273.「蜉蝣峠」

主なキャスト:古田新太・堤真一・高岡早紀・勝地涼・木村了・梶原善・粟根まこと・高田聖子・橋本じゅん
作:宮藤官九郎 演出:いのうえひでのり 舞台監督:芳谷研
公演記録:2009.4.21〜5.7@梅田芸術劇場メインホール(大阪)
あらすじ>>そこは人呼んで「蜉蝣峠」。照りつける強い陽射しのせいで大気が揺れ、その向こうに見える筈のないものが見えると、言われる。しかし、その男には何も見えない。ただ時折、血の匂いが鼻をかすめるのみである――。
人はあれを、天災だの、流行り病のせいだのと言うが、そうじゃねえ。わしはこの見えない眼で、確かに見たんでさあ。二十五年前――うだるような暑い日だった。突然この町の大通りに、魔物のような大男が現れた。耳をつんざく悲鳴の中、逆手に持った包丁が道行く者の首を斬り落とした。振り回す鉄の下駄が、グシャリと音を立てて次々と頭を砕き割っていった。百を超す死体の中、生き残ったのはこの盲のわしと、まだ年端もいかぬ男の子が一人――。それ以来この街は、仏様にも見捨てられちまった。今日も、明日も、明後日も、死んだ親分の跡目をめぐって馬鹿と阿呆が血を流す、まるで蟻地獄のような街でさあ。
ただね……帰ってきたんですよ、あの子が。いい大人になってね。あの事件の衝撃で、過去の記憶をなくしてはいますがね。でも、近寄っちゃあいけませんよ。今日一人、あいつ、人を殺しやがった。ひでえ傷だった。刀を手にしたら、あいつ自分でも何をするかわからねえらしいんですよ……。飢えと暑さで頭がおかしくなると、人は蜉蝣の向こうに幻を見る。一体奴は自分の心の闇の中に、どんな過去の幻を見ているのか……。え?名前ですかい?そいつの名は、闇太郎。人呼んで、蜉蝣峠の闇太郎――。

くどちゃん(宮藤官九郎氏)が新感線で時代劇をやるとおっさる。それは何だかおもしろそうだぞ??ってので話聞いた時から行く気は満々だったんですがー…つつみん(堤真一氏)出るとかって…まぁたチケットが取り辛いYOっ!(黙)「吉原御免状」(観劇日記No,117参照)の時も確かめっちゃくちゃ取り難かった気がー…。ってそれはあたしがDM先行届く前に他で取ったりしちゃってたからか??(自業自得)今回もなかなか届かないDMに嫌気が差して来てまたしてもぴあ先行で先に押さえてみたのが6日前楽昼公演で2階 5列 23番。…って2階って…。(滅)いやまぁ2回行くつもりにはしてたしDM先行で払い込み抽選だったら1回分しか申し込めないしいいけどさー。でやっとこ届いたDM先行で取ったのが30日昼公演で1階 12列 24番ってこっちはまともそうだな。(おい)ま、GW前の平日昼公演なんだからそんなに激戦ではなかったのやも??(爆)それにしたって職場はカレンダー通りの休みしかないのに30日で取っちゃったもんだからこの日も休んで1日も「ムサシ」(観劇日記No.272参照)で休んで2日はラーメンズ取ってるから交替お願いして休んで…って勝手な7連休の幕開けっすお!(爆)まぁでも1階でじっくり観るのと2階で俯瞰的に観るのとで視点も違って面白かったのでよしとする。結構2階、3階でも観やすいやうに舞台組んであるしね。ま、心の距離感も空間的な距離感も1階には敵わないけど…。(おい)実際くどちゃんで時代劇でシリアスものでがっつり来ると思ってたもんで最初っからあのネタモノ芝居的なのはびつくり。でもくどちゃんらしいなーと思ったり。だってあの!つつみんがっ!軍鶏っすよ??!!(おぶおぶ)しかも着ぐるみ!(爆)そんでもってサングラスかけてるからってので「しゃもりさん」とか呼ばれちゃってるし…。(苦笑)関西弁なのは…普段インタビューとか受けてる時のつつみんって関西弁だし元々関西出身だからアリなんだけど完全にしゃもりさん通り越してヤクザさんな雰囲気がー…。(おい)それに勝地(涼)くんは「石だ、石だー!石をーぶつけろぉーっ!」しか言わないし…。