813.「キャバレー」

主なキャスト:長澤まさみ・石丸幹二・小池徹平・小松和重・村杉蝉之介・平岩紙・秋山菜津子
台本:ジョー・マステロフ 上演台本・演出:松尾スズキ 翻訳:目黒条 舞台監督:二瓶剛雄
公演記録:2017.2.3〜5@フェスティバルホール(大阪)
あらすじ>>ナチス台頭前夜の1929年、ドイツの首都ベルリン。今夜もキャバレー「キット・カット・クラブ」では、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。ショーの花形は、女優を夢見るイギリス人の歌姫サリー・ボウルズ。エムシー=司会者は、妖しい魅力でお客を惹きつける。

――人生に失望してる?そんなの忘れて!ここにはね、美しい人生しかないんです

ベルリンに自由を求めてアメリカからやってきた、駆け出しの作家クリフ。列車のなかで出会った怪しげなドイツ人エルンストに誘われるまま、大晦日の夜、キット・カット・クラブに足を踏み入れる。そこで、サリーと恋に落ち、共に暮らすことになった。
二人が住む下宿の大家は、ミス・シュナイダー。長年、女手ひとつでこの下宿を切り盛りしてきた。下宿人の一人、若い娘コストは水兵たちを相手に商売している。
ある日、シュナイダーは、心優しきユダヤ人の果物商シュルツから熱烈な求婚を受け、ついに結婚を決意する。
愛によって希望の光が見えてきたサリーとクリフ、シュナイダーとシュルツ。その矢先、彼らの街にナチズムの足音が高く響き始めた。
ついに、キット・カット・クラブにも不穏な気配が訪れて……。

――さて、長い話をしましょうか

(阿部)サダヲにゃーがMC役をやっておった前回「キャバレー」(観劇日記No.199参照)はもう10年も前になるんだねぇ…。(遠い目)どおりで話の筋をすーっかりキレイさっぱり忘れておったことだよwww(爆)前回はサダヲにゃーの人気でもっていい席が取れなかったんだけれども(黙)今回は大人計画先行で申し込んだらば18列 48番とまぁ1階席になってるだけでもぜんっぜんっ!前よりかはいい席でvvv前回は2階席と3階席しか取れなかったからね…。(滅)…ってか名古屋まで観に行ったりしてたんだねぇ…。(苦笑)そーんなことがあったことも忘れておったんだけども。(おい)…ってか後から後から追加公演で2公演ぐらい??加わったりしておったので急いで申し込まなくてもよかったのかもしんない…。(え)…ってかレセプト業務真っ只中の土曜日にしかも早出にして貰ってちょっ早で帰るとか…。(爆)主役2人が若返った(!)以外はほぼほぼ主要キャストは続投の同じ役でみーんな年齢がある程度は上がってる…っつか10歳老け込んだっつか。(おい)MC役も前回サダヲにゃーだったのでほっとんどそこしか観てなかったっつーのもあるんだけれども(えー)今回は石丸(幹二)さんだっつーことでどうなるのかと思っておったらば白塗り仮面(おい)だしそのまんま「バットマン」に出て来るジョーカーちっくつーのか何っつーか…。(滅)…や、まぁジョーカーみたくどっぷり悪役ってことではないんだけれども見た目の奇抜さっつかえっと…ちょっと…怖いでつ、ハイ。(黙)サダヲにゃーみたいな軽やかさみたいなのがない…!(どどーんっ!)唯一面白かったのは(おい)客弄りで「インフルエンザの人は…今すぐ帰って!!!」って言うとこぐらい??(えー)…ってか観始めて思ったんだけれども「キャバレー」ってこーんな抽象的なお話でしたんだったっけか??(え?)…いやいや。ちゃんと話の筋はあるにはあるわけだしシーンごとの繋がりだってあるにはあるんだけれどもいちおこれでもまぁミュージカルだしお歌で台詞を繋いでくっつーのかお歌がメインでお話が進んで行くわけなのであってなーんとなく唐突感ありまくりっつーのかな??(苦笑)やぱーりあたしがいまいちミュージカルにのめり込めないのは「何故そこで歌う??(おぶおぶ)」ってことなんだと思うんですよね…。(苦笑)べっつにそのまんま会話の中で話を進めて行けばいいやうなモノをわざわざお歌に乗せてそうして時には踊ってまでして表現しなくちゃならないその意味って何??(おぶおぶ)とまぁそういうわけなんですよ。それだから話の筋の繋がりもまた唐突に見えるっつーのかな??確かにクリフ(小池徹平さんの役どころ)はサリー(長澤まさみさんの役どころ)とキャバレーで出会って…っつーのかテーブルごとに置いてあるコール??