883.「源八橋西詰~I'M STANDING AT THE CROSSROADS AGAIN~」

主なキャスト:丹下真寿美・久保田浩・坂田聡・後藤ひろひと
作・演出:後藤ひろひと 舞台監督:ニシノトシヒロ
公演記録:2018.1.12~14@一心寺シアター倶楽(大阪)
チラシを観た時にまず「観たい…!」と思ったんだけれども日程的にぎうぎうに予定を組んでおって(えー)どうにもこうにも行くのはちょっと難しいかなぁ??(黙)と思っておったんだけども。…でも。ちょうど仕事も辞めるっつったことだし(え)あたしが休み取って困ろうが何しようが知らんもんねーwww(おい)っつーのと心折れる前にどんどん心の栄養を取り込んでおかないと…!の焦りもあってガンガンチケットを押さえておった時期だったため(えー)これもまた「日曜日休みになったし取ろっかな??」ってのでぽちっとなwwwでH列 5番げとー。…ってかもう一般発売もとぉーっくのむかーしに終わっておったし当日券よりは前売り券の方が安いし(さもしいwww←)ぐらいの気持ちで取ったモノなので座席位置はさほどこだわらなかったんだけれどもそれにしたって後ろの方過ぎてちょっと萎える…。(黙)…ま、もそっと急いで取らない自分が悪いんだけども。(滅)大阪千秋楽っつーこともあってか客席にはしれっとヨロ企(ヨーロッパ企画)にも出たことのある金丸(慎太郎)くんやらロブ・カールトンのボブ(マーサム)さんやらがいたりなんかしておってビビるwww…ってかボブさんも大王(後藤ひろひと氏)のお芝居とか観るんだなー…と。丹下(真寿美)さん一押しするための劇団(え?)つて聞いておった割には特別どれもこれも主役級の扱いを受けておるわけでもなくただ単純に作品の中に1役者として出てるっつーだけのモノだったんだけれどもおじさん3人の圧(!)に飲み込まれない程度には存在感があると言うか厚かましさがあると言うか…。(え)オムニバス形式とは銘打ってあったけれども3話が3話とも同時平行線で混在してあるっつー話の構造になっており。まずは「詐病師」の話。久保田浩さん演じる死刑囚の元に坂田聡さん演じる「詐病師」が訪ねて来る。久保田さん(役名が特にどこにも書かれてなかったので名指しですいません…っ!←)は結構極悪人っつーのか殺人としては人数は少なかったはず(死刑になろうと思ったらばいっくら恨みが強いからと言って1人とか2人だったらば無期懲役ぐらいで免れることの方が多い…)だけれどもそこに情状酌量もなーんにも認められないっつーのでいよいよ高裁で死刑が決定しようかってなところまで追い込まれておるわけなんだけれどもこの詐病師にあっては久保田さんの「無罪」を勝ち取ってあげようvvvとおっさる。(え)そのためには精神病患者のフリをして…っつか刑法39条にあるやうに精神耗弱にある者にあっては事件当時正常な判断が下されなかったとして刑に問わず!っつーことで無罪になる可能性が高いっつーことで自分の言った通りのことを間違いなくやり遂げる覚悟はあるか?!つて迫って来る坂田さん。とりま半信半疑なところもあるけれども久保田さんとしては死刑は余りにも耐えられない…!っつーことで言われた通りに何でもやるから…!っつーので坂田さんの言うことを受け入れることにする。ここでの丹下さんは坂田さんの秘書っつか見習い??みたいなモノだったっけか。久保田さんは必死で精神耗弱を装おうとして自分で勝手にカエルを擬人化したキャラクターを作ってそれを自分で演じて人間以外の別人格が潜んでいるっつー設定にして何っとか…!死刑を逃れようとして画策。でもそんなことでは精神鑑定をしておる方もバカではないのでそーんな自分で勝手に作り出した演技の別人格なぞすぐに見抜かれて「こいつは死刑を免れようとして精神耗弱の演技をして誤魔化しておる…!」ってのが早々にバレてますます印象が悪くなって間違いなく死刑は免れないであろうっつーことを言う。「そんなの困る…!」つて最初はふっつーに粛々と??死刑になっても仕方がないとして諦めておった久保田さんが段々と坂田さんに唆されて死刑を免れようと必死になって坂田さんの言う通りのことを真似しようと必死になってく様が滑稽www坂田さんが言い渡す「高橋」(名前は具体的には覚えてないので今てけとうに付けたwww←)だったか何だったか忘れたけれども(おい)その人物像について坂田さんがまず詳しく説明をしてどういう生い立ちでどんな風な人格形成をして来てどういう育ち方をして来たのか??みたいな細かいことまで一挙手一投足に至るまでとにかくもう坂田さんの言うことぜぇーんぶを言われた通りに受け入れてそれで死刑が免れるなら…!ってなことで段々と「高橋」に成り切って行く久保田さん。…が。最終的に久保田さんは死刑が言い渡されて刑も執行されて坂田さんの言う通りにはならなかった、と。