992.「CITY」

主なキャスト:柳楽優弥・井之脇海・宮沢氷魚・青柳いづみ・菊地明明・佐々木美奈・山本直寛・尾野島慎太朗・石井亮介・内田健司・船津健太・續木淳平
作・演出:藤田貴大 舞台監督:大畑豪次郎
公演記録:2019.5.29@兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫)
「マームとジプシー」を観る機会がなくてなーんとなく前評判っつかテレビ中継(生じゃないけど。苦笑)はちらっと観たことがある程度で。(苦笑)ついこないだ柳楽(優弥)くんと主宰の藤田(貴大)くんがスイッチで対談しておるのを観てちょっと興味を持ったっつか。いつものやうに劇場先行でさくっと取れたので席はC列 11番ってなど真ん中だったんだけれどもこういう抽象的すぐる話ってよくわっかんないっつか睡魔が襲って来るっつか…。(黙)でもど真ん中で寝るわけにもいかないのでもうぐらんぐらんしながらようやっと最後までたどり着いた感じか。(苦笑)えーっと…まずもって「明け方見た夢は」のフレーズが繰り返される中でこの出来事が夢の中で起こった出来事なのかそれとも現実世界で起きた出来事なのかがぜんっぜんっ!分かりません…。(滅)結局のところ「新しい世界」で生まれた「新しい子供たち」っつーことで何かの特殊能力を持った子供たちが施設か何かに集められてそこで訓練??か何かそゆことをさせられて大人になってそれで警察の代わりに闇で殺人犯なんかを懲らしめるっつか自分たちの力を使って居場所を突き止めて犯罪を未然に食い止めるとか何とかそゆことをしておるっつー話…なのかしらん??(え)すっげぇざっくり言っちゃうとそゆ話だと思うんだけれども途中途中のシーンの間っつかもうまるで催眠術にかかったかのやうにして眠気がずんずん増して行っておったのでほぼほぼ覚えてないところもあったりとか…。(黙)柳楽くんファンの方のまとめた「まとめサイト」で台詞やらを流れに沿って時系列で拾ってるところがあってそこも覗いたんだけれどもなーんにも覚えてない…!(死)しかも主人公の幼馴染み役に宮沢氷魚くんとか…!宮沢くんと言えば今期ドラマで「偽装不倫」で杏さんの相手役を演じてらっさいますがー…といまいち萌えがやって来ない。(おい)…や、まぁ今期ドラマではすでに二大萌え巨頭(は?)の瀬戸(康史)きゅんとともやんレトリーバー(違。中村倫也氏)に白目剥くほどきゅん死にしておるので(え)宮沢くんまでカバーするつもりはない…っつか杏さんのキャンキャンした声と演技が受け付けないのか…??それに仲間由紀恵嬢の浮気相手役のボクサーとかまたまたピンク髪でちょっとおバカキャラとか…「はじ恋」(はじめて恋をした時に読む物語」)の二番煎じかオマージュとしか感じられないんですけども。…と言いつつ観る。(おい)…とついつい他のところに話が脱線してしまうぐらいに宮沢くんのこともうっかり覚えてなかったんだけれどもどういうことか??(えー)妹が帰って来るとか帰って来ないとかは実際のリアルでの話であって「何時頃には帰って来るから」つて仕事か何かに出て行った妹はその日を限りに家には戻って来なかった…っつー話に繋がっておるわけなんだけれどもその繋がり具合とかがいまいちよくわっかんなくて結局のところ妹が現実にいたのかどうか…??主人公の夢の中での勝手な妄想でしか存在してない妹だったんじゃないのか??とまで考えてしまったらばもうぜんっぜんっ!わっかんないっつかますますもってややこしいことになってしまってもうどうしたらいいんだよー??ってなことになっておるんですけども。(黙)たまったまなのか何なのか主人公が働き始めたところは偶然にも犯罪に加担しておるっつか「作業員」が何を作業しておるのかそこんところもよくわっかんないんだけれどもともかくもそこでも「新しい人入ったから」つて主任さん??みたいな人が連れて来てそれでもみーんな他の人たちはちっとも興味なしでもってかんっぜんスルーでもって自分のことだけしか興味なくて話も聞いてなくてそれだから「名前とかまたおいおい…」みたいな感じでもって主人公が紹介されるのも何なんで…みたいな感じでもって名前を言う機会も失われてしまったので結局のところ主役なのに「俺」とかでしかなく。