で引っ掛けて(!)テーブルに呼び出して一緒にお酒も飲んだりもしたけれどもそれだけだったわけじゃないですか??それにどっちかっつーとクリフは先にどこか別のクラブ??で出会ったボビー(花井貴佑介さんの役どころ)とヴィクター(羽田謙治さんの役どころ)と一緒にいる時の方が盛り上がってたし何だろ…??クリフ的にはバイセクシャルでどっちも行けるっつー設定だったんだっけか??(え)でもボビーやらヴィクターやらと一緒にいる時の方が落ち着くっつーのか素の自分でいられるっつーのかラクに息が出来てるってな感じでもってサリーはクリフに積極的だったけれどもクリフはサリーにそれほどまでは入れ揚げてなかった気がするんだけれどもそーんな2人って急接近するやうな仲なんでしたっけ??(おぶおぶ)ってな感じでサリーが部屋に転がり込んで来たのもどこか唐突だったし…ってかMC…ぢゃなくて別の恋人役??として出ておった石丸さんとの関係が暴力で成り立っておってもうそんな関係はウンザリしてるっつーので飛び出して来てどこにも行き場所がないもんだからクリフのところに来るしかなかった的な??(え)そーんな行き当たりばったり感な展開なんでしたっけか??もっとこう…必然的なドラマがあったやうな気がしておったんだけれども(苦笑)特に一緒にいる意味もなーんにもないっつーのにサリーが部屋にやって来てうんぬん…とかって展開早過ぎぢゃね??みたいなさ。(苦笑)それに前回のキャバレーでクリフの部屋にそーんな何かふかーい意味がありそげな大きな鳥が人間を連れて歩いてる風刺画ちっくな絵とか壁に描いてあったっけか??…ってか観た覚えないよwww(爆)あとそう言えば若い水兵さんの役なんかも(星野)源ちゃんがやったりしてたんだよね…。(苦笑)今思えばすっげ贅沢な使われ方だったと思うんだけれどもまだあの時は大人計画の中では若手??の部類に入る方だったし使われ方が雑(おい)っつーのか数合わせ的なことで使われたりもしておったんだと思うんだけれども(苦笑)でも源ちゃんが「うんこてぃんてぃんvvv」とか言ってるのも割と可愛かったと思うんですけども(えー)今回それをぜぇーんぶ門司(肇)さんが演じておったりなんかして大いにズレがあるっつか何っつーか…。(黙)…や、さすがに今回この役を源ちゃんが演じるとかってなると難しいモノがあるっつか今やとんでもない売れっ子俳優さんになっちゃっててむかーしっから観てる身としては何がそんなにブレイクさせるきっかけが??(おぶおぶ)ってな感じなんですけども(苦笑)そこで源ちゃんが出せないからって門司さんとかってちょっと手ぇ抜き過ぎなんぢゃねぃのぉ??なーんてwww(おい)門司さんは随分と楽しんで演じておられたっぽいからいいんだけども。(いいのかーい!!!←)…ってかコスト(平岩紙さんの役どころ)の部屋から続々と水兵さんたちが出て来てシュナイダーさん(秋山菜津子さんの役どころ)に「お船かっ?!ここはお船か…っ??!!(わなわな)」つてキレられるとことかから「思い出した…!」って気がしたわwww(は?)そうだそうだ!パイナップルの唄とかあったwww(え)シュルツさん(小松和重さんの役どころ)と2人して年甲斐もなく踊るんだよねーvvv(え)前回よりかは10年分年取って説得力が出て来たっつーのか(おい)特にこの2人のシーンは息もぴったりで前回も観てて楽しかったんだけれども今回もそーんなパイナップル1つでそんだけ盛り上がれるとかwwwでも元々はエルンスト(村杉蝉之介さんの役どころ)もシュナイダーさんとこの店子だったわけじゃないですか??むかーしはここで下宿を借りておったことだってあったわけでそ??それだからクリフにも「ここに行けば部屋を安くで貸して貰えると思うよ」っつーので紹介してあげたわけでそ??そーんな単純な知り合いってだけじゃなかったはずだと思うんだけれどもそれだったらばシュナイダーさんがせっかくシュルツさんとけこんするっつってるのにけこんパーチーには来といてよくもまぁ「ナチスまんせーvvv」でユダヤ人排除の方向でっつーのか結局はシュルツさんと一緒にいてもこの先いいことなんてなーんにもないのは目に見えてるから悪いことは言わないからけこんするのはよした方がいいつて口で言うだけじゃなくて嫌がらせ??みたいなことまでしてシュルツさんを追い出すみたいなことを仕向けたわけじゃないですか??知り合いだったら…ってか友達なんだったらもっとこう…穏便なやり方だってあったわけだしシュルツさんを一方的に叩くみたいなことしなくてもよかったと思うんだけれどもあのシーンが来ないことには後半戦へのメリハリが付かないっつか話の展開としてはもっとずっとくらーいどん底に落ちて行くことになるわけだからして生ぬるいこと言ってられないってのも分かるっちゃぁ分かるんだけれどもなーんかやり方が気に入らないっつか何っつーか…。(滅)…むう。

