1245.「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」

主なキャスト:加藤シゲアキ・大谷亮介・平祐奈・細田善彦・福田転球・三上市朗・土屋佑壱・枝元萌・佐藤みゆき・章平・安蘭けい・金田明夫
作:アレクシス・ミシャリク 上演台本・演出:マキノノゾミ 舞台監督:松下清永
公演記録:2023.4.22~24@東大阪市文化創造館 Dream House大ホール(大阪)
あらすじ>>1897年12月、パリ。
2年も書けずに大スランプに陥っている詩人で劇作家のエドモン・ロスタン。
ある日突然、大女優サラ・ベルナールからの大きな仕事が舞い込み、偉大な喜劇王コクランに英雄的なコメディ詩劇の新作を書くことを約束してしまう。
なんと初日は3週間後!

ムッシュ・オノレのカフェで、構想を練るが、まったく書けない……。
衣装係のジャンヌに恋する友人の俳優レオの恋愛相談に乗り、訳あり主演女優マリアとスポンサーであるアンジュとマルセルの兄弟の気まぐれに振り回され、
妻ローズに怒られ、ありとあらゆるトラブルに見舞われながら、舞台監督のリュシアンやコクランの息子ジャンたちと稽古を始めるが……。

エドモン・ロスタンの人生をかけた一世一代の創作、そのタイトルは……そう……『シラノ・ド・ベルジュラック』!!!

ひっさしぶりに(福田)転球さんだし三上やん(三上市朗氏)だしってので観たい…!とはなったんだけれども何せカトシゲ(加藤シゲアキ氏)主演となったらもうチケ難は必死…。(滅)むかーしまっちゃー(河原雅彦氏)演出舞台の時だったって取れなくて取れなくて結局闇で(え)チケット流通センターだかで手に入れたシロモノ…。(黙)今回だったって取れないに決まってる…!!!(えー)と思っておったんだけれどもサクッとキョードー大阪抽選先行で手に入ってしまったいwwwしかも1階 4列 28番って………こんなの、ジャニさん枠で周りガッチリ固められとるぢゃんかよっ!!!(どーんっ!)大丈夫なのか、俺っち…??(おぶおぶ)とりあえずはここのホールが駅から遠くて不便…どころか「普通」しか止まらない駅だったりするので近いっちゃぁ近いんだけれどもべみょうに時間が掛かるんだよにい。(滅)まあまあ観やすいいいホールだとは思うんだけども。(苦笑)…ってか大体がそもそもの「シラノ・ド・ベルジュラック」なる舞台を観たことがありません。(黙)…と思っておったらば何だっけ??劇中劇で語られる内容でなーんか映画でそう言えば「愛しのロクサーヌ」ってなのがあったけどアレのこと??ってなったんだけれどもどっちにしてもタイトルは聞いたことあるんだけれども中身を観たことがないのだったよ。(黙)…むう。とにかく2年も戯曲が書けないとなったらばもうそれは演劇業界から干されても仕方のない話だとは思うんだけれどもそれがそうは行かないんだからしてよっぽど処女作??っつか元々のこれまでの功績みたいなのがあってのことで随分と期待されてらっさること…!っつかその期待っつー重圧??がまたエドモン(加藤シゲアキさんの役どころ)をじんわりと追い詰めて書けなくしてるんじゃなかろうか??とも思うんだけども。(黙)それがふっつーにその辺の…ってか自分が持ってる劇団??とかの劇団員たちから「早いとこ、次を書いて下さいよー??」ぐらいの??プレッシャーだったらばなーんとなく遣り過ごすっつか新作とは行かないまでも誰かの作った戯曲に手を加えてってか焼き直しでその場を濁しつつ自分の新作に備える…とか力を蓄えてる風を装えたりもするのかもしれないけれども(え)押しも押されもしない大女優??から「次を書いて!」つて期待されておったらばなかなかに手が出せないっつかおいそれとはこけられないってのもあって書くからには成功させないと…!な違うプレッシャーにも追い込まれたりしてなかなか書き出せないってのは分からないでもないっつか。んー…でも子供が生まれたばっかりってのもあって生活を立て直す??みたいなのもあるわけじゃないですか??この時代だし奥さんが他で外で働いてお金稼いで何とかするみたいなのってないんだろうし旦那が外で稼いで来るしか方法はないっつかすぐにでも食費っつかミルク代ぐらいは稼いで来てもらわないと…!みたいなのがあるわけじゃないですか??そこんところの生活苦…ってか四の五の言ってらんない…!