1004.「オリエント急行殺人事件」

主なキャスト:小西遼生・室龍太・春風ひとみ・伊藤純奈・宍戸美和公・松村武・伊藤梨沙子・田鍋謙一郎・マルシア・田口トモロヲ
原作:アガサ・クリスティー 演出:河原雅彦 舞台監督:幸光順平
公演記録:2019.7.26~28@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>>1934年、厳冬。イスタンブール発カレー行き、オリエント急行。

私立探偵エルキュール・ポアロはシリアで事件を解決し、ロンドンへの帰途に就く。観光でしばらく滞在するつもりだったが、スコットランドヤードからの電報で急ぎ帰らねばならなくなったのだった。イスタンブールに到着した彼は、中東とヨーロッパを結ぶ豪華寝台列車、オリエント急行の乗車券を求めようとするが、生憎の満席。困っていた所を偶然居合わせた旧友でオリエント急行を運営する鉄道会社の重役、ブークの執り成しにより無事乗車する。国籍も地位も職業もまるで異なる個性豊かな乗客たちと共にイスタンブールを出発した彼は、何か不吉な出来事が起こる予兆を感じていた。

ポアロの心配をよそに列車はしばらく順調に運行を続けていたが、気候は徐々に悪化していく。そして、ユーゴスラビアで大雪に見舞われ、線路上の雪溜まりに衝突、列車は停止してしまう。翌朝になり怪訝な面持ちで起き出して来る乗客一同。しかし一人だけ、起きて来ない乗客がいた。裕福な貿易商であるサミュエル・ラチェットが自身の部屋で刺し殺されていたのだ…!

ブークの依頼により事件を捜査することになったポアロは8人の容疑者たちに取り調べを開始するが、彼らにはそれぞれアリバイがあった。捜査線上に浮かぶ「車掌の制服を着た男」。果たして彼が犯人なのだろうか?現場に残された謎のメモの意味は?死体に刻まれた複数の刺し傷、「H」と刺繍された女物のハンカチ、灰皿に残されたパイプクリーナーとマッチの燃えさし、開かれた窓…。雪原に取り残された列車内という密室で、次第に事件の全貌が明らかになっていく。

歴史ある豪華寝台列車を舞台に繰り広げられるロマンスと悲劇、綿密に計画された復讐劇。真犯人は誰なのか?なぜラチェットは殺されなければならなかったのか?ポアロに迫られる究極の選択。一体彼はどちらを選ぶのか?

正義の在り方を問う、ミステリーの傑作が今、幕を開ける…!

