1260.「桜の園」

主なキャスト:原田美枝子・八嶋智人・成河・安藤玉恵・川島海荷・前原滉・川上友里・永島敬三・市川しんぺー・松尾貴史・村井國夫
作:アントン・チェーホフ 英語版:サイモン・スティーヴンス 翻訳:広田敦郎 演出:ショーン・ホームズ 舞台監督:藤崎遊・田中直明
公演記録:2023.9.16~17@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>>サクランボの花が満開の5月。女主人ラネーフスカヤが、パリから久しぶりに屋敷に帰ってくる。
帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ、養女ワーリャ、近くの地主ピーシチク、老召使フィールス。
だが、喜んでばかりもいられない。一族の膨らんだ負債返済のため、8月に銀行が"桜の園"を競売にかけようとしているのだ。
百姓の息子だったロパーヒンは今や実業家。彼は桜の木を切り払い、別荘地として貸し出せば、競売は避けられると助言する。
しかし、"桜の園"が誇りのラネーフスカヤとガーエフは真剣に受け止めようとしない。
一方、競売まで一か月と迫り、ロパーヒンはあらためて説得するが、二人は承知しない。
管理人エピホードフから求婚されているメイドのドゥニャーシャは、パリでラネーフスカヤに仕えていたヤーシャに惹かれ始める。
ラネーフスカヤの娘アーニャは家庭教師シャルロッタの無駄なおしゃべりや手品に退屈していたが、大学生のトロフィーモフが抱く新しい思想に触れ、新たな生き方を考え始めた。
競売の当日にもかかわらず、相変わらず呑気なラネーフスカヤたち。そこへ競売結果の報が入り……。
木たるべき新しい時代を見据えて変革を厭わない人々、対して、落ちぶれてもなお、過去にすがり現実を見ようとせず時代の波に取り残される領主貴族たち。
それぞれが向かう先とは……。

んー…「桜の園」は確か大学生の時の自由選択授業の「演劇学・芸術学」だったかで課題で読んだんだけれども大体が海外作品って名前がさー…。(え)複雑じゃないですか??しかも勝手に登場人物同士であだ名??で呼んだりし始めて「エリザベス」が「ベス」ぐらいだったらそんなに捻りがないからいいんだけれども(え)なーんかたまーに「何でそれ??(おぶおぶ)」っつーぐらいに元の名前の存在意義とか…!!!(どーんっ!)な呼び方で呼ばれたりしておっていちいち人物表みたいなところに立ち返らないと誰が誰やら…??ってなるんですよ。それで「桜の園」は特にロシア語の名前だし「~~チャ」やら「~~シャ」やらばっかりでほんっと誰が誰やら…??ってなってごっちゃ混ぜでこれだったら舞台観た方がはえぇなwwwってなる。(えー)そんでもってチェーホフですよ。(何)大体チェーホフ作品の演出ってどんより曇り空続きでもってしかも退屈だし話は暗いし…(滅)ってな感じでもって段々瞼が重くなって来るぅ~~~~~………な催眠効果が。(ねぇよwww→)…と言いつつ今回は観たいキャストさん揃いだったのでキョードー大阪抽選先行でもってエントリー。サクッとチケットも取れてしかもC列 13番ってな被り付きのいい席だったんだけれどもどうにも最近眼鏡の焦点が合ってないっつかまぁ視力も悪くなってるしもしや老眼…??(おぶおぶ)なーんか5列目以降だとすでに誰が誰だかよく観えてないっつー始末…。(黙)今回は3列目だったけど照明の反射が問題だったのかいまいちぼやけてよく観えなかったんですけどー。(おまいだけなwww)まぁでもいつもよりかは結構斬新な感じの演出で面白かったのでよしとする。(え)一瞬「これって誰が演出やってるんだっけか??えっとー…日本の人だったらまっちゃー??(河原雅彦氏)…ってかそんなんだったら観に行く前から期待値上がってるだろうから日本の人じゃないよね??じゃ外国の人??(おい)」と休憩時間にチェックしようと思って気になっておったところ。(苦笑)前回「桜の園」観たのがー…蜷川(幸雄)演出(観劇日記No.37参照)の2003年…??…ってもっと最近観た気がするんですけども。(え)…あれ??違う??…と思っておったらばそうだ、そうだ!「三谷(幸喜)版 桜の園」(観劇日記No.443参照)で観たから憶えてたんだ…!(えー)…の割には観た記憶をどこかに置いて来ておったけども。(黙)とりあえず三谷版の時はロパーヒン役が(市川)しんぺーさんだったらすぃーっすwwwあー…だから地味ー…ないめいじしかなかったんだよ、ロパーヒン。(おい)今回はもうロパーヒン延々喋りまくりwww(え)やっしー(八嶋智人氏)だからこそ出来る技…!(え)ロパーヒンってこーんなに出ずっぱりでしかも立て板に水のごとくベラベラベラベラ講談師みたく台詞をぶっ放す役だったっけか??