135.「ライフ・イン・ザ・シアター」
主なキャスト:市村正親・藤原竜也 作:デイヴィッド・マメット 翻訳:小田島恒志 演出:ポール・ミラー 舞台監督:青木義博 公演記録:2006.5.2〜9@シアター・ドラマシティ(大阪) |
先行DMはちゃんと届いたので会社から仕事ちうにたらたらと電話かけまくってたわけですが。(爆)40分ぐらいで「繋がったー」と思ったらば。「予定枚数は終了致しました」のアナウンスが…。(黙)早いっ!早すぎるー。(滅)や。まぁ会社からだから真剣にリダイアルしまくりとかは出来なかったのでもっとリダイアルの鬼になってれば(は?)もしかしたらちゃんと繋がったやもしれませんが。にしても先行でこれだったらとてもじゃないけど一般でなんか取れる気がしねぇ。絶対しねぇ。でも観たいのん。ってなわけで今回もオークション頼みに。(爆)即決14000円(カード会社先行分)ってのに手を出してしまったわけですが。GWちうってのもありなのか直前になって結構前の方の列にも関わらず定価で買えそうなのも出たりなんかして。(あたしが落としたのはチケットは確保出来てるけど手元にはまだないので座席番号に関してはクレームなしでって出品だったので)あー。損した。(おい)この5000円をはいのん@奈良ライヴチケットに回せばー…って無理だから。5000円ぽっちでどうにかなるチケットじゃないから。(黙)って関係ないことまで考えたくなるような。(爆)当日もあたしは21列 11番だったんですけど前3列ぐらいがぽっかりどかーんっ!と空席だったりで。「何?じゃここは関係者席なの?!」(当日券もすっかり売り切れだったし)と思ったんですが。わらわらと時間ぎりぎりになってツアー客なのかなんなのか老若男女とりまぜな人たちが大量に入って来たので大したことなかったでつ。(おい)舞台の方は…うーん…。(おい)あたしのいめいじではもっとこう丁々発止と言いますか2人芝居の緊張感みたいな感じになるのかと思ってたんですが舞台の内容にも寄るのであれですけどなんかゆるーい空気感な感じがどうにも乗り切れず。つか翻訳劇ってどこか苦手だったりするんですけど(それでもシェークスピア劇は選んで観るくせにあれも翻訳劇なんだっつの)なんか結局お国柄の違いってやつなの?ってのがどうにもこうにも納得行かず。確かに舞台裏芝居っつかあたしが今のんびりと観てるお芝居の裏でもこんな光景が少なからず展開されてるのね的な面白さはあるんですけど。ずーっとその舞台裏なら舞台裏に徹底してやってくれればいいんですけど途中細切れで2人が今出てるお芝居(劇中劇)ってのも展開されるわけでその繋がりがなんとなくだれる。いちいち楽屋のセットは片付けないといけないし衣装も替えなくちゃいけないし暗転はするしなんか意識が途切れるんですよねぇ。(黙)もちょっとスムーズに繋がって行ってくれたらよかったんですけども。2人のいろんな役が次々観れてただ単純に楽しいっ!と思える人には美味しい舞台かもしれないけどなんかちょっと違うのー。こう楽屋でもお芝居の中でもそうだったんですけど2人っつかベテラン大御所俳優ロバート(市村正親さんの役どころ)がぐだぐだになっちゃうところとかそれってアドリブなの?それとも普通にお芝居の延長なの?!ってのがよく分かんなくてただ素で間違ってるようにしか見えなかったりするとこもあったりしたしそれがよく分かんなくて。ま、アドリブじゃなくてお芝居の延長なんだとしたらそういうリアルな演技とでも言うんでしょうか。ここにいるのは今は市村さんじゃなくてロバートなんだってのが生き生きと感じられていいとも言えるんですけれど。なんか2人の舞台はそれぞれそれなりに観てるし演技が上手いってこともよぉーっく分かってるし期待し過ぎてるっつか2人だからここまではやってくれるだろ的な見方をしてしまってるのもあるのかもしれませんけど。つかなんか役者さんとしては力もあって上手いのにそれがいまいち活かし切れてないっつかなんか合ってない感じがしちゃったりなんかして。ま、そこまで偉そうに言えるほど舞台観てるのか?って言われれば「すいませんっ!」つって脱兎のごとく逃げ出しちゃいそうな勢いなんですが。それでのんべんだらりと観てる間に「おぉーい。もうこれで終わりなのかよっ!」な感じでエンディング迎えちゃったのでやっぱり最後まで乗り切れなかったなー、と。ま、あたしの気持ちが最後まで入っていかなかったってだけなので2人の大ファンな人たちとか「最高面白かったっ!」