1007.「骨と十字架」

主なキャスト:神農直隆・佐藤祐基・小林隆・近藤芳正・伊逹暁
作:野木萌葱 演出:小川絵梨子 舞台監督:藤崎遊
公演記録:2019.7.31@兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫)
あらすじ>>ローマ、イエズス会本部。
テイヤールは、敬虔な司祭として神に身を捧げる一方、古生物学者として人類の進化の道について探求する日々を送っていた。
イエズス会は、彼の信仰のあり方に対してキリスト教の教養、神の御言葉に矛盾するものとして、彼の処遇を問題視することになる。
テイヤールに科せられたのは、ヨーロッパから遠く離れた北京への赴任だった。

…や、もうひっさしぶりにだてちん(伊逹暁氏)が舞台で関西方面に来てくれるとか言うからー。(え)ぜんっぜんっ!すっげぇ真面目ーな話過ぎて眠くならないか??(おぶおぶ)だいじょぶか??(えー)って話なんですけども。(苦笑)とりまチケットはいつものやうに劇場先行で押さえたのでB列 18番とかぶり付きのいい席でwwwキリスト教もちらっとは中高がなんちゃってキリスト教(おい)を信仰しておるがっこだったもんで聖書も入学と同時に配られたしそれなりに「宗教」の時間には本の中身に触れたこともあったりしたので齧っちゃいるけれども旧約と新約の意味が今一つ分かってなかったりするので(えー)詳しくはないでつ、ハイ。(黙)あー…でもキリスト教にしたって何にしたってそうなんだけれども「神様」っつー概念(!)を作り出したのはそもそもが人間なわけじゃないですか??…ま、それぞれ信じる神様によって国造りっつか「人間の起源」??みたいなのには違いがあるわけだけれどもそれでも「こうだったらいいのになー…」な理想形っつかキリスト教だったらばアダムとイブだし日本で言うところの神道だったらばイザナギとイザナミだったりするわけじゃないですか??…ま、アダムとイブは一般人(!)で元々が神様なわけではないけれどもそれでもまぁ「楽園」っつーところを追われて??それでこの地球に落っこちて来た…!っつったらばもうそれって「宇宙人」だったの??アダムとイブって…!(どーんっ!)みたいなことになっちゃうので(苦笑)「人間」っつー括りにはしておるわけだけれどもその「聖書」を考え出して編纂したのだったって「人間」なわけじゃないですか??だからまぁーったくもってタマゴが先かニワトリが先か??ってことなんだと思うんですよねー…。「神様」なんてそもそもが「非科学的」なことじゃないですか??いるかいないかを見て確かめた人なんて誰1人いないわけだし。(死)死んだらどうなるの??(おぶおぶ)ってのだったって死んで帰って来ちゃった人は「ゾンビ」だとかいろいろ扱われようがさいってぇーで(…や、まぁ日本にも大昔にはあったけれども土葬??が主流だった時にうっかりとまだすこーしでも息があることに気付かないでそのまんま埋めちゃってそれが土の中で突然と息を吹き返して掘り返してそこから出て来ちゃった…!な人がちらりほらりといた頃に「ゾンビだー!」つて怖がられてたっつー元ネタみたいなのがあったりするわけだけども。苦笑)「ねぇねぇ??死んだ時ってどうだった??」だとか「帰って来るってどんな気持ち??」だとか根掘り葉掘り聞くやうな状態じゃなかったりするじゃないですか??それを話して聞かせてくれる人がいたらばその人こそが「神!」(きらーん)だと思うんですけども。(え)…とそれはさておき。…ってかそのアダムとイブっつー「種の起源」っつかキリスト教としての「種の起源」なわけだけれどもそれだったって後の人が考えて作り出した想像上の生き物(え)っつか今の形としての「人間」が形作られてからこっち生み出された代物なわけでそ??それとは別にそもそもの人間の起源っつか最初は微生物だったのが魚になって水の中を泳ぐやうになってそれが魚から足が生えて来て陸に上がるやうになってそうなったらば鳥となって空を飛べるやうになったモノもあれば這いつくばって陸に残ったモノもいてその中から猿から二本足歩行になってそのうちに言葉を喋れるやうになって今ココ、みたいな「人間」への進化の過程っつーのかな??それと「キリスト教としての種の起源」みたいなのはまるで別物なわけでそ??そこを否定したからってすぐさまに「異端者だ!」