1046.「グッドバイ」

主なキャスト:藤木直人・ソニン・真飛聖・朴璐美・長井短・能條愛未・田中真琴・MIO・YAE・入野自由・小松和重・生瀬勝久
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 演出:生瀬勝久 舞台監督:菅野將機・宇野圭一
公演記録:2020.1.23~26@シアター・ドラマシティ(大阪)
あらすじ>>昭和23年の春、戦後の東京。文芸雑誌「オベリスク」編集長・田島周二は、編集の仕事のかたわら、闇商売で大儲けしていた。
文壇の大家の葬儀の席で、文士の連行と久しぶりに会った田島は、何人もいる愛人を整理し、闇商売から足を洗い、疎開先にいる妻子を呼び寄せたいと思っている……と話す。愛人の人数は、もはや自分でも分からないほど。その中でも頻繁に会っているのは4人だという。
連行はそんな田島に、美人を連れてきて"ウソの女房"に仕立て上げ、一緒に愛人たちを歴訪し「グッドバイ」を告げていくのはどうかと提案。そのアイデアに乗った田島は、闇米の取引で顔見知りになったかつぎ屋永井キヌ子に高額の報酬を払い、"別れの行進"に取り掛かるが――。

KERA CROSSだからってふるーい作品ばっかりが取り上げられるわけではないのだなー…と。(え)…ってか「グッドバイ」なんてつい最近ぢゃーん!!!と思いつつそれでもまぁ5年前か…。(遠い目)ふっつーに考えて愛する娘が池谷のぶえさんってのはやり過ぎぐらいにやり過ぎで面白しかなかったんだけれども(えー)今回はちゃんと可愛い娘でしかも双子って…。生瀬(勝久)さんが演出する作品なんて初めて観るー。どうなるんだろうー??(わくわく)と思っておったらばぜんっぜんっ!想像以上にスタイリッシュ…!!!(驚愕)もっとこう…庶民的っつか泥臭い感じ(え)っつか何っつーか…どっちかっつーとMONOのつっちー(土田英生氏)みたいな感じを想像しておったんだけれどもセットだけ観ておったらば海外の演出家さんみたいだたwww(え)すげー。初演では仲村トオル氏が田島を演じておったわけだけれどもどうやってもなーんとなく「あぶデカ」(あぶない刑事)の「トロい動物」のいめいじで観てしまうせいか頼りなくてどうにも田島の魅力でモテてるっつーよりかは(…や、まぁ確かにイケメソだし本来持ってる魅力っつか見た目で??モテてるっつーのは多分にあるわけだけれども←)そのもじょもじょした感じ(は?)が母性本能をくすぐるっつかそゆので思わずいい年したおさーん(爆)に「可愛いーvvv」とか言っちゃいそうなぐらいの??そこに惹かれるんだと思っておったんだけれどもふじっきー(藤木直人氏)は見た目そのまんまが「モテ」っつかもうどっからどう見たって「モテ」しかないし全方位「モテ」なのであって(え)非の打ちどころがないわけなんだけれどもそれが最終的には永井キヌ子(ソニンちゃんの役どころ)に落ち着くっつーわけだからして「えー??何でー??」になるわけじゃないですか??…や、そゆ最後なんだって分かってるからこそ「何でー??」ってなるわけですよ、ほんっと。(え)…や、だからってソニンちゃんが可愛くないとかそゆのじゃなくてふっつーに可愛いし巨乳だし(そこは初演の小池栄子嬢から引き継いでるっつか何っつーか…←)ぜんっぜんっ!イケてる方だと思うんだけれどもどうにも永井キヌ子の粗雑さばっかりが目立っちゃってどうにも…。(黙)確かに小池栄子嬢演じる永井キヌ子だったってぜんっぜんっ!粗雑だったしバクバク物喰うし何かっちゃぁ「お金!」つてそれで納得してビジネスライクに仕事をこなしてくわけだけれども「…え??