方向にズレていく。エスカレートしていくうちに実はお互いに相手に求めていることが全く違っていたことに気付く三人。それでも関係を修復しようとするが、事態はさらに思わぬ方向に…。

ほんっついつ「中止」が言い渡されてもおかしくない状況にあってとりま開催してくれたので行くことに。(え)このキャストでキョードー大阪でっつったらばちゃんとチケット取れるか心配だなー…(黙)と思っておったらば意外とさくっとチケットが取れてしまい。(えー)…っつか引き換えてみたらば2階 2F列 8番って…どんだけ遠いんだよっ!!!(どーんっ!)ってなぐらいに遠くてべつくり。(滅)それでも「行きたい…!」と思ったのは作品の強さとこのキャストの吸引力みたいなところかなぁ??と。それでも週末土日は公演中止になっておったし始まる前からも払い戻しのお知らせめいるが届いておってこの3連休ちうに行くか行かないかの決着を着けてそれで「行かない!」ってなった人には払い戻しするけどそれ以降はちょっと…(結局公演期間ちうでも行かないことになった人には払い戻しになってたみたいだけども。苦笑)みたいなことだったのでべっつに体調も悪くないし行くけど…??みたいなことで会場に入る前にも事前問診??として「体温」やら「海外渡航歴」やら「風邪症状の有無」やらいろいろ書かされてしかも開場扉で自分でチケットもぎって渡してぴっと赤外線??センサーみたいなので体温測られてそれでちょっとでも熱高かったらはねられるみたいなことで看護師さんも常駐でもって始まったっつーのにそれでも週末中止とかどんだけだよ??って話。(黙)…ってか劇場はお隣さんと距離近いかもしれないけどベラベラ喋ったりしないし咳き込んだりするのも憚られる空間だったりするしそこまで危険な場所とも思えないんだけども??…や、まぁ換気は確かに悪いかもしれないけどさー…と自分が好きなモノだから正当化しようとしてるだけかもしれないけども。(苦笑)とりあえず「ART」(観劇日記No.537&667参照)は違うタッグで観たことがあるので座組によって性格出るなー…っつか力関係??みたいなのがべみょうに違って面白いwww今回のはいっちばん動きがあるっつかいっちばん人間臭いドラマに仕上がっておった感じかなぁ??と。(え)結構前2回のは淡々と物事が進んで行くっつかマルクとセルジュがとても静かーに喧嘩しておってその周りをヘタレ(!)なイヴァンがぐるぐる回って負け犬の遠吠えっつか1人VS2人相撲っつか(何)ちょっと一歩引いた感じっつかそこんところの駆け引きっつか温度差っつかそこを観るもんなんだとばっかり思っておったんだけれども今回はみんながぎゃんぎゃん噛み付きあってる感じ??(え)確かに現代アートはよくわっかんないし自分の友達が訳の分からない絵をたっかいお金で買って来てさも自慢そうにお披露目でもされたらー…肩がっくんがっくん揺すぶって「おい…?!正気か…っ??!!(わなわな)」つてとっちめるだろうけれどもでもそもそも絵の価値なんか人それぞれっつかそれ以前の問題で人の趣味ってそれぞれだし自分が稼いで来たお金をどこに何に注ぎ込もうが勝手だしそれをどうこう言う権利は他人にはないしそれが例えどんなに親しい友達だったとしてべっつに他人のあたしが汗水垂らして精一杯稼いで来たお金を右から左にたっかい絵を買うために使われた…!!!(どーんっ!)とかなったらばさすがに往復ビンタも辞さないぐらいに噛み付いて散々っぱら文句言って最終的にわーわー泣き叫んででも抗議するだろうけれども相手の友達が自分で稼いで来た金をどこに何に使おうがそれはその人の自由であってそれが自分にとって訳の分かんないとー………んと理解出来ない絵に注ぎ込まれたとしてそれだからって「目を覚ませ…!!!」