つて言われる謂れはないと思うんだけれども立場上それがふっつーの信仰者じゃなくて司祭様だったから都合が悪いっつか「それ、言っちゃダメぢゃん!」ってヤツだったわけでそ??…っつか司祭様って別の職業持ってていいんだね。(…そこ??)まずそこがすっげぇ気になったっつかWワークおっけいなんぢゃんwwwと思ったっつか。司祭様は司祭様だけでいればいいっつかそれしかしちゃダメなんだと思ってたよ。(え)日々もう神様に仕え神様の声を聞きそれを民に伝え…なことばっかりしてるのかと…。(え)結構開かれた場っつか他に職業持ってても司祭になれるんだね。…っつかそれすらもどっちが先か??って話でまず生物学者だった人が宗教心が高じて司祭にまでなったのかそれとも最初っから司祭だった人が趣味として??始めたのがそのうちのめり込んじゃって博士級の研究発表をバンバン打ち出すやうになったのかどっちだ??…とどっちにしてもキリスト教にとってみたらば司祭ともあろう人が今更ながらにアダムとイブを否定して人間の起源はネアンデルタール人だ…!とか言われても困るわーwwwみたいな話でそ??アダムとイブはそーんな猿から二本足歩行になってまだ覚束ないどっちつかずな醜い(…かどうかはともかくとして。苦笑)生き物と一緒にしないで…!ってとこなんでそ??(えー)でも人間ってのを突き詰めて考えて行ったらば行き着く先はアダムとイブじゃなくてどうしたって「原人」っつー話になるわけじゃないですか??そこんところの矛盾っつか何っつーか…。(黙)テイヤール(神農直隆さんの役どころ)はそやって人間とは…??っつか生物学者の中でも特に「ヒト」っつー生き物に興味を持って焦点を当ててそこを突き詰めて調べたい…!と思ったわけだけれども同じやうに司祭でありながら研究者の道を選んだリサン(伊逹暁さんの役どころ)はそれとは別に鉱物??とかそゆ直接的には「ヒト」の起源に関わり合いにならないモノを研究対象に選んで調べることにしておってそれって逃げなんじゃないのかな??と。ホントは「ヒト」についてもっと詳しく調べたいけれどもそれをやっちゃうと少なからず行き着く先はドン詰まりっつかアダムとイブを選ぶのかそれともネアンデルタール人を選ぶのか??みたいなところで宗教裁判でもって断罪されて宗教家としての道は閉ざされるわけでそうなったら元も子もないので無難な??鉱物に転換したんじゃないのかなぁ??と。…や、まぁそれだからテイヤールに突っかかってくしただの嫉妬とか以上に自分には出来なかったことを悠々と成し遂げてくのがムカついたとかそゆことなんじゃないのかなぁ??なーんてwww

とにかく最初のうちはそやって味方のやうな顔をして「北京に来ればもっとラクに研究が出来るよvvv」つて自分と同じやうに島流しー…っつかその頃だったらばヨーロッパから見ればまだまだ発展途上国で有象無象が跋扈しておるアジアの片隅だっただろう北京にのこのことやって来てしまった…!みたいなとこだったわけでそ??まだまぁリサンっつー先駆者っつか道を切り開いた人がいたからこそ来れたけれどもそれをいきなりとまぁーったくもってだぁれも知ってる人もいないところに飛ばされて島流しー…みたいなことになっておったらばこれまで以上に研究に没頭してがんばろvvvな気分にはならなかったと思うんですよねー。でも北京っつったらば北京原人のいるところだし(それしか知らんwww←)研究材料としては事欠かないっつかいいところに来ましたねvvvって話でさ。(え)リサンは割とはた目から見たらば割り切ってるやうに見えるっつかヨーロッパに帰ることは考えてません!な感じだけれどもテイヤールは暇さえあれば総長(小林隆さんの役どころ)に手紙を書いてどうにかして司祭としてそっちの教会に戻る道はないか??みたいなことを模索してっつかもう一度イエズス会の偉いさんに掛け合っては貰えないか??みたいなことを頼んだりしておってリサンから見れば「そんなにまでしてヨーロッパに帰りたいのか?!自分を捨てた国なのに??(わなわな)」な弱虫野郎に見えたんじゃないのかなぁ??…ってかリサンももしかしたらば「ヨーロッパに帰りたい…!」とテイヤール以上に思ってたのかもしれない。それを素直に言えない性格っつか早々に島流しみたいな目にあって「くっそー…!」っつー気持ちの方が大きくて「「帰っておいでよ??」