184.「少女とガソリン」

主なキャスト:中村まこと・松村武・池田鉄洋・中山祐一朗・伊達暁・長塚圭史・富岡晃一郎・大林勝・下宮里穂子・犬山イヌコ
作・演出:長塚圭史 舞台監督:福澤諭志+至福団
公演記録:2007.7.7〜9@OBP円形ホール(大阪)
ホントもう最近阿佐スパチケ取り難しいっつかe+の鯖落ち激し過ぎてどうにかならんのかねぇ?ってのが正直なとこだったりするんですけれど。(黙)今回も当日土曜日だったので仕事ちうに(爆)またしても携帯ぴこぴこ繋いでたんですけどこれが全くもって繋がらない。(滅)全然先に進ませてくれないのよぉー。(泣)あれって最初のぺいじ繋がってから20分以内に手続き完了させないとタイムアウトでまた最初からやらなくちゃいけなくなるじゃないですか?それが嫌でがんがん更新するんだけど無理。無理だから。そうこうやってるうちに携帯の方が先にバッテリー上がってしまい。(黙)うんともすんとも立ち上がりゃしませんよ。(当たり前)充電器も持って来てないしもうお家帰るまで何も出来ないじゃないのすかー。(どよん)と思ったんですが。確か電話先行も同時受付だったはずーってので帰りに公衆電話から挑戦れすよ。が。これってe+会員じゃなくても申し込めるシステムだったみたいで(DMにそう書いてた…)おかげで「お客様の住所をお願いします」だの「お客様のお名前をお願いします」だの留守電に音声を自分で吹き込むようになってるのね。(苦笑)でまたそれを自分で確認しなくちゃいけなくて(そりゃそうだよ。ちゃんと入ってなかったらチケ届かないわけだし…)とんだ羞恥ぷれいなわけですよ。(黙)あれねーなんか頑張ったら「会員の人は会員番号を入れてください」とかにして番号入力したら住所とか名前とか吹き込まなくてもおっけいなようになると思うんですけどぉー?(おぶおぶ)誰か偉い人、次から考えてくだせぇ。(爆)そんなこんなでもういい席なんか残ってないんだ…と思ってそれでも楽日申し込んでみたらば(平日しかも月曜日の昼公演だし狙い目かなー?と思って)G列 6番って…ビミョーだ。ビミョー過ぎる…。つかMID(旧ね)シアターってさー座席とか公演ごとにランダムに組んだりするから(ステージがどの位置に作られるかで席の並びが違う…)G列って言われても真ん中にステージとかだったら周りに6列ぐらいずつ並べてそのどこかってことになるし前にステージ作ったら前から数えて7列目ってことになるし当日行ってみるまで分かんないのよぉー。今回はもう帰ってからPCで申し込んだら今どれぐらいの席かとかやってみなかったからもしかしたらPCでエントリした方がまだマシだったのかどうかは知らない。(おい)で当日行ってみたらば通路挟んで一段高くなってるとこの2列目?でもこれって前に座高の高い人とか頭でかい人(爆)とかが来たら全然見えないんじゃね?(おぶおぶ)って感じだったんですけど何とか目の前が遮られることもなく(でも結構必死でいい姿勢では見てみた。爆)観れたからよしとする。こう「暴走する男たち」シリーズ?ってのかなー?「はたらくおとこ」(観劇日記No.72参照)と同じ流れみたいな感じだったのでグロだったらやだなーと思ってたんですけどソフトグロぐらい?(は?)や。オープニングの映像はやたらめったらグロだった気がするんですけど。(苦笑)むかーしドラマでやってた「QUIZ」(だっけ?財前直美さんが主役だったのん)ってあったと思うんですけどそのテイストに似てる…やうな気がする。猟奇的っぽかった。今回は何だろなー?差別は肯定か否か?ってことだったのかなー?この集落っつか櫛田の町の人間はどぶ川みたいに汚い川があるってだけで「臭い」とか「汚い」とか「人間も腐ってる」みたいなこと言われて迫害されてる。今時そんな小学校のイジメみたいなレベルで差別が行われてるのか?って言われたらとるに足らない理由みたいなもんだけどでもホームレスの人たちだって自分たちから望んでそういう境遇になりたいと思ってなってるわけじゃないしホントに生活が苦しくて家とかお金とか働き口とかがなくて仕方がないからそういう生活をしてたりする人だったりするわけだけどそれでも「臭い」とか「汚い」とか「意地汚い」とかいろいろ言われたりして中学生だの高校生だのに何の謂れもなくぼっこぼこに殴られたり蹴られたり果ては殺されたりする場合もあったりするじゃないですか?