つて文句言う筋合いの話ではないし「どうしちゃったんだよー…?!」つて泣いて抗議するモノでもないし放っておけばいいことなのであってそれで勝手に他の友達と「あいつ、ほんっとバカだよなーwww」つて酒のつまみにでもして笑ってればよろし。(え)それをなーんでこんなにまでも絡んで行くのかの意味が分かんないwwwんー…それがマルク(イッセー尾形さんの役どころ)とセルジュ(小日向文世さんの役どころ)がシェアハウスか何かで一緒に暮らしておって家賃なんかを折版して生活しておったりするんだったらば確かに相手が訳の分からない絵なんかにたっかい金を注ぎ込んでしかもその絵を部屋のどこに飾ろうか??なーんつて言い出したらば「おいおいおいおい…!!!」つて必死で絡んで行くだろうけれどもそうでなかったら何でそこまでして相手のことを批判??しなくちゃいけないのか??と。それがながーい付き合いの中で全くもって理解出来ん!!!みたいなことでそーんなところにお金を使うなんてもったいない…!!!みたいな今までとは俄然人が変わってしまったかのやうな金遣いの荒さだったり今までそんな趣味なかったのに…??(おぶおぶ)なところに使い始めたりしたらば「どうした…??(おぶおぶ)」「話でも聞くよ??(おぶおぶ)」つて何某か聞き出そうとしたりはするかもしれないけれどもべっつに元々がセルジュは皮膚科とは言えどもお医者さんなわけだしある程度は稼いでおるわけじゃないですか??それを何にどう使おうが関係のないこと。…ま、だからってかんっぜんに突き放したかのやうに扱わなくてもいいだろうけれどもここまで大っぴらな喧嘩っつか仲違いになる必要性ってどこに…??みたいなのはある。(苦笑)んー…マルクの中でセルジュはいっつも自分の言うことは何でも素直に「はい!」って聞く男っつー認識だったわけだ。(え)マルクはセルジュよりもセンスが上っつかハイセンスなのであってマルクのやることなすことセルジュは羨望のまなざしっつか「うっわー…!かっけぇー…!」つて憧れてそのマルクの真似をしてマルクのやることなすこと何でも取り入れていっつも後を付いて回ってる存在っつーのかな??そゆ風に見ておったのがいつの間にかセルジュはマルクの手を離れて…っつかべっつにマルクが勝手にセルジュのことをそゆ風に捉えておったっつーだけでマルクはマルクだしセルジュはセルジュで別の人間なのだからしてちっちゃい子供じゃあるまいし独立したいいおっとなーwwwなんだからしてセルジュがいつまーでも後を付いて回ってるわけもなくてセルジュにはセルジュの「いい!」と思うモノがあるわけじゃないですか??結局その絵がばっかみたいにただ単純に白いだけの絵でそこに白い線が何本か入っててー…っつーその絵にそれだけの価値があるモノなのか??(おぶおぶ)っつーよりかはセルジュがマルクに何の相談もなくっつか「この絵、いいと思わない??」みたいなお伺い??を立てられるとかもなくいきなりとばばーんっ!と大きな買い物をして来てそれも自慢げにっつかさも自分はとってもセンスのいい買い物をしたとほくそ笑むかのやうにしてお披露目して来たっつーそのことが気に入らないっつか要はそこなんでそ??(えー)マルクはセルジュのことを友達だけどどこか「子分」みたいに思い込んでおってでもセルジュはそうじゃなかった、と。マルクが絵のことを理解出来なかったとして「そんなもんかwww」ぐらいにしかセルジュは思わなかったわけじゃないですか??それでいてどっちもがプライドが高くて自分の非をすぐには認められないっつか「ごめん…っ!」のその一言がなかなか出て来なくてこじらせまくってどんどん勝手に卑屈になってくマルクと引くに引けないセルジュとー…の仲を必死で取り持とうとするイヴァン(大泉洋さんの役どころ)なわけだけれどもそのイヴァンにも飛んだとばっちりっつかそこまで言われる筋合いねぇよwwwなぐらいにイジメられてちょっと可哀想ではある。(黙)