(おぶおぶ)と思うぐらいには目立ってたwww(え)…や、いい意味で。(そりゃそうだ)悪い意味で目立っておったらばそれ、悪目立ちっつーんだよ。(爆)ロパーヒンはワーリャ(安藤玉恵さんの役どころ)とけこんする、するwwwつて周りの人たちがこぞって「ヒューヒューvvv」言っておるんだけれども当の本人たちは正直べみょうー…っつかまっぢでこの2人ちゃんと正式にお付き合いしてるの??(おぶおぶ)ぐらいに「中学生かよwww(わなわな}」ぐらいにまだ手も繋いだことありませんけど何か??(えー)ぐらいの関係性なんじゃなかろうか??…っつかそもそもロパーヒンが好きなのってワーリャのお母さんのラネーフスカヤ(原田美枝子さんの役どころ)のことが好きなんでそ??(えー)まだロパーヒンが百姓の息子でこの家に父親と一緒に出入りしておった頃…っつかまぁまだ子供の頃って感じかな??畑仕事でどろっどろになっておってしかもケガ??してるロパーヒンに「大丈夫??痛くない、痛くない!」つておまじない??かけてくれてそれで優しく手当てもしてくれて何だかもうそれで一気に憧れのおねいさま…!(きらーん)みたいなことになって「天使だ…!」「女神だ…!」つてなっておったんでそ??(え)そんなこと、当然ラネーフスカヤは覚えちゃいなくて…ってかされた方が幸せな記憶として思い出しては顔がニヤニヤ、ホクホク~♪つて随分と美化されてめっちゃいい思い出になっておるのかもしれないけれどもやった本人は大して覚えてないっつか「そんなことあったかしら??」な気にも留めてないことだったりなんかしておってそれだからロパーヒンのことだったって「ワーリャにぴったりvvv」つてある意味残酷っつか何っつーか…。(黙)ワーリャもそれとなーく気付いておったんじゃなかろうか??ロパーヒンがラネーフスカヤのことを「憧れのおねいさま」みたく思って恋い焦がれておるっつーことを。それにどういう関係性なのかいまいちよくわっかんないんだけれどもワーリャって養女だったの??(おぶおぶ)えっとー…それってー…どゆこと??(おい)なかなか子供が生まれないもんだからどっかよそから貰いましょうか??みたいなことになったってこと??でもアーニャ(川島海荷さんの役どころ)はぢつの娘なんですよねぇ??で海で溺れて亡くなったグリーシャってのがこの2人からしたらばいっちばん下の弟みたいな??(え)えー…じゃますます養女を貰い受けて来た意味が分かんない。(おい)ロパーヒンとしたらばそーんな幼い頃からの「憧れのおねいさま」に対して何か役に立ちたい…!世話になった恩返しがしたい…!と思ってよかれと思って銀行に捕られて競売に掛けられて言い方悪いけれども乗っ取られることを思ったらば別荘地として貸し出せばその上がりもあることだし当面の間は生活費の足しにしてそれで売り上げが借金を上回ったらば今まで通りの生活に戻ればいいつて説得工作に回ったっつーのに「それはダメ!桜は切れないわ!」っつーので頑なに拒んで結局ロパーヒンの思いを踏みにじるっつか本人、そんなつもりで言ってないだそうり悪気もなくただ単純に桜に対する思い入れっつかあれだけは手放せない!っつったのをロパーヒンからしたらば裏切りみたいなもんですよねぇ??(え)商売人になって手広く儲けてそれである程度の自由になるお金を持ってるロパーヒンだからこその出来る技っつかその別荘地の上がりで儲けて借金より儲けの方が上回ったらばそのお金でこの土地をぜぇーんぶ買い戻すことだったって出来る…!ってのを言いたかっただけなのにそれを「あなたは何も分かってない!」つて言われて結局そこで「領主」と「小作人」つて線引きされたっつか「どうせあんたは成り上がりの金持ちなだけだから生まれた時からずーっとお金持ちだったあたしたちとは住む世界が違うのよ??」つて言われたも同然…!ってので大金はたいてこの土地を買って目にモノ見せてやる!ってなったわけでそ??一寸の虫にも五分の魂!みたいなさ。(えー)たーぶーんロパーヒンとしては何1つ悪いことなんてしてないのよ。この家族に対しては。でも観方によったらばロパーヒンってものすんげぇやなヤツっつかお金の使い方が上品じゃないわーwwwみたくなるわけでそ??なーんかちょっとロパーヒン、可哀想っつかさ。(苦笑)それとは対照的にピーシチク(市川しんぺーさんの役どころ)は借金返済のためにいろーんな人たちからお金借りまくってしかも借金まみれでにっちもさっちも行かなくなっておるラネーフスカヤにまで声掛けて「ちょっとでいいんだ、奥さん…!ちゃんと返すから…!」つて摘まんでそうしてほんっとにお金返しに来たわけでそ??ちょっとー…!もうー…!律儀ー!いい人ー!ってなるじゃないですか??お金借りといて「返すから…!」つて泣き落としで来る人は大概その場限りのウソでもって返す気なんてさらっさらないと思って貸すがよろしwwwってなるでそ??(えー)それなのにちょっとずつでもみーんなのところにお金返しに回って…とかまぢすげぇわwwww…ってのでますますロパーヒンの小物っぷりが際立つっつかまぁそゆ作りになってるんだから仕方がない。(え)でもまっぢでこんなにロパーヒンがぐいぐい目立ってた「桜の園」があったか??!!ってのだけでも面白かったわーwww(え)