(苦笑)そう言えば勝地くんって何げにくどちゃん作品にここ最近ずーっと出てますよねぇ??「犬顔家の一族」(観劇日記No.187参照)以降「未来講師めぐる」に「少年メリケンサック」にこれでしょう??もう何やってもらっても構わない!な体ですか??(え?)すっかりおバカさんキャラ定着しちゃってますけどいいんですかねい??(おぶおぶ)それなりにかっこいいのに…もったいない…。(えー…)ま、松尾ちゃん(松尾スズキ氏)の「美しい男性!」もすっかりイケメン虐待番組になってたので(そんなはっきりと…)それほどまででもないしいいですよね??(いいのか?)あ。でも旅回り一座の役者だったのに座長(村木仁さんの役どころ)の奥さんに手出しちゃったのがバレてアンパンの旦那(逆木圭一郎さんの役どころ。…っつか何故旅回り一座にアンパンマンがいるんだよっ?!)に「これで収めてやれ」ってのでちんぽこ切り落とされちゃって不憫な体になっちゃうし結構ないじられ具合ですか??(は?)片一方じゃぁ少路(勇介)くんが「そんならこうしよう!」つって「石だ、石だー!」で勝地くんが入って来る体なんですけどちょっとでも間が空いたら速攻食い込んで来るもんだからしゃもりさんに「われ、先輩から「隙間埋めろー!」言われたんかいっ?!ちょっとでも間空いたらすぐ何とかせぇ!言われとんかいっ?!」ってはたかれてたし…。(苦笑)でも板の上では先輩・後輩も役の優劣もぜぇーんぶない!…そうでつ。ジューダスが鳴ったら主役も脇役もなく板の上では平等にー…ってのがしゃもりさんの考えるお芝居論だそうで。でも果敢に粟根(まこと)さんが「でも板の上だからこそ!侍にもなれるし農民にもなれるし…ってことじゃないんですか??」って反論してたけど。(苦笑)そんでもってしゃもりさんってば道の上に落ちてるでっかい釘はっけーんっ!で「これ、何や??」ってみんなに聞いてみたらば勝地くんはやっぱり「…石だ、石だー!」しか言わないし。(苦笑)「石ちゃうやろっ!釘やろっ!何でこんなもんが落ちとるんやっ?!」つってたら「そういうのは演出部の●●さんとかに言って貰わないとー…」とか言い出す村人さんたち…。(えー…)で「だーかーら演出部とか照明部とか関係ないねんっ!ここは道の上やろがーっ!」って怒るんだけど「さっき板の上って言ってませんでした??」って…確かに。(苦笑)「ちーがーうっ!こんなもん落ちてたらわし、素足やから危ないやろっ!」だってさ。とにかくまぁそんなヤクザ紛い(だから)なしゃもりさんですがぢつは大きな悩みも抱えてたりなんかして…。(片岡)鶴太郎さんに絵のモデルにもして貰ったぐらいなイケてるしゃもりさんですがー…犬さんとか猫さんみたいな人気者でもなく…ゾウ先輩とかキリン先輩みたく存在感みたいなのもない…。地味ーに画面を埋めるだけでそれでいいのか?!と。そーんな隙だらけのしゃもりさんは飢えに飢えまくった農民から襲われて切りかかられてもぜぇんぜん死にまっせんっ!(爆)それどころか「あいつ(さっきからちょろちょろちょろちょろ出たり入ったりしてた新ちゃん(古田新太氏)。苦笑)斬ったらそいつにわしの肉食わせてやってもええ」とか言い出すし…。そぉーんな新ちゃんはと言えば天下一品のバカ。(え?)さっきからもしゃもしゃやってるなー??と思ったら…自分のババ食っちゃってるおっ!(滅)…そんな残念な主役要りません…。(要るけど…)しかも超ミニミニ丈の着物着てるからちんぽこ丸出しだし…。かなり残念極まりない主役でつ…。さすがに「これで2時間半は辛いものがある」ってのでちょっとずつ賢くなってくしちんぽこもさらっと袖に入ってパンツ履いて来たので隠れますた。(ほっ)舞台の真ん中座ってぷりんぷりんさせたりしてるとこなんかもうどこ見たらいいのやら…(困)だったんでやっと落ち着きますた。(えー…)お芝居の方も闇太郎(古田新太さんの役どころ)と同じく笑いばっかりじゃなくてちょっとずつ賢く…じゃなくてシリアス風味も醸し出して行きまふ。(は?)