その「イヴァンもイヴァンだよなー…(苦笑)」ぐらいに力関係として弄られてもしょうがないキャラ設定っつか何っつーか…「この人、こゆヘタレキャラだから仕方ないよねー…(苦笑)」つて笑って観てられるならそれでいいわけなんだけども。(え)今までだったらばちょっと賢い系VSおバカ系(おい)だとか大御所俳優VS中堅俳優(おい)だとかの対決だったのがここに来て対等に…っつか(大泉)洋ちゃんだって黙っちゃいねぇwwwっつか割とうるさ型系の役者さんだったりするわけじゃないですか??(爆)決してもう言われっぱなしで黙って泣き寝入りするやうなイヴァンぢゃないぞっ!!!っつーね。しかも友達からはいいやうにけちょんけちょんに言われ帰ったら帰ったで婚約者にけちょんけちょんに言われ…っつーなwwwイヴァンはどっちかっつーと八方美人っつか人の顔色窺って??どっちにでも付くいい加減男…っつったら「言い方…(苦笑)」ってなるけれどもまぁそゆ感じのあっちにフラフラ~、こっちにフラフラ~…な端的に言うと自分がないヤツだったりするわけですよね。(苦笑)最初のうちはセルジュも「いい絵だと思うよー」つて言われてそれが耳に心地よかったわけだけれども「じゃお前の意見をハッキリ言え!」つてなった時に「えーっと…」つてイヴァンが口籠っちゃったらば「もっと自分を持て!」だの何だの「おっしゃる通り…!」なんだけれども一度はじゃあそれでほくほく顔になって嬉しがっておったくせにマルクと喧嘩になって旗色悪くなって来たらば「お前はお前の言いたいこと言えよ!」つて言い始めてイヴァンを困らせたり…と何でこことここが友達なのかなぁ??と。(黙)そやって3人で映画を観に行くはずがいつまで待ってもイヴァンがやって来ない…。約束の時間を過ぎてもうその観たい映画の最終上映にも間に合わないお…!ってなってようやっとイヴァンがやって来てこうなった顛末を「ちょっとー…!聞いてー…!」…ぢゃないけれども(苦笑)まくし立てて思わず拍手に乗っかっちゃったけども。(苦笑)…何だっけ??イヴァンのお母さんって人はお父さんとは離婚しておってお父さんも他の人と再婚しておってそれがイヴァンの育ての母親??みたいな感じでもってけこん式には揃ってその2人が出るわけなんだけれども生みの親っつかお母さんにも招待状を送るかどうするかで揉めておってそれだからイヴァンが連絡を取ってみたらばお父さんとは会いたくないっつか再婚相手もドヤ顔で親の顔して座っておるやうな場所にのこのこと…っつかその2人と顔を合わせないといけないなんて冗談ぢゃない…!っつーので延々と愚痴られて「じゃけこん式には出ないってことなのね??」つて電話を切ろうとしたらば「お前はそゆとこが冷たい」だの何だのぐちぐち言い始めてそれをすぐ横で聞いておったイヴァンの婚約者っつかこれから嫁になる女(!)がせっかくもって招待してやろうっつってるのにそんなにウダウダ言うんだったらばもう来て貰わなくてもいい!みたいにキレ始めてそもそもお父さんと再婚者とは言え親2人顔揃えてるわけだしそこに部外者??な生みの親っつか母親がやって来て3人座っててあたしの方の親とバランス取れないぢゃん!ってなことでそもそも声掛けなくてもよかったんぢゃね??(えー)っつー話にもなって来てそれを母親にそっくりそのまま言ってしまったらば「お前とけこんする女はアレか?!鬼かっ?!(わなわな)」みたいな話にもなって来て「そんなけこん、今からでも遅くないから止めてしまえ!」みたいな話にもなって来て「今更止めるとか言えるかー!!!」ってなことで揉めに揉めて嫁にもせっつかれるしどうにもぐちゃまらで…なわけなんだけれどもそれを言ったらばけこんする前から尻に敷かれていいやうに操られてそれでけこん生活が上手く行くと思うか??