1207.「ヘンリー八世」
主なキャスト:阿部寛・吉田鋼太郎・金子大地・宮本裕子・山谷花純・谷田歩・河内大和 作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子 演出:吉田鋼太郎 舞台監督:小林清隆 公演記録:2022.10.6~9@シアター・ドラマシティ(大阪) |
あらすじ>>イングランド王ヘンリー八世の宮殿では、枢機卿ウルジーが勢力を強めている。聖職者でありながら政治手腕にも長けたウルジーは国王の寵愛を受けているが、出世のために策略をめぐらし、傲慢さが貴族たちの非難の的となっている。 そんな中、学識高く、有能で人望も厚いバッキンガム公爵は、ウルジーの陰謀によって国王の不興を買い、無実の罪で死刑となった。ノーフォーク公爵をはじめ心ある貴族たちは、ウルジーの増長にますます危機感を募らせる。 一方、王はウルシー邸で開かれた晩餐会で、王妃に仕える女官アン・ブリンに心奪われ、王妃キャサリンとの離婚裁判を起こす。もともと兄の未亡人だったキャサリンとの結婚は無効であるという主張だ。キャサリンは自身の敵であるウルジーが審判する裁判への出頭を拒否する。 離婚問題に際して表面上は王に協力的だったウルジーだが、アンとの結婚を阻止すべく、裏では妨害工作を行っていた。そのことが露見したうえ、私腹を肥やしていた実態が明らかになり、ついにウルジーは失脚する。 新しい王妃アンの戴冠式が華々しく執り行われる陰で、離婚を余儀なくされたキャサリンは宮廷から遠ざけられ、失意のまま息を引き取るのだった。 ウルジーなき後の宮廷で存在感を増しているのは、王の腹心であるカンタベリー大司教トマス・クランマーだ。反クランマー勢力が彼を引きずり降ろそうと画策するが、王はクランマーを擁護する。 やがてアンに第一子が誕生した。王が待ち望んだ男子ではなかったが、エリザベスと名付けられ祝福される。後のエリザベス一世である。 |
あー…そうそう。これも埼玉公演終わってそのまま緊急事態宣言に突入して地方公演がぜぇーんぶ飛んじゃったヤツだ。(滅)シリーズでずーっと観てるから1つ飛んだら結構痛いんだよねー…。(黙)なーんかその時のチケットもそうっとうに前方列の席を持っておったやうな気がするんだけれども(え)今回も5列 10番って…激近すぐる…っ!!!(どーんっ!)前回も今回も劇場会員先行抽選で取れたからそんなもん…か??(え)何やら入場時にちっちゃいフラッグを渡されてこれを劇ちうで合図が出たら振れとおっさる。なかなか最近客席参加型のは少なくなって来ておったので珍しいこと。んー…これってー…「ヘンリー八世」とは銘打ってあるものの主役ってー…ごうたろさん(吉田鋼太郎氏)ぢゃね??(え)軒並み目立ってんぢゃんwww(爆)ウルジー(吉田鋼太郎さんの役どころ)の考えてることって至極単純でもってただただもう上へ上へのし上がってくことしか考えてない。だからってまぁどんだけ頑張ったところで自分が「王」にはなれないわけだけれども王の後ろ盾??っつか何だろ??日本でもほら??あるじゃない??(え)王がまだまだ年齢がちっちゃかったりおバカさんだったり(おい)する時に後ろから囁いてさもさも王様が言ったやうに見せかけといて自分の考えてることを世の中に押し通す、みたいな??(え)摂政とかいうヤツ??(え)…違ったらごめん。(おい)まあまあまあまあさすがにでもヘンリー八世(阿部寛さんの役どころ)がおバカさん(おい)ってなことはないわけなので(苦笑)お金を貯めて貯めて貯めて貯め込んで…それで??ってとこなんですけども。(苦笑)確かにお金は裏切らないってのは分からないでもない。人は裏切るし。どれだけこっちがしんっけんに信じたところでかんったんに裏切られる。その点お金は持ってれば持ってるだけ安心ってのはなくはない。生きてる限りお金は必要なわけだしやぱーり切り札的にお金がモノを言う場面はいっくらだったってある。死んでしまえばそこまでだけれども人間、息し続けてる限りは永遠にお金が掛かる。