1265.「いつぞやは」

主なキャスト:平原テツ・橋本淳・夏帆・今井隆文・豊田エリー・鈴木杏
作・演出:加藤拓也 舞台監督:幸光順平
公演記録;2023.10.4~9@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>> 劇団活動をしている松坂が、ある男の思い出を語っている。
それは、かつて劇団仲間だった一戸の物語だ。
数年前、ふらりと松坂の芝居を観にやって来た一戸は、健康上の理由から故郷の青森に帰ることにしたと言う。
淡々と語られる一戸の近況報告をきっかけに、昔の劇団仲間が集まることになった。
その仲間、坂本、小久保、大泉たちは、それぞれの悩みや現実を抱えながらそれぞれの人生を歩んでいる。
今も演劇を続ける者、演劇からは離れている者。過去と現在を繋ぐのは「演劇」というキーワードだ、
そして―――故郷に帰った一戸は、シングルマザーとなっていた同級生の真奈美と再会し……。

最初は主演がくぼったくん(窪田正孝氏)だっつーので「エヴァ」に続き大層楽しみにしておったんだけれども途中でお稽古始まるよりも前ーに降板??になって平原(テツ)さんに交替するとおっさる。…ま、平原さんもたまーにハイバイやら何やらでお見掛けしてるのでべっつにぜんっぜんっ!いいっちゃぁいい(え)んだけども。チケットはシス抽選先行で無事げっとしたのでK列 29番と程よく真ん中辺りの良い席で。のっけから橋本(淳)さんが劇団の主催者??役でもって客席内を練り歩きながら飴ちゃん(!)を配り歩くっつーパフォーマンスなぞ。ふっつーに手出したら貰えそうな距離感だったんだけれどもちょっと躊躇してる間に通り過ぎてしまったので惜しい…!(えー)こゆ時はいろいろ考えずにさっと手を出してさっと掴んで引っ込める(え)ぐらいの勢いがないといけない。(おい)…とまぁ早々にステージに上がられてその延長線上で自分の劇団の劇を観に来たお客さんを捌かせながらそこでも飴ちゃんを配るっつー現実??と劇中が延長線上にあったりなんかしてちょっと混乱する。そこにかつての劇団員だった一戸(平原テツさんの役どころ)がお客さんとしてやって来ていてその話の流れで「ぢつは俺、大腸ガンのステージ4なんだよ」なーんてなことが語られる。(えー)年齢設定的には橋本さんもとい松坂が若く見えるので(え)一戸もとい平原さんの年齢設定を考えて40代後半か50代…になるぎりっぎり手前って感じで50歳は過ぎてないんじゃなかろうか??(おぶおぶ)ってなぐらいの感じを思い描いておったんだけれども平原さんってぢつはあたしより年下なんですねい。(黙)いーっつもまあまあの「おじさん」(爆)役が多かったりするのでもうとぉーっくに50は過ぎてる(失礼←)と勝手に思っておったんだけれどもそうじゃなかったんですねい。(滅)めっちゃすいません。(ぺこり)そう考えたらばくぼったくんとそう変わりはない…っつかくぼったくんだったらば橋本さんとあんまり年変わらないっつか同年代??ぐらいに見えなくもないっつか何っつーか…。(え)この一戸が松坂より「ちょっと先輩」ってな感じの??そゆニュアンスからしたらば平原さんに絶妙に合ってた気がしたんだけれどもくぼったくんだったらばどういう感じになってたんだろ??(え)その一戸からの最後のお願い??でもって松坂に一戸の生涯を戯曲にして書いて欲しいっつー依頼が。一戸的には自分がガンになったことも含めて??波乱万丈な人生を送って来たと思ってるやうでそれを舞台化したら面白いんじゃないか??と。いっやぁー…でもふっつーに一個人っつか知ってる人??の半生を舞台化したとしてそれって内輪ウケみたくなったりしないモノなんだらうか??