1050.「FORTUNE」

主なキャスト:森田剛・吉岡里帆・田畑智子・市川しんぺー・平田敦子・菅原永二・内田亜希子・皆本麻帆・前原滉・斉藤直樹・津村知与支・根岸季衣・鶴見辰吾
作:サイモン・スティーヴンス 翻訳:広田敦郎 演出:ショーン・ホームズ 舞台監督:津江健太
公演記録:2020.2.15~23@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>>物語の 舞台はロンドン。気鋭の映画監督フォーチュンは、自分を幼い頃に捨てた父親ショーンの死がトラウマとなり、喪失感を抱えて生きている。
仕事に没頭して成功を手にしたが、心から他人を信じることができず、自然な姿で居られるのは母親キャサリンの前くらい。
そんな中、成功者である自分にも素直に意見をぶつけてくる若きプロデューサー、マギーに出会う。心が惹かれるも彼女は既婚者。欲しいものが手に入らない焦燥感と、逃れられない悲しみから、ザ・シャードのシャンパンバーで会った謎の女ルーシーに誘われるまま、ある[契約]を半信半疑で交わしてしまう……。

森田(剛)くん絡みの舞台だしまぁたチケット取れないんだろなー…(遠い目)と思っておったらば。キョードー大阪の抽選先行だったっけか??で申し込んでみたらばさくっとI列 43番ってな席が取れてしまい。…っつかほぼほぼセット観切れそうな場所のお1人様席だったんですけども。(苦笑)「ファウスト」がそもそもどんな話だったかあーんまよく知らないんですけども。(黙)とりま悪魔と契約を結ぶ話っつーことで。悪魔が願い事を叶えてくれるってなことになると「3つの願い」ってことになるわけですよねぇ??(え)…ってかまぁ欲望は尽きないっつか煩悩の数だけでも108つもあるぐらいだからして「この願いを叶えて…!」っつったシリからもう次の願いがどんどんと沸いて来るわけなんだけれどもそれでも3つってなことになると随分と限られて来るっつか厳選した願い??を思い描くわけじゃないですか??…だけれども悪魔に魂を売るってのはバツが悪いっつか死んでから後も夢見が悪い…っつか何だってみんな「死んでから後」のことばっかり考えてるんですかねい??とにかくも現実社会っつか今「現在進行形」でもって生きてる世の中でどうにかならないと意味がないと思うんですけども。…と閑話休題。とにかくも悪魔に魂を預けるっつーのは聞こえが悪い。っつーわけなので天使に魂を預けるとなったらどうだろう??ってので星新一…ぢゃなかった、筒井康隆さんのショートストーリーか何かでそゆ話があって「天使だったらば安心出来るし聞こえもいい!」ってなわけで悪魔との契約を蹴って天使にほいほいと魂を預けることになった男が天使から「お願い…!」つて頼まれたら断れなくてそのリクエストに応えておったわけだけれども頼まれても頼まれても尽きない願いっつーのか何っつーか…悪魔だったらば「3つの願い」でそれでおしまいなわけだけれども天使のリクエストは頼まれたら頼まれた分だけっつか数限りなくエンドレス…!「3つじゃなかったのか…?!」ってなことになって悪魔は最初にはっきりと「3つ」つて言ってるわけだけれども天使は数を決めてない。しかも「お願い…!」つて他人を助けることをよしとしておってそれも悪魔と契約を結んだ相手を結果的に助ける形??になっておったりなんかしておって持ちつ持たれつっつーのか何っつーか…。最終的に天使に魂を預けられるっつーその聞こえのよさ??だけでもって生きてる間ぢうそーんなことに付き合わされておったらば身が持たない…!っつーので結局天使と契約を結んだ割には途中で自殺??してしまう男だったりするわけだけども。(苦笑)…とこの悪魔との契約も特別「3つ」つて最初から数が決められておったわけではなくフォーチュン(森田剛さんの役どころ)が望めば望んだ分だけ願いが叶えられるっつーそゆ仕組みで。(え)まずもってマギー(吉岡里帆さんの役どころ)と出会ったその瞬間に一目惚れ??して口説こうとしたらば「旦那がいるんです(きらーん)」つて言われる始末…。(滅)そこから奮い立ってっつか「願いを叶えてあげる」の言葉を信じて「マギーを手に入れたい…!」つて願った結果マギーの旦那はトンネル工事の落盤事故??に巻き込まれて死んでしまうことに…。(黙)最初のうちは「何も殺さなくても…」つて自分がマギーを手に入れたいと望んだばっかりにこんなこと…つて後悔しておったフォーチュンだったわけだけれどもそのうちに段々と感覚が麻痺してくるっつーのか何っつーか次々と自分の願い事を叶えて行くフォーチュン。そもそも相手がいる女性を好きになってしまった場合に潔く身を引くことが出来なかったのがフォーチュンの運のツキっつかここで選択を間違ってしまったことが原因で後々ずーっとそれに引っ張られてどんどんドツボに嵌まって行ってるっつか何っつーか…。