1310.「「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」

主なキャスト:林遣都・藤間爽子・柄本時生・新名基浩・佐藤直子・山崎一
作・演出:倉本裕 舞台監督:幸光順平・鈴木拓
公演記録:2024.5.18~19@シアター・ドラマシティ(大阪)
あらすじ>>思い返すと、その邸は確かに立派な門構えではあったが、迷子になるほど中が広大だったとは、男は思いもしなかった。
男は、気まぐれに親切にした若い女に招かれそこへ来た。最初、女はこの屋敷の女中かと思っていたら、実は主人の女房だった。年の離れた亭主を持つと、若くともこんなアンバランスなムードを身にまとうようになるのかと、男は勝手に納得する。
屋敷の中は薄暗い上、廊下も恐ろしく長く、部屋の数も分からなかった。
数日経って、友人が連れ戻しに来たが、男は「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」などと困った顔をする。

中庭を挟んだ向かいの広間で、夜ごと催される誰かの宴。その幻想的に揺らめく人影をぼんやり眺める女に、男は次第に惹かれていく。男を躊躇させるのは、留守がちで、まるで自分の妻を斡旋するかのような、主人の謎の振る舞い。
引き留めるわけではないが、時折、何やら共謀をほのめかすような女と、その主人との間で、男は次第に正気を失っていく……。

ここ最近林遣都くんの人気が爆上がりでもってチケット取れなかったらどうしよう??(おぶおぶ)と思っておったんだけれども無事協賛チケットで4列 38番ってな席を頂く。でも若干端っこ過ぎてこれって見切れたりしやしませんかねい??(おぶおぶ)とちょっと心配になる。(え)…ま、そこまで見切れはしなかったけども。(苦笑)たまったま行き会った先で瑞枝(藤間爽子さんの役どころ)が馬車馬??に轢かれそうになったところを野坂(林遣都さんの役どころ)が助けたところでお家に招かれて「ぜひ主人にも挨拶して行って下さいな」ってので延々待たされた結果瑞枝の旦那(山崎一さんの役どころ)に会うことになるわけだけども。もしもこの馬車馬に轢かれそうになったところを助けるっつー一連の事件めいたところまでもが計算だったとしたらば随分と大したモノだと思うんだけれども(えー)これすらも仕組まれた罠なんだとしたらばビビるwwwっつか何の実験なのか??と思ったりもする。(え)先妻がどういう理由で自殺したのか??にもよるわけだけれどもとにかくもその後再婚してほっとんど自分の娘に近いやうな年齢のわっかいおなのこと再婚してでも恐らくは2人ともお互いのことをちゃんと好きで愛しておってけこんしたには決まっておる(よっぽどの知り合いからの斡旋っつか無理くりのお見合いだったり何だったりしない限りは←)とは思うんだけれども世間的には年の離れたわっかいおなのこが金目当てに老い先短い年寄りとけこんしたwwwつて噂??されておるには違いなくて2人もそのことはなるべく気にしないやうにしようと努めておるのにまあまあ耳に入って来るっつかものっそい気にしておるのはどっちかっつーと旦那さんの方だと思うんだけれどもそれがために瑞枝が自分以外の男に目移りしやしまいか??どうせだったらば自分みたいな年寄りじゃなくて話も合う同い年ぐらいの男の方が何かといいんじゃなかろうか??みたいな??(え)そゆ疑いの気持ちが晴れないっつか奥さんが今までにもそーんな旦那さんから疑われるやうな素振り??もなかっただろうしべっつに旦那さんにすげない態度を取ったりだとか「外でこんなことがあったのよvvv」ってなことを楽し気に話し続けるだとかそゆこともなかっただろうとは思うんだけれどもけこん生活が長引けば長引くほどに奥さんが自分に嫌気が差しておるんじゃなかろうか??