1297.「モンスター・コールズ」

主なキャスト:佐藤勝利・山内圭哉・瀬奈じゅん・葛山信吾・半澤友美・高橋良輔・大津夕陽・森川大輝・倉知あゆか・池田実桜・銀粉蝶
原作:パトリック・ネス 原案:シヴォーン・ダウド 翻訳:常田景子 演出:サリー・クックソン 舞台監督:大垣敏朗・松下清永
公演記録:2024.3.8~17@COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(大阪)
あらすじ>>コナー・オマリー、13歳。
窓からイチイの木が見える家で、母親との二人暮らし。だが、母親は闘病中で、そのために、コナーとは気の合わないおばあちゃんが、世話に来てくれている。
父親は、アメリカに新しい家族を作って出ていった。学校では、母親の病気がもとで、いじめられている。
唯一コナーを気遣う幼なじみのリリーとも不仲になり、孤立している。

それは、夜中すぎにやってきた。モンスターがコナーの前に現れ語る。
「これから三つの物語を聞かせる。私がその三つの物語を語り終えた時、お前が四つ目の物語を私に聞かせるのだ。
そして、それはお前が隠している真実でなければならない。お前は真実を語る、そのために、お前は私を呼び出したのだ。」

投薬を変えても病状が良くならない母親。ついには入院することになり、コナーはおばあちゃんの家に預けられる。
時計が12時7分になる。闇の中で待つモンスターが最初の物語を語る。

エスカレートするいじめ、学校の先生からも腫れ物に触るように扱われている。急きょ、アメリカから帰国する父親。日に日に悪化する母の病状。

時計が12時7分を指すとき、第二、第三の物語が語られる。
そして、コナーは、四つ目の真実の物語を語ることができるのだろうか?12時7分には、どんな意味があるのだろうか?

