523.「キフシャム国の冒険」

主なキャスト:宮田俊哉・高岡早紀・伊礼彼方・竹井亮介・大高洋夫・小沢道成・三上陽永・渡辺芳博・岸本康太・菅原健志
作・演出:鴻上尚史 舞台監督:中西輝彦
公演記録:2013.6.22~23@森ノ宮ピロティホール(大阪)
鴻上(尚史)さん作品でジャニ系の子が主人公ってのは結構珍しいことなんじゃないのかな、と。(え?)なーんか他の人(蜷川(幸雄)さんとかいのうえ(ひでのり)さんとかまっちゃー(河原雅彦氏)とか岩松(了)さんとか野田(秀樹)さんはー…あーんまなかったっけか??←)はいろいろとタイアップ(え)されておったりするので「チケットが…っ!!!」ってなことはよくあるんだけれども鴻上さんでそういう風に思ったことはこれまでなかったやうなー…??…っつかそもそもがキスマイ(Kis-My-Ft2)の人気具合すらよく分かってなくて…。(黙)ジャニ系さんで名前をかろうじて全員言える!と思ってるのはかつん(KAT-TUN)ぐらいで終わっちゃってて(えー)関ジャニ∞とかキスマイとかヘイセイ(Hey!Say!Jump)とかなってくると人数が多過ぎてよく分からな…。(おい)なーのーで主演??(…なんですよねぇ??きっと←)の方のこととかもあんまり考えないでさくっとサードステージのDM先行で取ったのでチケはH列 11番とかそこそこよさげなvvvでも当日行ったらば宮田(俊哉)くんファンなんだろう家族連れ(お母さんと娘…っつってもあたしとあんまり年変わらない感じ(爆)とそうして何故か父親(苦笑))なんかが「ファンクラブで取ってもこんな後ろの席だから当日券とかもそんなによくないわよねぇ??」みたく言っておってなーんかファンじゃないのに申し訳ない…っ!!!(え)しかもあたしの2列ぐらい後ろの席だったか??「あのぉー…そこで席あってますか??」な交渉が繰り広げられておって元から座っておったおばさま(後から来たのはお嬢2人組)がよくよくチケットを確かめてみたらば席は合ってるんだけれども何と…っ!!!来週の(稲垣)吾郎ちゃんの舞台のチケットだった…っ!!!(驚愕)っつーので「係の人もチケット、ちゃんとチェックしてるのかしら?!」っつってぶりぶり言いながら出て行かれたんですけどもぎられた半券とかちゃんと見つかるんだらうか??(おぶおぶ)…ってかその前にほんつちゃんとチケットってチェックされてるのかっ?!流れ作業的に持たされたチケットをただただもぎってるだけなのかっ?!(どーんっ!)…とそんなことはさておき。慣れない仕事…ってなわけじゃないけれどもひっさしぶりぶりに拘束時間が長い仕事に就いてしまっておるのでなーんか疲れが抜けないっつか最大級に疲れが溜まっておるためちょっとしたことで涙ぐむっつかぶわっと泣ける展開に陥ってるので(え)すでに鴻上さんのごあいさつですらうるっと来てしまったりなんかして。(苦笑)なーんか違う意味で泣く気満々ぢゃんwww(え)…や、まぁお話自体は結構な泣ける展開だったんですけども普段のあたしだったらばこれぐらいだったらばまぁまぁ周りの泣き具合にすーっかり気持ち的に引いてしまって泣くとこまで行かないことの方が多いんですけども(死)今回は周りが泣いてなくても先に泣けちゃうぐらいに前のめりな気持ちになって観れちゃったりなんかして…ってのはやぱーり疲れてるのよぉぉぉぉぉっ!!!!!(えー)んー…「キフシャム」ってのが「フクシマ」のアナグラムらすぃー…程度のことぐらいしかネタバレを覗いて行かなかったので(いつもネタバレ回避で観に行く人なので…)どういうお話になるのかとー…んと分からないままだったんですけれども鴻上さんってこういうファンタジーの中にあって意外とぐっさり真実を突いて来るっつかあまーい顔して中身はリアリティたぷーりwwwってのが持ち味っつか得意だと思うんですよね。それは第三舞台の復活&解散公演の時もそういうテイストだったと思うんですけどファンタジー世界の中での主役は現実世界の中での主役とはすーっかり違っておるけれども特定の誰かの夢の中の世界っつか主役ってなってるキャストの人とは別に誰か中心人物になる人っつか核になる人の思い描く別世界っつー扱いになってる感じっつの??今回はファンタジー世界の中での主役は確かに宮田くんかもしれないけれども物語の中で核になっておるのは高岡早紀嬢って気がしたかなー…。