1082.「いきなり本読み」第4回

主なキャスト:片桐はいり・水川あさみ・山内圭哉
作:川面千晶 演出:岩井秀人
公演記録:2020.10.7@浅草東洋館(東京)+後日【ZAIKO】にてリモート配信
すっげこれ、キャストが気になってて「観たいー…!」と思っておったんだけれども配信後日ってなってるその「後日」がいつからかわっかんなくて。(黙)最初は頻繁にチェックしておったんだけれども段々そのうち忘れて来て(おい)なーんかの拍子でちらっと思い出して「そう言えばー…!」ってので見たらばもう売り出し始まっててしかも12月15日までで配信終了とかなってて。(苦笑)なーんか4、5日前にそのことに気付いて…ってか観れるの土日ぐらいなもんだし間に合ってよかったー…!(ほっ)って話で。今回取り上げられる作品は川面千晶作の「きよこさん」。山内(圭哉)さんが台本配られた瞬間に「かわもやん!」っつってて。何のこっちゃら??と思っておったらば「川面千晶さん」だったっつー話。(え)大概岩井(秀人)さんの台本をベースにしておるので最後まで終わらなくても後は戯曲買って読んでねvvvな販売促進に繋げておりますーwwwな「こぉの商売上手が…っ!!!」なやり口(言い方…←)だったんだけれども今回は他の人の戯曲だし買おうと思っても買えないヤツ(えー)なので頑張って最後までやります…!と岩井さん。川面さんってのはハイバイでもそうなんだけれども岩井さん以外に脚本??書ける人に書いて貰おうってので手伝って貰って「書いてみる??」っつったらばこれが出来上がって来た、と。元々なーんで劇団入ったんだか何なんだかよくわっかんない人(え)でもって入団の時も面接ですっげヤル気なさ過ぎて喋り方とかも今時の若い子にありがちなだるそうで覇気がない感じっつの??(えー)でもってまぁそれは本人それまでにいろいろあって今ココ、みたいなのがあるわけなのであって話聞いたら納得するもんがあったりするんだけれども(苦笑)まぁそんな感じで。山内さんはハイバイでも出て貰ったりしてるし付き合い長いのでまぁ岩井さんのやり方はよく分かってくれてるし多くは言わなくても分かってくれますよね??的な。(えー)(片桐)はいりさんは飲み友達っつか何っつーか…もうすっげ長い付き合いで最初は知り合いの知り合いみたいな感じでもってそれも飲み屋で知り合ったか何かでずーっとそれからは飲みの席でばっか会うんだけれども共演っつか出て貰ったこととかない、と。(えー)水川(あさみ)さんに至っては「出てくれないだろなー…」と思いつつ「行き当たりばったり」??(違ったかもしんない…)で声掛けてみたらばなーんかわっかんないけれども仕事受けて貰えて…な下りで「行き当たりばったり?!」つて水川あさみ嬢が「何だ、その言い方?!」みたくなって「…あ!あ!あ!違…っ!行き当たりばったりぢゃなくて…何だ??ダメで元々??うわー…何??どうしよう??(おぶおぶ)」みたくなっててただ単純に緊張して言い間違ったってだけのことだったんだろうけれどもそのわたわた具合に水川あさみ嬢も溜飲を下げたっつかまぁそこまでダダ怒りだったわけじゃないんだけれどもさ。(苦笑)水川嬢としては「面白そうだなー…」と思って引き受けた、と。でもほんっつ当日になるまで台本渡されないとかそんなんなんですね…ってことに今驚いてます、みたいなことで。ほんっとの本読みだったらばいっくらぶっつけ本番だったとして当日までには台本は用意されておって役柄も決まっておってある程度読み合わせて来るっつか練習??して来る前提でもって当日に臨むわけだけれどもこの「いきなり本読み」ではそこもすっ飛ばしてほんっつ「いきなり」本読みなわけで。(苦笑)次どんな展開になるかわっかんないのは観てるお客さんと同じぐらいに新鮮ででもそこに喰らい付いてく様を観て欲しい、とそゆ趣旨で。