そうやって銀ちゃん(銀之助。勝地涼くんの役どころ)と一緒に浪漫街までやって来た闇太郎なんだけどー…。一時は栄えた浪漫街もすっかり寂れて町の入り口の門には坊主の首括った死体がゆぅらゆぅら…。これって…「七人の侍」で町の入り口の鳥居に死体がぶら下がってたシーンにおまんじゅう…じゃなくてオマージュしてます??とうとう「ま」の看板も外れて落ちてすっかり「ろんがい」だYOっ!(苦笑)そんなろまん街には立派組と天晴組の二大勢力がー!立派組はと言えばー…橋本じゅんさんが親分でしかも天晴組の組長(堤真一さんの役どころ)の姉貴(高田聖子さんの役どころ)を嫁に貰ってるぐらいだから元はと言えば2人の父親・うずらの親分(インディ高橋さんの役どころ)から結婚を機にのれん分けして貰ったやうなもの。そんな2人は今日が101回目の祝言だー!…ってえ??今度は「101回目のプロポーズ」のおまんじゅうですか??(おぶおぶ)またしても「五右衛門ロック」(観劇日記No.239参照)に引き続きちっちゃい奥さんに思いっきり尻に敷かれまくりなじゅんさんでつ。(苦笑)しかも喉に負担のかかる発声で(笑)わざわざ「どうしてこんな豚野郎と!いかれポンチ豚野郎と!101回も結婚したのかと思うと!自分で自分が情けなくなりますがっ!」みたいな感じで不細工だけでは済まされない悪たれ口だったんだけど(苦笑)とうとうぶち切れたじゅんさんが「お前!そこまでにしとけやっ!」ってぐわっ!って般若の形相になるのとそれに対して「うるさいわ、ボケっ!」みたいにくわっ!ってピューマのやうな形相になったお寸(高田聖子さんの役どころ)の睨み合いが善さんの説明台詞の間ぢうずーっと静止して向かい合ってて「うっわ…これで昼ご飯ににんにく食べちゃったーとかだったら辛いなぁ…」とか変なことを心配してたあたしでつ。(バカ)でも説明台詞終わった後「あたしが言い過ぎたっちゃっ!」っつって鼻の頭にちゅっ!ってするお寸さんなんだけど。(笑)ここの説明台詞じゃないんだけど村に初めて来た闇太郎と銀ちゃんに「俺には見えないけど…黄色い暖簾がかかってるのが立派組。俺には見えないけど…赤い暖簾がかかってるのが天晴組だよ。で俺には見えないけど…今お前らが立ってるところが境界線だよ」って何回も「俺には見えないけど」って言うもんだから闇太郎に「何だか気遣わせる盲だな」でもじゅんさんってば天晴が怖くて祝言にもちゃんと呼べてません。なのに子分が気利かせて??招待状送っちゃったって言うから大変ー!呼んでなくても勝手に来ちゃうのに呼んだらもっと来ちゃうじゃんかよー!と。でもお寸にしてみれば天晴は弟。「そんなこと言ってないで自分で行って見てくれば?」ってのでじゅんさん、天晴組に突入潜入でつ。(え?)でもそれがラップ口調で「天晴YO!出て来てYO!広場にYO!出て来てYO!泉の広場に出て来てYO!」とかやってたらまんまと中に入っちゃったよー!!!で慌てて出て来て「思ってたのと台詞の長さが違うー!」って…。(苦笑)ちゃんといたかどうか見たのか?って言えば「目瞑ってたから何も見てない」って…えー…。(黙)そうやってごちゃごちゃやってたら天晴も出て来ちゃいますた。すぅーっかり軍鶏になった夢見てご機嫌斜めー(爆)な天晴はと言えば刀を鞘に納めたことがないぐらい人斬りまくりな。じゅんさんはと言えば刀は鞘に納めっ放しの人畜無害野郎さんでつ。(え?)これじゃ勝てるわけがない!ってので立派組には用心棒の流石先生(粟根まことさんの役どころ)が付いてるから大丈夫!早速出て来て天晴と対峙するんだけど早々に刀も抜かずにお部屋帰っちゃいますた…。