(おぶおぶ)ちょっと想像付かないんですけども。…や、まぁ「現実は小説より奇なり」とも言うわけだし実際問題机上の空論っつか「こゆことが起きたら面白いであろう」っつー想像??妄想??(おい)で出来あがった物語の中の出来事なんかよりもはるかに現実の方が「こんなの、あり得ないっしょ?!」みたいなことが起こり得るわけでその「あり得ないっしょ?!」を舞台化したら面白くなるのかもしれないけれどもサンプルとしてほんっとによく知ってる知り合い??友達??そこら辺の線引きっつかよくよく考えてみたらばべみょうだよね??(え)みたいなとこってあるじゃないですか??こっちは不安だから相手に確認したいっつか「俺たちって友達…だよな??(おぶおぶ)」だとか「あたしらって付き合ってるんだよね??(おぶおぶ)」だとか当然相手が「そうだよ??」っつってくれるのが前提っつか「言って当たり前」だと思ってるから確認したいわけじゃないですか??でもそこで「…え??そうなの??」つて真顔で言われた時に「えぇぇぇぇぇっ???!!!」つてなるっつかそやって「友達」だとか「恋人」だとか思っておったのはあたし(俺)だけだったのぉ?!ってなるわけじゃないですか??そのショックを受けたくないからこそ敢えて確認しないってこともあるわけで。(黙)でも「友達…だよね??(おぶおぶ)」つて確認をこっちからした時点で相手が自分のことをもしかしたら「友達」と思ってないかも??(おぶおぶ)みたいなところが感じられるっつかなーんとなくそゆ素振り??を感じさせるっつかあるじゃないですか??力加減として自分も相手も同様に…とはなってないんじゃなかろうか??(おぶおぶ)みたいなとこでそ??(え)松坂と一戸もべみょうな関係性っつか劇団員同士は果たして「友達」なのか??ってとこなんですかねい??とりまそこんところは置いといて。(え)役者として??演者だったからこそ一戸は劇作品としての自分を残したかったのか??劇団仲間たちと飲み会のシーンがそのまんまトレースされて一言一句違わずに??台詞に起ち上げられて行く感じとかそこまでそのまんま現実を横滑りさせて劇にしなくてもいいだろ??っつか観てるこっち側のお客さんとしての立ち位置っつか距離感??みたいなのはどういう風にして観てたらいいんだろ??とはなる。…や、まぁ「この人」の劇なんですよーとは最初に言われなかったら分からないんだし最後の最後で種明かしっつかぢつは…つて「この人が主人公でsたー」つて終われればそれでさぷらーいずwwwっつか「うっわwwwそうなんだ?!ビックリしたー!」でいいのかもしれないけれどもそうなった時の気持ちの持って行き方っつかちょっとぞわぞわしちゃう感じ??(え)とかどう処理したらいいんだろ??とは思った。(苦笑)でも生きてる間は「自分」が「自分」の役を演じる俳優として劇に出るってことも出来るけれどももしもこれで死んじゃった場合に誰がこの役を演じてくれるんだろ??っつか朝ドラなんかでもほんっとに実在する人物をそのまんまドラマ化した形でもって生きてれば「ちょっとー…!もうー…!あたしの役を誰々が演じてくれるとか贅沢過ぎーwww」(え)みたいな??(ミーハー根性丸出し←)そうして一戸は「自分」を演じるために抗がん剤治療を止めてステージに立つことを選んだわけでそのことに対して松坂がもしかして劇作品かしてしまったから抗がん剤治療の可能性っつか寿命をもっと縮めさせてしまったんじゃないか??(おぶおぶ)みたいな後悔??っつかざわざわした感情を持たされちゃうわけなんだけれども実際問題抗がん剤治療ってほんっつ半端ないしんどいって言うしあたしも2ヵ月に1回持病のことで点滴しなくちゃいけなくてその時に同室の患者さんたちは大概ほぼほぼ半日コースだったり1日掛かりの抗がん剤の点滴を受けてたりしてほっとんどの人は爆睡しておられるんだけれどもそれでも体がかぁーっ!