つて2人から言われて…。(滅)しかもマルクは一度けこんにも失敗してるっつか奥さんに逃げられて??離婚してるし(死)そんなけこん生活が上手く行かなかった人からけこんのアドバイスとかされても…ねぇ??な話だし実際問題「けこん、止めちゃおっかなぁ??」とイヴァンが思ってたとして今更もうどうにもならないっつかこーんなに大々的に「けこんします!」つて言いふらしておいて止めるとかなったらもうダメージ大き過ぎてやっぶぁいし(死)「止められないよ…!」っつったらばそんな世間体気にしてお前はけこんを決めたりするのか??つて言われるし2人共が機嫌が悪いからってイヴァンに八つ当たりっつかくさくさした気持ちの捌け口??としていいやうにイヴァンを使ってるっつかすっげぇ言われようだな、おいwwwみたいなところでさすがにちょっとイヴァン、可哀想…みたくなるんだけどマルクもセルジュも喧嘩しておったくせにこゆ時だけは仲がいいっつか2人して攻撃的だし何だよ、それ?!みたいなことで。(苦笑)でイヴァンが飛び出して行っちゃうわけなんだけれども結局忘れ物??があったりして取りに帰って来たりでなーんとなくその場の空気が有耶無耶にされて(苦笑)今度は何食べる??から始まってもう外に食べに行くっつー気分じゃないわー…つてセルジュが「べっつにどうでもいいわー…」とか言い始めるしでも遅刻して来たイヴァンとしてはもうお腹減りまくってるしとりあえず何か…!もう何でもいいから食べたい…!なーんだけれどもじゃセルジュの家で何か摘まむか??っつっても大したモノないしなー…みたいなことでどうすんだよー??食べに行くのか、行かないのか??みたいなことでまぁたウダウダし始めて…っつかだったら出前取っちゃったらいいぢゃん!(え)…ってか海外って出前的な??デリバリー的な??何かってないー…のかなぁ??(おぶおぶ)でもピザ屋とかあるよねぇ??…っつか今「ピザ食べたい…!」な雰囲気ぢゃないけども。(苦笑)でもこんだけわーわー言い合ってぷいっと怒って出て行っちゃったらもうその先ずーっと会わない!みたいなことだってあり得るわけなのにそれでも忘れ物でも何でも結局のところ取りに帰って来ちゃうとか…バカだねー…。(苦笑)最終的にマルクに「描きたいモノ描けよ!」ってなってイヴァンの勤めてる文房具屋さんで扱ってるフェルトペンでもってキャンバスいぱーいにスキーヤーの絵とか描いちゃって、ね。(苦笑)でもそれを最後3人で必死になって水で丁寧に丁寧に拭いて消して元通りにして…ってまいっかい使い捨てじゃないわけだからしてしょうがないんだけども(苦笑)あのどうしようもなさっつか何っつーか…友達ってめんどくさいけどそれも含めて愛おしい。(え)でも結構客席も上から見てると空席多かったし(さすがに前方列は埋まってたけど←当たり前)2階やらサイド席はほぼほぼ空席だったりでさすがに遠征組っつか新幹線乗ってまで大阪来て舞台観て…ってかそれで2階席とかないわー…(黙)っつーので諦めた人も多かったんじゃないのかなぁ??(おぶおぶ)いつになったらふっつーに日常が取り戻せるのか??その期限が決まってないからなーんかもうどー………んと落ち込んだりもするんだけれどもちょっとでもこやってやってくれる側の心意気っつかせっかく稽古したんだからしてお客さんの前でやってなんぼだし(え)舞台に立つことを選んでくれて素直に嬉しいっつか下手するともうすぐうるっと来ちゃったりするんだけれども疲れてるのかなぁ??(おぶおぶ)でもチケットこれ取ってても中止かなぁ??と思いつつも急に「行きたい…!」ってなって取れるモノでもないのでどんどん押さえちゃうんだけどどうなんですかねい??…むう。