(苦笑)「何で戦わないのか?!」って言われれば「あんな雑魚斬るだけ無駄じゃ。それに今殺さなくとも黄疸は出てるし酒の飲み過ぎでほっといても5年ぐらいしか持たない」って…今殺してくださいー!(爆)誰か天晴をやってくれるヤツはおらんのか?!ってので「1両出す!」って立派が宣言したもんだから銀ちゃんがそれに乗っかることに。でも「早くやってくれ!じゃ2両出す!じゃ3両!」って値上げてくれてるのに「いや、1両!1両ってのがいいんだよっ!」って…えーっと、お金の価値分かってます??(苦笑)結局「じゃ1両で早くやってくれ!」ってので飛び出して来る銀ちゃんなんだけど…結局対決するのは闇太郎VS天晴になるのね…。これが強い!やるなーってのでいろいろ聞かれるんだけど闇太郎ってば記憶がないのよねぇ…。でもどこだったかで天晴「親は?」闇「おらん!…だ人」とか言ってて(2回目に観た時はそうだったかな。1回目は「親はおらん…うーたん」だったかと。苦笑)なにげに遊んでるんだなー、と。ここで闇ちゃんがお歌を披露ってので立派とお寸に送るラブソングってので「うんこは蠅が蠅はうんこがー♪」(うんこに蠅がたかるやうに立派とお寸は腐れ縁で別れられない〜みたいな内容なんだけど…やっぱりうんこネタなのね…)って切々と歌い上げてなーんだかいい感じになっちゃったみんながすっかり気をよくして今日のところは丸く収めようってので仲良くなっちゃってるしー。…え?あの歌で?(爆)そんな闇太郎のことを知ってるらすぃーお泪(おるい。高岡早紀さんの役どころ)登場で舞い上がっちゃった闇ちゃんは「おるいおるいるいるい♪会えて嬉しいるいるい♪」とかまたアホの子に戻ってますけどー!(爆)で記憶を失くしてる闇ちゃんにお泪が自分たち2人の話を聞かせてあげるんだけど「あたしたちが子供らしくないキスを交わしている頃村では一揆の首謀者を探して役人たちが滅茶苦茶なことをしていたの…」とかって一揆の首謀者は闇太郎を筆頭にぶた彦(磯野慎吾さんの役どころ)、平太(少路勇介さんの役どころ)以下5名だったのをお泪の父親は聞かれても口を割らずにお役人に切り殺されてしまうことになっちゃうんだけどその話が終わっても闇ちゃんの引っ掛かったところは「子供らしくない接吻…」って…えー??そこですかー??!!(笑)それで「そうか。接吻のショックで記憶を失くしてしまったんだな。じゃぁまた接吻すれば何か思い出せるかも?!」ってので必死でお泪にキスを迫る闇ちゃん…。しかも後半「早紀ちゃん、早紀ちゃん…!」って素に戻ってるやないのすかー!(爆)「ちょっ…!何、早紀ちゃんって?!」とかって逃げてたけど。(苦笑)とにかくまぁ自分のせいでお泪の両親が殺されることになっちゃったんじゃないかと今更ながらに後悔する闇ちゃん。

その頃銀ちゃんはと言えば自分にちんぽこがないのを忘れて女遊びに耽っておりましたとさ。(何)でないのがバレて(そりゃそうだ)女郎たちに責められるんだけど「お菓子ちゃん(右近健一さんの役どころ)は今日が初めてだったのにー…!」って…男ってバレてますからっ!銀ちゃんも「ないはずのもんが俺とお前の間にはあったんだよっ!」とかってえー…。(苦笑)こっちはエアおちんちんで逝こうと思ってたのに(爆)お前はない体で来ようとしたな!と。ですっかり見破られたお菓子ちゃんは2階から飛び降りー!(えー…)「どう落とし前つけるんだよ?!」ってので2代目お菓子ちゃんとしてでびうすることになる銀ちゃん。(苦笑)それ見た闇ちゃんに「何か…いろいろごめんね??銀ちゃん…」とかって謝られてるしー!