(おぶおぶ)っつー疑念がどんどんと膨れ上がってそれはもう確信めいた「そうに違いない!」な断定的な思いでもって打ち消そうとすればするほどに頭をもたげて行くっつかそゆことなんだろうとは思うんだけれどもまぁそれで奥さんがキッパリと「そんなことはありません!」つて否定したところで「私の前ではいっくらでもウソでも何でも言い張ることは出来る!」つてなーんか自分で自分の首を絞めておるやうにしか見えないわけだけれどもそゆことなんだろうとおも。(え)野坂も小説家として興味がある…っつか家にいたところで書けないっつか奥さんと2人っきりの生活の中では波風なんかこれっぽっちも立たないっつかすーっかりとマンネリ化してしまっておって退屈な日々の中で何か書こうにも書きたいモノが見つからないっつかまぁそゆ平穏な日々を幸せだと思って楽しめる人ならよかったんだろうけれども創作意欲??みたいなモノの前ではちょっと残念すぐる毎日っつか何っつーか…。(黙)それだから退屈しておった日々の暮らしの中でこれこそ「事件だ!」と思わせてくれるやうなハプニングが起こってワクワクする気持ちっつかここでだったらば小説が書ける…!っつー気持ちにもなるってもんですよね。目新しいことだしこっちは命の恩人っつか瑞枝もちょっとばかしはケガしたわけだけれどもそれでもまぁ助けないよりかは助けた方がよかったのだし「いつまで居てくれても構わないんですよ??」つて言われるがままに…っつか竜宮城みたいなモノなんでしょうかねい??(え)浦島太郎だったって助けた亀に連れられて竜宮城に行って乙姫様に歓待を受けて帰るに帰れなくなって…ってなったわけじゃないですか??帰るタイミングを逃し続けて「明日ことは絶対に…!家に帰ろう!」と思うのにその日になってみたらば乙姫様から「別に今日帰らなくてもよろしいじゃないですか??」つて言われてみたらばべっつに急ぐ用事があるわけでもなし家で帰りを待ってる人がいるわけでもなし…っつーのでズルズルとここにいれば働かずして美味しいモノが食べられてそばにはべっぴんさんな乙姫様がニコニコと笑っておってすーっかりと寛いで毎日が日曜日!!!だしその歓待にお金を払う必要もなくて…ってので帰らなかったわけじゃないですか??…ま、野坂の場合は竜宮城とはちょっと訳が違うとは言え助けた瑞枝に連れられて世の中のしがらみから切り離された世界で帰るタイミングをすーっかりと逃し続けて今ココwwwってヤツじゃないですか??西城(柄本時生さんの役どころ)は一般常識的に言ってまともではあるので「家に帰りたまえよ!」つて散々っぱら野坂のことをせっついて来るわけだけれども野坂は最早積極的には帰る気配もなく…っつか大人しくて何でも「ハイ、ハイ」つて従っておったはずの奥さんがよもや自分の編集者と浮気??しておったとは…!!!(どーんっ!)みたいなことで(えー)なーんとなく顔を合わせ辛いっつかっまぁ「もう二度と顔も見たくない…!」つて怒り狂っておるんだったらばその場で「離婚ぢゃ!!!」つて一方的に追い出すなり何なり出来たと思うんだけれどもそれもせず…ってことは一旦謝ってそれで何とかケリがついたっつか追い出すのも可哀想なぐらいに経済力のない感じの奥様なのかしらん??(え)その奥さんのお悩み相談っつか野坂とのことであれやこれやと慰めておるうちにいい感じになってしまって…な西城が「奥さんのことを貰ってもいいだらうか??」つて言い出すぐらいなのだからして野坂の奥さんっつーのは流されやすいっつか自分のことを「好きだ…!」つて言ってくれる人だったらばそれが一時しのぎのウソだったとして(えー)誰でもいいってなぐらいの??そんな人だったりするのかしらん??