…っつーのもぢつは坂田さんは詐病師ではあるけれども弁護士でもあって今回は久保田さんに殺された人の父親からの依頼を受けて久保田さんに近付くことになった、と。それだから必ず久保田さんを死刑にする…!っつー最終目的を持って近付いたわけだけれども久保田さんに演じさせたっつかまるっと真似をさせた「高橋」だか何だかの人物はぢつはその殺された人の父親そのものの名前であたかもその「高橋」が別人格として久保田さんの中に降って沸いたかのやうにしてまぁ演じさせたわけだけれどもそーんなぢつの息子を殺すために父親が別人格として入り込むなーんてなことはあり得ないわけなのであり精神鑑定の権威の先生でなくともすぐに久保田さんが誰を演じておるのかは見抜けることなのであってしかも息子を殺しておきながらその父親が別人格として自分の中にあるっつーのはいくらなんでもふざけ切っておるっつか反省の色がこれっぽっちも見られない…!ってので裁判官の心証もおっそろしく悪くなり世間の受け取り方としても冷ややかなモノで情状酌量どころか死刑にして余りあるほどの重罪である…!っつー判断が下されてとっとと刑も執行されて恨まれる時間の余裕すらなく坂田さんとの関わり合いもきっぱりと無くなってしまった、と。確かに犯罪者によったらばそういう風に情状酌量の認められる可哀想な人もいるにはいるけれども詐病師ってのはそういう手段のためにあるわけではなくてきっちりとかんっぺきな死刑が執行されるために存在する、と。今回も久保田さんに息子を殺された父親からの依頼を受けての仕事なのであってその父親と源八橋で待ち合わせをしたこと自体がもうすでに悪魔と出会ってしまったやうな出来事なのでありこの今回の仕事を最後に詐病師は引退しようと思う…と坂田さん。そのことについて見習いっつか弁護士事務所の後輩でもある丹下さんにぜぇーんぶ終わった後喫茶店で話して聞かせる坂田さん…ってなシーンでおしまい。大王は久保田さんを連れて来る刑務官っつかそんな役で御座いましたことよwww

2話目は「看板女優の話」。とある劇団に所属する看板女優役として丹下さんが一心不乱に夜の公園で次の公演で演じる役の練習をしておるわけだけども。それまでもいちおまぁ劇団には女優ってのが丹下さんしかいないこともあって「看板女優」の扱いを受けておるわけだけれどもアンケートでもいっつも「看板女優が棒読み過ぎて痛い」だとか「看板女優さえ足を引っ張らなかったらいいとこまで行けると思う」だとか書かれておってただでさえ居心地が悪いっつか「次こそは…!」みたいなことで恋人を失った女の役を情熱的に演じようと必死になっておるわけだけども。大変残念なお知らせっつーか(え)劇団座長がその練習してるところ悪いんだけど…??っつーので見学??にやって来て「あたし、どうですか?!あたし、今回の役かなりモノになって来てると思うんです…っ!!!この役、すっごい好きなんです…っ!!!」つて座長にアピールしまくりwwwだったんだけれども座長から急にものっそいインスピレーションがびびびっ!!!と来て明日から劇団はコント劇団で行こうと思うとのこと。(は?)それに伴って看板女優の芸名??も今までふっつーだったんだけれども「お前は今日から「おいも」だっ!!!(きらーん)」とおっさる。(え)急な路線変更な上にコント劇団っつーことで台本も大幅に書き換えwwwでも丹下さんはこの役を降りたくないし看板女優の座は誰にも譲れない…!っつーことで例えコントだろうがこの役は最後まで演じさせていただきます…っ!!!っつーのでかんっぜんに今までの設定とは違ってるし台詞の言い回しなんかもシリアスから語尾に「べろべろ~んwww」とか付けちゃうやうなふざけたのになっちゃってるし(死)その役の気持ちになって…!みたいな練習もしなくてもいいと思うんだけど(苦笑)今まで覚えた台詞もスッキリ忘れてコント台詞に入れ直さなくちゃ…!っつーので「もうちょっと練習してから帰りますから…っ!」ってので公園に残る丹下さん。そろそろ帰ろうか…としたところにテレビ局から携帯に電話が掛かって来る。ドラマの出演依頼…っつっても再現ドラマにちょい役で出るっつーだけのモノで主役は菜々緒嬢だとかその手のテレビサイズの大女優さんがやって映るか映らないかもべみょうな感じの(黙)出演依頼なんだけれども「出ます!」っつーことで。源八橋でテレビ局からのワゴンが迎えに行って直接ピックアップして連れてくっつーことで「何時どこどこねーvvv」ってのでちょい役だろうが何だろうがちょっとの金でも稼ぎたい…!つて背に腹は代えられないので何でも受けてく丹下さん。(苦笑)