吸って吐いてするだけでナチュラルにお金が掛かる。(えー)ウルジーが最終的にどうしたかったのかはわっかんないけれども(苦笑)世界ぢうのお金が自分の手元にぜぇーんぶ集められたらいいのに…!ぐらいには思ってたのかもしんない。…無理だけど。(苦笑)そーんなウルジーとの仲睦まじそうな(え)ツーショ写真の絵を掲げて得意げになっておるらすぃーウルジー。そーんなウルジーがのさばっておるせいで他のお貴族様たちは置いてけぼり…っつかちょっとでもウルジーに反感を持ってそれを態度に素直に表してしまうやうな輩(おい)のことは「死ねばいいのに…」つて内心で呟くだけならまだしも王にご注進…っつーあることないこと耳打ちして「それは…大変!」っつーので王に呼び出されてその場で死刑を申し渡されたり。(滅)…ってかバッキンガム公爵(谷田歩さんの役どころ)もそーんなウルジー何糞!派の1人でもって早々に死刑を言い渡されて亡くなってしまうわけだけれども…ってかえーーーーー??!!谷田さんって結構な役者さんなわけじゃないですか??これってー…死刑になった人とは別に2幕は2幕で違う役で復帰しての何役かこなす感じの??(え)と思っておったらばふっつーにさくっと殺されて違う役で復帰とかの話もなくてかんっぜんに消去されとるやないかーいwww(爆)うっわwwwあーんな冒頭で居なくなられたら谷田さん観たさにこの舞台観たりしてる人がおったとしたらばかんっぜんに元取れてない不完全燃焼だわ。(え)うっそぉーん??!!って感じで。(滅)…っつかまぁそーんなピンポイントで観てる人はなかなかいないのかもしれないけれども(苦笑)それにしてもご愁傷様すぐる…っ!後延々2時間半ぐらい楽屋で「ヒマぢゃーーー」つてモニター眺めてるぐらいしか…。(え)(何心配だよ??←)のっけからヘンリー王のベッドの中でヘンリーの体に群がる複数の(?)女たち…!みたいなところで「は…っ!!!」と目が覚めるヘンリー王??みたいなところから話が始まるので随分と生臭い話なのかと思っておったらばそうでもなかった件。(え)んー…っつかシェイクスピア・シリーズで「ヘンリー四世」(観劇日記No.512参照)と「ヘンリー五世」(観劇日記No.966参照)と「ヘンリー六世」(観劇日記No.316参照)は観た…けども内容をとー………んと忘れておるので(滅)しょうがない。…ってか大体この時代「アン」と「エリザベス」が大量発生(!)してるのでどれがどこの「アン」でどれがどこの「エリザベス」なのかがわっかんねぇんだよ、ったくよー。(おい)…と愚痴を言っても仕方がないので(苦笑)とりあえず。(え)まぁでもウルジーに吹き込まれたことをよく確かめもせずに鵜呑みにしてそれまで尽くしてくれておったお貴族様たちの首を躊躇いもせずにシュッポーン!と刎ねておしまいになるぐらいなのでヘンリー八世は根本的におバカさん(おい)なのかもしれないけれども(苦笑)それにしたってキャサリン(宮本裕子さんの役どころ)とも上手く行っててそれなりに仲も良かったじゃないですか??確かに息子が生まれないってのは妻として役目を果たしてない…!つて陰口叩かれたとして仕方のないことなのかもしれないけれどもヘンリー八世が王様でなかったならば子供なんていなくても夫婦2人で水入らずでこのままずーっと永遠に…でやって行けた…はず??(え)それぐらい王様の後で1歩控えてでもチクリとピンポイントでダメなところはダメなところで直して差し上げる??みたいな出来た嫁って感じではなかったじゃないですか??それをまぁー…わっかい女にうつつを抜かして…っつか元はと言えばこのキャサリンの女中の1人だったおなのこだったわけでそ??アン(山谷花純さんの役どころ)と出会ったのは仮面舞踏会??みたいなのだったから向こうもまさかの王様と…?!みたいなことで後になってべつくりwwwってところだったわけじゃないですか??恐れ多いし大体がキャサリン王妃って人がいながらあたしと…!みたいなことでそ??