1320.「オーランド」
主なキャスト:宮沢りえ・ウエンツ瑛士・河内大和・谷田歩・山崎一 原作:ヴァージニア・ウルフ 翻案:岩切正一郎 演出:栗山民也 舞台監督:加藤高 公演記録:2024.8.8~11@兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫) |
あらすじ>>16世紀後半のイングランドに生を受けたオーランド。エリザベス女王をも魅了する美貌を持ち、貴族でありながら、樫の木の下で気ままに夢を見て、詩を書くことを好む青年である。 ある日、恋に破れた傷心から詩の手ほどきを受けようと招いた詩人のニックに自信作を酷評される。ルーマニアのハリエット皇女からは激しいアプローチを受け、それに辟易したオーランドは逃げるように外交官としてトルコに渡った。そしてオーランドの心は、身分も肩書きもない自分自身として生きるジプシーの暮らしへと向かう。 ある晩、オーランドは昏睡に陥ってしまう。暴動の中も眠り続け、7日後にようやく目を覚まし、鏡を見ると、そこには女性の姿が映っていた。自らの変化を受け入れたオーランドは祖国に戻る。 豪華客船の船長、ルーマニアの君主、娼婦、船乗りボンスロップ……とさまざまな人と出会い、あらゆる経験を重ねていく。 男性として生きてきた「ぼく」と、女性の身体を持ってから女性として扱われる「わたし」。そのギャップに戸惑いながらも、今まで捉え損ねていた世界がよりはっきり見えるように感じた。そしてオーランドは、また詩を綴り始める――――― |
「オーランド」が発表になってから結構すぐに「そのいのち」にも宮沢りえ嬢の出演けていーでもってそんな短期間で2本…?!(わなわな)っつー感じだったんだけれどもむかーし三谷(幸喜)さんの舞台だったかで主役が倒れて降板した時にまあまあ速攻で宮沢りえ嬢が代役に立って驚くほど台詞が入ってた…!みたいなことがあったぐらいなのできっと台詞の覚えがとんでもなくいい女優さんなんだろうなー…っつー印象ではあるんだけども。とりま劇場先行も使えるけれども土曜日の仕事がひっくり返っておる時に抜けてチケット取りが無謀なので(…やってるけど←)キョードー大阪抽選先行にてポチッとなwww無事取れたのはいいんだけれどもメールボックスに溜まりっ放しのメールを削除しようと思って「1ヵ月前以上経ってるのは自動削除」を掛けたらばギリこれの当選めいるが引っ掛かってしまって飛んでしまったので(えー)しーかたがないのでぴあに問い合わせして「引き換え番号を教えて下さいー(切実)」つて泣き付いたらばすぐに教えて貰えたのでよかったことだよ。(ほっ)引き換えてみたらば1階 F列 13番ときっと劇場先行で取ってもその辺りになるやも??(え)ぐらいのいい席だったのでよしとする。(偉そう←)それにしてもオーランド(宮沢りえさんの役どころ)は主役ってこともあるけれどもほぼほぼ舞台に出ずっぱりで台詞量も半端ねぇし(死)今度の舞台がどれぐらい喋り倒さなくちゃいけないのかわっかんないけれどもすげぇな、おい。(感心)…ってか今検索掛けたらばあたし、前ーに「オーランドー」(観劇日記No.860参照)観てんぢゃんwww(爆)すーっかりキレイさっぱり忘れ去ってた…!!!(どーんっ!)しかも前回も同じく兵芸(兵庫県立芸術文化センター)で観てんぢゃんwww(えー)…どうなの、あたし??(おぶおぶ)やだ、こわーいwww(言ってろ←)前回は早々に睡魔に襲われて(え)ほぼほぼぶっ飛んでおったみたいだけれども(死)今回は集中して最後まで観れたよ!(当たり前)…っつか「男」であった時のオーランドはまぁ女なんてよりどりみどり、気に入らなかったら速攻で取り換えが利くぐらいの??(え)…や、まぁ合ってその場で「ハイ、チェンジwww」とは言わないまでも…っつかそこんところの常識は兼ね備えておるし上手いこと権力に取り入るのも忘れないしあんまりにもしつこく付き纏われてしかも自分の好みでも何でもなければ多少邪険に扱ったとして問題なし…!