そうして3話目は「童話作家の話」。丹下さん演じる少女(ツインテールで可愛いパジャマを着てちょっと甲高い声で喋るおなのこの体)と童話作家の久保田さんとがたまったま病院で薬待ちしておる時にすれ違いで出会うことに。丹下さんは事故??か何かで入院しておって久保田さん相手に暇つぶしっつーのか何っつーのか「何かお話を聞かせて??」っつーことでせがまれるんだけれども童話作家の名にかけて…!っつか久保田さんは「ドングリバヤシ」っつーペンネームでもって1人がお話を考えて1人が絵を描くっつースタイルでもって絵本を書いておったんだけれども丹下さん演じるおなのこは「それ、全部知ってるvvv」っつーので「ドングリバヤシ」が大好きでぜぇーんぶ絵本は読んで知ってるよvvvつて2人で書いておることも知っておるぐらいに詳しいwwwしーかたがないので「あたしがお話してあげるvvv」っつーことで丹下さんが久保田さんに自分が作った話を話して聞かせてあげることに。それは「カッパミイラちゃん」の話で病院の噴水に立ってる少女の像にまつわるお話…。あるところに「シン」っつーいたずらっ子の男の子がいたんだけれどもある日イタズラが過ぎて交通事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまうことになってしまったシン…。(滅)神様がたった1つだけ願いを叶えてやろうvvvっつーので「生き返らせて…!」つて頼むんだけれどもそのためには生前イジメて苦しめた人に「ありがとう」つて感謝されて抱き締めて貰わないと人間の姿で生き返ることは出来ない、と神様。しかも河童の姿でもって一旦人間世界に戻されるわけだけれどもその醜い姿のままで抱き締めて貰えないと人間には戻れない、と。それでもシンはどうやってでも生き返りたい一心でもって生きておった時にイジメ倒したおなのこのところを訪れて必死でいいこと??をしておなのこの手伝いをしてあげようとするんだけれども河童の恰好で付き纏われるわけなので「気持ち悪い!」つて拒否られるわで挙句の果てに「今すぐ死んで!」つて言われる始末…。(滅)それでも女の子に受け入れられようとそこらぢうを切り刻んで自傷するシンなわけなんだけれどもシンが血を流すたびにかさかさに乾いた体は潤いを取り戻して行き段々とキラキラと光り輝く神々しい姿に変わって行く…。女の子は自分の言ったことのむごたらしさに気付いて自傷を止めるやうに言うんだけれども君にとってみればこんなに気味の悪い僕が目の前から消えて無くなる方が幸せだろ??っつーので自傷行為を止めようとしないシン。だったらば「もういいから!その体で抱き締めてあげるから…!」ってので女の子は言うわけだけれども神様は「醜い姿で」とおっさったし今のままだとキラキラ輝いてすっかりとキレイな体になってしまっておるので今抱き締めて貰ったとして人間の体で生き返ることは出来ないはず…!っつーのでお願いだから今抱き締めるのは勘弁してほしい…っつーシン。自傷の痛みも伴って涙も流し始めるシンなわけだけれどもその涙が噴水のやうになりいつしか病院の真ん中でみなを癒す少女の噴水像に変わったカッパミイラちゃんのお話。…と久保田さんはその話を聞いて出版社に1本の電話を掛ける。「新作が出来た」と。ぢつは丹下さん演じる少女だと思われておったのが久保田さんのかつての相方っつか交通事故に巻き込まれて今までの記憶をぜぇーんぶ失ってしまったわけだけれどもお話のネタの宝庫なのであり絵を描く担当だった久保田さんがいっくら考えても書けなかった話を丹下さんなら無限に考え出すことが出来る。ただまぁ相方が入院しておることもそのネタを久保田さんがパクったことも隠しての新作出版なのでありその原稿を渡すために源八橋で待ち合わせすることに。こうして3人3様ではあるけれども源八橋のそこらかしこで悪魔と待ち合わせをした人たちの話として大王が締め括る…。2話目はまだ少し柔らかいけれども1話目と3話目はしん………と背筋が寒くなる話で…。(滅)よくもまぁあのくるりんひげ(おい←大王のこと。苦笑)はこーんな怖い話を思い付くことだよなー…と。(遠い目)そこに喰らい付いて来る丹下さんも恐ろしい女優さんっつーことで…。(苦笑)終演後パンフと丹下さんの写真集のセットで買うと丹下さん本人からサインが入れて貰えるキャンペーンvvvっつーことでロビーに出ておられますた。どうやら金丸くんとはお友達??お知り合い??だったやうで「来てくれたーん??!!ありがとうーvvv」みたく喋っておられますた。またボブさんは次回T-Worksの脚本担当になるそうで(ロブ・カールトンの予定に書いてあったwww)それで観に来ておったんだなー、と。これを遊気舎でやっておった時に観たかったってのはあるけれども今回こういう運びででも再演になってよかったでつvvv次回ボブさん作のも楽しみにしてまつvvv…ってか来年3月って…!!!(どーんっ!)…はふ。