でも前回もなーんとなくそうだったんだけれどもサリーってそこまでして「キット・カット・クラブ」にしがみついてなくちゃいけない理由っつーのかベルリンに固執する理由みたいなのってそこまでないと思うんだけどもどうなんでしょうねい??(え?)…ってか今回の長澤サリーに至ってはべっつにこのままクリフと一緒にアメリカに渡ったとしてもタフに生きて行けると思うんだけれどもいかがか??(は?)なーんか最近の長澤まさみ嬢を観てるとそのまんま「真田丸」のきり役を重ねて観てしまうっつーのかな??(苦笑)「真田丸」を観始めた当初は今まで長澤まさみ嬢が演じておった役とはかけ離れてるしあのがっつきさ(おい)っつーのかフラれてもフラれても意に介さず信繁の周りでキャンキャン吠え回ってるのかちょっとうぜぇしwww(おい)ぐらいに思っておったんだけれども段々と回数を重ねて行くうちにその健気さっつーのか前向きなファイト感??(は?)みたいなのがどんどんと気持ちよくなって来て(えー)「きりちゃってちょっと可愛いかも??(おぶおぶ)」ぐらいに思えて来ちゃったりなんかして結構最後の方はそのおばちゃん臭さっつーのかおせっかい焼きっぷりにどーんっ!と構えたお母ちゃんっぷりを見るっつーのかな??(苦笑)この人はどんどんと周りの人を巻き込んで前へ前へ進んで行くタイプの人なんだなー…なーんて思ったりしておったのでサリーを観てもどっちかっつーとどこに行ってもたくましく生き抜いて行けるタイプっつーのか「あたし、ここじゃなきゃ息が出来ないの…!」な憐憫さとは対極にいる存在っつかさ。(え)それにサリーってそもそもがこのベルリンで生まれて育って…な「ここが故郷」ってな人でもなかったわけでそ??元々は女優になりたくてイギリスからドイツに渡って来たけれども夢破れて??今はキャバレーでその夢のカケラを回収する日々っつーのかドイツにこだわりがある人じゃないと思うんだけれども何で2人してアメリカに行くことにそこまで躊躇しなくちゃいけないのかなぁ??と。確かにまぁ子供を堕ろしたっつー負い目はあるとおも。…ま、それだったって正真正銘クリフの子だっつー自信もないわけだしかっくじつにクリフの子だっつーんだったらばクリフの言うやうにこのまま子供を産んで育ててけこんしてアメリカに…ってな未来もあったのかもしれないけれども誰の子かも分からない今クリフに全てを押し付けるのは申し訳ないっつか今はクリフの優しさに甘えて上手く行ったとしても何か事あるごとにっつーのか問題が起きたらば結局は「自分のホントの子供じゃないからな!」ってことで不毛な喧嘩をしなくちゃいけないことだとかを考えると今のうちに子供なんかいなくなっちゃった方がいいってのと子供がいなくなってしまったらばクリフと一緒にいる意味って何…??ってなことにもなるわけでだったらもうアメリカに行く意味もなくなっちゃったっつかそういうことなのかもしれないけども。でも戦争が起こったらばキャバレーなんか閉鎖するに決まってるしそうなると働き場所もなくなってサリーがドイツに残る意味とかもなくなっちゃって住む場所もなくなって結局ナチスの親衛隊みたいなやなヤツのところに転がり込まなくちゃいけなくなってますます居心地が悪くなると思うんだけれどもそれでもドイツに残るっつーのかしらん??素直にクリフに付いてっちゃった方がずーっとラクになれるのになぁー…。(遠い目)…ってかそーんなかんったんにハッピーエンドになる物語を松尾(スズキ)ちゃんが演出するわけもないんだけども。(苦笑)徹平たんはここ何本も松尾作品でしかもミュージカルに出まくっておったりしたのでかなーり違和感なく馴染んでらっさるっつーのかな??(え?)んー…ま、前回の森山(未來)くんの方が文学青年っぽさはあったと思うんだけれども(おい)徹平たんには屈折した感じがなくてまっすぐさの象徴っつーのかな??(え?)