…何??そんな可愛いところがあったわけ??(おぶおぶ)」みたいなところがあったからこその大団円っつかそりゃぁ永井キヌ子に持ってかれて当然だよなー…と思わせてくれる何かがあったわけだけれどもソニンちゃんの場合はそこが弱いっつか何っつーか…。田舎娘丸出しの部分はさいっこうに似合ってたと思うんだけれどもそれ以上の「何か」が見つけられなかったっつか…。(黙)確かに小池栄子嬢演じる永井キヌ子だったって濁声でおっさんなのかおばはんなのかどっちとも判断付きかねる…(滅)な声だけ聞いてればそゆ性別の分からない人っているじゃないですか??そゆ感じでもって「モテ」の要素なんかこれっぽっちもない…!ってな感じだったわけだけれどもちゃんとしたっつかしゅっとした恰好したらば見違えるぐらいに誰だかわっかんないおwwwな魅力的な女性に大変身…!な大いなるギャップ??ギャップ萌え??(え)…何だろなー??隠し切れない品格??(おい)ソニンちゃんの場合はしゅっとした恰好しても顔立ちが蓮っ葉に見えるんだよなー…。(えー)見た目のギャップみたいなのがないんだよねー…。(黙)確かに普段おさーんみたいな男勝りで頼りになって何でも1人で出来て弁も立って言いたいこと言って…な人が「田島さんのことが好きなんじゃないのぉ??」つて冷やかされた途端にわたわたして大慌てでもって「そんなことあるわけねぇわ…!」つて真っ赤になって今にも走り出してその場を後にして逃げ出しそうな勢いでもっておなのこらしいところを見せるとかは可愛く見えないこともないわけだけれどもまぁそれだったってふじっきーが相手だったらばそりゃぁふっつーに横歩いてたら何かしら好きになっちゃいそうな気がするー…!って感じだもんなー…。(苦笑)…そうなんですよねー…。田島がもそっとぶきっちょっつかものすっげぇかこよすで「モテ」オーラ出まくりでもってきらっきらで何やってもかんっぺきにこなして…な人がゴキブリが出て来た瞬間に「わぁーっ!!!」つて大声出して逃げて物陰に隠れてその扉の影から「早く…!早くやっつけて…!」とか頼んで来るみたいな??(え)「どんな乙女やねんwww」なこっちもギャップ萌えみたいなのがあったらよかったんだけれどもふじっきーがどうにも全方位に「モテ」だからなー…。(遠い目)この舞台を観た後映画版も見直してみたんだけれどもそっちも小池栄子嬢がキヌ子役でもって出ておって大泉洋さん演じる田島もかこよすなんだけれどもどことなーく頼りなーいつかキヌ子から背中バンッ!って叩かれて「次行くわよ!次!」とか励まされてそうな??(え)今回はだってふじっきーがひたっすらキヌ子に呆れておるっつかまぁ気を遣わなくていいから居心地がいいってのはあるんだろうけれども気を遣わなすぎだろwwwってのもあるし…。(黙)田島の隣で小池栄子嬢が爛々と目を光らせておったらば(たとえそれが田島の愛人に対する興味津々さから来る爛々だったとしても←)そりゃぁ愛人連中からしたらば身が引き締まる思いっつか「この人には勝てる要素が何1つない…」つて心折れて平伏したくなる気持ちも分からないでもないんだけれどもそーんな田舎から出て来ました感丸出しの若干どこに出しても恥ずかしい…な奥さんが横に従って付いて来ておったとしてしかも愛人との遣り取りに興味津々でもって面白がってニヤニヤが止まらないおwwwな感じだったとしたら「…え??これが田島さんの奥さん??(おぶおぶ)」ってなって「これだったらあたしの方が勝ってる!(きらーん)」つて闘志に火が点いちゃって「あんな奥さんとは別れてあたしと一緒になって…!」