いや、だから謝られても…。(黙)2代目お菓子ちゃんはお忍びでやって来たお役人ご一行の蟹衛門(村木仁さんの役どころ)に変態ぷれい迫られちゃうしー!どうする?!お菓子ちゃーん?!(おい)とにかくまぁ25年前の大通り魔(え?通り魔ってそういう意味なんでしたっけ??大通りで起きたら大通り魔とかそういうこと??!!)に顔見られたからってので目を斬られて盲目になっちゃったがめ吉(梶原善さんの役どころ)とこの日お役人に書状を届けるために道に迷い込んでここまでやって来てしまった闇太郎(子供の時は中谷さとみさんの役どころ)も生き残りではある。その頃新婚(しかも新婚初夜!「まさかこの後100回もすることになろうとはねぇ…」ってお寸さんも後悔しまくりですた…。苦笑)だった立派とお寸(しかも立派なんか「お父さん、どうしました??」って外人口調だしアフロヘアだし若いって…怖い…。爆)も生き残ってるんだけど。(苦笑)しかも再現シーンで生きてる人を探すのにがめ吉が倒れてる人たちに聞いて回るとこで「おい?!八百屋の源さーん!おぅっ?!こっちには…洗濯屋の源さーん!こっちは…魚屋の源さんかっ!それでこっちは…お前も源さんでいいか??」とかって…。(苦笑)善さん、遊びでやってます??(おい)そんな大通り魔の魔の手から逃れて生き残った闇太郎はちょっとした英雄扱いで。天晴に唆されて「お泪と所帯持たせてやるから役人を斬れ」ってのでそれに従ってぶった斬っちゃう闇ちゃんなんだけどー…。ってのですっかり一幕ではお忍びでやって来た登場シーンと流石先生に伴われて帰ってくシーンだけで台詞のなかった善兵衛役の逆木さんなんですがー…。二幕早々内臓とかぐっちゃぁー…と飛び出っぱなしな死体になっちゃってて「一幕で台詞のないままこんな姿になって…」とかって見下ろす幽霊になっちゃった逆木さんだったり。(苦笑)二幕明けもどうにも軍鶏の鳴き声から始まって2回目に観た時はお隣さんが「まさか…また軍鶏??」っつってたんだけどやっぱりつつみん@軍鶏登場っすおっ!(爆)しゃもりさんにはぜぇーんぜん幽霊になった善兵衛は見えてなくて死体に向かって「動物プロ抜けて独立しようかおもてんねん…」とかって相談し始めたりなんかして。で延々自分語りした後に「うっわっ!こいつ、死んどるやんけっ!…ものすっごいことなってんなー…。(しみじみ)鼻にどんぐり詰めたろ」とかってえー…。(苦笑)逆木さんは必死で「おいっ!やめろっ!」とかって止めてるんだけど見えないんだから仕方がない…。(ずもーん)そうやって善兵衛を刺した刀に住所と名前と緊急連絡先が書いてあったってので流石先生が連行されて来ちゃう…ってどんだけ几帳面なんっすかっ!(笑)でも幽霊@逆木さんは犯人じゃないって知ってるから「この男ではないぞ!この男は道々いろんな話をしてくれた…。何とかと何とかの見分け方とか(なーんかいろいろ日替わりであったはずなんだけど忘れちゃったお。黙)いろいろ説明してくれたのだが興味もないので聞き流していたが…」っておーいっ!(爆)で最後にお相手をしたヤツは誰だ??ってので村木(よし子)さんが連れて来られたんだったかなー??善兵衛は「やめろ。わしが死んで悲しんでるはずだからそっとしておいてやってくれ…」とか言ってるのに現実は「死んでくれて清々しました!」とか言われちゃってるしー。(爆)自慢話ばぁーっかりで待ち伏せされたりして相当うざかったらすぃー…。ご愁傷様でぇーっすっ!(やめれ)闇ちゃんはと言えば約束通りお泪ちゃんとけこんして「やみ」組としてのれん分けして貰ってたりなんかして。