ドイツ…ってかベルリンに来たのだってたまったまだし戦争が起きるんだったらばべっつにベルリンにいる意味なんかないしさっさと撤退してアメリカの自分の実家に帰った方が得策だしサリーが言う「お坊ちゃま」だとかそんなの関係なしにふっつーに考えてふっつーに行動しただけだと思うんだけれどもそれの何がいけないの??ってことなんだけども。だってまぁこのお芝居を観に来てる人たちにはほぼほぼ大半っつか99%っつってもいいぐらいに戦争を経験したことのない人ばっかりだと思うのでクリフの合理的なやり方っつーのか考え方っつーのかはここのいる人たちの総意ってな感じでもってあったり前の行動の仕方だと思うんだけれどもそれが受け入れられないってことは他の人たちは随分と難しいことを考えてるんだなー…っつかわっかんないよ、そんなの…!ってとこなんだけども。(苦笑)こんだけ若いんだから勢いにまかせてけこんして勢いにまかせて子供産んで勢いにまかせてアメリカ行って出直せばいいぢゃなーい!!!と思うんだけどもなーんとなく2人して老成しておるっつーのかなーんかもういろーんなことに疲れちゃってるっつーのか結局はシュナイダーさんとシュルツさんかぷると同じ道を辿るんだね、と。(え)シュナイダーさんとシュルツさんは何だかんだ言っても年寄りで今更勢いにまかせて何かをするってのは出来っこなくて(えー)それだから別れを選んでしまう。(黙)2人がもっとずっと若かったなら相手の苦労も背負い込んでってか買ってでも苦労しただろうけれどももうこれ以上無理は出来ないっつかお互いに苦労することも苦労させることも分かってて一緒になることは出来ないってことだよね…。(滅)でもサリーとクリフにはそれが出来るはずなのにしようとしないってことは2人して生活に疲れ切ってるってことなんじゃないか??と。(滅)もっとこう…未来への希望みたいなのが持てたなら違う選択も出来たかもしれないのにね??…と今回も幕間休憩から戻る途中に小松さんもといシュルツさんの客席乱入っつか「早く席に戻らないとこの枝で突っつきますよ!」の追い込みがありつつ。(苦笑)1階で観てても声はすれども姿は見えず…??っつか余りにも地味ーで周囲に溶け込み過ぎててどこで叫んでるのか途中までさぱーり分からなかったおっwww(爆)なーんかこの日は「昨日も会いましたねvvv」なおじさん??が声を掛けて来たりなんかしておって(ちょうどその辺りぐらいで気付いたwww←)その後もばんばん話し掛けておられたんだけれども小松さんが「…ごめん!意味分かんないわwww」ってので途中で切り上げにかかったりしておって(苦笑)大阪の人たちのフレンドリーさっつーのかが出ちゃってるなー…と。(苦笑)カテコでもまぁまぁほぼほぼセンター3人しか注目されてないと思ってるからなのか(え)シュナイダーさんとシュルツさんもとい秋山さんと小松さんの2人で足上げダンスまで披露しておられてすっげ可愛いおじいちゃんとおばあちゃんっぷりを見せ付けておられますたことよwww…とこの日は徹平たんの家族??お父さんとお母さんだったっけかな??が客席に観に来ておられるとかで石丸さんが呼び掛けて「小池くんのご家族の方!手ぇ挙げてくださーいwww」っつっておったんだけれども(苦笑)みーんなしてスタオベしてからだったので埋もれちゃっててどこにいるのかは分かんなかったんだけれども関係者席とかどこだったんだろなー??前回「キャバレー」は楽しくて楽しくて「もっかい観たい…!」ってのがあったんだけれども今回はそこまで思い入れの強いキャストがいなかったからか(えー)まぁ1回観て充分だったかな??(おい)いっそ松尾ちゃんがヒトラー役でピストルぶっ放すとか(え)意味不明なシーンをぶっこんで来たりしてもよかったと思うんだけれども(ダメぢゃんwww←)前回よりかは松尾ちゃん色が薄くなってるっつーのか…??…や、確かに「パイナップルの唄」が本家にあるのかどうかは知らないので勝手に松尾ちゃんのオリジナルだと思っておったりするんですけども(苦笑)それ以外も割とキレイにするする〜っとお話が進んで行ってて前回のサダヲにゃーの癖のある感じがない分さらっとオリジナルに近いお話なのかなぁ??と。だからあのシュールな絵はないと思うんだけども。(苦笑)…ってかまだこないだ「福岡公演開幕!」とか出ておったりしたのでべつくりしたんだけれどもなっがいなー…www大阪とかとぉーっくのむかーしに終わっちゃってるのに…。(滅)次また松尾ちゃんは「業音」ですっけ??すっげ楽しみーvvvチケット取れますやうにー。(念)