と熱くなったりだとかいろいろ症状に悩まされてる人もいたりなんかしてまぁそうでなくても半日だったり1日掛かりで点滴打つのとか大変だし(死)やりたいことやれるうちに頑張りたいって思う気持ちも大事だし何かをやりたい…!って強い気持ちで思ってる方が何かと寿命を延ばす力にもなるっつか免疫を高める力にもなるんだと思うよ??抗がん剤治療ばっかりが正解ってわけでもないと思うし。「しません」って選択肢もあっていいと思う。わっかんないけども。(黙)

あたしも10年ぐらい前に「あと30分運び込まれるのが遅かったら間に合わなかったかも??」な大きな手術をして今ココ(え)なので今の人生は「余り」の人生だと思ってるところはある。(えー)でもその時も「…あ。ヤバい。あたし、死ぬかも??」とは思ってなかったので(えー)手術室に運ばれる前室で「今着てる服脱げますか??脱げないんだったら切りますけど??」つて看護師さんに言われて「こいつ、何言ってんだよ??脱ぐに決まってんぢゃん??」とちょっと心の中でムッとしつつ「脱ぎます!」つて「ヤケドとかぢゃねぇんだからよー??」つてかるーく心の中で毒づいておったんだけれども(苦笑)まぁそのぐらい切羽詰まってたってことだったんでしょう。麻酔を鼻から入れるか背中から入れるか??みたいなことをストレッチャーで運び込まれて手術担当の人たちが話してる途中で意識がすー………っと遠退いて次気が付いた時にはもう集中治療室だったんですけど。(滅)そこでもまず先生が来て「これから当分入院して貰いますから」つて言われた時に「それって1週間ですか??2週間ですか??」つて真顔で聞いたら「…は??少なくとも3ヵ月は入院して貰わないと!」つて言われて「そんなんなったらチケットがー…!!!(どーんっ!)」ってなったのも遠い思い出でつ。(え)っつかまっぢでその週末だけでも2、3枚チケット控えてて(えー)洒落になんないぐらいチケットの束が…!ってなってたからね。(苦笑)…と閑話休題。とにかくも実家戻って治療に専念…っつかまぁ余命??っつか余力??を考えた時に親より先に逝くことはけていしてしまっておるわけだし出来る限りの面倒っつかお互いに助け合うみたいなとこでは身内が一番ってとこはあるよねー…。(しみじみ)…にしても(鈴木)杏ちゃんのぢょし高生姿の破壊力半端ねぇなwww(爆)未だ現役ぢょし高生役で違和感ねぇわー。(え)ちょっと前ーに「六番目の小夜子」の再放送版??をNHKでやっておったので録り溜めて観たけどそん時の子供、子供した感じより今の方がずーっといい…!(おい)…や、でも合法大麻っつかあったね、病気療養に合法薬物が認められるべき…!みたいな運動??みたいなのでちょっと論争巻き起こっておったっつか中心にいたのが有名女優さんだったりしたので結構沸いておったっけか。(苦笑)まぁでもモルヒネでだましだましやっておったとしてもそれも限界っつかアレも中毒症状あるしなー…。(遠い目)ちょっとでも痛みが和らぐっつか心穏やかに??過ごせる時間が多ければ多いほど…みたいなところもあるしさ。それを頭ごなしに「またやったの?!」つてヒステリックに怒り散らかしたところでどうにもならないっつかこっちは心配してるからこそ…!みたいなところもあるけれども本人からしたらば「お前は健康だからわっかんないんだよ」ってなるじゃないですか??あたしもちょっとあったし。(え)「お腹痛いので休みます」ってずる休みの定番文句??みたいなところもあるじゃないですか??