佐藤(勝利)くんがバリクソ人気があるらすぃー…(え)ってのでチケットが取れるかどうなのかものっそい不安だったんですけども。(黙)とりあえずはキョードー大阪の抽選先行案内が届いたのでそれで申し込み。引き換えてみたらばJ列 16番っつーど真ん中のいい席だったりなんかしてほんっつ申し訳なひ…!!!(え)こっちはただ単純に(山内)圭哉さんが観たかっただけなんだけども。(えー)13歳で男の子でお母さん(瀬奈じゅんさんの役どころ)が病気??っつっても伝染るやうな病気じゃなくて恐らくはもう末期??のガン患者か何かなんだろうとは思うんだけれどもとにかく自分で朝ご飯の支度をして洗濯してお母さんがなかなか起きてなんて来れないからっつーのでお皿まで洗ってちゃんとして学校行って…ってかんっぜんにヤングケアラーぢゃないですか!!!あたしが13歳の頃はー…ってかうちもあたしが生まれてすぐにお母さんが子宮ガンで入院してそれがやぁーっとこ治ったと思ったらば今度は転移でも何でもないんだけれども肺ガン??で入院して…ってのでほっとんどお母さんが家にいた記憶がなくてその代わりに…っつか父方のおばあちゃんと一緒に同居しておったのでそのおばあちゃんがご飯作ったり何たりしてくれてあたしの世話をしてくれておったけれどもそのお手伝いをした記憶も一切ないし(爆)「手伝え!」つて怒られたこともなかったなー…と。(遠い目)地元の中学校は荒れてて…っつかおばあちゃん的には「ガラが悪い」(え)と思っておったみたいでそれだから中学受験??してだーれも知らないところに行けばもそっと社交的になるんじゃなかろうか??と思ったのやもしれん。(え)…ま、先回りして「イジメられないやうにー」ってところだったんだとは思うんだけども。(苦笑)とにかくもそんなわけなので受験勉強でいろいろと夜遅くまで塾で勉強して…ってな感じだったもんでそのためのお弁当やらも持たせて貰ったり。休みの日も「お茶ー!」つて呼べばおばあちゃんが持って来てくれる…ってな暮らしっぷり(え)だったもんだから料理なんか出来るやうになったのなんかここ最近よ??(えー)「出来る」っつっても包丁でリンゴの皮をクルクル剥く…とかはてんで出来ないので(え)皮むき器でするするする~っとやるぐらいのもんだったりするんだけども。(黙)とにかくもう包丁で皮を剥く練習??みたいなのをちっちゃい頃からもずーっとやったことがないまま今ココwww(爆)だったりするので皮むき器大活躍!(きらーん)みたいな。(苦笑)…ま、それで問題ないわけだからしてべっつにいいんだけども。(え)ってか俺っちのことはどうでもいい。(え)13歳でそれだけのことが出来るっつかまぁやらないと仕方がないわけだし自分が動かないことにはだーれも動いてくれないんだからしてやるしかないわけなんだけれどもそれでもちゃんと食べて身支度してがっこ行くってのをやれてるってだけ偉いぞ!コナー(佐藤勝利さんの役どころ)!あたしもアイロンがけとか超苦手で…っつかいちいち時間がないからそこまで自分の面倒看てられないっつーのもあるんだけれどもやってないでつ。(黙)ママンが生きてた時から「アイロンぐらいかけなさい」つて言われておったけれどもまっぢで面倒だしそれに危険…!(え)アイロンで火傷する自信満々www(そこ、得意げに言わないでほすぃー…←)だからハンカチとかむかーしはママンがぴっしーっ!!!とアイロン充ててくれてたからくしゃくしゃだったことなんてなかったんだけれどもあたしが洗った後てけとうに畳んで直してそのまま…なもんでハンカチとかいつ使っていつ洗ったんだ??(おぶおぶ)ぐらいに畳んでるけど使い古しみたくなっちゃっててやっぶぁいwww(おい)服とかもママンが自分で「アイロンかける」に分けて置いてあったんだけれども死んじゃってからもずーっとそのまんまにして置きっぱなしにしてるから(えー)どうすんの、これ??(おぶおぶ)みたいなことになっておったり。(滅)…いやいや、べっつにシャツとかアイロン掛かってなくても体温でしわ伸びるも。(そんなわけない←)コナーもどうやらアイロンがけにまでは手が回らないらしく(当たり前)くちゃくちゃになった制服とかもそのまんまででもちゃんと洗濯してるだけマシだと思うんだよねー。みんな、コナーのことを「だらしないwww」つて笑うし揶揄うしイジメるけれどもあんたら同級生だったってお母さんが病気になって…ぢゃなかったとしてもこう…お父さんとの折り合い悪く急に出て行っちゃったりしていなくなったりしたらばすぐにでもこうなりますってばよ??(え)それよりまずあんたらは自分で自分の世話がちゃんと出来るのか??って話でさ。そんなんでハブかれるとかおかしいだろ、まぢで??なーんとなくコナーから漂って来る死のニオイ…っつかこう動物ってどうしっても弱ってる種を遠ざけようとするっつか何っつーか…生きてるモノと死に掛かってるモノを区別したがるってのはあってそれだからコナーは避けられてるっつーのだったら分からなくもないっつか。(え)…ま、そゆのも含めて「自分たちとは違う…!」っつー線引きがしたいんでしょうねい。…わっかんないけども。お父さん(葛山信吾さんの役どころ)もさすがに離婚した元奥さんが入院してその息子??が大変な目に合ってるっつーのでようやっと一旦戻っては来てくれたもののまたすぐ「家に帰らなくちゃいけない」つてほぼほぼとんぼ返りみたくして出て行っちゃうしさー。(滅)そりゃまぁ今は自分の新しい家族の方が大事なんだろうし仕事だったってあるんだろうしそーんなに何日も何日も元家族??に時間が避けないってなったって仕方のないところではあるんだろうけれどもそれにしたってもそっとコナーに優しくしてやったってバチは当たらないだろうに。おばあちゃん(銀粉蝶さんの役どころ)もべっつにコナーに対して心底冷たいわけじゃない。おばあちゃんはおばあちゃんで自分の娘が自分より先に死ぬかもしれないってことでいっぱいいっぱいになっておるんだろうしそれにコナーにガミガミ言うのだったって母親がいなくなる分これからは自分が悪者になってでもちゃんときっちり躾られるところはちゃんとしてやらないと…!みたいなことなんじゃないのかなぁ??「やっぱり母親がいないと片落ちね」つて笑われるやうなことがあったら申し訳が立たないっつかさ。だってコナーにはもう父親もすでにいないわけじゃないですか??…ま、緊急事態とあれば駆け付けてはくれるけれどもそれだったって母親っつか元奥さんが死んじゃったらばもっそ疎遠になるだろうし「すぐ…!」っつってすぐには来てくれないと思うんですよね??そこんところに温度差があるし(死)親がいない分のカバーは自分がしっかりしなくちゃ…!ってところをまだコナーは分かり切ってないだけなんじゃないのかなぁ??