いっやぁー…ついこないだまっちゃー(河原雅彦氏)演出作品が終わったとこだっつーのにまたしても…!…ってか何だったらもう稽古現場とか結構被ってるんじゃなかろうか??(おぶおぶ)どっちも同じぐらいの人数出てる作品だしこんがらがったりしないのかしらん??(えー)…にしてもジャニーズさんちの坊ちゃん(違)が出てるからなのかそれとも乃木坂さんちの子が出てるからなのかチケット難甚だしい…!(滅)ダメ元で公式サイト抽選先行に申し込んだらば全滅…!こりはもう縁がなかったってことなのかしらん??(おぶおぶ)と思って諦めておったらばぴあの2次先行案内があってそっちで申し込んだらばZZ列 40番って…いっちばん最後尾列の席ぢゃないかっ!!!(どーんっ!)…ま、仕方あるまい。(黙)…ってかそーんな離れた席からの観劇だったのにまんまとオペラグラスも忘れて観に行ってしまったので誰が誰やら…。(爆)うっわwwwふっつーに気合抜けてるわー…。(死)「オリ急」と言えば日本を舞台に大幅に書き直されてはいたけれども三谷幸喜版でドラマもあったしその後正当な(?)映画版も公開になったりしておったので人間関係についてはまあまあ分かってるつもりだったんだけれどもバラバラに出て来られると何がどうだったっけかー…??と。(え)んー…でもまぁまっちゃー演出のおかげかそれなりに笑えるシーンもあったりしたし大体が南部訛り??と称して室(龍太)くんもといヘクターを関西弁バリバリのキャラに持って来たりなんかしておって持ち味活かしまくりwww関西ジャニーズJr.を配しただけあるわーwww(え)そゆとこのサービス精神旺盛っつかエンターテインメント性の高さはまっちゃーの売りだったりするのでやぱーりさいっこうに面白かったりしたんだけども。…でも映画版の時もそうだったんだけれども雪の固まりに衝突して電車が立ち往生して動かなくなってしまって「私たちは逃げも隠れもしませんよvvv」つてそれぞれがラチェットもといカセッティ(田口トモロヲさんの役どころ)との関係性が明らかになって行って「あいつだけは許すまじ…!」っつーのでそれぞれがそれぞれの復讐の理由っつかこの計画を実行に移すまでの顛末??みたいなのが延々と語られて行くシーンでもって何だかもう眠くなっちゃってさー…。(滅)んー…何でなんだろねー??三谷版ドラマを観てる時にはそんなことなかったんだけど…ってか三谷版ドラマがあたしにとっていっちばん最初の「オリエント急行殺人事件」だったわけなのであの時はラチェット…じゃなくてちゃんと日本人の名前が付いておったと思うんだけれども(苦笑)ターゲットを殺すに至った人物相関図みたいなのが次々と明らかになって行くのを「そういうことだったのかー…!」つて半ば感心して観てるとこがあったりしたので(しかも2日目はその犯人側からの視点でもって語られるドラマが続きであったりしたぐらいだし)新鮮味があったんだけれども映画版は2回目で「もう知ってるし…」みたいなところもあってちょっとぐらい眠くなっても大丈夫…な油断があった…のか??(え)…ってかいちいち長いんだもんよー!!!(え)…や、確かにデイジーを取り巻く家族の側の話は分からないでもない。デイジーがカセッティに誘拐されて戻って来なかったどころか身代金も奪われてしかも命まで奪われて結局手元には生きて戻って来れないままでショックでその母親であるところのソニアは死んでしまってその時妊娠ちうだったのでお腹の中の子供共々死んでしまっていっぺんに3人もの家族の命が奪われた…!ってことでカセッティへの憎悪はとんでもないモノになったとして仕方がないところはある。それだからデイジーの祖母??で元女優のリンダ(マルシアさんの役どころ)は自分の娘と孫2人をいっぺんに失ったことでこれまたショックで気が狂ってしまってまるでもう別人っつかもう女優として舞台には二度と立てないどころかふっつーの生活を送ることすらままならない状態にまで陥ってしまって今も向こう側の世界に行ったっきり心を閉ざしたまま…と見せかけてとぉーっくのむかーしにきてぃがいから回復してまともな精神っつかこの復讐劇の計画を立てたのは彼女自身なのであってそのことを娘のヘレナ(アンドレニ伯爵夫人・伊藤純奈さんの役どころ)も知らされてなかった…とまぁそゆわけなんだけども。(黙)そこは女優なのでむかーし取った杵柄っつかまぁむかーし演じておった役の中から「こういう性格の女だったらば怪しまれずにラチェットに近付くことが出来るやも??」ってのでちょっとラテン系なヘレンっつー役に成り切って??娘の目すらも欺いておったとまぁそゆわけなんだけども。えーっと…ほんっとにそんなんで「お母さんは狂ってる…!」と思い込んだままで遣り過ごせるのか??(おぶおぶ)…や、まぁアンドレニ伯爵夫人っつーぐらいだからしてヘレナ自身もけこんして家を出てしまっておるのでずーっと独身のまんまで母親のそばを一時も離れずに見守り続けて…っつー暮らしを送っておるわけではないので「ぢつはとぉーっくのむかーしに回復してましたー」ってなってたとして気付いてなかったとしてもしょうがないんだろうところはあったとしても、だ。そのきてぃがいらすぃー母親が何でまたオリエント急行の切符を取って今回旅行なんかに出ようとしておるのか??(おぶおぶ)ってことに勘付かれたわけじゃないですか??それを訝しんでヘレナはヘレナで自分の分のチケットを用意して…っつか元々はヘレナの旦那であるところのアンドレニ伯爵が乗り込むことになっておったんだっけか??三谷版ドラマの中ではたまっきー(玉木宏氏)が伯爵役でその夫人として杏さんが一緒に乗り込んでおったかと思うんだけども。でも映画版には伯爵は出て来なかった気がするしどっちが正解…??(おぶおぶ)原作読んでないってのがここで響いて来るヤツですよね。(苦笑)…と家族の物語の方はほぼほぼ納得が行くんだけれどもそれ以外の人たちになって来るとちょっと正直力加減が変わって来るっつか何っつーか…??

