68.「ロミオとジュリエット」
主なキャスト:東山紀之・瀬戸朝香・河原雅彦・大堀こういち・猪野学・渡辺哲 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:河合祥一郎 演出:鴻上尚史 舞台監督:瀬崎将孝 公演記録:2004.2.21〜25@NHK大阪ホール(大阪) |
あらすじ>>イタリア、ヴェローナ。 その街角で、ささいなことから刃を向け合う男が二人。ベンボーリオとティボルト。ヴェローナを代表する名家、そして犬猿の仲として対立を続けるモンタギュー家とキャピュレット家の者たちだ。やがてそこに現れるモンタギュー夫妻、そしてキャピュレットとその夫人。互いに悪党よばわりする両者に向け、ヴェローナの大公、エスカラスは言い放つ。今後市街を騒乱に巻き込んだ者は、死刑に処す―。その頃モンタギューの息子、ロミオは、恋の悩みに沈んでいた。想いを寄せる女性の名はロザライン。なんとキャピュレットの姪だった。 キャピュレット家恒例の晩餐会が開かれる。主賓はキャピュレットの娘を妻に欲しいと願う青年貴族・パリス伯爵。そしてその会に、親友マキューシオらと共に、身分を隠したロミオが現れる。ロザラインを見たくて来たロミオだったが、居合わせたキャピュレット家の娘を見て、一目で恋に落ちる。その世にも美しいキャピュレットの娘こそ、ジュリエットだった。ふたりはその夜のうちにバルコニーで愛を確かめ合い、結婚の約束を交わす。 翌日、ジュリエットは結婚式の日取りを決めるため乳母をロミオのもとに走らせる。ロミオはその日の午後に式を挙げることを乳母に伝え、そしてふたりはロレンス神父の司式により、密かに結婚式を挙げる。 しかしその直後、ロミオは親友マキューシオと、ジュリエットの従兄ティボルトの喧嘩の場に遭遇。仲裁に入るが、あえなくマキューシオは殺されてしまう。怒るロミオはティボルトを殺し、親友の敵を討った。そしてエスカラス大公は、そんなロミオに追放処分を言い渡す―。 ティボルトの死とロミオの追放を知ったジュリエットは嘆き悲しむ。ロミオもまた、絶望のあまり死を選ぼうとするが、ロレンス神父の説得により思いとどまり、追放の前夜、密かにジュリエットのもとを訪ね、一夜を過ごす……。 キャピュレット夫妻は、悲しみに沈むジュリエットを救おうと、3日後にパリス伯爵と結婚式を挙げさせようとする。ジュリエットから相談を受けたロレンス神父は、そこで彼女とロミオの愛を成就させるために一計を案じた。式の前夜、ジュリエットに仮死状態になる薬を飲ませる。そうしてパリスとの結婚を中止させ、やがて彼女が息を吹き返したとき、ロミオと一緒に迎えに行こうという計画だ。 だがその計画を記したロレンスの手紙は、思わぬ手違いで追放の地にいるロミオの手に届かない……。そしてそれを知ることのないジュリエットは、ただひたすら再びロミオと逢える事だけを夢見ながら、ロレンス神父からもらった薬を飲んでしまう。大騒ぎになるキャピュレット家。婚礼は一転して葬儀に変わる。そしてジュリエットの死を知ったロミオは、早馬でヴェローナへ急ぎ、ジュリエットの埋葬場所へと向かった。 そして―。 |
あぁまちゃぴこ(河原雅彦氏)さま。あなたはどうしてまちゃぴこさまなの?其の名をお捨てになって。Tさんとも別れてー。(爆)あ、これロミジュリ観に行く前からネタ考えてました。(おい)つかもうどうしてぎりぎりになってまちゃ出演決定するかなぁ?(黙)ファミリークラブ先行はとっくの昔に終わってるし「演技者。」先行も番組内のみ受付だったらしく観れてなかったしー。(どよん)が。CN先行予約が残ってたっ!仕事ちうにも関わらず。そしてパパリンに22日分の予約を頼んだにもかかわらず。千秋楽も観たいのよーなあたくしは電話をかけてしまいました。(おい)でも一発で繋がったのねー。(楽勝)こんなことでいいのか?あーまぁファミクラ先行である程度がっつり押さえてるお嬢方には関係ない話かもしれませんがー。てなわけでライヴ大騒ぎちうな合間にロミジュリ鑑賞っすよ。あぁ忙しいったらー。(嬉しい悲鳴)でも。NHKホール響かな過ぎかも?(おぶおぶ)なんか台詞が途切れ途切れにしか聞えて来ないのよねぇ。席の加減なのかなんなのかよく分かんないんですがー。大公(金田龍之介さんの役どころ)なんかもう全くもって聞えやしないんですもん。