おかげで立派は追い出されちゃって路頭に迷うことになるんだけど…。(黙)それなのにみんなして家上がり込んで大盛り上がりさー!すっかり闇ちゃんのご機嫌が悪くなっちゃうんだけどみんなそんなこと気にしてませんっ!(え?)「みんなもうそろそろ…」って言ってるのに「まだまだこれからだぞぉーっ!…あれ??闇太郎、何か怒ってる??」って…「怒ってるよ!だって新婚初夜だからっ!!!」って。(苦笑)ここでではなかったと思うんだけど少路くんが流れで「古田新太●●歳の時の物真似!酒は飲んでも飲まれるな〜」みたいにそれっぽいこと言うんだけどまんま少路くんだし…。新ちゃんにも「似てねぇしっ!そんなこと言ってねぇしっ!どこで言ってたんだよっ?!」って突っ込まれるんだけどそこはまぁね…どこでもいいじゃないっすか??(曖昧らすぃー…。苦笑)あんまり日ネタっぽい日ネタはなかったと思うんだけどここのアレンジは毎回変わったりしてたのか…な??(おぶおぶ)

で蟹衛門はと言えばまたまた天晴組で変態ぷれいに明け暮れておりまつ。(え?)今度は女郎陣から女王様ぷれいで鞭打たれてるし縛られてるし…。(黙)しかも縛られてる間から蟹(作り物だけど…)とか入れられるわ、ぱいぱいちゃんは挟む道具で挟まれるわ、蹴られるわ…でちょっとした罰ゲームの体でつ。(えー…)ぢつは蟹衛門は天晴と組んでもっともっと年貢を搾り取ることを画策ちう。そんな魂胆があったとはー!一方追い出された立派はと言えばすっかりホームレスになっちゃってやくざになんかならなきゃよかった…みたいなお歌まで披露してくれるしー。無駄に森進一の顔真似まで入ってまつ。(爆)花売り娘になりたかった〜♪とか小鳥になりたかった〜♪とかすっかりやくざじゃなかったらぢょし満開だった立派…。スクリーンに大写しになる花売り娘@じゅんさんとかべみょぉに顔でかくて怖い…。(爆)一度は死のうとするんだけどそうしたらうずらの親分と善兵衛が幽霊になって出て来て「死んだら3人でユニットを組もう!」とかってYAKUZA IN HEAVENっつーパヒュームばりなお歌がっ!(きらーん)なにげに踊れる3人だったり。じゅんさんも「久々に劇団員だけで組めて楽しかったー!」とか言ってるのに「人選が地味っ!」ってのでユニット組みたくないがために死ぬのも却下。(えー…)とここまで全然触れて来ませんでしたが(爆)立派とお寸の子・さるきじ(木村了くんの役どころ)もお寸の子供だからって容赦されずすっかり路頭に迷っておりましたー。(昔話かよっ!)でも。なーぜーかさるきじくんも蜉蝣峠で闇太郎に会ったことがあるのでつ。だけど新ちゃん@闇太郎じゃなくて別人だったと。そうやっていつの間にやらお菓子ちゃん(2代目ね)とも打ち解けてすっかりいい感じな2人だったり。お寸に「あの子(さるきじ)のどこが好きなんだい??」って聞かれて「走ってるところが…かっこいいー!!!」とまぁ舞い上がっちゃってるお菓子ちゃんはホントは男。(爆)男同士には未来はあり得ないわけだけど今お菓子ちゃんはたまたまたまたまもないことだし(おい)女だからいいじゃなーい、と。お寸も「まぁ…男と女…ちゃぁそうだけど…」とかってちょっと切れ味悪い??ぢつはこれが伏線っつかさるきじくんはやくざの家に生まれちゃったもんだから女の子なんだけど男の子として育てられてました!だから女!(…と胸まで見せてくれて結構本物っぽかったけどあれって作り物ですよねぇ??おぶおぶ←当たり前)お菓子ちゃんが男でも構わない!むしろおっけい!…なんだけど「走ってるさるきじが好きだったのに…」ってのでお菓子ちゃんはさるきじを鉄砲で撃って殺してしまう…。