彼女はむかーし絵本作家志望でうんぬんっつーエピソードがさらっと語られておってでもけこんして子供が生まれて生活してく中でとてもじゃないけどそういう夢見がちな部分を封印して地に足を付けた生活を選ばなくちゃいけなくなって元々そういう夢を思い描いておったことすら自分でも忘れてたってなことになっておるけれどもこれってそういう彼女がいつか思索した話の中の1つなんじゃなかろうか??と思えないでもない。前回第三舞台の復活&解散公演のお話も死んでしまった誰かの呟きっつかブログで書き溜めておったお話の中の1つが独り歩きしてどんどんと拡散して広がって行って書いた本人が誰かだとかは分からないけれどもそういう本人の預かり知らぬところでひょんなことから口コミでっつか語り継がれてく結果になってしまった物語(…なんじゃないか??ぐらいのニュアンスだったけれども。苦笑)ってな感じでどっちもちょっとそういう手触り感みたいなのが似てる…かな、と。…ま、書いてる人が同じなわけだし時期的に被ってる…とまではいかないけれども「前回アレで上手く行ったから今回も…」みたいなとこはあったのやも??んー…でも行方不明って状態がいっちばんべみょうっつか生きてるのか死んでるのか決定付けるモノがないってのは残された家族にとってもどっちつかずの状態っつか「もしかしたら…!」がどっちにも振り切れない生殺しの状態っつかさ。(黙)何日も何日も捜し歩いてる中でどこかの遺体安置所に収容されておったりなんかすればそこで本人と対面してほんっとうに死んでしまった事実ってのを突き付けられてそれはそれで痛々しいし失ってしまったことはとてもとても寂しいことかもしれないけれどもでもそれはそこで一旦区切りが付くっつか「もしかしたら明日にでも生きて帰って来るかも…?!」みたいな無駄な期待はもう抱かなくて済むわけだ。(え)「明日帰って来るかも…?!」じゃなかったとしてもどこかで生きてはいるんだけれどもショック状態で記憶を無くしてしまっていて自分たち家族のこととか住んでた家がどこにあるのかとかもすーっかり忘れてしまっていて今は知らない誰かと一緒にいて暮らしてるのかもしれないけれどもでもいつか何かのきっかけで思い出して家に帰って来るかもしれない…!みたいなドラマみたいな展開のことだって起きるかもしれないわけじゃないですか??それがまぁーったくもって絶対的に「ない!」ってことじゃないわけだし…。それとかものすっごい大怪我をして動けなくて病院に収容されたままで自分たちとは連絡の取り様がないところにいるのかもしれないだとかいろいろそれなりの理由を付けようと思えば付けれなくはないわけですよ。それを全くもってあり得ないことだとは誰にも言えないわけで。それだからもし思い出して家に帰って来た時に誰もいなかったんじゃ可哀想ってので出て行けないっつー気持ちは分からないでもない。そこがどんなに危険地帯と言われる場所だったとしても。他人には見えない子供がそこに生きて存在するかのやうに振る舞うってのもファントムペインっつか自分の精神的にぽっかり空いた穴を埋めるための修復作業っつか通過儀礼的なモノだと思うんですよね。そこでいくら他人が「いないよ」「見えないよ」っつっても本人には「いる」わけだから。そこをいくら突っ込んでも無理なわけですよ。ほんっとうに死んでしまって今はいないっつー現実を受け入れられるやうにならないと折り合いは付かないですよね…。(黙)

そこを死者の国だっけか??に付いて行ってやらなくちゃいけなくなってそこで初めて旦那も子供も死んでしまっていて今はその死者の国ってところにいるってことを知らされることになって…。(黙)んー…でも死ぬ時…っつか生死の境目っつーのはほんつたまったまもうそういう流れになっちゃって奇跡的に助かった人もいれば死んじゃった人もいてって感じで紙一重なんだよね…。(滅)飛行機事故とかも大概そうじゃないですか。(え?)予約してた便とは違うけれどもたまったま空席が出てキャンセル待ちのんで乗れちゃった人が事故に遭って死んじゃったりそうかと思えばその便に乗るはずだったのに渋滞だの何だので遅れて乗れなくて命拾いしたりだとかもうそれは仕方がないけれども最初っからそういうのは決まっておったんだと思うよ??運命…っつっちゃうとなーんか神懸かってて胡散臭い感じがしてやだけども(おい)人はどうやったっていつかは死ぬわけだしそれを回避出来る人はいないわけだけれどもそこで死んじゃった人はそれまでの人生だったってので助かっちゃった人はたまったまそこでは死ぬ手筈(え)になってなかったってことだけなんだと思うよ??でも何だったっけか??仏教で言うところの三途の川的な??そこの水を飲んじゃうと今まであったことをぜぇーんぶ忘れてしまって生まれ変わりの準備をすることになるとか言う川があったじゃないですか??