(黙)大体がマギーは旦那がいなかったらばフォーチュンのことを好きだったのかどうだったのか??っつー話。(え)…や、まぁマギーは敏腕プロデューサーでフォーチュンは映画監督でその才能も有り余るほどで新進気鋭で引く手あまた…っつかここを口説き落とせたらばプロデューサーとしての名ももっともっと上げられるっつかそこら辺の出世欲??みたいなのもあっただろうしそれにそーんな若くして孤高の存在??であるところのフォーチュンに対しての憧れっつか有り余るほどの尊敬の念とふかーい羨望のまなざしっつかそゆのはあったのかもしれないけれども同じ地点??でフランクに付き合うなんてとてもとても恐れ多い…みたいなところだったんじゃないのかなぁ??フォーチュンとしてはそーんなつもりはぜんっぜんっ!なくてべっつに出身??もふっつーに庶民だしお花屋さんを経営してっつか店を構えてるっつーだけで女社長だとかそゆのではないわけだしまぁまぁ商店街の中の一角の花屋さんの店主ってだけの??それを1人で切り盛りしておる母親にほっとんど女手ひとつで育てて貰って学校に行かせて貰って…なわけなのでそーんな上流階級でなーんの苦労もせずに成功体験だけで生きてるっつーやうなわけでもないしまぁふっつーに父親がいないことでいじめられたりだとかそゆのも経験して来ての今ココ、なんだろうからマギーのこともふっつーにリラックスして付き合える女として最初っから見ておったわけだけれどもマギーからしたらば今やもう成功してトップクラスの??映画監督なんだからしてそれをプロデューサーとして一緒に仕事をさせて貰えるだけでもありがたいっつか年はそうそう変わらないけれども腰が引けるわー…みたいなところがあっても当然っつか何っつーか…。そこを旦那さんが死んでしまったことでおもっきり弱ってるところにフォーチュンが慰めの言葉をくれて励ましてくれて「無理しなくていいよ…」だとか優しい言葉を掛けてくれて案外といい人なんだなー…っつか身近に感じられるっつかそこんところでふらふらっと…ももしかしたらば悪魔の後押し??みたいなのもあってかマギーとフォーチュンは難なく結ばれるってなことになってくわけだけども。そうして脚本家のリチャード(前原滉さんの役どころ)っつー若い才能も得てますますと仕事にも励んで…っつか次の映画を撮るプラン??を練るために南の島にぱぁーっとバカンスに出掛けて…みたいなことでマギーとの仲も深めて行って…とこの辺りはフォーチュンにとっても楽しいことばっかりっつか願ったことがどんどんと思い通りになって行く…!みたいなことで自信も持っただろうし毎日が楽しくて仕方がない…!みたいなことだったんだろうと思うんだけれどもそうそう幸せなことばっかりが続くわけでもなくて後半の息の詰まるやうな展開へと転がってくわけなんだけども。(黙)

…っつかルーシー(田畑智子さんの役どころ)はほんっとぉーに「悪魔」だったのか??っつー話。(え)…や、最初に会ったのは会員制のバーっつか元気になるクスリ??みたいなのを手に入れるためにルーシーを紹介された…のかどうなのか??とにかくもそれでホイホイと会いに行ったのが最初ってな感じなわけなんでそ??それでルーシーがその時はかんったんにクスリをくれてそれでマギーのことも相談してみたらば「あたしが何とかしてあげるvvv」ってなことで「そのためには「契約」を結ばないといけないのよねー…。ま、形式的なことなんだけど」ってなことで血の契約??を結ぶことになるフォーチュン。そうしてルーシーからは永遠に逃げられなくなってしまうわけなんだけども。(黙)ルーシーは操り人形…なのか??「悪魔」は「悪魔」なんだろうし「触ってみる??」つて頭の髪の毛で隠されてる部分にある角??みたいなのをフォーチュンに確認させてそのうちあなたにもこの角が生えて来るやうになる…!そうなった時にはもう取り返しが付かないっつか「あなたも悪魔の仲間入りねvvv」みたいなことで引きずり込んでくわけだけれども「悪魔」ってのはあくまでも出先機関(は?)っつか何っつーか取り次ぎ役でしかなくてもっとこう…根元の運命を操れる人っつーのかなぁ??例えば「マギーを手に入れたい…!」つてフォーチュンが望んでその願いを叶えるべくマギーの旦那が落盤事故に巻き込まれて死んでしまってその死体??にすらも会わせて貰えないっつかもうぐちゃまらで見ない方がいい…!ってな具合の??誰が誰なんだか区別も付かないぐらいにぐちゃまらになって…ってのはルーシーが手を加えてそうなったわけでも何でもなくて「フォーチュンがマギーと上手いことやりたいっつってます」(え)みたいなことを直属の上司に??っつかまぁ悪魔界の神様(…ややこしい。苦笑)みたいな人に取り次いで報告??したらば数日後にこゆ展開になって死ななくてもいい人がいきなり事故に巻き込まれて死ぬ運命になっちゃってそれでマギーは夫を失った…!