みたいなのがあるってのにそーんな友達の恋バナに付き合って…とか余裕あり過ぎwww(苦笑)…いやいや、だって書かないといけない台本を抱えて四苦八苦してるっつーのにそれよりも友達のために一肌脱いで…っつか自分の書いたラブレターにちゃんと的を得た返事が返って来る歓び…!みたいなのの方が大きいのかなぁ??自分の書いた手紙に返事が来るってそれだけで嬉しくなりません??(え)むかーしまだまだパソコン全盛期じゃない時代(え)にこう…雑誌の文通コーナーみたいなので「友達募集!」なノリでもって趣味の合う人と手紙のやり取りして語り合うみたいなのをやっておったんだけれどもほんっとに郵便屋さんが来る時間ってほぼほぼ決まってるじゃないですか??それで家のポストにことん、って手紙が落ちる音が聞こえるぐらいに待ち望んでおった手紙の返事が…!届いた…!(わくてかwww)ってなるんですよ、まぢで。(え)自分が書いた内容なんてとー………んと忘れ去ってるので(えー)相手の書いた返事しか目に入ってないんだけれどもコピーとか取ってたらより分かりやすかった…ってそこまでしたらキモいか。(黙)何にしてもエドモンの場合は自分のファンからの手紙??みたいなもんで余計にドキドキが止まらないwwwってなことになっておったんだろうけども。まぁふっつーだったらば自分のファンなんてそーんなにド近距離でお目に掛かることってそうそうないと思うんですよね。今だったらばファンミ??だとか握手会??だとかで推しと一ファンがダイレクトに会う機会もあったりするけれどもこの時代ってそーんなないと思うしましてや脚本家なんて裏方の中の裏方…ってか作家さんだったらば今でもサイン会だとかで本屋で大々的に開かれてファンとじっくり…も出来ないだろうけれども(苦笑)多少は話し込んだりも出来たりする機会もあったりするけれども舞台関係のしかも戯曲書いてるだけの人(おい)ってなるとなかなかどんな人が書いてるのか謎…っつーかよく知らないけどなーんか結構そこそこ年取ったおじさんとかが書いてるんぢゃね??(えー)みたいないめいじだったりするんではないでしょうかねい??今だったら劇作家と演出家を兼ねてる人も大多数だったりするわけなので(しかも舞台に出ちゃってる人も多数いるし。苦笑)どんな人が本書いてるかバレバレwwwってか知らない人の方が少ないのかもしれないけれどもエドモンの場合だったらばまだまだ鳴かず飛ばず…ってかべみょうにオモテに出て来ることのない本気で「中の人」状態なわけだし(死)そーんなダイレクトにファンと会う…!ってかしかも可愛くてわっかいお嬢さんとなったら…!って背中に羽根が生えておったらば思わず浮き上がっちゃうぐらいの??(え)そーんなテンション爆上がり状態なわけじゃないですか??何だったらもうレオ(細田善彦さんの役どころ)を差し置いて…ってか間に挟んでる状態がもどかしくて仕方がない…!ってなぐらいに直接やり取りしたくてうずうずしてる状態なわけでそ??んー…でも手紙のやり取り…ってか内容はラブレターになるわけだからしていかにして自分があなたのことを愛しているか??みたいなのをつらつらとこれでもか、これでもか!って書き殴った(え)手紙なわけじゃないですか??それって顔を合わせて会ってるわけじゃないけど浮気の範疇に入れてもよくなくね??ってなるよね??(えー)しかも奥さん(佐藤みゆきさんの役どころ)からしてみたらば自分は乳飲み子の相手をして夜通し??寝るに寝られないっつか赤ちゃんのことは可愛いと思ってるし泣くのが仕事だってのは頭では分かってはいるけれどもそれでも結構なストレスだったりするわけじゃないですか??それなのに旦那はわっかい「ファン」のおなのことラヴラヴで…ってかいっくら仕事の…ってか次の台本のためのネタ??だったとしてそれって「裏切り」以外の何者でもないっつかさ。(黙)そこんところを軽く捉えすぎっつか「実家に帰らせて頂きます…!」つてある日突然離婚届1枚置いて赤ちゃんと一緒に出て行かれておったとして文句は言えない立場…??エドモンがあーんま深刻に捉えてないところが問題なんじゃないのかなぁ??と。(滅)…や、まぁファン目線で観れば「そゆとこも可愛くてついつい許しちゃう…!」的な??(え)盲目的な観方も出来るのかもしれないけれどもちょっと気になったっちゃぁ気になったかなぁ??