つて縋って来る人だったっていそうなモノなのにどうしてそんな素直に負けを認めるのか??(おぶおぶ)ってのが理屈が分かんないwwwだからってソニンちゃんの演技力の問題とかそゆのじゃなくて単純にあたしの中にあるキヌ子のいめいじと合ってなかったってだけの話だと思うんだけども。(黙)…っつか愛人3人が三者三様で最強っつかいやいや、だってソニンちゃんと比べたらば愛人と別れないで何っとか奥さんにバレないやうに続けて行けるならそっちの方を選ぶだろwwwって感じだし。(死)ソニンちゃんが愛人たちの前に立ちはだかる壁には見えないんだよねー…。もったいないけど。

…ってかキューブ先行でチケット取ったっつーのに21列 37番って何事っ?!(わなわな)ふじっきー、主役ぢゃん??!!キューブのドル箱俳優ぢゃん??!!(だから)あー…だからふじっきーのFCでほぼ捌けたって口なのか??(おぶおぶ)真飛(聖)さんも人気あるしな。…ってか奥さんの言ってることも何だか謎すぐるっつか何っつーか…。(黙)確かに戦争が終わってある程度の年月が経つっつーのにいつまーでも忘れ去られたやうにして疎開先に置き去りっ放しでもってお金だけはしゃんしゃんと送って来るわけだけれども会いにも来なければ気持ちの籠った手紙ひとつ寄こしやしない…!なところに連行(生瀬勝久さんの役どころ)から「ぢつはあいつには愛人が何人もいるんですよwww」つて吹き込まれたらばプライドが許さない…!!!(めらめら)ってなって「むきぃーっ!!!」ってなって売り言葉に買い言葉でもって即「離婚よっ!!!」ってなって後はまぁたまったまそばにいた連行と…ってのは何だけれどもアリっちゃぁアリ…なのか??(おぶおぶ)あたしだったらばべっつに迎えになんて来てくれなくていいからお金だけしゃんしゃんと約束の日には定期的に振り込まれてそれで何不自由ない生活を送らせて貰ってまぁ遊ぶ金欲しさに…の分は自分で働いて何とかするけれどもまぁたまーには贅沢させて貰うのも悪くはないだろwwwってのだったらば旦那なんか葬式の時まで会わなくたって平気だと思うんですけども。(おい)だって煩わしいじゃないですか??(えー)仕事帰って来るまで起きてなくちゃいけないとかそゆ縛りが。眠くなったら寝るし待ってたからってべっつに顔見たら引っ込んで即寝るだけでしょう??お風呂だったってボタン1つで沸かせるしご飯も食べて帰って来たんだったらばチンだの何だの世話する必要だってないわけだしチンだったらばコンビニの店員だったってしてくれるわけじゃないですか??(爆)めんどくせぇwww(おい)確かに娘可愛さに…!ってのは今回の双子ちゃん(MIOさん・YAEさんの役どころ)を見る分には分からないではないけれどもそれだったってじゃぁもっと早くに迎えに行ってあげればよかったのに…とは思ってもそうしなかったんだからして「いっつもいっつも口ばっかり…」つて呆れられても仕方がないっつか…。(黙)前回ののぶえさん演じる娘(!)に翻弄される父親っぷりwwwなんかはギャグでしかなかったけれども今回はふっつーに可愛い分これだったらば仕事そっちのけでも必死で会いに行っただろ??(おぶおぶ)としか思えないのにそうしなかったってのは何故…??全てが中途半端なんですよねー…。(滅)愛人に対してだったって全てを捨ててのめり込むわけでもなし…。…ま、さすがに奥さんと娘がいるわけだからして全てを捨ててのめり込まれても困るわけだけれども(苦笑)浮気が思わず本気になるぐらいの??(え)それぐらい何かに対して必死になるってことがこの人にはないのかもしれない…。