1228.「歌妖曲~中川大志之丞変化~」
主なキャスト:中川大志・松井玲奈・福本雄樹・浅利陽介・中村中・福田転球・玉置孝匡・徳永ゆうき・中屋柚香・長田奈麻・山内圭哉・池田成志 作・演出:倉持裕 舞台監督:南部丈 公演記録:2022.12.17~25@新歌舞伎座(大阪) |
あらすじ>>昭和40年代の東京。 歌謡界に彗星のごとく登場し、瞬く間にスターダムに駆け上がった榎木輝彦。 そのベールに包まれた経歴の裏側には、戦後の芸能界に君臨する「鳴尾一族」の存在があった。 元映画スターの鳴尾勲が手掛ける、愛娘の一条あやめと愛息の鳴尾利生は、スター街道を邁進中。 背後にはフィクサー・大松盛男が控え、今や世間からは、大手芸能プロダクションと謳われていた。 だが、そんな鳴尾一族にあって、存在を闇に葬られた末っ子がいた。 ねじ曲がった四肢と醜く引きつった顔を持つ、鳴尾定。 一族の汚れとして影の中で生き長らえてきた定は、闇医者の施術により絶世の美男子・桜木輝彦に変身を遂げ、闇社会でのし上がろうとするチンピラ・徳田誠二と手を組む。 そして、同じく鳴尾家に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏と政略結婚し、自身の一族に対する愛の報復を始める。 その血に……運命に……復讐を遂げるべく、桜木輝彦による唄と殺しの華麗なるショーが幕を開ける――――。 |
えーっと…中川大志くんって舞台初でしたっけか??(え)もうとぉーっくのむかーしに新感線ぐらいしれっと出てた気がしたんだけれども気のせいでしたか。(苦笑)…ってかヴィレッジ所属なの??(おぶおぶ)したらば新感線に出ておってもおかしくないのでは??(え)とりま取れるかどうかはわっかんないけれどもヴィレッジ抽選先行で申し込んだらば1階 4列 27番ってなどセン被り付き席が…っ!!!(わなわな)しかもチケット取った日が俺っちの誕生日当日だったもんでいいもん拝ませて貰ったわー。(なむ←)背虫のリチャードと言えばそのむかーし新感線で森田剛くんが演じておったのが秀逸であのグロテスクさを超えるモノはなかなかにないなー…(遠い目)と特別ファンって言うわけでもないのだけれども(おい)ずーっと目に焼き付いておるんだけれども今回…!いたわ…!(え)中川大志くんが…っ!!!冒頭背中丸めて腰屈めて出て来た時は仮面付けておったしなにげに声だけ中川くんで中身は違う人なんぢゃね??(えー)ぐらいに思っておったんだけれども「中の人」も中川くんだったおwww(当たり前)言うてもまぁ「LIFE!」でコント師(違)としてありとあらゆる中川くんを観て来ておるので今回倉持(裕)くん作・演出だしその天性のコント師(だから)っぷりが生かされまくっておってそれだからとてもじゃないけれども初舞台の人とは思えない大物っぷりを次から次へと発揮されておって怖いわ、この子…。(おぶおぶ)何で今まで舞台出てなかったんだろう??(素)ぐらいに佇まいがふっつーに舞台人のソレなんですもの…!(きらーん)ほら、初舞台で若手ってなことになるとそのたどたどしさ??っつか初々しさ??っつか周りが助けてあげなくちゃ…!な若干持ち上げ感みたいなのがあったりするけれども中川くんっつったらばその物怖じしなさ加減っつか何っつーか…もっとでっかい舞台…梅田芸術劇場のメインホールだとかフェスティバルホールだとかみたく3階席ぐらいまでばばーんっ!とある会場だったとしてもその最後尾まで伝わりまくる芝居が展開されるんじゃなかろうか??(え)それぐらいすげぇwwwなーんかここ最近手元で色が即座に変えられるペンライトが大流行り…ってかラルクはん30周年でグッズになっておったシャカシャカバット(違)もといマラカスライトも手元で色切り替えて虹の7色が展開されておったりなんかしておって。