その「お腹痛い」の程度問題っつかそれを言われた側からしたらば「その程度で休むとか言うなよ??」みたいなとこもあるしこっちはこっちで死に掛かってるっつか痛くて痛くてもんどり打っててどうしようもなくて休むどころかもしかしたらこのまま救急車で運ばれたらそのまんまずーっと休みになるかもしれなくてだからとりあえず次の日のシフトだけでも調整お願いしたいのに…!と思って事前に言ってるのに「だからその日はどうしても都合悪くて…」って何だよ、それ?!ってなるわけじゃないですか??(え)「…は??もうお前が死ねよ??」ぐらいの勢いでもって「むきぃーっ!!!」ってなってでも電話して喋るほどの気力も無くて「…いやいや。だから無理を承知でお願いしますー…!」みたいな??どんだけ近しい存在だったとしてこのニュアンスって一生分かり合えないっつか共有するのは無理なんですよ。例え親だったとしても。そこんところをぎりっぎりのところまで歩み寄ってくれる存在っつか真奈美(鈴木杏さんの役どころ)がそばで見守ってくれておったからこその一戸のストッパーになり得たっつか何っつーか…すげぇな、と。優しさだけじゃどうにもならないっつかよっぽどの??最後の最期まで付き合うよ!みたいなところですよねー…。(しみじみ)どう頑張ったって真奈美とけこんしたとして死に別れてバツが付くっつか相手を残して逝くしかないわけで。(黙)もうそこんところはけてい事項じゃないっすか??無理を承知でっつか無理だったら無理で構わないですけども、ってところでそ??でもパートナーじゃ最期付き添えなかったりいろいろ制限があるんですよねぇ??(おぶおぶ)身内じゃないといろいろな同意書関係だったってサイン頼めないとか諸々めんどくせぇんですわ。(え)まぁ内縁の妻とかその状態が認められたらおっけいとかもあるみたいだけどその関係の長さ??っつか証明するのが難しいじゃないですか??…や、長さじゃないです!気持ちの問題です!つてこっちがいっくら訴えたところでどうにもならないっつかこればっかりは手続き上の都合っつかそこんところ結構厳しかったりして籍は入れといた方がいい。…とけこんもしたことないお前が言うなwwwってとこなんですけども。(苦笑)まっぢで住所も何もかも知ってる知り合いの名前だけ借りて手続きしてやろうか??とすら思いますよ。(犯罪でつwww←)結局生きてるうちは先延ばし、先延ばしにして言葉を濁しておった松坂だったけれども一戸の訃報を聞いてからこっち、やぁーっとこ重い腰を上げて一戸の生涯を戯曲化することに奔走し始める。すぐ隣…ぢゃなくても相手が「生きてる」ってなるとべみょうなんですよね。(苦笑)「…や、まだいるし」ってなってたんでしょ??知らねぇけど。(おい)なーんかでも死んじゃってからもついついその人のSNSとか開いてしまって更新されてるわけなんかないのになーんとなく気配??を感じてそっとまた閉じて…みたいな。あたしもこの自分のHPデータとかほんっとに不慮の事故的に死んじゃったりした場合に誰が面倒看てくれるんだろ??(おぶおぶ)とかありますもん。(真顔←)それでも見に来てくれる人はいてカウンターは回り続けて…ってほど盛り上がってるサイトってわけじゃないですけども。(黙)でも死んじゃった後の処理っつか何っつーか…どうなんでしょうねい??(おぶおぶ)事前に何日更新されなかったら削除を…みたいな業者さんとかもいたりするみたいだけども。なーんかちょっとでも不思議な感覚のまんます、っと終わった気がしてちょっと腑に落ちない…と思っておったらば「きれいのくに」の脚本の人だったんだ??あの時もこっち側に落としどころが無くて困ったんだよねー…。(遠い目)最終的にふっつーに平原さんありきの物語でよかったでつ。