ってなことで落ち込んでよよよ…とばかりにフォーチュンに縋ってそれをフォーチュンも受け入れて…ってな状況になったわけじゃないですか??ほんっとはマギーの旦那はこーんな事故に巻き込まれることもなく天寿を全うしておったらば何歳で死んだかはわっかんないけれどもまぁもっとずっと先の話でもってそれまでマギーと無事に最後まで添い遂げて仲良く暮らしましたとさ♪みたいなことだったわけじゃないですか??それを「悪魔」と契約を結んだフォーチュンの横槍でもって起きなくてもいい事故っつか起きるはずのなかった事故がいきなり起こってそれに巻き込まれてマギーの旦那が死んで…っつかマギーの旦那だけが死んだわけじゃないんでそ??(え)マギーの旦那以外にも同じやうにしてこのトンネル工事に関わっておった人たちがいていっくらマギーがリーダー格??でもって避難の采配を最後まで見守っておったとかそゆことがあったとしてピンポイントでマギーの旦那だけを狙ったやうにしてずぼっ!っと岩盤が落っこちて来てあ…!もす…!もなくてべちゃっ!ってなって死んじゃった…!なあり得ないことがもしかしたらば起こったのかもしれないけれども(苦笑)それにしたってルーシーが現場にいて手を加えたとかそーんなことはあるはずもなくて運命を弄って??っつか「ここで死んでね??」つてノートか何かに書いてあることを消して書き換えてしてそれで死んじゃったわけなんでしょうよ??…と後々になってそれがバレた時にマギーに「あんた、最低…!」つて言われてそれでもルーシーに操られて??しばらくの間はフォーチュンと付き合っておったわけだけれども段々と離れて行ってしまってフェードアウト…みたいなことだったわけじゃないですか??それから以降のフォーチュンはやりたいこともなくて…っつかマギーだけがとりま目先でいっちばんに手に入れたいモノだったわけだし映画でてっぺん取る…!みたいなことももうやっちゃったしそれ以上何かやりたいことも思い付かなくてでもルーシーは四六時ちうフォーチュンのことを見張っておるっつかちょっとでも「したいこと」を見つけたらばすかさずそれを叶えて…のその繰り返しなわけじゃないですか??それだから生き別れたまんまの…っつかもう随分と前ーに死んでいなくなったはずの父親(鶴見辰吾さんの役どころ)との再会っつか地獄の業火に焼かれてるところを「ちょっと出て来てくれる??」っつーので召喚してフォーチュンの目の前に現れるやうに段取り整えて…っつかそやって死んじゃった人と会っちゃったりしたらダメなんでそ??それってほんっとの「神様」からは認められてないことなんでそ??だからフォーチュンにも災いが起こるっつかいいことなんかないってのにそれでも地獄の業火にごうごう焼かれてるのに比べたらば娑婆はいい…!(え)っつかラクに息が吸えていいよねーvvvみたいなことでフォーチュンにとってよくないことなのに会いに来ちゃうわけでそ??父親も父親だよねぇ??(黙)息子のこと考えたら頼まれたって会わない…!息子が可哀想な目に合うなんて耐えられない…!みたいな親らしさっつかそゆのはないのかねぇ??(おぶおぶ)それに比べたらばもうやさぐれて「悪魔」の見張りから逃れたいばっかりに「刑務所に入りたいんだけどどうしたらいいのかな??」つて当直??の刑事2人(平田敦子さん・市川しんぺーさんの役どころ)を襲ってぶっ殺して死刑…!みたいなことでブタ箱にぶち込まれるフォーチュンなわけだけれども母親(根岸季衣さんの役どころ)は差し入れに息子の好物を用意してあげたり…つて最後まで優しいわけじゃないですか??悪魔と契約をした代わりに段々と目が見えなくなってくっつか母親の顔も見えないままでそれでもそんな息子を気遣って…っつかまさか悪魔と契約したからこーんなことになってるとか思わないわけでそ??そこなんですよねー…。「悪魔」と契約をするより前の時間に戻りたい…!っつー願いだけは絶対的に無理でそれは根底から覆っちゃうことだから今更無理…!ってなことでそれだったらば「殺してくれ…!」ってので天井から降って来る大量の砂に閉じ込められて死んで行くフォーチュン…ってアレ、ほんっとに埋もれてる…よねぇ??(おぶおぶ)…とルーシーがフォーチュンのことを呼ぶ時「プーちゃん」もしくは「ポーちゃん」って聞こえるんだけど(苦笑)アレって「フォーチュン」って呼んでるけどそゆ風に聞こえちゃうとかそゆことなんだよねぇ??(え)もう救いようがないほどに重苦しい舞台でもって後味悪ーいwww(苦笑)この後一斉に舞台も自粛でもって行く予定だった舞台がほぼほぼ中止けていでもって払い戻しされてお金は潤ったけど精神的苦痛が…!(は?)耐え切れません…!なんだけどいつまで続くのやら…??悪魔と契約してもいいから舞台の幕を開けてよ…!(切実)…むう。