(黙)声が通る通らないの問題じゃないんではないかと。でもまちゃの声だけはよく聞えるのー。(選んでる?)でも22日より千秋楽の方がまだましだったんじゃないかなー。22日は全然何言ってるのか分かんない(それでも話のあらすじは知ってるから別にどうってことなかったですが)って感じだったけど千秋楽でやっと「あぁこういうこと言ってたのかー」っていうかまちゃ以外の台詞も聞えるようになったっていうか。(勝手な)もうあたしの中ではロミジュリじゃないですからね。(え?)「ベンボーリオとマキューシオ」にタイトル変えちゃってください。(は?)かつてこれほどまでにマキューシオに肩入れしたことがあったか?(いやない)前半で死んじゃってとってもつまんないったらー。(おい)でも後半1時間半まちゃったら楽屋で何して過ごしてるんでしょうねい?ちょっと(いや、かなり)気になりまっする。もうまちゃこそ王子ですったら。(え?)赤いふわふわつけてひらりと降り立つまちゃにときめきまくりな。(笑)ちゃんと台本の括りがあるんでしょうけどなんだかまちゃだけとっても自由な。や。台本がちゃんと頭に入ってるからこそああいう風に遊べるのでしょうと思うとまちゃってなんだかとってもすごいなーな感じで。(ごめんなさい。誉めることしか出来ません。苦笑)夢くだりも全然息切れしてないしー。なんだかマキューシオになるために生まれて来たって感じで。(大げさ)とりあえずどんな役でも「まちゃー」って感じなんですが。その中でも飛び抜けてぴったりな役どころで。ちゃらけた中にも品がありすらっとした身のこなしといいもうまちゃでしかありえないって感じな。ベンボーリオ(大堀こういちさんの役どころ)とも息がぴったりで。そりゃまぁ「青木さん家の奥さん」(観劇日記No.22参照)で鍛えぬいただけありますよ。(出てましたよねぇ?←おい)「瀬戸朝香とちゅっちゅくちゅっちゅくやりたいっつーの。なぁ?」って…ま、新婚さんなんだから仕方ないっすよ。(そうなのか?)つかそんなのあったら耐えられなーい。(おい)絡みなんてなくていいのよー。(だから)それよりもー。「ファミリークラブっていう木立の中にね」のくだりで舞台中央最前の女の人の頭なでまわすとこがもうー。(嫉妬)オペラグラス観ながらわなわなきちゃいましたってばっ!ずーるーいー。まぁあの位置に座ってる時点でまちゃのファンってことはないんでしょうけれど。(おい)にしてもその権利あたしに譲ってー。(は?)22日に観た時なんかもうぐっちゃまらにべたべたに触ってたしー。(観すぎ)千秋楽はちょっとソフトに「傷つけちゃってごめんなさい」なんて言ってるしー。あぁ…傷つけられたいー。(え?)連れて帰っちゃってください。(痛)そして思わずロミオが憎かったよ。あんたのせいでマーキュシオが死ぬことになったんだよー。迷惑なんだよー、ったくよー。(おい)「邪魔立てするなっ!」な言葉が思わず口ついて出そうな感じでしたよ、もう。「どっちの家もくたばっちまえっ!」って繰り返すまちゃもといマーキュシオが痛々しいったらありゃしない。ロミジュリで泣いたことなんてないですが思わず涙ぐみそうでしたよ。変われば変わるもんですねい。(違)でロミオくんとジュリエットはどうなの?ですよね。(苦笑)うーん…ま、14と16のカップルっぷりには無理があるんじゃぁ…?と最初聞いた時は思ってたんですが。どうしてどうして。なんだかやってるうちにどんどん若返ってる感がありますねい。ジュリエットの無邪気さとか余計なことに気回しすぎなとことか結構可愛らしいじゃないですかー。(驚)確かにちょっと台詞噛んだりするとこも多くて気になったりもしましたが。(さすがに千秋楽は一度も噛まなかったですが。仕上げて来たって感じでしょうか?)腰の重たい年くっちゃった女なとこ(おい)が全然感じられなくてよかったのではー。ロミオくんはまぁいまだに少年隊ですし。(おい)さらっとロミオで(え?)お茶目っぷりなとこもあって楽しかったですって。まちゃに「もうこっち来ないでっ!ちゃんと芝居させてっ!」って言われちゃうぐらい千秋楽は異常なテンションで不思議ちゃんなとこもありましたが。(苦笑)ちょっと台詞が上滑りしてるかなー?なとこもあったりしつつ別に舞台初心者なわけでもないし決めるとこは決めてくるなって感じで。落ち着きがあっていいですよね。といちおロミジュリも立てておきます。