824.「リメンバーミー」

主なキャスト:山崎樹範・松下洸平・味方良介・上地春奈・大水洋介・伊藤裕一・彩吹真央・梶原善
作・演出:オークラ 舞台監督:金安凌平
公演記録:2017.5.3~4@松下IMPホール(大阪)
あらすじ>>舞台は昭和初期の華族の屋敷。売れない小説家の芥山漱ノ介は、主である豪徳寺茂雄の好意により、この洋館に住みついている。
ある日、執事の金田一が、主人に招かれざる客の来訪を告げる。悪名高き金貸し、八神幸一だ。「家には来るなと言ったのに!」―――憤る豪徳寺。名門華族が今や落ちぶれ、借金まで抱えていることを、人には知られたくないのだという。だが、彼が八神に来てほしくない本当の理由は、病弱な妻・宮子にあった。
豪徳寺家が小説のネタになると直感した芥山は、彼らの秘密を探り始める。八神と宮子がかつて愛し合っていたこと、そして、宮子が八神を捨てて豪徳寺家に嫁いだ裏にある悲しい事情を知る芥山。さらには、宮子と主治医・伝門との会話から、もうひとつの悲劇も知ってしまい…。
そんな中、八神と宮子がついに再会。果たして、二人の運命は―――?

前回のが激しく面白かった(え)のでシリーズ2??も張り切って取ってみたんだけども。(苦笑)それがちょうどGWちう真っ只中でしかもそれまで日曜・祝日の当番出勤には入れられてなかったんだけれども(正月休みの時はお試しみたいな状態でもって出勤したことはある)ドンピシャでチケットを取っておった3日に当番出勤が入ってしまって最初の最初から断るわけにはいかないし…ってなので言い出せなくてそのまんまぴあで一般発売日からはとぉーっくの日が経っておったけれども探してみたらばちょうど4日のチケットがK列 13番で取れてしまったいwwwしかも元々押さえておったチケットがL列(1列後ろなだけだけども。苦笑)だったりなんかしてちょっと嬉しいvvv(おい)超超超破格で7500円のチケット代のところを5000円で売っ払って(もちろん手数料も差っ引いて。黙)儲けもなーんにもなかったんだけれども手元にチケットが残ったまんまになるよりはよし。前回はBRAVA!でやっておったので最終的に客席にもちらりほらりと空席が見えたんだけれども今回IMPホールはちょうどいいキャパサイズなのか空席もなくみっちり詰まっておっていい感じ。話の内容としては相も変わらず売れる気配すら見えない(死)荻窪遊々演劇社っつー劇団を巡っての攻防戦っつか何っつーか…。(苦笑)でも前回は何よりもその「崩壊シリーズ」つて銘打たれた通りに舞台上で組まれておるステージセットが「これでもか…っ?!これでもか…っ??!!(わなわな)」ってなぐらいにハチャメチャにぶっ壊れて行く様にあっけに取られて観ておって「今までこんなお芝居観たことない…っ!!!」ってなぐらいに雷の衝撃にでも打たれたかのやうにびつくりすることの連続技でもってドミノ倒しのやうに繰り広げられるそのドタバタ(劇の内容じゃなくて(おい)セットが壊れて行く様子、ねwww←)にただただもうあんぐりと口を開けて見守るだけの客…ってなわけだったんだけれどもそれだから話の内容まできっちり作り込まれて丁寧になってなくてもそれぐらいはまぁ目を瞑りましょうってなもんだったんですよね。(え)それが今回は「崩壊シリーズ」つて銘打ってあるタイトルの意味も分かってる(前回は「崩壊シリーズ」つて聞いただけでは話の内容が崩壊しておるだけでまさかのセットが崩れて無くなるとかまでは思ってもみなかったから…。苦笑)もんだから今度はどれぐらいぶっ壊れて行くんだろ??(わくわく)みたいな期待値が当然ながら上がるわけですよねぇ??それを劇場サイズが小さくなったからなのかどうなのかはわっかんないけれども「…え??それだけ??(おぶおぶ)」みたいな感じで舞台の外枠はちゃんと残ったまんまでまぁドアとかはぶち破られたりしておるけれどもいっそ清々しいまでにぜぇーんぶ倒れて平地になって無くなっちゃってるおっwwwみたいなのが観たかった…!(えー)怪我人が出たら困るので(黙)2階セットで音響ブースに座っておるっつー設定の鳥場くん(伊藤裕一さんの役どころ)が座ってる間に床が抜けて落っこちて来る…??!!とかまではないにしても「その音、止めろ!」