それだってこの町の人たちが普段言われてることとあんまり変わりはないっつか。この町の人たちにはそりゃ住む家もあるし櫛田酒造って言う仕事場もあるし家族もいるわけだけどそれだってリゾート開発って言う手が入ってなかったことにされつつある。どうにかしてクリーンないめいじの町にするために。だけどとってつけたやうにいめいじだけキレイにしたところで差別は簡単に消えるのか?ある日突然「じゃあ今までのことはなかったことにしてこれからは仲良くやっていこうね」みたいになれるのか?そうじゃない。現実に誓くん(大林勝さんの役どころ)は嫌悪感を露わにして悪辣な言葉を吐くじゃないか。その人となりとかは関係なくもう「櫛田に住んでる人だから」ってので一括りにして「あんな奴らと関わり合いになんかなっちゃいけない」なんて言ったりしてるし。だってやっぱりいまだに部落開放同盟の人たちがいたりして何だかんだと差別されてる人たちもいるってことじゃない?それはそこに住んでる人たちのせいでもなんでもないのに。でもそんな人たちだから「みんなが平等な世の中を目指す!」とか言いながら「僕、ゲイなんです…」って田村(中山祐一朗さんの役どころ)がカミングアウトしたら「…え…」って一瞬「近寄らないでくれるかな?」的態度を取ったりしたり。「気にしてない」って言いながらどこか余所者な扱いを受けてる谷田部(伊達暁さんの役どころ)だとか。差別されてる側の人間でも簡単に差別したりする。みんなが平等な世の中なんてどこにある?そりゃ差別しちゃいけないって頭では分かってる。だけど全くそれを態度に出さずに誰とでも気兼ねなく付き合える人なんかなかなかいない。あたしだって障害を持ってる人とかは身構えたりしちゃう。ダメなんだけど。もしかしたら明日自分も交通事故に遭ったりして足が動かなくなったり手がなくなったりするかもしれないんだからって分かってても一歩引いちゃう。取り繕ってウソで接してもバレるんだろうけど。こういうことって難しい。

にしても池鉄(池田鉄洋さん)の豪快っぷりっつか焼酎に味の素入れてがんがんかき混ぜて水どばばばぁぁぁぁっ!って足しててけとうに作ったお酒が「真実(まこと)」って言う日本酒の味に似てるって…じゃ元々アバウトなお酒なんだ?(爆)ま、ただ酔えればいいってだけのテキーラみたいな日本酒だとかでしかもその櫛田の汚れた水で作ったお酒って…大丈夫なのかーい?(おぶおぶ)日本酒って米どころみたいなこうキレイな水のあるとこでしか作れないんじゃぁ…?もうすでに常識を覆してるよね。(苦笑)そんな櫛田の男たちが夢中になってるのがリポリン。(下宮里穂子ちゃんの役どころ)正真正銘のアイドル。あ。でもアイドルヲタクってのも随分と今じゃ市民権得てるけど相当差別の対象っつかキモいーとかウザいーとかそうじゃない人たちから見たら相当痛い人たちみたいな扱いを受けてたじゃないですか。あたしだってラルヲタなわけだけど(苦笑)正直娘。ファンとは一緒にされたくねぇー!と思ってた時期もある…。(爆)ま、こう対象っつか好きなモノが違うだけでそれに賭ける気持ちとかそういうのってみんな同じなんだと思うんだけど…でもねぇなんか…違うと思ってたし。(爆)今はヲタっつっても全然普通…?っつか「電車男」からこっちいろんなヲタが台頭して来てるっつか市民権得てますよね。こうアイドルヲタの人たちも「いつ覚えてるんだろ?(素)」ってぐらいに新曲が出るたびにその振り付けとかがっつりみんな揃えて来てたりして「どこかでこっそり秘密の練習とか集会とかしてるのすか?(おぶおぶ)」と思うぐらいに完璧だったりなんかして。すげぇですよねー、ホント。リポリンも無理くり拉致されて来て監禁までされちゃってるのに全然苦痛がる風でもなくむしろその状況にすんなりなじんじゃって「ファンの人たちは大切ですっ!」みたいな感じですっかりその気になっちゃってるし。今はどうなのか分かんないけど一昔前のアイドルのいめいじそのものって感じなのかなー?「おトイレなんか絶対行きませんっ!(きらきら)」みたいな。(は?)「彼氏なんか作りません。ファンの皆さんのモノですっ!」的な。何でもほいほい言うこと聞いちゃって簡単に洗脳されて騙されてそうなのがアイドルみたいな。