でもグッズだから3000円??とか高いよ!1公演3時間としてー…1時間1000円って…!あたしの時給より高いよ…!(爆)ってな具合だったのでついぞ最後まで買わなかったんだけれども(えー)今回も曲ごとに色を変えられるミニうちわ型ペンライトなるモノがグッズで売られておってはなから買う気はなかったので(おい)いくらかチェックしてなかったんだけれども(苦笑)さすがに周りの人たちは前方席だったりするのでライト率高くてアイドルコンサートの雰囲気醸し出しまくりでもってそのおかげでこっちも楽しめたってもんでつ、ハイ。(え)中川くんもとい定の骨格矯正手術??をやってのけた闇医者の徳永ゆうきさんですがー。なーんかもう「千鳥の鬼レンチャン」で結構な頻度でお目に掛っておったりしたので勝手に芸人さんだとばっかり…。(黙)そう言えばそのむかーし歌手でらっさったんでしたっけか??…ってか今も歌手…か??(え)…ってか今回舞台で観ても加藤諒くんと同じ枠(え)としか思えなかったんですけども。(苦笑)しかも闇医者としても中川くんもとい定の骨格矯正手術なーんてな無理難題??をこなして闇医者としてのその才能たるや…!ってなところなんだけれどもその秘密を知ってる者の数はちょっとでも少ない方がいいってので成功したにも関わらずいきなり定にその存在自体抹殺されて殺されちゃってるし(死)不憫すぐる扱いっつか。(黙)…や、でも「殺されちゃって可哀想ー」とはならない面白顔(おい)だったりするのでまぁそれはそれでー…。(え)…いやいや、でも骨格矯正ベルト??がどうにも星飛雄馬の大リーグボール養成ギプスに見えちゃったりなんかして世代なのかしらん??(え)いっやぁー…でも矯正手術してそれでギプス付けて固定??してそれでおしまいじゃないんですねい。(え)何時間か経つと元通りになって体が萎んじゃうっつかいつまーでも半永久的に人並の身体が手に入ったわけではないので(えー)痛み止めの注射を打ち続けてそれで身体を無理くり整えておかなくちゃならない…ってそれじゃ手術した意味ないぢゃんかよー。(え)ものすんげぇ大枚払ってそれで手に入れた身体なわけでそ??それはもう何年か…ってか何十年かスパンで保ち続けて貰わないとやり損じゃないですか??(え)痛み止めだったって永遠にその効果を発揮し続けるわけじゃなくてある程度して来たら麻痺して来るっつかもっと…!もっと強い効果が出るモノを…!みたくハードなモノを際限なく求め続けなくちゃいけない…ってかそこまで身体が耐えられるわけじゃないので(滅)効果が薄れて来るっつかある程度沸点に達したらば後は下がってくだけー…みたいなことなんでそ??(えー)寿命も縮まっちゃうしだったらその限られた時間の有効活用…ってか限られた時間だからこその輝きってのもあるか。(え)…っつか元々は死ぬはずだった命なわけだし。(死)定を生んだ母親ってのも押しも押されもしない大女優っつか超が付きすぐるほどの別嬪さんと今は芸能事務所の大プロデューサーなんかしておるけれども元は映画スターのこっちも超が付きすぐるほどのイケメソだった鳴尾勲(池田成志さんの役どころ)との間に出来た子供が「こんな醜くてどうする?!」ってぐらいにみそっかすだったわけじゃないですか??まあまあ母親としてはショックですよね…。(滅)子供が…ってか息子のことが可愛くなかったわけじゃなくてきっとどんな子であったとしても可愛かったはずだし全力で愛そうとしたはず。それなのに一族総スカンっつか一族郎党から疎んじられて隠されて無かったことにされて「いる」のに「いない」モノとして扱われる息子のことが不憫でならなくてこのままおっとなーwwwになったとしてこの子が諸手を上げて受け入れられる世界ってのが思い描けなくてそれで悲観して心中するつもりで定の背中を押してそうして自分も海へ…!