としてそれなりにあしらい上手っつか世渡り上手っつか上手いこと交わしたり交わされたり…もしたのであろうなー、実際。(え)でもそれが急にある朝起きたらいきなり「女」になってた…??!!(わなわな)ってなってるのにそーんなに「えー?!どうして、どうしてー?!」つて取り乱したりもしないしある意味とんでもなく冷静に(?)受け入れてそうなったからには仕方がないつて今まで通り普段と変わらない日常を遣り過ごしてくっつか何つーか…。(黙)これってグル魂(グループ魂)の「High
School」にあったなwww(だから)ある朝起きたらおさーんがぢょし高生になってたっつー曲。…ま、アレは見た目も何もかもが変わってしかも堂々と真っ昼間にちゃんとした理由で高校に潜り込める…!(きらーん)みたいなことでテンション爆上がりvvvみたいな曲だったのでそーんなに「何これー?!(わなわな)」みたくはなってなかったけれども(苦笑)それでもある日突然「男」がなーんの理由もなく…っつかそゆ自ら進んで性転換手術を受けたとか宇宙人に拉致られてそゆ処置が施されたとかがない限りいきなり「女」になっておったとして受け入れられんぞ!!!とかならんのか??(おぶおぶ)そのぉー…割とすんなりと「女」に移行して行ってるそのオーランドの強さっつか何っつーか…ちょっとそこんところは意味分かんないんだけれども(苦笑)その後現代に至るまで「女」で…って何年生きちゃってるんだよ!!!(どっかぁーんっ!)吸血鬼でも何でもないのに時を掛け過ぎじゃないのか??(え)でもそうしながらも軽やかに時代の流れに乗っかって??いちいち適用出来ちゃうオーランドがすげぇやwwwんー…ま、でも「男」であろうが「女」であろうが中身の器としての己は間違いなく「オーランド」なのでありいきなり「男」が「女」になったからってキャラ変っつか性格まで変わっちゃって…みたいなことはあり得ないし「オーランド」は「オーランド」のまんまなーんも変わりがなくてただちょっと「男」でいる時の自分よりかは「女」の身体って割と不便っつか今までは力でかんったんに組み敷く方の性だったのが力もか弱くなって男に組み敷かれるっつか力で奪われる方の性になって「こんなんじゃいけない…!」つて女でも男と対等に物怖じせずに政治に対してモノが言えたりだとか何だとかこの時代にしては随分と先進的っつかものっそい時代を先取りした人みたくなっておってこれっていつの時代に書かれた話なんだっけか??(おぶおぶ)と思ってしまったことだよ。(苦笑)いっやぁー…でも元々イングランド王国は女王(河内大和さんの役どころ)が統治を治める国なのであって男だからだとか女だからだとかではなく話をしようと思えば出来るっつか割とそゆことに対してはオープンっつか開かれた国のいめいじだったりするわけだけども。(え)…って違う??(おぶおぶ)でも男の身体で妊娠することはないわけだからしてべっつになーんてこともなく遣り取り…っつかふっつーにそゆ行為に進んだとしてヤったらヤリっぱなしwww(爆)…ぢゃないけれども(苦笑)「後始末はそちらで…」って話だったのがいきなり自分に火の粉が降りかかって来るっつか「産む」性になってしまったことで今まで自分が男の時はそーんなことまで考えたことがなかったなー…(遠い目)っつーのでちょっと見え方が変わって来るっつかなって初めて気付くこともあったりして目からウロコっつか開眼した…!みたいな感じ??(え)今までハリエット皇女(ウエンツ瑛士さんの役どころ)のことを「めんどくせwww」っつー理由で遠ざけておったのをオーランドが男から女になったことでハリエット皇女も逆を行って自分は「男」になってハリー大公(ウエンツ瑛士さんの役どころ)になったっつーのにまたしてもオーランドからは「受け入れられない」つて言われて断られて…のやぶれかぶれで若干可哀想な気もしないでもないけども。