(黙)いっやぁー…もうすっげぇ記号感半端ねぇわーwwwってな感じなんだけども。(黙)名前を紹介されないってことはべっつにここにいるのが「俺」である必然性とかはないわけなのでいつでも取り換えがきくっつかいっそ誰でもいい感じの??ただまぁ人数合わせのためだけに今ここにいるわけなのであって仕事が合わないとかなーんとなくノリが合わないとかでもしかして明日から出勤して来なくなったとしてまた新しい人をすぐに募集してその人に取り替わって貰ってそれでひとまず片は付いたって話になるわけでそ??そゆ誰がやっても同じっつか明日「俺」がいなくなっても構わないっつか何も必要とされてない…ってほどではないかもしれないけれども今目の前から消えて無くなったとしてそれなりに悲しむ人たちは少なからずいるかもしれないけれどもそれだったっていつまーでも悲しみ続けてくれるわけではなくていつかその不在にも慣れてふっつーの日常に紛れてしまってふとしたことで思い返すことはあったとしてもその不在にいつまでも構ってるわけじゃない…みたいな??暗にそゆことを言いたいわけなのかしらん??そこに来ての特殊能力っつかえーっと…何だっけ??海外ドラマでこゆのあったよねぇ??(え)ほら、日本人キャストっつか2世??だか3世だかの人が出てて話題になってたやつ。あー…と「ヒーローズ」だったっけか??その特殊能力を活かして人を助ける方に回れば「ヒーロー」でその力を使って自己満足っつか犯罪のために使えば「悪」ってことになるわけで。でもその力を持ってしまったこと自体はその人が望んで手に入れたわけじゃなく生まれ付きそうだったってのであってその力が欲しくて途中から手に入れたってのでなくただもう気が付いたらそこにあったってのでそれを人のために使うか、それとも自分のために使うか??ってのはその人次第っつかもう備わってそこにあるわけだからして生かすも殺すも自分次第っつかそこに「善人」「悪人」の区別が元からあったってわけじゃないじゃないですか??生まれ落ちた時からもう赤ちゃんの時から「悪」だったって人は誰1人いないわけだし環境だとか性格だとか親の育て方だとかいろいろそゆのが影響して最終的に「善」になるか「悪」になるかが決まるっつーか何っつーか。コレクター(内田健司さんの役どころ)の場合は幼い頃からの母親の虐待が影響してそれに対する復讐っつーのか「右手」に異様な執着心みたいなのを持ってしまってそれでその「右手」を手に入れるために力を使った方がラクってなことでそういうことになっておるわけだけれどももう持っちゃってるんだから仕方がないっつかそれをどう使おうかは自分の勝手だろ??ってとこになるんだろうね。誰かわっかんないけれども「神様」ってのがいるんだとしたらばその力をその人に与えちゃってるわけだからして。そのことでその人自身を責められないし力があるからと言ってそれがぜぇーんぶ「悪」ってことにはならないわけだし。そこんところの線引きみたいなもんかね??(え)

途中途中「海辺のカフカ」(観劇日記No.437参照)のオマージュっつかあの舞台でも使われてた音楽が差し挟まれたりして蜷川(幸雄)さんの影響を少なからず感じたっつか。そう言えば藤田くんが蜷川御大の晩年期に共同作品なのかなーんか一緒に仕事するとか舞台を1本仕上げるか何かになっておったのが蜷川さんが逝去されたことで頓挫したか何かで無くなったんだったっけか??そゆのもあって余計にそういうニオイがしたのかしらん??舞台のセットとかはぜんっぜんっ!蜷川さんっぽさとかじゃなくふっつーに現代アートな世界観でもって藤田くんのオリジナルが前面に押し出されて来ておるわけだけれども何かしら根底にあるのが蜷川さんっぽいってのが面白いwww「俺」はヒーローとしての道を選んで光指す道を進んで行くわけだけれども「あのひと」(井之脇海さんの役どころ)は夢の中で出会ったっつーこともあってか現実感が薄いっつかどっちかっつーと「闇」を生きる人ってないめいじだったりしてしかも「悪」の側の人間だったりするのでどっちかっつーと「影」を纏っておる人物像ってな感じなんだけれどもでも「俺」と「あのひと」は紙一重であって考えてることは同じっつかいっちばん近いところで存在するもう1人の自分みたいなことなのかな??