一介の女中だったあたしが王様となんて無理無理無理無理…っ!!!!!っつってたじゃないですか??…っつか仲良さげにしておっても後になってわっかい女と火遊び的に…みたいなので「あの子が欲しい…!」ってなったらばもう直截的に「えーい!離婚ぢゃwww」ってなるやうな人はかんったんに次浮気するんですってば。(え)…いやいや、まぁ心変わりは仕方がないにしても何っつーの??いくつになってもわっかい女…っつかまぁヘンリーの場合はお世継ぎのことがあるのでちょっとでも可能性がある方に賭けて…!みたいなところもあってより若い女の方が…みたいな??(え)本能的にそうなのかもしれないけれどもこゆヤツがいっちばんめんどくせぇんですってばよ。(えー)でもウルジーもウルジーで自分から招待しておいて「アンが相手じゃ困る…!」って…どんな矛盾??キャサリンにしたところで自分のことはよくは思われてないってことは分かってるはずなのに。あー…でもキャサリン妃の方が国民的支持も大きいしそれでヘンリー自体保ってるってところもあるし(死)ここでアンとくっ付いても利点は確かに少ないかもしれん。(え)キャサリンは上流階級の出だけどもアンは確か庶民だし。(死)ただの遊びだったらともかくとして妻にするとなるとちょっとー…(黙)みたいなところですよねぇ??アンも断るなら断るでもっとはっきりキッパリと「あんたみたいなおさーん、こっちから願い下げですから!」って言ってやんなよ??(えー)…あ、ダメ??(当たり前) いっやぁー…でもキャサリンの尋常ならざる悲しみ方ってのもちょっと…なー。(滅)確かに後ろ盾を失くして一気に没落貴族の体ってのは分からないでもない。それに自分の生んだ娘は王の方に取り上げられて一人っきりでもって頼るところもないし。(死)きっと誰にでも優しくて使用人たちの間でも人気大絶賛vvvだったんでしょうなー…。(遠い目)元はヘンリーにとってみたらば兄嫁だったところをアーサーが死んじゃったからするっと横滑り(おい)でもってせっかくスペインからの賜りモノを…!みたいなところで政略けこんの波状攻撃(違)みたくなったってとこなんでそ??(え)んー…でもアーサーが15歳で死んじゃったってとこからしたらばキャサリンだったって訳も分からず連れて来られてどこの誰とも知らないひ弱~な男の子と「今からこのアーサーとけこんして貰います!」つて言われて押し付けられて(おい)好きとか嫌いとか言ってる間もなくくっ付けられて…となったとこからしたらばヘンリーの方がより長く一緒にいるっつか少女漫画的展開で言えば「幼馴染みとけこん」的な??(え)王道ど真ん中って感じじゃないですか??男の子が生まれないのは不甲斐ないけれどもそれだったって「愛」がある…!(きらーん)つて信じて疑わなかったはず。(え)そこをいきなり今更アンみたいなわっかい女と…ってか自分の女中だった女とホイホイくっ付いた挙句に自分が払い下げになるどころか「離婚」って…!!!(どーんっ!)「はぁぁぁぁぁっ???!!!」って感じじゃないですか??でカンカンになって王のところに乗り込んで行ったらば「頭のおかしい女」つて追い出されて今までのアレは何だったんだぁ??!!ってなるでそ??普通に。(え)そうして放り出されてみたらば「よそ者」のレッテルを貼られて1人で放置されて…って今だったらば「実家に帰らせて頂きます…っ!」つてとっととスペインにすっこんでそれで自分はこーんなひっどい扱いを受けて這う這うの体でもって追い出されて来たんですぅー!つて泣き付いてそれでスペイン艦隊に砲撃の2つや3つぐらい撃ち込んで貰えばいいぢゃなーいwww(えー)…ってダメなんですか??(真顔)戦争勃発の原因になり得るでしょうよ??実際。「うちの可愛い娘を…!全くもって失礼なやっちゃ!」ってなりません??(え)キャサリンはもっと怒っていいとおも。すっかり手を引いたフリしてアンを呼び付けて「後のことは任せたわ」つてしおらしく手を取ってそうして「お祝いに乾杯させて??」つて毒入りワインを飲ませて殺害…!でもよかった。