リポリンも自分の考えでそうしてるのかただもう流れ流されてそうなっちゃってるのかそれが全然分かんない。櫛田の血が流れてるからだって言ったらそうなのかもしれないけどでも何かそういうのは否定されちゃってる気がする。親だって分かった途端に玉島(中村まことさんの役どころ)だって必死で隠そうとするわけだし。自分たちがどれだけの差別を受けて来たか身に沁みて分かってるから子供だけはそんな目に合わせたくないってのも分かる。だけどそれは隠してもどうやったって現実だし事実なわけだしなー。リポリンこそがもしかしたら差別をなくすために立ち向かって行ける象徴なのかもしれないし。「櫛田出身アイドルです」ってのを反対に売りにするとか…はダメなのかな?今までのファンのうちの何人かは離れて行っちゃうかもしれないけど少なくとも櫛田の人たちにはかなり支持されそうだしそうやって頑張ってどんどん売れっ子になって行ったら櫛田の悪いいめいじとかも変わって行けるかもしれないじゃない?そういうのカミングアウトしちゃったらいいんじゃないかなー?自分から。こう他で自分が望まないやり方でバラされたりする前に。って…そんな山路(池田鉄洋さんの役どころ)も殺されちゃうわけだけどさー。(苦笑)にしても池鉄さん、こえーもん。(は?)こう静かにキレるタイプですよね。いきなりチェーンソーだもんなー。ありえないもん。もう余りに伊達ちんの叫びが断末魔っぽかったから手だけじゃなくて体まっぷたつにされちゃって殺されちゃったかと思ってそれだったらかんなりグロだなーと思ってちょっとブルーになってたんですけど手だけだったんですねい。(それだけでも充分じゃっ!)つか手切られて初めて「みんなと一緒になれた気がする」って…それとんだ勘違いですからー。気のせいだから。誰も君に一目も二目も置いちゃいませんってー。ただテンション上がってるだけなんだってー。玉島さんの秘密っつかリポリンとの秘密を盗み聞きしちゃった時の山路の目とかもこえー。一瞬にして凍りつきそうな。「今更辞めるなんて言うんじゃねぇぞ?」みたいな冷徹な目。あー暗闇で会ったりとかしたら失禁モノだ。(爆)本田(松村武さんの役どころ)もアル中っつか「真実」の虜なわけだから世間一般からすればマイノリティーっつか排除される方の存在だよね。酔った勢いで身重の奥さん階段から突き飛ばして赤ちゃんはお腹の中で死んじゃって奥さんはそれが原因で出て行っちゃって離婚されちゃったわけだし。でも「真実」のお酒を飲むことでその水子に会える(っつかそれってもう幻覚なんじゃね?って感じなんだけど…)らしくてなんか最後の方は悲しい人になってたなー。フェイスマンもとい笠城(長塚圭史くんの役どころ)は途中で正気に戻っちゃうっつか。やっぱり家族が巻き込まれてるってのは立場全然違って来るよねー。利害関係とかそういうの関係ないもん。人質に捕られてるようなもんだもん。つかリポリンの1人暴走っつか「ボランティアしたらリポリンからキスがもらえる」って言う取り決めになってて。でフェイスマン(おい)は備品係なんだけどリポリンに「何か飲みたいものある?コーラ?持って来てあげるね」って言って普通に取りに行くだけなのにリポリンからしたら「それはボランティア?ってことは見返りを求めてるの?(おぶおぶ)そうなのね。見返りが欲しいからそういうことをするのね。でもあなたは丸代(犬山イヌコさんの役どころ。リポリンの専属マネージャー)さんの弟さんなわけだし正直ビミョーな立場なんだけど…でもやれって言われればやりますっ!頑張りますっ!」ってなっててそういうことになってるって知らないフェイスマンが激しく「何を言ってるのかさっぱり分からない…」って落ち込むとことか何か可愛くて萌える。(爆)つか最後舞台降りて歌うシーンがもう圭史くんの激近くでどぎまぎ。(は?)見れないですー。目見れないですー。(言ってろ)カテコは楽日だったので役者紹介。圭史くんは自分で自分を紹介出来なくておろおろしてたらなきゃやまさんが紹介してくれてたよー。可愛い可愛いー。次「ドラクル」なー…ドラキュラモノは大好物(は?)なんですけど圭史くんは出ないみたいだしなー…。それだけで東京遠征するのもなんだしなー。(黙)お願いですからどこかで放送よろしくですーん。(おい)つか何かの間違いで今から大阪決定しないかなー?(ねぇよっ!)