…とイチイの木の精??っつかまぁ「怪物」(山内圭哉さんの役どころ)なわけだけども。(苦笑)いっやぁー…この話の教訓って…何だ??(おぶおぶ)まず1話目からしてよく分からない。(え)どこかの国の王様が魔女とけこんする。そうして世継ぎの王子が生まれるわけだけれどもその王様が死んだ後魔女はその世継ぎの王子とけこんしようとする。…ってか王様とけこんした後死んだからって王子とけこんするってそれはー…自分の息子とけこんしようとしたってことか??(おぶおぶ)…え、どうなんだろ??とにかくも王子はその時自分の好きだった娘と駆け落ち同然にけこんして家を飛び出して行く。夜になって森の途中で疲れて眠り込む2人。朝になって明るくなればもそっと遠くまで足を伸ばして誰も知ってる人のいないところまで辿り着ければそこでちゃんとけこんしよう、と。…が。朝になって目覚めた時に娘はこと切れておった。王子は慌てふためいて王国に戻って「娘を殺したのは魔女だ…!」つて言い触らして火あぶりの刑に追い込んで自分は王様に返り咲く。…が。実際のところは娘を殺したのは王子自身で魔女はなーんにもしてなかった。それだからイチイの木は魔女を助けるために歩いて移動して火あぶりから救い出した…のだそうな。(え)悲劇のヒロインならぬ悲劇のヒーローを装ってますますそれで人気を獲りたかったのか??人間には「表の顔」と「裏の顔」があるから気を付けろ!っつーことなのか??「怪物」にはそれがないから安心しろ、と??(え)2つ目の話は神父と薬屋の話。教会の敷地内??にイチイの木が生えておってそれをよこせ!と言う薬屋。イチイの木は万病に効くらしくてそのためにもどれだけ金を出しても構わないから今ココで切って持って行かせて欲しいつて頼む薬屋なんだけれども神父としてはたとえそうだったとしても自分の家の敷地内にあるモノは自分のモノなのであって他人にそう安々と金になるからっつーので渡すわけにはいかない、と。その後流行り病が大流行して神父の娘2人もそれに罹ってしまって息も絶え絶えの様子。神父は何もかもをかなぐり捨てて恥も外聞もなく薬屋に「今ならイチイの木をタダで譲ってやるからその代わりに自分の娘を助けて欲しい…!」つて懇願するんだけれども「それだったらばいらない」つてすげない態度の薬屋。結局娘2人も死ぬことになりイチイの木のしたことは神父の家に火を点けて一家惨殺…!っつか神父が信仰心よりも娘を優先したのがダメだったらすぃー…??…ってかまぁ薬屋としても病気が蔓延した今イチイの木を手に入れたとしてもそれはタイミングとしてもう遅いっつか何っつーか。(え)それよりも病気が流行るより前にイチイの木を手に入れて薬を作っておけば「これだ!」っつーいいタイミングでもって売り抜けられるっつか大金持ちにもなれるわけですよねぇ??…ま、そうなった場合にイチイの木は神父と薬屋のどちらに制裁??を加えるか??って話にもなるわけだけども。(黙)とにかくも神父が信仰を投げ出して自分の家族のことだけを優先しようとしたっつーのがダメだったのかなぁ??みんなの幸せを祈ってこその神父なのであっていかなる時でも「信仰で病気を治してみせる…!」ぐらいの意気込みを持ってないとダメ…って話??(え)最後は透明じゃないんだけれども周りの人たちからはてんで認識されずにいて透明人間にでもなってしまったかのやうな人の話。これを踏まえてのコナーの話は何なのか??ってところなんだけども。んー…コナーはいつもいつも夢の中では母親を助けられないっつかぎりっぎりのところで「絶対にこの手を離さないから…!」つて一生懸命崖っぷちで手を離さないやうに頑張ろうとするんだけれどもいつも疲れ切って…っつかその重みに耐え切れないってので手を離してしまって母親はそのまま奈落の底に…な悪夢で目が覚める。