まずまぁ読んでみましょってなことで水川嬢が「かわも」役ではいりさんが「きよこ」役で圭哉さんが「店長」役。一通りざっくり読んでみたところ圭哉さんの店長はぜんっぜんっ!問題なく。でもまぁ「かわも」役はもそっとだるそうな感じっつか何っつーか…蓮っ葉な感じ??を出して行ってみましょうか??ってので速攻役に入り込む水川嬢。(おーっ!)一方の「きよこ」さんは年齢は随分とサバ読みまくりでもって実際問題いくつなのかぜんっぜんっ!わっかんない超年齢不詳なんだけれども(苦笑)どこか昭和のノリっつかギャグとかお客さんへの絡みとかもサムいし(黙)太ってる体型を隠しもせずいっつもお店にあるドレスのサイズが合わなくて背中のファスナーをあけっぴろげにしたまんまで接客してるやうな無造作なタイプでもっておなのこたちからも絡みにくいっつーので敬遠されて1人ぼっちな。でもそのことを大して気にしてる風でもなく。それだからぼっち同士なーんとなくきよこさんがかわもにつるんで来るやうになって相手するでもなくしないでもなく仲がいいのか悪いのかべみょうな関係性ってな感じでやり取りが続いてくわけなんだけども。(苦笑)いつもは淡泊な接客しかしない「かわも」がどういうわけだか金づるっつか金回りのいい初老の男に気に入られて「今度外でゆっくり会おうよ??」つて口説かれ段々その気になって来る下りなんかもう秀逸wwwはいりさんが2役でもってその「かわも」を口説く初老の男役を演じておったわけなんだけれども恰好とかぜんっぜんっ!素のまんまだしどっからどう見たところではいりさんそのもので女の人そのものなんだけれども喋り口調1つでかんっぜんに初老の男っつかもうべっつに岩井さんに「この役はどうでこうで…」とか説明受けるよりまず「はい、この役とこの役、はいりさんでー…」つて言われただけで何を指示されたわけでもなく演じ始めた瞬間にもう目の前に「その人がいる…!!!(どーんっ!)」ってな感じでもってちょっともう年齢的にも枯れて来てるにも関わらずちょいエロなんですよ、ほんっとwww役の台詞が始まったところで「はいはいはい!そこで止めて!」つて岩井さんが止めて「…え??何か悪いとこありました??(おぶおぶ)」つてはいりさんが聞いたらば「かんっぺきwww」だと。何も言ってないのにわっかいおなのこ目当てで下心バリバリのちょっと色気あってなーんかそのあやうい感じの??おさーんが今ここに…!!!ってな感じでもってはいりさん、激似合うーvvv(え)そうして「かわも」もいっつも他の人たちにはだるーい接客しかしないんだけれどもそのお目当ての男を送り出すシーンでは「じゃ超ぶりっこで135cmぐらいの女の子になってみて下さい」つて岩井さんが指示出しして「わっかりましたー」っつった瞬間まぢぶりっこで超絶甘々の声出して媚び捲くってもう135cmどころか128cmぐらいになっちゃってましたねぇ…(苦笑)、と岩井さん。…や、もうまぢ怖えぇわwww声だけでこーんな変わるんだなー…っつか女優さんってヤル気出したらっつかまぁ私生活でどうしてるか知らないけれども(当たり前)この人たちのテクニックっつかあれやこれやに絡め捕られたらちょっとやそっとで逃げられないわwww(え)もうキティちゃんか…っ!!!(えー)ばりの謎キャラクターがそこにはいて。(苦笑)そーんな「かわも」に「あの男はやめといた方がいいよ??」つてそれとなーくアドバイスして来る「きよこ」さん。「かわも」は「きよこ」のそーんなアドバイスっつか自分がモテないからって嫉妬だろ??