と思ってる人には申し訳ないんですが。なんか客席のセットが書割になっててあれがガラス張りとかになってたらもっとこう観てるお客さんたち(今現在進行形で進んでるお芝居の観客)と劇中劇を見てるお客さんたちってのがリンクされててダイナミックな感じになってよかったんじゃないのかなー?と思ったりとか。(絶対蜷川芝居の影響だってばればれだけど)でもまぁ誰も居ない客席に向かって芝居の練習とかするシーンもあるわけだから書割でも仕方ないかーって感じだけど。劇中劇の中ではあの舞台ではどんなお芝居が展開してるのか分かんないけど「奥様。準備が整いましてございます」だっけ?の台詞とともに舞台に出て行くのを待ってるジョン(藤原竜也くんの役どころ)が「…きっかけ逃しちゃった…」ってうろたえるシーンとかは楽しかったりしたんだけどねー。なんかいつもものすんごい難しい役どころが多い藤原くんにしてはめずらしく等身大っつかそんな感じの役だったりして普通に可愛かったりしたのはよかったと思うんですけどー。でもなんかやっぱり違うのーん。(おい) ってなわけで全くもって全然さっぱり面白くなかったのか?って言われればそうでもないんだけど。(どっちだよ?)ま、そのこれから舞台以外にも映画でも活躍して行こうとしてる未来あるジョンとこのまま舞台役者として生涯を閉じて行くんであろうロバートの対比っつかロバートも若かった頃はきっとジョンみたいに輝いてて生き生きとしてて年寄りの言うことになんて耳貸さなくて自分のやりたいようにやったりしてたのかもしれないしジョンも年取ったらきっとロバートみたく説教臭くなったりして「近頃の若い役者はなっとらんっ!」みたいに言っちゃったりするのかもしれなくて「いつか来た道いつか行く道」ってな感じの掛け合いはよかったと思うんですけど。でもなんだろな?徹底的に若いジョンが反発してロバートと反目して「こんな年寄りの言うことなんかまともに聞いてなんかられない!」ってなって決裂して喧嘩別れみたいになってそれでもやっぱり舞台の楽しさが忘れられなくて劇場に戻って来て仲直りするみたいなめりはりがあったりしたらもうちょっと分かりやすかったりしたのかも。もっと舞台だからこそ味わえる魅力だとか舞台に惹き付けられてやまないって言うんだったらどうしてそうなったのか?ってところが知りたいと思ったしそしたらもっと共感出来たんじゃないかなー?とも思うし。人生=芝居だっていう構図も分からなくもないしロバートはもう今更外の世界(映画とかテレビとか)で活躍しようとも思ってないしこのまま舞台の上で死ねたら本望だみたいなのもひょっとしたらあるのかもしれないなってのも分からなくはないんですけどそれもちょっと弱い。舞台裏劇で言うとそんなに数観てるわけじゃないのであたしの少ない引き出しの中から無理矢理持って来るとすればやっぱり「ショー・マスト・ゴー・オン〜幕を降ろすな」でなんかそういうのを期待してたって言ってもいいぐらいな。下手糞なくせに前に前に出たがる大御所俳優みたいなステレオタイプの。市村さんが下手糞な役やるってのもちょっとあり得ないかなー?あーでもあの手術シーンの劇中劇だっけ?あれはそんな感じに近かったかなー?台詞が次何だったか分かんなくなっちゃって自分では「こうだ」って思ってるのがあるのに相手役は「そうじゃない。それはもっと先のシーンだ」って言って聞かないしじゃ「台本持って来てくれ」って頼んでるのに一向に取りに行ってくれないし挙句の果てに1人放置されて下がっちゃうしどうすればいいんだよー?!みたいな感じで仕方なく「トラブルがありまして…」的な弁解をするしかなくなっちゃって…みたいなのとか。あの「舞台だからってこんな格好させられてたまんないよな」って言うあのお芝居は内容がよく分かんなかったんですけどどんな感じだったんですかねい?って…断片的には気になったりしてるのもあるんじゃーん、てな感じですけど。(苦笑)ま、GW観劇週間(どんな週間だよ?)の幕開けとしてはま、こんな感じですかねい?って感じで。後半観たかったお芝居がどれも面白くてびしーっとピンポイントで突き刺さってくる感じだったんで元は取ってる感じかな?と。(他で取り返してるんじゃねぇよ)次また藤原くんも「オレステス」で蜷川芝居ですし楽しみだったりとか。つかなんだかんだ言いながらあたしってば藤原くんの舞台結構観てるんじゃんね?何だろ?これは罠か?(何?)てなわけで次はちゃんと自力でチケット取れますように。(爆) |