それはそれで心配っつかけこん生活を続けてく上では問題アリっつかとっとと別れた方が身のためだと思うんだけれどもいかがか??(え)でも今や野坂の興味は外の世界のことよりかはこのお屋敷の中のことにしかないわけで「ここでなら作品が書けるかもしれない…!」みたいな期待??っつか何せ生活費のことなんかはここにいる間は少なくともなーんにも気にしなくていいわけじゃないですか??食事は三度三度食べさせて貰えるわけだし家賃の支払いやら何やらかんやらも心配しなくても「居て下さい」つて言って貰えるうちが花っつか「居る」理由があるわけだし構わないわけでそ??奥さんとの暮らしには「生活」があって書けなくても何某か稼いで来ないことには家賃も食費も光熱水費も払えないわけだしそれが続けば遠い未来には野垂れ死に…もあり得なくはないわけだし。(死)

随分と偏見的なことを言うやうだけれども小説家っつーのはまぁ大概まともに働きたくない(えー)っつかふっつーのサラリーマン的な朝起きて仕事行ってひと踏ん張りして働いて家帰って寝る!みたいなのが出来ないから家で好きな時に書いて寝て…みたいなのがいいわけでそ??…あ。バカにしておるわけではなく。(黙)あたしは「書けない人」なので「書ける人」のことは尊敬するしものっそいリスペクトでもってリスペクトしておるわけだけれどもどう転んだところで「書ける人」にはなれないしなったとしてもまぐれで一発当たりがあればいい方でそれを書き続けるってのは絶対的に無理っつか降りて来ないもwww(滅)それにしたって瑞枝はともかくとして旦那側としては野坂と何かあって欲しいのか??(おぶおぶ)これだけ年の離れたわっかい1人の女が野坂みたいなかこよす男子とひとつ屋根の下にあって間違いが起きないわけがない…!と本気で思っておるのかそれともそれでも瑞枝は潔白で何も起きるわけがない…!に賭けたいのか??んー…少なくとも書生の石森(新名基浩さんの役どころ)との間にロマンスが生まれる気配はないし(おい)旦那さんとしても「コイツに負けたのか…」とは思いたくないだろうと思うし(だから)それだから安心して家に置いておける(えー)っつかそれとも単なる見張り番の役目なのか??でも女中(佐藤直子さんの役どころ)もいるわけだしお目付け役っつか何かあれば逐一旦那様に報告!っつー点ではこの女中の方が長い付き合いっつか先妻がいるよりもずっとずーっと前からこの家にいて身の回りの世話やら何やらを面倒看ておるわけだしそーんなぽっと出の後妻にあれやこれや言われたところで…!みたいなところなんでそ??っつか瑞枝がカフェの女給だったってのがそゆ間違いの元っつか入れ替わり立ち替わりいろーんな男たちと…っつか客商売なのだからしてある意味仕方がないっつか愛想がよくないと勤まらない仕事なわけじゃないですか??その愛想のよさに惹かれてけこんしたわけでそ??そこんところを疑うってことは瑞枝のことを根本的に気に入らないっつか長所=短所みたいなことでそれを言い出したらばキリがないっつかさ。(黙)でもそやって瑞枝のことを疑ってかかってしまう自分のことも許せないっつかそんな風に世間の言うことに振り回されて瑞枝のことを疑うことしか出来ない自分ってのも嫌でそれだったらばずーっと瑞枝のことを外には出さないでもちろん買い物やら何やら外に行かなくちゃいけない仕事は女中さんにやらせればいいことだし御用聞き??の人が訪ねて来て必要なモノを届けてくれるってことも出来るだろうしお金があるからってパトロンみたいなことだったってやらなければいい話じゃないですか??夜通し誰が主催だとも分からない宴会に溺れるのだったって辞めればいいし瑞枝のことを広い広い家で1人で閉じ込めてなーんもさせなければよそり。(え)そゆ風に瑞枝を囲って瑞枝から「気持ち悪い!」つて蔑まれるやうな目で見られたり罵られたりするのも嫌なわけでそ??