(黙)でもまぁオーランドに警戒されないやうに「女」」を装っておったけれどもホントは「男」だたwwwみたいなところで努力の報われない感じっつか何っつーか…気持ちの行き違いっつったらそれまでなんだけれどもさ。(苦笑) いっやぁー…でも皮肉屋ニック(山崎一さんの役どころ)までもがオーランドと一緒になって時代を超えて性差を超えてずっと一緒で…って押し付けがましくないおせっかいさっつか親戚のおっちゃん(え)みたいで1人でも分かってくれてるって思えることがちょっとは救いになっておったりするのかなぁ??と。あとはー…べっつに娼婦になろうっつーのではなくただ単純にそゆ仕事をしておる女の人に興味があって…っつか初めて出来た女友達みたいな感覚??でもって「ちゃんと時間拘束した分のお金は払うから」っつーので話し相手として娼婦(河内大和さんの役どころ)を買ってみたり…とオーランドはオーランドとしての歩み寄りっつかそれなりにじだばたしておったのやもしれん。(え)まぁオーランドの中では最終目標っつか樫の木の詩を何としても完成させる…!っつー目的があってのこの人生なわけなので生きてることに退屈してないっつか嫌なことがあった時でも「もうやーめたwww」つて自分の人生を放棄したりせずに地道に??歩みは遅くても一歩一歩確実に前に進んで行ってる感じっつかそゆのは偉いなー…と。(しみじみ)男だったらばふっつーに手続きを踏まずともかんったんに出来ておったことが女になった途端に出来なくなるっつか相続も出来ないし役職にも就けないし夜に1人で出歩くことすら出来なかったりして「何なのよ!!!」みたいな理不尽??にもいぱーい遭ったりしてあたしだったらばかんっぜんに1つ自分の身に起こっただけでも心折れてぷつん、と緊張の糸が切れてしまうっつか「もう死んじゃう…!」ってなると思うんだけれどもそうはならないところがすげ。…いやいやいやいや。だって300年??400年??も経ったら知り合いもなーんもいない時代を生きるハメになるわけじゃないですか??好きだった人も親もとぉーっくのむかーしに先立っちゃって1人取り残されて…ってそれだけでも寂しくて死んじゃう…!(だから)で現代社会を生きるオーランドはと言えば車もふっつーに運転して乗りこなして割り込み??とか掛けて来る車の運転手に毒づいたり「ちんたらぽんたら走ってんぢゃないわよ!迷惑な!」(そんなことは言ってない←)みたくバリキャリの仕事が出来る感じの??すこぶる有能な仕事っぷりを見せるであろう出来る女っぷりを見せており。(え)恐らくはそれぞれの時代の流れに逆らわずに寄り添って…っつか自分のペースもそれに合わせて変えて行ける柔軟さっつかオーランドにはそれがあったからふっつーに女の自分もすんなりと受け入れられたのやもしれん。最終的にそこらかしこで続いておる戦争の場面が映し出されて瓦礫の中から赤ちゃんを拾い上げてそうしてその子を大事そうに抱えて明るい未来??であることを願って??それでも前に進んで行こうとするオーランド…みたいなことで終わる。おっとなーwwwはともかくとして子供に罪はないっつかたまったま戦争のある時代に生まれて巻き込まれ事故っつかある日突然爆撃が起きてそうしてなーんの抵抗も出来ないまま殺されて…っつか未来ある子供に託して行くことっつか戦争のない世界を引き渡さなくちゃいけない…!みたいなことなのかなぁ??(おぶおぶ)とにかくも結構抽象的なお芝居でもって分かり難いっちゃぁ分かり難いお芝居だったとおも。(滅)なーんかでもやぱーりオーランドがすんなりと「男」だった自分から「女」になった自分を受け入れて過ごして行く様がいまいちよく分かんなかったっつかさー。地続きの自分なんだからして受け入れようと思えば前向きに??