つて座長(山崎樹範さんの役どころ)が怒鳴り込んで行ってドアをどんどんどんっ!つて叩いておるのに反応して床が抜けて残るは座長が叩いておったドアの外枠だけ…みたいなべつくり感とかを出して欲しいんですよねー…。(贅沢)前回はリピーター観劇の人はともかくとして初回限定(え)のお客さんに限っては次に何が壊れるか…どころかまだ壊れることすらも知らないまんまで真っ新な状態でもって観ておったらばそれなりにべつくりしたはずだし「これ…昼、夜2回公演の時とかどうすんだろ??(わなわな)」ぐらいに他人事ながらちょっと心配になったりしたもんだけれども(苦笑)今回はそこんところ躊躇したっつーのか「…ま、これぐらいで勘弁してくださいよぉ~??」的な??(は?)「後で組み立てるの大変なんで察してくださいよぉ~??」な感じで中途半端に残した感が否めないっつかさ。(苦笑)いっやぁー…それだったらば話の内容をもそっとカチッとまとめて来てセットの壊れ具合が気にならないぐらいに熱いステージを…っ!!!にするかのどっちかだと思うんだよねー…。…っつか正直今回観に来たお客さんの半分以上??は前回みたくご新規さんじゃなくてリピーター観劇のお客さんだと思うわけさ??(え)前回壊れて行く様が面白かったから「アレだったらまた観ても笑えるからいいよねvvv」ってなもんで「今度はどういう風に壊してくれるんだろ??(わくわく)」なまるでディズニーランドにでも行くやうな感覚でもって遊びに来る人が大半だと思うんだよね??そうしてまぁ相方??で連れて来る友達なんかにも「前観た時すっごい面白かったんだよー!!!」つて宣伝しまくってご新規さんのお客さんの期待値もわざわざ上げてくれるっつー迷惑な(え)お客さんだったりするわけで…。(苦笑)そこを踏まえての第2弾ってなことになるとお話の内容はあくまでもざっくりしてるけれどもセットの壊れっぷりをもっと派手に演出してお客さんの目を奪うのかそれとも話の内容の奇の衒いっぷりを上げてセットの壊れっぷりの派手さを上げないまでも「ここでこう来るかー??!!」的な展開を次から次へと繰り出して行くかのどっちかになると思うんだよねー…。手品とかでも一緒でしょ??(え?)脱出モノだとかもそうだと思うんだけれども最初はてけとうに手錠やら何やらで縛り上げられて棺桶みたいな箱の中に入れられてそこにも鍵が掛けられてるのを海か何かに放り捨てられてもうダメか…と思ったところにぜんっぜんっ!別の場所に降り立った当の本人登場ー??!!みたいなので済んでおったのが段々とそれだけじゃ物足りなくなって来てぐるぐる巻きに縛り上げられて箱も頑丈な鉄の箱とかになって来てそれを二重、三重に鍵閉めてその上にまだ鉄の鎖とかで何重にも縛り付けてそれを縛り付けてる間にも爆弾が爆発したりなんかして絶体絶命…っ??!!な展開になだれ込んでまだそれに火着けて燃やして海に投げ込んでからも何だったらもう箱に入れられる前に中に入れられてる手品師の体に括り付けられてた爆弾のタイマーが思ったより早く起動して爆発して「もう助からない…っ??!!」ってなってかーらーのぢつはもう最初の爆弾が爆発するよりももっとずっと前ーに脱出してましたーwwwな「よくぞご無事で…(ほっ)」などんどんと演出ばっかりが派手になって行って何だったらもう爆弾とかただ単にバンバン派手な音させたいだけなのであってべっつに関係ないんぢゃね??(苦笑)ぐらいに。ただもう観客の目を脱出するであろう手品師から逸らせるためだけに爆弾を爆発させて「どうなっちゃうのっ??!!」な期待値を必要以上に上げて…ってか脱出のリアルタイムでの実況中継映像みたいなのが流れたりするじゃないですか??箱の中で必死になって手錠を外そうと格闘したり爆弾の解除を試みようとしたり箱の蓋を何っとかして開けようと必死になってたり…な映像ってホントは何日か前に撮られた映像でぢつは本人、もう手錠とか掛けられるよりも前ーにスタジオをとっとと出さされて車とかに乗せられてあり得ない場所まで連れて行かれて「ここで立って待っててくださいね??」つて放置されてスタジオから呼び掛けられて初めてそこにいたことに気付いた!みたいな感じでもって受け答えして…みたいな段取りが組まれておるんじゃないかと思っておるんだけれども(苦笑)そーんなこと考え始めちゃうともう面白くなくなっちゃうっつか手品は種を知った瞬間からもうどうでもよくなっちゃうわけだし脱出モノぐらいはネタ晴らしせずに演出のウソなんかも隠したまんまでやり通すってのも悪くないんじゃないのかな??と思うんだけれどもそれと同じで「これをどう壊してくれるのか??!!」ってなところに期待値が上がってるのに前回とまぁーったく同じじゃ飽きられると思うわけですよっ!!!前回をちょっとでも超えて行かないと…!!!(えー)

