主なキャスト:真田広之・松たか子・加賀まり子・瑳川哲朗
原作:シェークスピア 翻訳:松岡和子 演出:蜷川幸雄 舞台監督:白石英輔
公演記録:1998.4.3〜18@シアター・ドラマシティ(大阪)あらすじ>>
第一幕:デンマークの王子ハムレットは、父王の急死と、その2ヶ月足らず後に母ガートルードが新国王クローディアス(父の実弟)と再婚したことに対し深い疑惑を抱いていた。そんな彼の前に父王の亡霊が現れ、“自分は新国王に毒殺された。復讐せよ”と告げる。ハムレットの苦悩はますます深まっていく。彼は親友のホレイショー以外には本心を明かさず、恋人のオフィーリアの前でさえも狂気を装う。真相を見極め復讐の機を見出すために……。クローディアスはハムレットの学友ローゼンクランツとギルデンスターンを呼びよせ、狂気の真偽を確かめようとする。が、彼らはスパイであることをすぐに見破られる。ちょうどその頃、旅の一座が城を訪れる。ハムレットは、“王毒殺劇”をシナリオにつけ加え上演させる。クローディアスは平静を逸し激しく動揺する。父王暗殺の確信を得たハムレットは、ついに復讐の意を決するのだった。第二幕:息子を諌めようと、ガードルードはハムレットを自室に呼ぶが、逆にハムレットから激しく責めたてられる。その時、物陰で立ち聞きしていた者をハムレットは剣で一突きにする。それはレアティーズとオフィーリア兄妹の父、ボローニアスであった。脅威を感じたクローディアスは、ハムレットをイギリスに送りこみ、謀殺しようとする。計略を見破りハムレットは、難を逃れ無事デンマークに戻ってくる。その一方、心に傷を負ったオフィーリアは発狂し、川に溺れて死んでしまっていた。父の仇を討とうと昂ぶるレアティーズとハムレットは御前試合を行うことになる。そこには、ハムレットを亡き者にせんとするクローディアスの奸計が幾重にも張りめぐらされてあった……。惨劇が始まる。毒杯をあおぐガートルード、毒の塗られた刃に倒れるレアティーズとハムレット。真相を知ったハムレットは、最後の力をふりしぼりクローディアスを刺し殺す。そして、おりしもポーランドからの凱旋途上にあるフォーティンブラスにデンマークを託すとの遺言を残し、息絶える。
前回「ロミオとジュリエット」から始まった蜷川シェークスピアシリーズかと思ったら違いました(笑)。でもでも、まぁ有名なあの「生きるべきか死ぬべきか それが問題だ」が聞きたくて、というのは冗談ですが(爆!)。真田(広之)さんが観たかったっ!!それにつきますっ!!(笑)でもね、今回はめちゃくちゃ席悪くて……。22列8番てほとんど頂点ドア間近(苦笑)。いつでも逃げれます(爆!)て感じ??まぁねぇ、某生協で安くチケット買ったんだし、文句言えないっす。さすがこれからロンドン公演があるからなのか演出が純日本風。ぢつは「ハムレット」って日本昔話だったんじゃ??てぐらい。でもそれが違和感ないのよねぇ〜。それとオフィーリアの狂いっぷりが素敵vv焦点の合わない目線、終始ばらばらな動き…(言葉で言ったら安っぽいけど)。松たか子、やるなっ!!って素直に感動した(何様だ??・苦笑)。 ちょうど映画でも「ハムレット」が公開になったぐらいだったのかな??なにげに「ハムレット」ブームか??と思ったさ(笑)。でもやっぱり監督(舞台の場合演出家だけど)の捉え方が違うとこんなに違うかぁ〜って思ったね。ま、あっちは本場モノってだけでも土壌からして違うからねぇ〜。今回楽屋風景生舞台から始まってて「え??もしかしてもうお芝居始まってるのぉ???」って思ったよ。でもどーやって本編に入ってくんだろ??て思ってたけど、すんなりお話の続きのよーに始まって凄かったっ!!(てこれは観たものにしか分からないかもね)余談だけど、会場でもらった次回公演とかのちらしの中にキョードー大阪のパンフが入ってて、しかもラルクが表紙のんだった……(てことに今頃気がついた…)。なんか儲けた気分vv(時差入ってるけど・笑)
主なキャスト:稲垣吾郎・緒川たまき・春田純一・山崎銀之丞 作:つかこうへい 演出:いのうえひでのり 舞台監督:上野博志 公演記録:1998.4.24〜5.2@近鉄劇場(大阪) |
あらすじ>>ロシア人との混血の主人公ディープ山崎海軍少佐は、大日本帝国勝利のために戦うが、その血ゆえに参謀本部から南海の孤島に追いやられる。初の原爆投下国としての汚名から逃れるため、米国は日本出身の山崎を連行し、原爆投下ボタンを押すよう命令する。山崎は、愛する女性・夏枝を思い、戦後日本にデモクラシーを根付かせるため、故郷・広島に向けて投下ボタンを押す。 |
前日まで風邪引いて熱があったにも関わらず、咳がひどかったにも関わらず、どーしても観に行きたくて「もう治ったってばっ!」と言い残し、かめのちゃん(仮名)はひとりでお芝居を観に行った(笑)。いやぁ、でも、ホント行ってよかったわぁ〜!!!広島や、原爆って言えば、ものすごく重たいお芝居なのかなぁ〜??って構えて行ったけど、前半はかなり笑いに変えてあった。戦争を知らないから、原爆を知らないから、けらけら笑ってられるけど、きっと経験した人には痛いだろーなぁとは思ったけど。でもとっつきやすくてよかった。ただ笑うたびに咳き込んでたから周りには迷惑だったでしょう……(苦笑)。吾郎ちゃんが好きで、たまきちゃんが好きで、観に行ったお芝居だったけど、後で原作も読んだし、影響受けてたまきちゃんがお芝居で着てたのに似てるワンピも買っちゃったし(てそれはなんか違う…)、いろいろ考えたんだよ、かめのなりに、ウン。 席はN列21番だからちょうど真ん中あたりだったかな??もう絶対スマファン(てか吾郎ちゃんファン)だっ!て見て分かる感じの女の子たちがいっぱいだった……。きっと浮いてただろーなぁ〜(苦笑)。ま、純粋にお芝居が好きで来てた人もいてたんだろーけどさ。でも、ホント吾郎ちゃんてば、演技上手くなったよねぇ〜(て親か??お前は…)。「スーパースキャンダル」の映画を同じ場所で見た時には「所詮アイドルやねんな、この人は」と思ったもんやけど(爆!)。終盤の長セリフ、あれはホント観ててすぅ〜っと涙が出てきた。胸が痛くて痛くて仕方がなかった。それでもやっぱり人は戦争するのかな?? |