ぐらいにしか思ってなくて「ハイハイ、分かりましたー」ぐらいにしか聞き流しておってからにてけとうにあしらっておったわけだけども。それがどんどんエスカレートして来ていよいよ店の外で会おうってことになっていわゆるアフター??でもって仕事終わりに2人っきりでどっか食べに行こうってことになって店の前で待ってる男に「おーまーたーせvvv」つて駆け寄る「かわも」wwwもう一言一言にピンク色がふわふわ纏わり付いてる感じの…!(どーんっ!)そこに「きよこ」@圭哉さんが割って入って来る。(えー)男は「かわも」と出掛けたいっつってるのに先輩面した「きよこ」が一緒に来るってので「かわも」に「何食べたい??」つて聞いてるのに強引に「きよこ」が「ラーメン、ラーメン!!!」つて男を引っ張って行ってもう何なの…っ??!!(わなわな)結局のところその男ってのがとんでもないヤツでもって「かわも」はお金を騙し取られて捨てられて大泣きするハメになって「きよこ」に慰められてなーんとなく女の友情的な??何かを育んで行くことになるわけなんだけども。(苦笑)

ここら辺りでちょっとまぁ休憩っつか「皆さん、台本与えられたらまず何をしますか??」ってなことをいろいろ事前アンケートで答えて貰ったのだそうな。圭哉さんと水川嬢は2人ともまともっつかまぁ自分の役をチェックしてその自分の台詞にライン引いたりするってな感じの答えだったんだけども。はいりさんの答えが予想外過ぎて面白いwwwってなことでクイズを出す岩井さん。…でも。水川さんには初対面だし早く仲良くなろうと思って「ちょっとー…!見て、見てぇーwww」な感じでもって先に答えを見せてしまってたので除外しますwwwってなことで実質答えるのは圭哉さんだけ…!(えー)「何ですのん??ヒントとかないんですかぁ??」っつったらばはいりさん曰く「台詞を言うのがイヤなんですよねー…」となー。(えー)「それが仕事ですやんっ!!!」っつー圭哉さんに「それはそうなんだけどぉー…長い台詞とかあったらもうそれだけで「はぁー…」ってなるんです…」とはいりさん。なーのーでまず台本が来たら速攻自分の役柄をチェックしてその役の台詞が3行以上あるところがないかまず数を数える、と。(え)「じゃそれで仕事断りはったとかもあるんですか??(おぶおぶ)」つて圭哉さんが聞いたらば「ある」と。(えー)まぢぱねぇなwwwだから基本「うん」とか「ふん」とかだけの役はすっげ好きとのこと。(えー)後半はそーんな「きよこ」に彼氏??っつか固定客が付くわけなんだけれどもその人はぜんっぜんっ!お金持ってなさげっつかもうよぼよぼのおじいちゃんでもって2人で座ってる様はおじいちゃんと孫っつってもおかしくないぐらいの。(黙)しかもお酒もバンバン飲めるタイプじゃないし(死)接客するだけ無駄なんじゃねぇのぉ??な雰囲気が漂っておって元々「きよこ」さんは他のおなのこたちとも交流ないし裏でコソコソと「よくやるよ…」みたいなことは言われておったんだけれどもそのうち「かわも」は「きよこ」さんと仲いいわけだし「今度「セックスとかどうしてんの??」って聞いといてよwww」みたいなことになって「う、うん。まぁ…聞いとくー」な流れになってしまう「かわも」。この辺の下りも「きよこ」さんは今までいろーんなお店を渡り歩いて来て百戦錬磨っつかもう男関係でもいろいろあり過ぎて正直クスリもやってるし(えー)歯も治しに行ってるヒマもお金もなくてぼろっぼろでもって奥歯とか抜けっ放しになってるのを放置しておったりして喋り方もふかふかしてる…かもしれないつて岩井さんが言い出して。(えー)「いっぺんそれでやってみましょうか??」