そいでもって死んでる人は何ともないけれども生きて死者の国に来てる人たちにとってはその川を越えてる時に死者の国にいる人たち(…ってことだから死んでる人たちなわけだけど。苦笑)から呼ばれて振り向いちゃったらばそこで終わりっつか生きたままでそれまであったことをぜぇーんぶ忘れてしまって生きてるのに記憶を亡くして死んでる人と同等になっちゃってそのまま死者の国から出られなくなってしまうっつー…。(黙)それだから川に差し掛かったとしても「振り返らずに思いっ切り走れ!高い所に登れ!水に飲み込まれるな!」みたいなことを旦那が高岡早紀嬢に注意するシーンがあるじゃないですか??それがまんま津波に対する心構えっつか「俺は逃げられなくて飲み込まれてしまったけれどもお前だけは助かってくれ…!」ってな感じで切羽詰まっておってなーんかそこでじー…んと来ちゃったっつか。(苦笑)津波が来た時は1人でも多くの人が助かるために家族揃って一緒に逃げたとしても最終的には1人1人バラバラになって逃げる「津波てんでんこ(てんでんばらばらに逃げる)」っつー教えが古くからあるみたいなんだけれどもそれに通じるモノがあるっつか。伊礼くんも一方では主役??(おい)の宮田くんの敵役…ってほどじゃないけれども次期王の座を争ってる2人ってな感じでファンタジーの住人だけあってちょっとそういうコスプレチックな役だったりなんかして「こういうのも抵抗感なくやっちゃう人なんだなー…」(…って新感線でもかなーりはっちゃけた役柄を与えられておられたのでそういうのが実際出来ちゃう人なんだってことは分かっておるんだけれどもいちおミュージカル畑で王道を歩んで来てる人なのであってそういうお遊びキャラみたいなのには付き合って貰えないお方っぽい感じがするじゃないですか??←え)って感じなんだけれども旦那さん役の時はびっしぃーっ!!!とスーツ姿で決めておられて本来の姿はこっちなんだろなっつー…。(苦笑)…っつか宮田くんのファンがいっちばん多いんだろうけれども伊礼くんのファンって方も少なからずおられるんではなかろうか??と思うんだけれども敵役やってる時なんかぱっと見竹内力…。(爆)まぁでも宮田くん演じる王子が弱々すぐるので(苦笑)おつむ的に賢いとは言えないけれども(おい)体力的には自信があるっつかただ単なる体育会系バカ(だから)なのか「俺はやってやるぜっ!やってやるぜっ!やってやるぜっ!」な勢いだけで闇の勢力に戦いを挑んで行っちゃうとこなんかも別にこれを一気に収めてしまえば自分の方が次期王の座にちょっとでも近付けるっつかボーナスチャンスvvvってのも少なからずあったとしてもそれよりもそのまま放置して闇に支配されて行くのをただ黙って指を咥えて見てるだけだったらその国の人たちにとっても大変なことになる…!っつー正義感っつの??そっちの方がおっきかったんじゃないのかなぁ??…ってかまぁ単純バカ(おい)だから1つのことを考え出したらばそのことだけしか考えられなくてうわぁぁぁぁぁっ!!!!!と突っ走っちゃうタイプってのもあるんだけどさ。(苦笑)…にしても王様役の大高(洋夫)さんとかもうほんつ性格悪いわーwww(誉めてまつwww←)アレかねぇ??(は?)ライオンの親が子を崖の下に突き落としてそれで這い上がって来たのだけを自分の子供だって認めて育てるうんぬんみたいな帝王学的なこと??(えー)そりゃあーんな父親だったらよりいっそう「お母さん、お母さん」ってなことになって逆効果だよなー。でもそういう主役の真っ向からの敵役っつかこう…主役をいびり倒して虐める役っつー方が演じておって楽しいんではないかな、と。(え?)そりゃまぁ主役のファンの子からは総スカン喰らって下手したらくらーい夜道はおちおちと歩いてらんない…っ!(おい)ってなことになっちゃうかもしれないけれどもそれでも「今日はどうやって苛めてやろう??」みたいなさ。(お芝居だからネタは決まってるんだってばっ!←)自分はこーんなとこで死ぬはずもなくてまだまだ王として君臨してやりたい放題…っつーような暴君ではなかったわけだしそれなりに国のことを考えて治めて来たわけだしその実績みたいなもんは認めるけれどもそれだからって生きてる人間っつか自分の息子を捕まえて「お前が代わりに死ね!」っつってその身代わりになって自分は生き返るとか親として…の前に人としてどうなの??(おぶおぶ)そーんな父親に懐くわけないでしょうよ…。(滅)いつまーでも母親のことをめそめそめそめそ想ってるとか言われてもその死に目にすら立ち合わせて貰えなかったわけだから心残りは大きいよね…。