なーんとなく物分かりのいい旦那の顔をしておきたいわけなんでそ??いい感じにカッコつけて年上n余裕??みたいなのを保っておきたいわけなんでそ??「お前は好きなやうにおやり~」みたいなさ。そこんところの矛盾っつか余裕ぶりたいのにちぃーっとも余裕ぶったところもなくてちっちゃくて野坂が家に来てからというもの、気が休まらなくてやきもきして今すぐ家にすっ飛んで帰りたい衝動にかられっ放しでもってそやって家に帰ってみたらば2人の現場(!)を押さえるやうなことに遭遇してしまったらばショックでショックできっと立ち直れなくてそれだから家には帰りたくないっつかちょっとでも家に帰る時間を先延ばしにしたい気持ちでいっぱいでますます足が遠退いて…なそんな感じ??(え)西城はいよいよ野坂の奥さんと再婚??を決意しておるやうだし今更野坂が家に帰る理由もないっつかもうここ以外に行くところもないっつか。それをいきなり野坂がいなくなった理由は何だ??(おぶおぶ)奥さんも同時期に家を空けておってどこにも見つからなくて2人して駆け落ちでもしたか?!つて疑われてそこらちうを探して回って大変なことになっておる間も野坂は納戸に隠れておったわけでそ??…何だろう??そやって自分が浮気の原因つて疑われて「そうに違いない…!」つて言われるのに耐えられなくなった…??(おぶおぶ)本気で帰ろうと思えばいつだって帰れたと思うんですよ。この家の間取りがどんなに複雑だったとして女中に案内を頼めば玄関どころかこの家の門のところまで送りに付いて来てくれただろうし窓から飛び出して逃げようと思えばいつだって逃げられたし西城と一緒に外に出ることだったって出来たわけでそ??それをしなかった理由は何だ??小説を完成させたかったから??それだけか??奥さんと女中で花切ハサミが見つからない…!ってので大騒ぎしてあるはずのところにない…!っつーので探し回って挙句の果てにそのハサミで旦那さんが自殺して…って結局焚き付けたのは瑞枝だったのか??それとも女中の一押しがきっかけになったのか??そやって旦那が亡くなった後も野坂はこの家に居続けて最早瑞枝とお茶飲み友達のやうにして談笑して…ってかもうそれは「ヒモ」ぢゃないですか??(え)旦那っつー監視の目も無くなってのんびりと好きな時間に起きて好きな時間に書いて好きな時間に寝て…で3食好きなモノが食べられて生活の心配もなく今すぐには外に放り出されることもなく…って天国ぢゃんwww(え)この2人の間には特別な関係性はなかったと思うんですよねー…。野坂も自分の奥さんのことを浮気で責め立てた手前自分がそゆ風なことに巻き込まれるのはよしとしなかっただろうしべっつにそれが目的でこの家に入り込んだわけでもないし(死)ここにいるためにそこまでしなくてもいいっつか何っつーか…。それだったらば体売ってその対価としてここに居させて貰ってるみたいになるじゃないですか??(爆)あくまでも小説を完成させるためなのであって自分の体を差し出してまでここにいるってのは違うっつかプライドが許さないっつかさ。でも単純に瑞枝と旦那との体の相性が悪い…っつかわっかいおなのこ相手に体力が持たない(おい)っつか満足させられない(だから)っつーのでわっかい男と代用的に満足させて…っつかちょっとしたホスト狂いの奥さんに金は出してやるけれども本気にはなるなよ??なそんな感じだったのがどうやら野坂のことは本気らしい??(おぶおぶ)っつーので居ても立ってもいられず…だったのが実際のところはそーんなガチ勢ぢゃなかったwwwみたいなことか??(えー)…ま、どっちにしろ最後ストン、と収まるところに収まらずにモヤモヤしたまんま終わってしまってますます謎www続きがあるなら観たいところ。(え)…むう。