確かに「シラノ~」は有名どころのお芝居だしまあまあの公演回数重ねてる舞台だと思うんだけども。えーっと…だからシラノもクリスチャンもロクサーヌのことが好きだったわけですよねぇ??…ってかまぁ最初はクリスチャンのためにシラノが一肌脱いで…ってか文才ってことではシラノの方がクリスチャンよりも数段上ってかずっとずっとロマンチックな言葉を散りばめた文章が書けるってことだったわけでそ??ロクサーヌもそれを気に入ってたわけだし。それはそっくりそのまんまエドモンの私生活っつか実生活そのものをなぞって切り取ったわけでそ??ある意味「事実は小説より奇なり」を地で行ったわけじゃないですか??そやってジャンヌ(平祐奈さんの役どころ)が取り違えてしっちゃかめっちゃかドラマが生まれるのを自分で実体験して来たわけでそ??や、まぁその分奥さんにも疑われる結果にもなったわけだけども。(黙)ってか疑われるってか実際問題相手のことを「好きだ」と思ってないとそこまでの文章は書けないっつか陶酔??してないとなかなかそこまでリアルな文章は紡げないと思うんですよ。相手が乗っかって来たから余計に相乗効果で…ってのはあるにしても。まぁぜんっぜんっ!レオの描写??だけで相手のおなのこのことは会ったこともなければ顔すら拝んだことない…!ってのだったらば顔も見たことない相手にそこまでしんっけんによくもまぁ文章が綴れたもんだよ…ってそうっとうに呆れてそれでも「何もないんだったらよかったわ(ほっ)」で済むところを会ってるわけじゃないですか??しかも自分のファンだってのもこそーり聞いて知っちゃってるわけだし。(死)それを「浮気」じゃないんだったらば何をもって「浮気」だと…??(え)確かにプラトニックだしなーんにも行為には及んでないし手紙を書いたことだけで責め立てられたらこっちが困るわ…!ってなる気持ちも分からないではないけれどもプラトニックだろうが何だろうが好きになっちゃってるわけでそ??何だったらもうレオよりも入れ揚げてるっつってもおかしくないわけじゃないですか??自分でも気付いてないかもしれないけども。(苦笑)そこまで及んでおって何を「浮気じゃない…!」つて開き直りですか??(え)奥さん、可哀想ー。エドモンがこれでイクメン(え)っつか夜通し子供が泣いておったらば寝ずの番でもって奥さんの代わりにあやして宥めて寝かせて…ってやってくれるんだったらともかくとして自分は自分で締切間近の仕事に追われて夜な夜なカフェ??で原稿書いて…ってなってるわけじゃないですか??そのカフェでこそーり相手の女と会ってるんじゃないのっ?!つて奥さんが疑心暗鬼になったとして仕方のない話っつかさ。(黙)なーんかそこんところがどうにもあっけらかんとし過ぎっつか重大な問題だと思ってないところがおかしい気がす…。(黙)まあまあまあまあでも「シラノ~」の中ではロクサーヌがいつの間にやらクリスチャンのことよりずーっとシラノが書いて送って来るラブレターの方を楽しみにしておってそれを心待ちにしてるってことにクリスチャンが気付いてしまってそうなったらもう自分なんかいなくたってロクサーヌは平気なんじゃ…??みたくなっちゃってそれで最前線に乗り込んで行って名誉の戦死を遂げる…!みたいなことに追い込まれちゃうわけでそ??そうなって初めてシラノもぢつは自分もロクサーヌのことを愛してた…ってか毎週毎週ロクサーヌのことを気遣って修道院まで出向いて行って様子伺い??