受け入れられるモノなのかもしれないけれども少なくともあたしだったらばもっと「はぁぁぁぁぁっ??!!」ってなる。(え)今あたしは女だけれどもある日突然起きたら男になっておったらば「どゆことー???」ってなる。(当たり前)それを希望したんだったらばともかくとしてなーんも望んだわけでも何でもなくいきなり「男」が「女」になるわけじゃないですか??…いやいやいやいや。おかしくね??(え)グル魂の「High School」は最初のうちはぢょし高生になった自分に大喜びでもってプリクラ撮ったりわっかいおなのことして見られることのなーんかワクワクした感じっつかそれも込みで「やったー!!!」ってなるんだけれども来る日も来る日もぢょし高生でおまけにおばさんになってるのにまぁだぢょし高生として朝起きて制服着てがっこに行かなくちゃいけなくて「もうやだ…」ってなるんだけれどもぢょし高生のまんまで「おさーんに戻りたーい!!!」つかそうでなかったらおばさんとして生きたい…ってなるんだけれどもまぁーったくもって呪いは解けないっつか…だったら誰の呪い??(おぶおぶ)ってことにもなるわけだけれどもオーランドもそうじゃないですか??来る日も来る日も女でそうなったらそれで仕方がない…っていつかは諦めが付くとして最初のうちはもっと絶対ジタバタするしやぶれかぶれになって自暴自棄になって暴れるとかあって当然だと思うのにそれもない。しかもいきなり「けこんしないと…!」ってなってまぁそれは気の合う相手とのけこんなわけだけれども女は最終的にけこんしないとなーんも出来ないつて言われてるみたいでどうにも納得が行かないっつか何っつーか…感覚として違うんですよねー…。(滅)もっとかんっぜんに性差みたいなモノからかんっぜんに自由になって男でも女でもない、自分として立つ…!みたいな??(え)自立した1人の人間としての何かを掴み取る…!みたいな物語だったら納得が行くと思うんですけどもそうじゃない。むかーし心療内科に勤めておった時に見た目はまんま「男」なんだけれどもそゆ見た目とか体の特徴とか関係なく心は「女」なんだーーーーー!!!!!っつー切実な思いを持つ人のために戸籍だけは名前変えていいっつか「女性名」にしてもいいですよ??みたいな??なーんかそゆ法律が通ったとか何とかあったじゃないですか??それで保険証の名前だけはおなのこになってそのうち見た目もそれとなーくおなのこにフェードアウトして行った人を実際に経験して見たことがあるのでそゆ本人の思いと入れ物が違う…!っつー切実さがあったんだったらば受け入れも可能だと思うんですよね。でもオーランドはそうじゃないじゃないですか??ほぼほぼ本人的には罰ゲーム的に??(え)っつか神様の気紛れな遊びの延長線上に性別変えられた…!みたいなことじゃないですか??それなのに割とすんなりと移行してるその不思議よwwwまぁでも宮沢りえ嬢の醸し出す雰囲気的に中世的な感じっつか声もそーんなキャンキャン高いわけでもないし割と少年っぽい雰囲気っつかどっちにでもなれる(え)感じはありますよねー。HYDEちゃんもむかーしヴィジュアル系つて騒がれておった頃…よりかはずーっと前にインディーズ時代にふわっふわくるっくるのロングパーマでもって暗がりで後ろから見る分にはかんっぜんにぢょしと間違えられてナンパされても文句は言えまい…!(おい)ぐらいの??それで振り向いた瞬間「何やねん、しつこいなー??どつくぞ??」つて凄まれてナンパして行った方がビビるwwwみたいなこともあったりしたのかしらん??(え)あー…でも身長も小柄だし(死)「どつくぞ??」つて言われても猫パンチぐらいの威力しかなさそうな…??(おい)とにかくも今あの白井晃さん版の「オーランドー」を観たらばちょっとは違いが感じられていいかも??(えー)次またすぐ舞台ですもんねー。タフだなー…。(しみじみ)…むう。 |