(おい) 今回CN先行な割には席がR15列6番(22日)とR13列9番(25日)とちょっと舞台が遠すぎるんですけどー、な。(黙)しかもセンター席はほとんどヴェローナの街中ばりに役者出入りありすぎで。さすがファミクラ恐るべし。(何)パンフもやけに豪華でしたしねぇ。でもー。パンフ内まちゃがこれまたかっちょいいったらー。(もういい)写真の構図がね、HYDEが昔やった「anan」の表紙にそっくりなんですよー。もうあたし「anan」の表紙になってるhyにょんが好きで好きでいまだに本棚に縦置きして飾ってたりするぐらいなんですが。(え?)もうあのふわふわっとした髪の感じとか衣装のひらひらっぷりとか一緒ー。あぁ何回見ても思わずにんまり。(変)他の人がまちゃのぺいじ見てるだけでにんまり。(もっと変)でパンフでも書いてましたが。まちゃのやる「リチャード3世」観てみたいー。きっとどんなに女をだまくらかしても全然許せてしまいそうな。(は?)すっかりホスト系リチャードが頭の中に浮かんでいたり。(おい)でも今回ちょっと化粧濃いから。(笑)演出かもしれないけどちょっと派手だから。(おい)そう言えばー。「人間風車」(観劇日記No.38参照)のちらしのサムに似てるかも。遠目で観る分にはいいかもしれないですが近くで観たらちょっと…。(黙)あぁーん、でもまちゃ大好き。(告白かよ?)で毎回思うんですが。ロミオとジュリエットはホントにお馬鹿さんだな、と。(おい)ちょっと焦りすぎ。何もかも放っぽり出して恋に走るのが悪いとは言いませんがもうちょっと冷静になろうよ、と。世紀のバカップルですね、全く。そんなに早く子供が欲しいか?子供が子供産んでどうすんだよ?あ。貴族様は自分で子供育てたりしないからいいのか。そのために乳母がいるんだもんねー。ある程度大きくなってからじゃないと自分の子供でも会ったりなんかしないんだよね。神父ももっとどうにかならなかったのかとも思うのよねー。人頼みにしないで大事なことは自分でなんとかしろよ、と。ホントにロミオとジュリエットの為を思ってたのかとも思うのよねぇ。舞台のセット的にそこら中にお花畑があって童話の中の世界っていうかそういうのを狙ってるのかなー?って感じでしたが。最後戦場のシーンが映ったりするのはまぁそういう解釈もあるのかな、と。確かに両家は仲が悪かったしそれで引き裂かれた二人の悲しみってのもあるかもしれない。戦争は何も生み出さないし自分たちとは関係のないところでそんな争いに巻き込まれたロミオとジュリエットだから悲劇だっていうことも出来る。みんな身内を失ったわけだし痛みわけだって言われればそうかもしれない。(でもマーキュシオもパリス伯爵も大公の親戚だなんて今まで知らなかったよ。苦笑)ささいなことで早すぎる命の終わりを迎えた、と。でもそういう「近づいちゃダメ」だからこそ燃え上がる恋ってのもあるでしょう?簡単に結ばれる二人だったらここまで勢いよく登り詰めて死ぬこともなかったかもしれない。死んでから仲良くなったって遅いよっ!ってのもあるかもしれないけど何かが犠牲になるまで気づかないことって結構多い。ロミオはジュリエットがいないと生きていけないって思ったしジュリエットもそう思って死んだんだから案外あれでいて幸せだったのかもしれないなー、と。「恋人たちはとても幸せそうに手を繋いで歩いているからね/本当のことなんか二人しか知らない」って浜崎あゆみさんの歌にもありますが。周りがごちゃごちゃ言うより当の二人はどうなのよ?なわけですよ。あたしにはロミジュリよりもよっぽど現実的な有栖川有栖さんの「ジュリエットの悲鳴」っていう小説の方が好きだねー。って全然関係ないし。(黙)で今回もカーテンコールにとっととすっこんじゃうまちゃがもう可愛いったらー。(病)手繋いで上げたりなんかするの苦手だもんね。思い切ったように大堀(こういち)さんの手取って無理から上げてる風なまちゃが好き。(だから)もう千秋楽は拍手が鳴り止まなくて。でも「どうせ主役の二人しか出て来ないんでしょうー?」な斜め見だったわけですが。最後の最後に全員ですよっ!が。まちゃが出て来ないよーん。(泣)と思ってたら。上着脱いでシャツだけで出て来てくれましたよ。(笑)それも血染めのシャツで。よっぽど「早くお家帰りたーい」なんでしょうか?(苦笑)それが終わったらダッシュで出待ちに走るお嬢たち。ホントご苦労様です。(おい) |