ってつもりだったんでしょう。それが定のバイタリティーっつか転んでもただじゃ起きないっつか崖から落とされたとて必死に這い上がって来るってな精神力でもって突き落とされても死なずに生き残ったのとは逆に母親は死んでしまったわけじゃないですか??あの時一緒に死んでおった方がラクっちゃぁラクっつか…どっちがよかったんですかねい??(え)定の母親も定の毒に当てられて早死にする運命だったのか…??(おぶおぶ) とにかくも榎木輝彦(中川大志さんの役どころ)のきらっきらっぷりっつったらもうー…!「目線、こっちくだせぇ!!!」ばりにすげかった…!(死)目線が合ったら合ったで射殺されるwww(逝ってろwww←)んー…でもほんっとのところ、定は「榎木輝彦」っつー存在に満足しておったのかどうなのか…??確かに芸能プロダクション一家の中にあって自分だけがなかったことにされておるっつか「無」なわけじゃないですか??存在自体を無視されるっていっちばん精神的に堪えるっつか何もかも終わりにしたい気分に一発でなれるヤツだと思うんですよね。それだから一発逆転っつかきらっきらのアイドルとして鳴尾家いっちばんのホープの利生(福本雄樹さんの役どころ)よりも抜きん出たところで認められたいっつかまぁよくありがちな承認欲求ってヤツですか。(え)存在自体を認めさせたいってヤツですよねぇ??でも榎木輝彦はイコール定ではないわけですよ。中身は定だけれども外見も違えば性格も…ってかキャラを無理くり演じてなくちゃいけないわけじゃないですか??それって認められてるけれども認められてないっつか定はどこに行った??ってなるわけじゃないですか??自分自身すらも定のことを認めてないっつか隠して生きて行かなきゃいけないと思い込んでる。それって矛盾じゃないですか??(え)「自分はここにいる…!」って認めさせて「悪かった…」って言って貰えればそれでよかったはずなのに自分で自分を否定してしまっておるっつか榎木輝彦の姿かたちを足掛かりにしないことには世間に出て行くことすらも出来ない自分っつか何っつーか。(黙)榎木輝彦は手段でしかないわけなんだけれどもそれが勝手にいつの間にか一人歩きしてしまってどんどんと定が忘れられる方向に…っつか自分ですらもその痛みがなければどんどんと定から遠ざかっていく方向で進んで行ってしまっておるわけじゃないですか??だったらもっと真っ向から…っつか定そのもので挑んで行って何とか出来なかったのか??ってのもあるわけだしさ。(黙)…や、まぁそれが無理だからこその榎木輝彦なんだろうけども。それにしても。おさーんwww3人(池田成志さん・福田転球さん・山内圭哉さん)でウダウダやっておるシーンのグダグダっぷりっつか大体が(福田)転球さんと山内(圭哉)さんの2人が揃えばいつでもどこでも「2Cheat」(え)なわけなんだけれども(苦笑)そこになるすぃーさん(池田成志氏)の超超超てけとうっぷりが組み合わさって途端にアドリブ劇場っつかもう先の見えない三者三様の手探り状態っつか次にどんな弾がどこから殴りかかって来るかも予想が付かなくてそれを思ったらば笑いが止まらないっつかもう…。(苦笑)元々の映画スター華やかなりし頃の勲とつるんでおった大松(山内圭哉さんの役どころ)と監督(福田転球さんの役どころ)がまだまだ鳴かず飛ばずでもってそれだから将来的にこうなりたい…!みたいなのをそれぞれが言い合うシーンだったかでなるすぃーさんが予想も付かないことをいきなりぶちまけて思わず他2人が弾け飛んでしまってくすくす笑いが収まらなくなって…みたいなシーンがあってそれが面白かったーwwwまぢで和むwwwそれ以外はどんどんシビアなシーンになって行くばっかりで心が重たくなっちゃうっつか何っつーか。