と。何度も何度も夢の中ですれ違いを繰り返してそれで一方的に顔見知りっつか相手の存在を知ってはいるわけだけれども実際には会ったことがなくて…みたいなことを繰り返しておったのが妹の不在をきっかけにっつか同じ犯罪に巻き込まれた被害者っつか対象として選ばれたのが「妹」だったわけじゃないですか??んー…厳密に言えば「俺」と「妹」は施設で知り合っただけでホントの意味での兄妹ってことではなくてただまぁ年の差の違いだとかちょうど入った時期も一緒だったりしたこともあってそれで兄妹みたいな関係性でもって今に至るってなことになっておるだけでお互いがお互いを必要としてるって点では「俺」も「あのひと」も同じだったわけじゃないですか??女の人しか持ってない心臓ってのが何を指すのかは分からないけれどもまぁ子供を宿せるってことから言えば自分の心臓とは別にもう1つの心臓を持つ可能性を含んでるのが「女性」ってことになるわけで。そこんところの新しい「生」を産み出す力みたいなのが「あのひと」は欲しかったんじゃないのかなぁ??そうして裏を返せば理想的な女性を自分の傍に置いておきたい…!みたいな??(え)自分の中に「女」を存在させようと思ったらばまぁ自分の体を何かしら弄ってそゆ風に出来ないこともないっつかまぁ生殖機能としてはべみょうかもしれないけれども今後男の人が1から子供を産める機関が持てるやうになるかもしれないじゃないですか??倫理的には難しいかもしれないけれどもでも男として生まれて来てこの外側の性は自分の思ってるのと違う…!と思った人がホントは女だったのに…!っつーので転換手術をした時に「子供も将来的に持ちたい…!」って望んでそゆ機能を持った機関を埋め込むっつか男の人でも妊娠が可能になるかもしれないわけでそ??でも「あのひと」が望んだことはそゆことではなくて自分とは違う存在としての「女」を手元に置いておきたかったっつか自分のためだけの「女」を手元に置いておきたかったってことなんでそ??それが「俺」にとっては「妹」で「あのひと」にとっては理想の女性だったわけでそ??そこんところの違いっつーのかなぁ??…ま、そう言いながらもヒーローなのに夜行性っつか事件が夜を中心にしか起こらないから昼間はそやってちゃんとふっつーに仕事して夜には別の顔を見せるみたいなことでヒーローたり得るのかもしれないけれどもさ。(苦笑)やぱーりちょっとぱっと見だけではわっかんないっつか半分以上を睡魔に飲み込まれておったので(爆)分からないことだらけで申し訳ないんだけども。(黙)でもこれを頭がクリアな状態で観たとして「分かった…!」ってなるかどうか…??(おぶおぶ)こういう作りの舞台を観慣れてないってのもあるし訓練が足りてないってのもあるのかもしれないけれども何度も何度も同じ台詞が繰り返し挿入されて意識してそれを捉えて拾って行かないといけなくてそれでいてチャプターごとにシーンが切り取られておってその1つ1つに独立した意味も持たせつつ連続する話の1コマとしても存在して…みたいなのって独特な世界観だと思うんだよね…。大体は何かしら1つ大きく括った世界があってそこにまぁシーンごとの意味とか繋がりとかはあるかもしれないけれどもチャプターとして独立するまでのことはなくてまぁ単純にざっと2時間とか3時間とか大きな世界観で括られたお話に没頭するみたいなのをやっておった身としてはちょっと馴染みにくさもありつつ。(苦笑)劇団チェルフィッチュとかもどっちかっつーとこのパターンっぽいかな??(え)シーンごとのぶつ切りで観ても舞台が成立するっつかその単体だけで観てもいいしそれを全体を括ったところでどうまとまりが付くのか??みたいなのもあってそれを観てるこっち側が自分の頭の中で組み立てて行かないといけない、みたいな??(苦笑)のんべんだらりとただ「観させられてる」だけじゃダメっつかさ。客席参加型っつーのか脳内をフル稼働してガンガン考えてちゃんと起きて観ろ!ってことなんだろうな、たぶん。(え)この手の新しいお芝居に付いて行けるのかどうなのか…??(おぶおぶ)また舞台中継とかでテレビで観たとしてもわっかんないんだろうけど(苦笑)機会があればちょっとまた観てみたいかも??(え)