(黙)「いつかきっと病気が治って母親だったって元気になって今まで以上にいろーんなところに行けるやうになるはず…!」みたいなことで信じて藁にも縋る思いで??イチイの木から作った薬を試してみるわけだけれどもそれもタイミングが遅すぎたっつーのかあんまり芳しい効果も得られないままに母親はどんどん弱って行く。(滅)母親の死を願ったわけじゃない。コナーにはコナーの人生があって母親の面倒を看るために全てを捧げて尽くすことが本分ではない…はず。(え)学校に行って勉強してそうしてこれから先もずーっとっつかまずは高校に進学出来るやうに頑張らなくちゃいけないわけで家のことをしっかりして母親に心配を掛けずにぜぇーんぶ自分1人で背負い込んでイジメられてることも黙って耐えて…ってするのがいい状態だとは思えない。この家を出ておばあちゃんと一緒に暮らせばおばあちゃんが家事全般を担ってそれでコナーがサポート役??に回ってお手伝いをしてそれで勉強頑張る!ってのがいっちばんの得策っつかそれが優先されて然るべきなわけだけれどもそやって誰かの死を願ってしまうこと…っつか「いなくなればいい」は本心ではないはず。そりゃ誰だってラクになりたいしお母さんが元気になって欲しいってのがいっちばんの望みではあるわけだけれどもそれがもう望めないってなった今「ラクになりたい」つて願ったとしてそれを責められる人は誰もいないってことなんですよねー…。コナーは我慢に我慢を重ねてイジメられても文句も言わず…っつかここで波風を立ててしまったらばがっこに家の人??が呼ばれることになってそうしたらば病気の母親かもしくは口うるさいおばあちゃん??ががっこに来て先生と話し合わなくちゃいけなくてそうなることを避けたいっつか知られて余計な心配を掛けたくないっつーのもあるわけか。でもたまーには発散っつか「うわあああああああ!!!!!!」つて大きな声出して暴れて暴れたくって自暴自棄になってモノとか人とかに当たって全部ぜぇーんぶ曝け出して…ってのも必要なのやもしれん。そのためにイチイの木の精はやって来た、と。介護とかって先が見えないっつか「いつまで」ってのが決まってないから段々そのことにストレスを覚えて来るっつか耐えられなくなっちゃってどっちが先に音を上げるか??みたいなことなんですよねー…。(え)お互い頑張ってるのは百も二百も承知の上でだから八つ当たりも出来ないしその人のせいなんじゃないってことは分かってるし当たったところでなーんも解決しないってことは分かっておってどこにも持って行き場のない怒り…っつかお母さんに「怒ってもいいよ??」つて言われたところで的外れじゃないですか??…や、だからお母さんに言ったところで…ってなるし。(死)結局そやって母親が死んじゃっておばあちゃんと…ってなっても今はまだ元気だからいいけど遅かれ早かれおばあちゃんだったってコナーの世話になり…って順繰りなんですよ。まぁまだそれはもそっと先の話になるだろうし…っつっても人間、明日どうなるか分かったもんじゃないし。(死)ちょっとしんどいけどだーれもいなくなった家でコナー1人で生活するってわけにもいかないしおばあちゃんがいてくれただけでもよかったっつかマシ…だったのかなぁ??…っつか圭哉さんもロープアクション??みたいな感じでもって吊り下げられるシーンもあったりして半裸状態(!)だったけれどもちょっと絞った??(おぶおぶ)「2Cheat6」(観劇日記No.1278参照)の時よりかはシュッとしてる気がすwwwお腹ペタン、ってしてたし。(どこ観てんだよ??←)次はー…「中村仲蔵」だしもそっとラクーに観れるかな??…とほ。