に行っておるところをその日は頭に大怪我を負ってそれで命の危険に陥ってもおかしくない状態なのを必死でロクサーヌのお見舞いに出掛けて行ってそうして手紙を読みながら息絶える…って美化し過ぎなんぢゃね??(え)っつかまぁ舞台だったらばお涙頂戴の最終シーンでもって大盛り上がり間違いなし…!ってところなんでしょうけども。(苦笑)それにしても主役のコクラン(大谷亮介さんの役どころ)の息子(章平さんの役どころ)を無理くり??演技が下手だろうが何だろうが「舞台に出せ!」つて押し切られて??まーったくもって使い物にならない大根俳優(おい)を舞台に引っ張り出さないといけなくなる…(黙)な舞台を公演させる上でのしがらみ??も二重三重に仕掛けられておったりなんかして大変…!まぁでもこの時代だから「愛人だからちょい役ででも出してやってはくれないか??」つて頼み込まれて無理くり台本にはなかった役をねじ込んで見せ場??を作ってやらなくちゃいけなくなったり…なーんてなあれやこれやがあったりなかったり…みたいなのは前ーに舞台裏を描いた舞台の何かで観たことがある…やうなー??(えー)転球さんにしても三上やんにしても安定の…ってか何役も何役も演じ分けなくちゃいけなくて大変そう…。(黙)エドモンがなかなか書けないのをいいことに…ってか嫌味タラタラに得意顔で言い寄って来るリュミエール兄弟(福田転球さん・章平さんの役どころ)が最終的に折れて…ってかエドモンの成功を認めざるを得なくなってそのたーかだかwwwだった鼻がべっきりへし折られるところとかいろいろ面白かったwww何だかもう初日??の出来が良過ぎて口コミ??でもって街ぢうの人たちが劇場に駆け付けてあたしも…!あたしも…!つて押し合いへし合い…ってそこまでではなかったか。(苦笑)とにかくも「観たい…!」が溢れ過ぎてとんでもないことになって…ってこれ、2日目からどうすんだよ??(苦笑)…や、まぁ台本を変えるわけにはいかないのでふっつーに初日と同じやうに役者さんたちは演じるだけなんだけれどもそんなに「凄い…!」って評判の舞台に出てる俺…!みたいなことになっちゃったら大変だと思うんですけども??とふと心配になる。(苦笑)でも舞台って結局チケットが取れないと観れないわけじゃないですか??今はこのコロナ禍のおかげで配信まんせーwwwみたくなって全国どこにいてもいつでも好きな時に舞台が観られる…!な環境も整いつつあるけれどもそれだったって現場の力にはどうしたって負ける。舞台は生物。会場での熱に浮かされた役者さんたちの演じる力とお客さんたちの勢いとがぶつかり合って相乗効果で舞台を盛り上げてく。そこんところがないと配信で観ててもいまいち熱が感じられないっつか観てるこっち側だったって手持ち無沙汰になったら何してたって自由っつかスマホ弄りながらでも観れちゃうわけでそ??(えー)っつかまぁ配信観ながらスマホを持ってる時点で終わってるんだけども。(黙)だから強制的に電源切ってカバンの中におしまいください!つて2時間だか3時間だか集中して前だけ向かされてる(おい)ってな空間じゃないと観た気分になれないっつか。(え)そこなんじゃないのかなぁ??舞台の醍醐味って。とにかくもこれだけのメンツが揃ってるんだからしてもそっとドラマシティだとかピロティホールだとか便利な場所でやって欲しい。(切実)…むう。