みたいなことで水川嬢がふかふかした喋りをし始めるんだけれども結局そこそこすっげ女優さんにそーんなコンプライアンス的にもクスリに手出したかもしれない女の人の役とかアウトでしたね…ってなことで岩井さんが逆に止めちゃって水川嬢も「コンプライアンスだったらダメ…ですかね??」ってなことで終了ー。それに対するはいりさん演じる「きよこ」の模範解答っぷりっつか「その手があったか…!」な目からウロコっぷりっつかもう…!でも最初「歯抜けてるの??(おぶおぶ)」っつーので岩井さんに聞いたらば「あー…歯はいいです。そのままで」っつってて「いいの?!」みたいになってたのは笑えたwww最初「かわも」が冗談めかして他のおなのこたちに聞かれた通りに「セックスとかどうしてるんですかねぇ??」みたいなことを聞いたらばいきなり「きよこ」さんが激おこMAX!!!になってスイッチ入っちゃって「何聞いてんだよっ!!!」みたくなって「セックスなんかよりももっと大切なことがあんだよ…っ!!!」みたく語り始めて。「手繋いで横になってるだけで分かり合えることだってあるんだよっ!!!」な感じでもってすっげストイックでもう年齢とかエロとか超越したとこで魂で??この2人は繋がってんだなー…とかじー………んとし掛けたところでじいちゃんが死んじゃうわけなんだけども。(えー)それがじいちゃん、「きよこ」とヤるためにいろいろ努力してました!(えー)飲めないお酒バンバン飲んでバイアグラ的な??お薬にも頼ってあそこだけビンビンになるわけなんだけれどもそれが元で心臓に負担がかかり過ぎて持病だった血圧だとか喘息だとかが急激に悪化してしまって腹上死ならぬ心臓発作かで救急車で真っ裸のまんま運ばれてそれでそのまま死んじゃった、と。(黙)口では綺麗ごと言ってたけどホントはやることやってた、と。…ま、それを知ったところで「かわも」もどうしようもないわけなんだけれども。(苦笑)最後じいちゃんが「きよこ」のために背中のファスナーが上までちゃんと閉まるドレスを作ってあげててそれを「かわも」に「やる」っつー「きよこ」さん。…ってかサイズ感違い過ぎて「かわも」が着たらぶかぶかだから無理…っ!みたいなことでそれ着て店に出続ける「きよこ」さん。相変わらずギャグはサムいしおなのこたちとも合わないし群れないし客からのご指名が入ることも滅多にないわけだけれども「これしかないし、ね」と「きよこ」さん。ほぼほぼ実話??っぽい感じでもって川面さんが一気に書き上げた作品でぜんっぜんっ!演劇化する前提でもなーんもなくただただもう私小説っぽい感じになっておったのをちょいちょいと手直しして何っとか…!台詞っぽくやり直したりはしたけどほぼほぼそのまんまだ、と岩井さん。圭哉さんは「かわも」さんのことを知ってるからそれっぽいいめいじが浮かんじゃうんだけれども(苦笑)水川嬢もはいりさんも知らないのにまんま「かわも」ですげぇwwwみたいなことに。あと「かわも」のワードで「美容オタク」ってのがあったんだけれどもそれはどういう風に役に投影すればいいかわっかんなくて放置www(え)

とにかくまぁこの3人ががっつり絡み合ってて面白くならないわけがないので観れてよかったでつ。(ほっ)…ってか川面さんってヨロ企(ヨーロッパ企画)の諏訪(雅)さんとけこんしたんだー!!!(驚)今川面さんのことでググってたら「…あ。顔観たことある…」とか思って諏訪さんのウィキとか出て来るし何かと思ったらそうだった…。そっかー…。次回東京国際フォーラムで松たか子嬢でWOWOW中継とか入っちゃうんでしょう??すげぇなー…。(遠い目)あー…一度大阪でもやってほしいー。(切実)…むう。