(黙)確かに定の見た目の醜さ??みたいなのもあって世間から隠したいっつかあんなのが身内にいるってバレないやうに必死で隠して…ってのもそれはそれである意味一種の愛情だったのやもしれん。その見た目ばっかりで取り沙汰されてどんどん卑屈になってく定の末路…みたいなのを思うと最初っから無かったことに…っつかハブ子にして扱って…ってどっちにしても定は卑屈になったのかもしれないけれども世間的なバッシングを受けて卑屈になるのかそれとも自分自身で己の毒に当てられて卑屈になるのかその二択ってところか??(え)それかまた定が生まれたことで母親が自殺…じゃないけれども定を道連れにして死のうとしてそれで定はかろうじて生き残ったけれども母親の方はと言えば死んでしまったわけじゃないですか??母親である前に勲にとってみたらば最愛の妻なのであって定さえいなければこれから先もずーっと一緒に…ってか隣で歩んで行けたかもしれないところを定に永遠に奪われたっつか「お前さえ生まれて来なければ…!」って恨みの方が先だったのかも??それを思ったらば定の復讐なんかよりもずーっと業が深いっつか勲が定を抹消しようとしたことだったって愛した妻を永遠に奪われたことへの復讐だったのかも??とかも思ったり。まぁでも生き馬の目を抜く的な??(え)芸能界っつー大きな荒波の中にあって一部上場でやってこうと思ったらそうっとうの苦労っつかシビアに成り切らなくちゃいけなかったんだろうし勲ばっかりが悪者ってわけでもなかったのかも??…とはなるすぃーさんへの贔屓目なのか??(苦笑)どうにもなるすぃーさんのことをかんっぜんなる「ワル」とは思えなくて…。(苦笑)これが生瀬(勝久)さんだったらば「ワルだわー…(感心)」ってなったかもしれないけども。(え)最終的に若干落ちぶれた感のある??榎木輝彦との武道館からの生中継が繋がるか否か…??(おぶおぶ)を軸にして物語は進んで行くわけだけども。もう痛み止めの注射に頼るのも限界で楽屋からの実況が伝わるも聞こえて来るのは野獣の咆哮のやうな奇声ばっかりでほんっとに榎木輝彦がそこにいるのかどうかすらも分からない。そんな中で最後のきらめきっつか「失われた時に」を歌いながら炎に包まれて絶唱する輝彦っつー構図に繋がってくわけだけれどもあの時きっとお客さんまでもは巻き込んでなかったんじゃないのかなぁ??とおも。(え)かんっぜんシャットダウンで会場入りはぎりっぎりまで押さえたままで自分だけがステージ上で炎に包まれてそれをテレビで生中継って形になってただけだったんじゃないのかなぁ??と。どれだけ人気があったとしてもっと他からもっと凄いのが現れ出た瞬間に世間ってヤツはそっちに飛び付いて今まであったことなんか忘れて乗り換えられてしまう。流行り廃りとはよく言ったモノで忘れ去られ力(え)っつか一瞬で無かったことにする力ってのはそれはもう勲たち一族のそれとは比べモノにならないぐらいに残酷に瞬殺の勢いですよ、ほんっと。(滅)ちょっとでも多くの人たちの記憶に残る死に様っつかそのスキャンダラスな生き様だったってそのうち人の口にも上らなくなって「無」に返る。惨たらしいほどに。定に…ってか榎木輝彦にそこまでの覚悟はあったか??分かって今それをやってのけておるのか??そこだなー…。(黙)とにかくもう最後までワクワクが止まらなくて楽しい楽しい誕生日になりましたことよ。(おまいだけなwww←)これからますますとチケットの取れない役者さんになって行かれるとは思いますがー。(苦笑)いつか新感線でとんでもないおバカさんの洟垂れ役(え)なぞで観たいモノ…!おなしゃーっすwww(え) |