(黙)仕事だったって編集長っつー立場に甘んじてっつか本気で仕事に集中して「この小説家を世に出すまでは家に帰れない…!」つてのめり込んで何日も何日も残業続きで体もボロボロ…とかになってるわけでもないし闇商売にのめり込み過ぎて身を持ち崩すとかでもないし。(死)仕事の上でも編集長と闇商売と二足の草鞋でもってしかもどっちもそつなくっつか闇商売の方が儲かってるぐらいだからしてそゆ商売の才みたいなのはあるのかもしれないけれどもだからってそれを活かして億万長者に成り上がるわけでもなくまぁまぁ軌道に乗って来たところで足洗って編集長っつー世間体にも認められてる仕事があるわけだからしてそっち1本に絞って妻子を呼び寄せて四方八方安泰に見える暮らしをってなわけでまぁ見た目を取り繕うっつか何っつーか…。結局のところ田島がいっちばん大事にしたかったのは世間体だったのかもしれないけれどもそれを取り繕うためにもっと必死になって精進して…!みたいな熱量??みたいなのが感じられないっつか。いっつもしゅっとしてるしかこよすだけれどもそれはもう最初っから本人が望む望まないに関わらずすでに手にしておったモノであってそれを努力して勝ち取ったわけでもなく。それだから「何糞…!」みたいなのがないんだよねー…。(黙)その分キヌ子の方がいっつも必死こいてるっつか少なくとも自転車立ち漕ぎでもってびゅんびゅん走って息せき切って…な人生に見える。(え)だからその分たっくさん喰ってないとそのパワーの持続が出来ないっつか。(苦笑)愛人4人たちからしたらばキヌ子が田島のことを好きらしいことに自分で気付いてるんだか気付いてないんだかわっかんないけれども少なくとも必死こいてるその様が初々しいっつか見てて微笑ましいっつか何っつーか…。(苦笑)同じ人を好きになった同士としてっつか先に好きになった先輩面でもって後からその中に加わったキヌ子のことを面白がって見てるっつかからかい甲斐があるからまぁ飽きないよね。(え)田島は田島で記憶喪失になっちゃってなーんもかも失ってキヌ子のことも忘れて…っつか途中で双子ちゃんに「お父ちゃん、お父ちゃん」呼ばれてる間にぜぇーんぶ思い出しちゃうわけだけれどもみんなが記憶喪失みたいに扱って来るもんだから「もうぜぇーんぶ何もかも思い出したよ…!」っつータイミングが計れなくて忘れたフリして付き合ってやって…なところもなーんかしゅっとし過ぎっつか何っつーか。(黙)小松(和重)さんもとい水原なんかもう青木さん(能條愛未さんの役どころ)からウザがられて吐き気がするぐらいに嫌われておったりするぐらいなのにしつこく付き纏って「好きだ!好きだ!」連呼しまくりだしもう怖いーwww前ーにそゆドラマでタクシー運転手の役でストーカーみたいなので出ておったドラマですっげぇ似合ってて怖かったんだけど(え)そのいめいじがずーっと残っちゃっててこゆ役やると粘着質っつかこっちが必死で断ってるのに「嫌よ、嫌よも好きのうちwww」とか勝手に自分の都合のいいやうに解釈してもっとずかずか土足で入って来るみたいな??(えー)まだちょっと「剽軽者」な感じで終わってたからいいけどドラマの役はしんっけんに背筋が凍るぐらいに怖くてこんな人に好きになられたら無理だわー…と思った記憶が。(え)ミュージカルってほどでもないけれどもまあまあお歌のシーンもあったりなんかしてほんっつ生瀬さんの演出と思えないぐらいに意外。(え)でも次まっちゃー(河原雅彦氏)演出で何やるんだろー??まだ発表になってないけどすっげぇ気になるー。早く観たいー。(切実)…ってかぜってぇ大阪…とは言わないけど関西公演も入れてくだせぇ。(念)…むう。