…や、まぁデイジーの誘拐に加担しておったと疑われて警察から厳しい取り調べを受けて「やってません…!」と再三再四訴えるも聞き入れて貰えず自殺したメイドのスザンヌの父親(田鍋謙一郎さんの役どころ)だったっけか??ちょうど客室係でもってこの車両を担当しておる車掌ってなことになっておるわけだけれどもまぁそこは百歩譲って分からなくもないっつか。デイジーが誘拐されなかったらばメイドの娘が疑われることもなく今も順調にお家勤めを続けておったかもしれないわけであって「あいつさえいなければ…!」の気持ちもなくはないだろうとはおも。でももっと憎むべきは警察の側なんじゃなかろうか??(え)警察がちゃんと調べてメイドに厳しい追及をしてなかったら…??もっとちゃんと彼女の話をよく聞いて「やってません…!」っつー訴えを聞き入れて無実だってことを信じてあげてれば少なくとも自殺することはなかっただろう。それだから三谷版の時にはラチェットもとい藤堂だったっけか??の秘書役の二宮(和也)くんが死んでしまったメイドのかれすぃー役…だった気がしたんだけど違った…??(おぶおぶ)今回はその事件を担当した検事の息子がヘクターってことになっておったんだっけか??検事の父親はラチェット…ぢゃなくてカセッティが犯人だと絞り込んではいたけれどもメイドがそやって無実の罪でもって自殺に追い込まれてしまったことにも後悔の念を捨て切れずにいてその意志を継いで??っつーのかまぁヘクターがラチェットの秘書として潜り込んで動向を探っておったとまぁそゆわけなんだけども。…ま、ここまでの人間関係はまだ納得が行くモノだからいいとして。(え)それ以外の女優だったリンダの友達だとかなーんかもうややこしいところから首突っ込んで来んなよ!っつー人たちが他にもいぱーいいたりなんかしてそれが何だかねぇ…。(滅)最終的にヘレナは元々蚊帳の外で計画のことすら知らされてなかったんだからしてこの事件には巻き込まないでやって欲しい…!つて無茶言い出してその無茶に無茶を重ねてそもそもがこの事件を知ってるのはここにいる総勢10人だけであってもう事件は解決して謎解きも済んだわけだからして警察がやって来たらば外からやって来た第三者っつかオリ急の乗務員の制服を着て部屋をうろついておった「男」が犯人で忽然と雪の中に逃げて消えてしまった…ってことで話を合わせて貰えないだろうか??つてポアロ(小西遼生さんの役どころ)に懇願し始めてヘレナもヘレナで自分の母親であるところのリンダ含めてもうすっかりと高齢の??人たちも多いしここで捕まってしまったらばせっかくこうやって協力してくれた人たちに対して申し訳が立たないっつーのか何っつーか…とにかくもういい年した人ばっかりなんだから目を瞑って赦してあげて…!みたいなことでなーんか最終的に見逃がしてあげる形になっちゃってるし…!(爆)いいのかー??それでー??半分脅しだったぞ??(え)オリ急でこんな惨たらしい殺人事件が起きたとなれば今後の評判にも響いて来るだろ??みたいなことでブーク(松村武さんの役どころ)まで巻き込んで「それは困る…!」みたいなことでポアロにも「何とかならないかー??」つてひよって頼んで来るしでもう真実は明らかにしなくていいのかー??!!(どっかぁーんっ!)何、人情噺に流されちゃってるんだよー??犯人は高齢でも社会的地位のある人物だったとしてもこの場で捕まえて然るべきところで捌きを受けないと…!そりゃ誘拐して幼い子供を殺して金も奪って今はそれを元手にバンバン儲けてそれでも足りずに闇商売に手を染めて…な極悪人のラチェットは懲らしめられて然るべき…!とはなるけれども殺しちゃいかんだろ??と。そうなったらもう「そっち側」の人間に成り下がったってことじゃないですか??これが火村英生准教授だったらば有無を言わさず「聞き入れません!(きっぱり)」つて警察が来たらその場で洗いざらいぜぇーんぶ事の顛末を喋って聞かせて「この人たち全員を逮捕してください!」つてもうここに降り積もってる雪より冷たい…!とか言われようが何しようが知りませんっ!ってなるだろ。(え)…ってか映画版もちゃんと逮捕されてたと思うが…??…ま、「逃げも隠れも致しません…!」とか言いながら橋桁伝って逃げようとしたりして余計に混乱させてた人もいたりしたけど…。(黙)それでも「人を殺したら最後やった方もやられた方も同罪!」でちゃんと決着着けとかないとー…!「なーんだwww逃げ得でいいんぢゃんwww」って話になるでしょう??そこは曲げちゃいかんでしょう??これ、そゆ人情喜劇じゃないぢゃない??なーんかそこんところがちょっと納得行かなかったんだけどなー…。(黙)それを除けば謎解きに向かうまでのあれやこれやは面白かったし何しろマルシアさんの振り幅っつーのか何っつーか…。(苦笑)今ちょうどドラマ「ルパンの娘」で警察一家の四角四面なお母様役を地味ーな恰好でびっしぃー…!と演じてらっさるので(え)普段こっちのラテン系っつかどこでも誰とでも歌い踊っちゃう超超超フレンドリーなあっぱっぱー♪とした役柄(おい)が「地」で「ルパン~」は役が終わった後「むきぃーーーっ!!!」つて暴れ倒してそうな気がするんですけども。(苦笑)どっちかっつーと「あなた、地味よねぇ??」つて何かっちゃぁ絡んで来る小沢真珠さんタイプのお母さん役の方がずーっと似合ってるっつか。(え)どっちものお母さんがキラキラ仕立てじゃ画面が五月蠅過ぎるので(えー)敢えて抑え目の演技に徹してらっさるんだろうと思うんですけど最初誰か分かんなかったですもんwww(死)それにしてもまっちゃーもどんどんとでっかい舞台任されて今や演出業が「本業」みたくなっちゃってますけども。(え)「髪の毛薄くなっちゃって…」(え)とかもう言わないからもっと役者業で出て下さいよー…!(おい)通りすがりの切符切りでも何でもいいので出て欲しかったよよよん。(だから)