それを踏まえての話の内容なんだけれどもまぁー…ほぼほぼ前回と似たやうな展開で…。(滅)…ま、いちおこれでも続きモノだったりするので(え)座長とその彼女ーの舞台監督兼小道具兼美術兼衣装メイク兼…ってかいわゆる劇団員が少ないので何でも屋担当(黙)の杏里(上地春奈さんの役どころ)がすったもんだはあったけれども無事に??座長とけこんすることがけていーvvvってなことで劇団員全員からサプライズで何かお祝いをしてあげようvvvってなことでフラッシュモブ??みたいな感じでいきなり座長と杏里嬢が揃ったところで劇団員全員が歌って踊って「けこんおめでとうー!!!」つてケーキを運んで来て2人が感動して泣く…!みたいなのを目論んでおったわけなんだけども。それが座長がちょっと楽屋に捌けてる間に杏里嬢を呼びに行くってなことにするために出水さん(梶原善さんの役どころ)が本番直前になって「お腹が痛いですぅーーー!!!」つて悶え苦しみ出して「緊張してるからなのかなぁ??食べ過ぎたからなのかなぁ??…とにかく…!楽屋にあるいつも飲んでる薬を飲んだら一発で治るはずなんだけど…」つて座長に探しに行かせるはずだったのが「分かりますぅー。僕も本番前は緊張し過ぎてトイレに籠りっぱなしになることが多くて…」つて乗っかって来て「そんな訳の分からない薬に頼るよりこの薬を飲んだ方がよく効きますよvvv」つて自分が愛用しておる胃薬を渡してくれて水まで用意してくれて「さぁ飲んで!」みたいな態勢に持って行かれて演技??でお腹が痛いフリしてるだけだしほんっとに胃薬とか飲んでも大丈夫なのか??(わなわな)みたいなそっちの方が心配になっちゃって「…や、いらないです…」つて断る、「遠慮しないで!」つて勧められる、断る、勧められる…の繰り返しでもってそこから先に進めなくてサプライズまで辿り着かないおっ!!!ってなところから始まった今回。(え)しかも座長と杏里はけこんを前にして何だか仲が悪いっつーのか一方的に杏里がイライラしておるだけっつーのもあるわけなんだけれどもこれがいわゆるマリッジブルーってやつですか??(え?)…っつーのもまぁ前回座長が浮気っつーのか何っつーか看板女優…っつっても紅一点でしかも若いと来ておるので(苦笑)単純にヒロインになるべくしてなるしかないわけなんだけれども(黙)それがどういう風にこの劇団に入って来たか??っつったらば座長のナンパとしか思えないやうなお誘いでもってそういうホステス的な??お店でもって「君、可愛いねーvvv女優にならない??(え?)」つて誘って来てしかも2人で飲みに行って酔っ払ってそのまんま件の女優の家にお泊りして…な展開を浮気と呼ぶのならそうなんでしょうねぇ…(何もないけど。苦笑)なことで杏里が怒り狂って「こんな劇団の芝居…!ぶっ潰してやる…!!!」つて舞台監督の立場を利用して??ぐっちゃんぐっちゃんの仕上げにした前回を思ったらばそーんなごたごたがあってもまだこの劇団で女優を続けておった彼女の図太さっつかもう心臓に毛が生えてるとしか…。(えー)そういうメンタルの強さをあたしも見習いたいもんだけれども(え)どうすれば他人の評価も気にすることなく自信満々で世の中を渡って行けるやうになるんですかねい??(え)怒られても気にせず…っつかもうむしろ「勝手に怒ってればいいのよwww」ぐらいに笑い飛ばしてっつーのかその厚顔無恥さ(そこまでなーんにも気にしてないわけじゃないけども。苦笑)がさすがでつwww(えー)前回も思ったんだけれども元々まぁそこそこお芝居っつか舞台経験自体が少なくて下手くそな人が下手な役を演じてるから底抜けに下手くそに見えるのか(爆)それともべっつにお芝居は人並みに出来るんだけれども下手くそな役を演じるためにわざとそういう演技をしなくちゃいけないから下手に見えるのかどっちだ??