死んじゃってもう二度と会えないってことは分かってるけれども今一度死に顔を見て永遠のさよならっつかまぁちょっとでも折り合い付けて納得が行くやうな形で見送ってあげるっつの??そういうのは大事だとおも。まぁでも振り向いちゃいけないからってムーンウォークでもって逆向きに歩くとか…シュールすぎだおっwww…うん、まぁでも理に適ってる…よね…。(え)おかん(爆)も等身大人形っつか人形遣いさんが2人がかりぐらいで動かしておられたんですけれどもなーんとなくむかーし観た「HAKANA」(観劇日記No.29参照)に出て来ておった辻ジュサブローさんの人形とちょぉーっとばかし似てた気がす…。(え)こう人形なのに表情豊かっつかすっげ悲しい表情とか醸し出して来る人形なんだよねー…。(遠い目)今の今まで息子のことを忘れたくないっつーだけで川の水も飲まずに生まれ変わることもなく待ち続けておったわけでそ??下手したら息子が死んでこの死者の世界に来るその時まで待っておったかもしれないわけじゃないですか??今回たまったまそういう父王が死んで魔法の呪文を聞き出すために必要に迫られて途中でここまでやって来ちゃったけれどもそういう急用でもなけりゃ死ぬまで来るはずのないところなわけじゃないですか??それに死んだ時息子の方だっていくつになってるか分かんないけどそうっとうにおじいちゃんになってたりなんかしたかもしれないのに(今はまぁそーんなに年取ってないからかろうじて見分けられるとは思うけどさ。苦笑)そんなんでも待てるのかねぇ??(え)それにしても竹井(亮介)さんを今回初めてふっつーのお芝居(え←いっつもけんたろ(小林賢太郎氏)のKKPに出てるのぐらいしか観たことないからさ。苦笑)に出ておられるのを観たんだけれどもたぬきの侍従長役って…。(黙)いやいやまぁまぁそのフォルムがそれっぽいっちゃぁそれっぽいけれども。(おい)今回ファンタジー世界の住人ってな設定だったのでしょうがないんだけども絵本??の中の世界と現実世界とリンクさせて現実世界ではあの人がファンタジーの世界ではこんなに…?!みたいなのがあったりなんかしたらもっと面白かったやも??…ってお地蔵さん役ってのもあったか。(苦笑)最後は高岡早紀嬢も旦那と息子が死んでしまったことを受け入れて自分が今まで住んでた家も立ち退いてフクシマを出て行くことにするわけだけど。それでも忘れたわけじゃない。死んでしまった人は二度死ぬことになるっつーけれども一度目は現実の死、二度目はその人のことを生きてる人たちが忘れてしまった時だそうで。だけれども彼女は忘れないとおも。ただなーんとなく納得して受け入れたっつか収まるべきところに収まったっつか。(え)

カテコもさすがに大千秋楽だけあってずーっと拍手が鳴り止まなかったんだけれどもそれでもスタオべみたいなのはなくてほぼまぁ大体座ったままってのがジャニ系さんが主役やってる分には結構珍しいことなんじゃないのかな??と。だってジャニ系さんとこが主役だとみぃーんな立っちゃって見えなくなっちゃうんだもー!!!(最後まで頑なに立とうとしない人←天邪鬼)最後ぱぁーんっ!!!と桜吹雪??みたいなのもものすんげぇ勢いで舞い落ちて来て(…っつっても前方列の人にしか影響なかったと思うけど。苦笑)もう何だったら喰っちゃうぐらいの勢いですた…。(苦笑)服の上に降り積もっておった何枚かはお持ち帰りしたんだけどもそれでもカバン(籠カバンだったもんで…)の中からも後日出て来ちゃったりなんかして…。(苦笑)そう言えば前回第三舞台復活&解散公演の時もそーんな感じで紙吹雪っぽいのが舞い落ちて来る演出でそれも後からぽろりとカバンの中から見つかって出て来ちゃったりなんかしたっけか??(遠い目)もしかして結構同時進行で書いてたってことはー…ないか。(笑)鴻上さん自身も開演前はロビーに出ておられたりなんかしていろいろとお客さんたちに話し掛けられたりしておったんだけども宮田くんのファンの子たちはかんっぜんにスルーしてるだろうしそうっとうにマニアックな(え)っつかコアな演劇好きーじゃないと鴻上さんには絡んで行ったりとかしませんよね…。(苦笑)あたしも何度か見掛けたことはあるんだけれども演出家さんって何を話せばいいかよく分かんなくていっつもスルーしてばっかりでつ。(黙)ううう。次は虚構の劇団だそうでこっちもちょっと楽しみにしてるんですけれどもまだまだチケット情報が出ないので悶々と…。(黙)10月も結構いぱーい公演あるから早くさくっと決めたいわー。むう。