ま、なんとなーくその気持ちも分からないではないんだけど。自分の持ってないものを持ってる相手だったからお菓子ちゃんはさるきじが好きだったりしたのかなー、なんて。たまたまとかね。(爆)いやまぁそれだけじゃないかもしれないけど理想の相手だと思ってた人は余りにも現実過ぎてショックぅー…みたいな?(は?)木村くんって舞台で観たのは初めてだけど確かー…のだめちゃんで小出(恵介)くんと千秋(玉木宏くんの役どころ)を途中から取り合うことになった帰国子女とかそういう男の子じゃなかったでしたっけ??なーんか扱われ方がそっち系のばっかり目にしてるやうなー…。(爆)そうそう。でホントの闇太郎は右近(健一)さんが超ハイテンションでやっておられて。まるで信憑性ないまくりな闇ちゃんでつ。(おい)じゃぁ今いる闇太郎は誰だ?!ってことになるんだけどそこに関東取締出役の吉田さん(吉田メタルさんの役どころ)がやって来て善兵衛を殺した容疑で闇太郎を探しに来てて「闇太郎は…どこにいる??」って聞いたら「はいはぁーいっ!やっぱりお役人さんは話が分かるなー!」とかって右近さんが手挙げちゃって即連行。(爆)またしても闇ちゃん@新ちゃんは追っ手を逃れることに。そんな贋物闇太郎はぢつは天晴と一緒に元は侍を志してた狂太郎だったと。25年前のあの日お泪の両親を手にかけたのは天晴と狂太郎だったことが分かる。しかも狂太郎の父親ってのは侍だったんだけどお家取り潰しか何かで首括って自殺しちゃって後に残された奥さんは女郎としてうずらの親分のところに売り飛ばされてくるんだけど「わたしは女郎ではありません!」とかって蟹衛門の相手をするのを拒否して敢え無く自害…。それを目撃した狂太郎は「八つ墓村」よろしく村中を襲って斬って斬って斬りまくりそうして記憶を失ってしまったのだった…。しかもまたまた天晴の話に合わせて再現シーンやってくれたんだけど「お父さん、どうしました?」の後ぐらいからお寸が「そこ、はしょって」つったもんだから蟹衛門とか「ぴゅるぴゅるぴゅる〜」とかって自分で言いながらどんどんシーン進めて行かなくちゃだしたいへーん!(おい)とにかくまぁ贋物闇太郎はぢつは親の敵だったってことが分かってお泪は一旦は闇太郎を拒絶するんだけどどうにも情に絆されて??闇太郎が後始末を付けたら蜉蝣峠で落ち合って駆け落ちしようってことになる。ろまん街では「闇太郎、出てこぉーいっ!」ってみんなじりじりしてるんだけどそこでだったっけ??立派が(保坂)エマさんにだったか「おい!垂れ乳、どけっ!」とか言ってて「垂れてねぇよ!」ってぼそっと言ってたりしてちょっと楽しいvv(え?)他にもメタルさんがお寸に「そこののっぽ、邪魔だよ!」とか言われてるし。(苦笑)お寸はさるきじが街を出たとこで殺されてるってのを聞いて立派が「闇太郎を殺したら3両やる!」ってのに「どこにそんなお金があるんだよ?!」とか言ってたのに「闇太郎殺したら5両出すよ!」って言い出してやっぱりお母さんなんだなー(じーん…)とか来ちゃったりして。(うるる)なーんか2回目に観た時の方がじんわり来るとこ多かったかな??1回目の再現シーンはお泪の語りでだったんだけどその陵辱されてるのがいつの間にか高岡早紀嬢に変わってて話してるお泪ちゃんは後ろ向いてて顔こっちに出さないやうにしてて「あれー???」と思ってたんだけど闇太郎の奥の奥にはお泪ちゃん好きってだけじゃなくてマザコン気質みたいなのもあったのかなー、と。お泪ちゃんにどこか母親を重ねて見てたんだろね。