(おい)…ってか警戒してアンもキャサリンのとこには近寄っては来ないと思うけど。(苦笑)…の前にヘンリーが近付けさせないってのもあるか。(当たり前)そうしてかんったんに子供が出来たと思ったらば生まれて来た赤ちゃんはおなのこでー…って原因は王様なのでは??(え)おなのこしか産めない女たち…ぢゃなくて王様の種が悪いのでは??(えー)アンに子供が生まれる…?!っつーのでやきもきする王様の一方でキャサリンは今にも死にそうな体でもって立ってるのもやっと??みたいなことで執事のグリフィス(佐々木誠さんの役どころ)と女中頭??のペイシェンス(悠木つかささんの役どころ)に両方から支えられて…っつか執事と何かあったんじゃねぇか??(おぶおぶ)つて勘繰るぐらいにがっつり寄りかかってるし妄想し甲斐があるわー。(え)王に離婚を言い渡されて…っつーよりかは娘まで取り上げられてもう二度と会えない…!ってことの方がよっぽどショックだったのやもしれん。(滅)とにかくもういろんなことが重なって体力回復もままならず一瞬眠りについたか…と思ったらばそのままもう二度と目が覚めることのない眠りについてしまった…ってところか。(黙)わざわざ離婚なんかしなくてもアンのことを正妻公認の愛人として囲っておけばよかったのでは??…ってかそれじゃあアンが納得しなかったってところか。「あたしとけこんするつもりがあるんだったら誠意を見せて!」みたいなとこだったし。結構もっと最初嫌々ながら…みたいな感じだったのがあれよあれよとけこんへの道が進んで行ってしまって戻るに戻れない…っつか戻る道を王がぶった切ったってとこでもあるんですけども。(苦笑)これでエリザベスが生まれてついこないだ亡くなられたエリザベスが2世ってことになるのかー。(遠い目)…や、まぁでもここで生まれたエリザベスからこないだ亡くなったエリザベス女王に辿り着くまでの紆余曲折っつか「黒執事」に出て来るヴィクトリア女王なんかも出て来るしいきなり直結でエリザベス女王に繋がってるわけじゃないけどもちょっとタイムリー。(笑)あとウルジー失脚後の立て直しとしてウルジーの息の掛かったのは極力排除してく方向でもってクランマー(金子大地くんの役どころ)が呼ばれるわけだけども。んー…ちょっと金子くんじゃ弱い気がしないでもないっつか。(え)悪くはないと思うんだけれどももそっと中堅クラスのー…っつかここは初々しさっつかその「若さ」に賭けたんだろうけどもなー…。クランマーが余りにも若過ぎるっつか実直過ぎてこう…足を引っ掛けようとして来る人たちの悪さが際立つってのはある。(苦笑)まぁでも結構淡々と物語が進んで行って単調だしきっとふっつーに観終わったらば「…で??」ってなるとおも。(え)そこをこうたろさんが面白おかしくっつか自分の出てるところは大げさに盛り上げて「王は何も分かってくれない…!」つて客席に訴え掛けて来るとことか大いに笑いが起きてますたwww演出なのに目立つってズルい。(苦笑)あと秘書官??のクロムウェル(鈴木彰紀さんの役どころ)に裏切られて「あんなに愛し合ったのに…!(そんな直截的な台詞じゃないけども。苦笑)」つて追い縋るとことかも若干面白。(え)配られた旗を使わなくちゃなので客席降りっつか「ヘンリー国王、まんせーwww」つて客席を町中に見立てて大きな広場(=ステージ)に上がってまた降りて戻ってく(お城に??←)みたいなことでまぁべっつに近く通ったからって「わーきゃーwww」騒いだりするわけじゃないからいいんだけどこゆことが出来るやうになったんだなー(しみじみ)ってなる。そんなヘンリーたちを見送る犠牲者たち。「お前たちのことはずっと見てる」ってことなんですかねい??(おぶおぶ)ざっくりとでも歴史を知らないことにはちょっと難しい。(黙)ヘンリー・シリーズを続けて観る!…にしても「ヘンリー六世」なんか三部作だし観終わったら6時間の超大作ですもん。(死)むーりー。来年「ジョン王」もコロナ禍の復活作で観られるやうになるけど眠くならないやうに頑張る。(え)…むう。 |