と思ってたんですけど…んー…べみょうな気もしないでもないかな、と。(は?)だぁーってそんなこと言い出したらば(梶原)善さん演じるところの出水さんとかふっつーに素人同然っつかもう素人だし下手で当然だしだったらそれなりの下手な演技もするんだろうとは思うんだけれども善さんなんか演技経験がふんだんにある人だったりするのでただ単純に肩の力を抜いて演じておられるっつか手抜き…ではないんだけれどもいつも以上にふざけて遊んでる雰囲気??(え?)でも他の人たちは…ってか劇団員役の人たちは必死で何っとか下手くそな演技を成立させようとしてるっつか余裕がない分余計下手くそに見えてるっつーのかな??普段も下手な人が下手な演技をしてるやうに見えちゃって…。(苦笑)彩吹(真央)さんも元宝塚出身だし演技経験もあるはずなのにその演技の大袈裟さっつーのか劇中劇の中では金持ちで高飛車なお嬢役だったりするからなくはないんだけれどもなーんか出て来るたびに「あたし、女優よっ!」な空気感っつか「あたしを見て…っ!!!」なオーラを醸し出しちゃってるっつーのかいろいろ過剰にめんどくさいwww(おい)あー…あと前回は音響さん役の伊藤(裕一)さんが日陰のブース(え)…ぢゃなくて舞台袖の客席からも見えにくい角度の位置に座っておったのが今回は舞台セットの2階??に音響ブースの部屋が仕切ってあってぜぇーんぶ客席からも見えるやうになっておったんだけれども音響ブースってもっと…隠れた位置でやるもんじゃないのかなぁ??(おぶおぶ)…や、まぁ全員参加型でよく見えるやうになったのはいいと思うんだけども。(苦笑)そうして何かっちゃぁ効果音楽の後半がサンバのリズムっつーのかアレンジがまるっきり変わっちゃってディスコステージみたくなっちゃったりなんかしておって悲劇??の展開になるはずがいまいちそっちの方向には持って行かれずにどんどんと躁の方向に行っちゃうのが何とも…。(黙)いちお本筋のお話としては杏里のお父さんが客席に観に来ておってしかも「舞台を観て初めて泣ける…!っつー話を見せてくれなかったら娘はやらない!」っつーのでどうにかしてお涙頂戴の展開になるべく座長はちょいちょい客席を覗きに来るわけなんだけれども大概むすっ!とした顔しておってとてもじゃないけれども芝居を観て泣くやうな御仁じゃないっつーことでやきもきしてるっつーのがいっちばんのメインになる…のかな??最終的に涙が出るほど大笑いしておったっつーのである意味「芝居を観て泣いた」んじゃぁ…??(えー)っつーことでめでたくけこんも許された…のか??(おぶおぶ)あー…でも前回はいちおこれでも原作舞台か何か下敷きにするもんがあったのを今回オリジナルだったんだっけか??劇ちうで揉めてるのも人間関係で揉めてるのも前回とほっとんど変わりなくて結局いかにして大々的に崩壊するのか??!!(わなわな)ってのを見せたかったんだと思うんだけどやぱーりもそっと何もかもが更地になるぐらいの勢いでもって壊れるところを観たかったっつーのと何だったらもうハッピーエンドも抜きにして人間関係も更地になるぐらいぶっ壊れて二重の意味で「崩壊」してるってことになったら期待値の上を行く展開になったと思うんだけど。(苦笑)でも割と前回もお話自体は最終的にハッピーエンドっつーのかぜぇーんぶまるーく収まってめでたし、めでたしvvvみたいなことで終わってたと思うしそういうモヤモヤ??を残したくないタイプの脚本家さんなのかな??(え)でもほんっついっそキレイさっぱりなーんもかもが無くなってまいっかい新しいスタートを切るぐらいの勢いでもって「崩壊」してくれたら気持ちよかったんじゃないのかな??と思うし「次もまた観たいっ!!!(きらーん)」ってなったと思うんだけどこれ、シリーズとして3をやるとなるともっと大変だし中途半端な壊し方だったらば面白みもないし(おい)キャストの技量を底上げしてメンバー総入れ替えで豪華キャストで挑んでチケット代も上げてその分バラシも派手にwwwとかだったらあり得る…かなぁ??(えー)…ってか客が「もっと…!」を望んじゃうからダメなのであって「前回と同じ」もしくは「そこそこ」レベルで観ればまぁ悪くないんだと思うし人それぞれ…なんですかねい??(え)…むう。