そうやって闇太郎の殺陣廻りが始まってからはやっぱりかっけぇかったーvvvこう鉄下駄ではっ!って刀止めたりとかそういうのもすっげぇかっけぇー!!!こういう時「太ってるから…」みたいなのは関係なくなる。(爆)それよりもどっしりしてるから余計キマるって言うのかな??今回斬られても斬られても「いってぇー!!!」って言うだけで何回殺しても起き上がって来るとこなんか弁慶を連想しちゃいましたねい。闇太郎自身「鬼だな…」って言うとこがあったと思うんだけどまさに顔中血飛沫で真っ赤に染まってるから赤鬼の風体で。天晴も加担して来て斬って廻るんだけどこっちは白い着流しにぱぁーっ!と赤が散ってますますかっけぇーvvvこっちはひらりひらりと体を交わしながら斬ってく感じで新ちゃんとは正反対にあるんだけどどっちもかっけぇんですったらーん。(え?)でさるきじを殺された恨みで今まで刀を抜いたことのなかった立派が闇太郎に斬り掛かって行くんだけど闇太郎がぱっと交わしてお寸を刺してしまうことに…。それを見た天晴が「無駄なことしやがって!」みたいに言って姉を殺された恨みでもって立派を殺して…っつーもうまたしても町中全滅な勢いですか??(おぶおぶ)闇太郎も25年前は逃げられて殺せなかった蟹衛門を殺してとうとう天晴と闇太郎の最終決戦に持ち込まれる…。必死で抵抗する闇太郎なんだけど隙を突かれて斬りかかられてそれでも「いってぇーっ!!!」で済まそうとするんだけど結局倒れちゃう…。とうとう死んじゃったのかな??と思ったらまたまたゆらりと起き上がって来て天晴にとどめを刺して闇太郎が勝つことに。そこまでしてお泪との約束を??そこに握り飯を作って持って来てくれたがめ吉が闇太郎を探しに来るんだけど「これ持って早く蜉蝣峠へ行きな!」って送り出すのはいいんだけど隠し持ってた包丁で闇太郎を刺すことに…。「あの子にはもう悲しい思いをさせたくないんだ…!」って一旦は闇太郎も倒れるんだけどやっぱりがめ吉も最後は殺されて峠へ走る闇太郎…。でも待てども待てどもお泪のところに闇太郎はやって来ない…。来たのは銀太郎だけ。「あれ…?あれ、闇ちゃんじゃない??」って言うんだけど「…違うよ。闇太郎は来ないよ」って銀ちゃんが言って「1回ぐらい話合わせてくれてもいいのに…」とお泪。1階で観てた時はちらっと草陰に人が倒れてる感じがしてもしかして…闇太郎??な感じだったんだけど2階からはさすがにちゃーんと全部見えてて「あそこに闇太郎倒れてるのにー!」な感じが残念だったり。お泪には会えなかったけど闇太郎の中では手を振る母の姿@高岡早紀嬢が見えてて「…かあさん…」な感じで〆であー…やっぱりマザコンなんじゃぁ…(爆)って感じだったけど純愛はこっぱずかしいですか??くどちゃん。(え?)後半シリアス全開だったんだけどさすがに「流星の絆」でシリアスもイケる口になっちゃいましたか??(は?)でも「木更津キャッツアイ」だって余命3ヶ月とかだし内容的にはシリアスなんだけどねー…。ま、あれは死ぬまでめいっぱい楽しむぜっ!なお話だったからバカ話よろしくやってたからシリアス…ではなかったけどね。(おい)カテコは楽じゃなかったからどっちの日もなーんにもなかったけど(おい)それにしても善さんの楽しみ方は尋常じゃないよね。(は?)でもあのノリのよさみたいなのが好きなんだけどさー!聖子さんも涼くんも善さんの隣で踊りまくっておられますた。次は…「蛮幽記」ですっけ??堺(雅人)さんってのが何だかネックだったりするんですけど。(爆)無事取れますやうにー。(念)今度はDM先行でがっつりいい席狙うぞー。(え?)