つて誘われても帰るか!ばーかwww」なへそ曲がりな気持ちがこじれにこじれて今はもう北京での暮らしにも慣れたしこれでいいと思い始めておったところにテイヤールですよ。(え)リサンの研究はイエズス会とはかんっぜんにはバッティングしないけれどもまぁ「そこ、突っ込まないで!」みたいなのには抵触するっつかちょっとした矛盾があって帰れないってなことになってるのに対してテイヤールのはかんっぜんに真っ向勝負でもってバッティングしてしかもアダムとイブそのものを否定する立場にあってふっつーだったらば大手を振って元いた教会に戻れるわけなんてないのにそれでも帰ろうとしてるこのテイヤールの自信っつか迷いのなさっつか研究もしたいし司祭でもあり続けたいし…な二足の草鞋を履き続けたままそのどっちもを取る…!な「なーに贅沢言ってるんだか…」なところが段々と気に入らなくなって来たっつか羨ましいからこその苛立ちみたいなところなんだろうね。(黙)せっかく自分が誘ってやって北京に来てそれで研究発表としてもこの上ないモノに辿り着いたっつーのにそれでまた「頑張ってるみたいだからヨーロッパに帰っておいでよ??」つて声掛けられてほいほいそれに乗っかって帰りやがって…!なところでそ??(え)いっちばんの寂しがり屋はリサンの方なんぢゃね??(えー)…っつかまぁイエズス会としてもテイヤールの研究を認めざるを得ないっつか「証拠」があるわけだからしていつまーでも夢物語みたいなアダムとイブに縋り付いてても…ねぇ??ってところでしょうか??(え)…っつかキリスト教は全ての「人間」を作り出してるわけじゃない。…ま、アダムとイブは人類全体のお父さんとお母さんってことにはなるわけだけれどもだからってキリスト教徒で100%この世界ぢうは埋め尽くされてるか??っつったらばそうじゃない。仏教を信じてる人もいればイスラム教を信じてる人もいてそれだから宗教戦争っつか同じイスラム教を信じておってもそこで「旧約」と「新約」みたいな違いでもって「お前んとこのはイスラム教の風上にもおけんわwww」「それをそっくりそのままお前んとこに返すわwww」つてドンパチが続いてるわけじゃないですか??…ってかまぁそこまで単純なモノではないにしても(苦笑)同じ宗教だったって仲違いが起こるわけだからしてキリスト教で100%占められてる世界だったとして平和ってわけじゃない。…ま、そこんところは割愛するにしてもアダムとイブは便宜上は人類全体の起源だけれどもそれをよしとしない人もいてそこを埋めて行くために布教活動を行ってるってところじゃないですか。それを科学的な側面っつか物理的な側面から「人間」とは…!みたいなのを打ち出して来たのがテイヤールだったわけでそ??それを認めるとか認めないとかじゃなくそれがそのうち世界の主流になって行くと踏んだから「帰っておいでよ??」つて最大限の譲歩をして呼び戻したわけでそ??でも司祭っつー立場でもってそのことをキリスト教を信じてる人たちの前で大きな声で宣言するのは止めてね??みたいなことで。(え)総長はー…っつかその後職を辞めちゃってるわけだけれどもテイヤールのことを人として信頼してたわけじゃないですか??司祭としてどうこう…ってのじゃなくてテイヤールにはテイヤールの人生があってやりたいことがあってそれは司祭である前にまず「テイヤール」っつー人としてあるわけでそこを総長だからって曲げてまでどうこうしようと思わないっつか矯正したりは出来ないと思っててー…優しい人なんでしょうね。でもキリスト教ってそもそもそゆ宗教じゃないんですか??(え)「人は何某かの罪を抱えて生きてる、だから懺悔なさい」っつってるのにイエズス会…っつか宗教裁判は有無を言わさず「異端者は認めない!」つて口答えしようものなら速攻で火炙りだの何だの酷い目に合わせて「降参です…!」ぢゃないけれども「認めます…」つて言うまでそれを続けるわけでそ??なーんかそこんところも矛盾してると思うんだけれども詳しく知らないからわっかんないwww(おい)意外とだてちんの出番も多かったしよかった、よかった。(え)思った通りの皮肉屋っつかちょっといやーな感じの役だったけど。(苦笑)外出てるといい人ーvvvな役とかぜんっぜんっ!回って来ないよね…。(黙)次阿佐スパ(阿佐ヶ谷スパイダース)公演も楽しみにしてまつ。