他にもアーニャの家庭教師のシャルロッタ(川上友里さんの役どころ)もかなーりの斬新さっつか水着でウロウロしてるシーンとかあったけどあんなの、あった…??(おぶおぶ)「三谷版」を観たことすら忘れておったので(おい)自分のぺいじで比較してみたらば(え)前回は青木さやか嬢が子ザル連れておったんだったよ。(苦笑)あー…でも出て来るシーンではメリー・ポピンズみたくちゃんと家庭教師然としたキッチリとした人って感じだったのをこのシャルロッタは出て来るごとにパリピのニオイがするwww(え)ワーニャはアーニャ1人だったら心許ないっつか「あなたはまだ子供なんだし…」つてお目付け役??としてシャルロッタに付き合わせたっつーけれどもシャルロッタも内心行きたかったのバレバレwwwってかアーニャがいなくても来ちゃったんぢゃなかろうか??(えー)人生に一度は大金持ちのお宅訪問してみたーいwww的な??(え)…あ。でもアーニャも元々はこの家にいたわけだし家庭教師だったらば家に直接出入りしておったんだろうから来たことないってわけでもない…のか??(え)…あれ??でも飛び道具としては斜め上からの登場で家庭教師にはこれっぽっちも見えなかったよ。(えー)あと今回通りすがりの浮浪者??役で永島(敬三)くんが出てるわけだけども。そうして冒頭ビニールのプチプチで包まれた部屋の小道具(箪笥やら何やら)と一緒にメイドのドゥニャーシャ(天野はなさんの役どころ)とロパーヒンまでもがプチプチに包まれておってそれをえいや!って永島くんが取り除いてくれるのね??あれって借金まみれで競売に掛けられてていろーんなモノに競売札が掛けられてる感じっつか売りに出される前準備っつかそれを彷彿とさせておったんだけれども…って合ってる??(え)さすがに息出来るやうに空気穴ぐらいは見えないところに用意されておるんだろうしピッチピチに隙間もないぐらいにグルグル巻きにされてるんではないんだろうけれどもそれでもあたしだったら無理ー。(え)このまま窒息死するんじゃねぇか??(わなわな)と思ってもうドキドキし過ぎてぶっ倒れそうになるわ。(え)もちろん台本にない役ではあるので台詞の1つも放つことはないわけだけれどもその存在感…!(え)フェンスの中と外ってのもちょっと競売に掛けられて売り家として住む人もいなくなって閑散…としてる感じを狙ってるのかなぁ??…ま、本読んだりこの舞台自体を前ーに観たことある人たちだったらばこの物語の辿り着く最終形態??を知っておるわけなのでラネーフスカヤたちが逆立ちしたってどうやったってこの家を競売に掛けられる現実からは逃れられないし(死)生活自体を改めない限り無理…!ってことは分かってるから「狙ってるよねーvvv」って観方も出来るわけなんだけれども初見で観る人にとったらどうなんだろ??(おぶおぶ)観終わって「あー…!そゆことかー…!」ってなるための伏線??(え)とにかくまぁラネーフスカヤもラネーフスカヤだよ。(え)あの人が散財してなければ…ってか借金があるってことを踏まえて粛々と大人しくつつましやかに生きる道を選んでくれてさえすればこんなことにはならなかったのに…ってなるんだけども。でもそーんなかんったんに人なんて変わるわけないし今まで享楽的で湯水のやうにしてバンバンお金使い倒して贅沢三昧して…ってか本人たちにとってみたらば生まれつきこの生活しかしたことがなくてそれが取り立てて他と比べて「贅沢」だってことにも思い至らないしこれで「当たり前」でその生活バランスを崩したくないっつかあるだけお金を使う生活に慣れちゃってるから。(え)「家にはお金がないです…!」つてみんな言うもんだから理解は出来てるし注意されたら「家にはお金がないのよー…」つてピーシチクにも一旦は断ってるんだけれども「…や、でもあるんでしょう??」つてピーシチクに言われたらば「あるわよ!」って言いたくなるし大体「ない、ない…!」つて恥を忍んで??みんなのところに金策に走り回るピーシチクを見てると可哀想になって来るっつかちょっとなとお金を渡してやらないと帰ってくれないじゃない??みたいなのもあってポンっ!と札束渡したりしてるラネーフスカヤの危機感のなさと言ったら…!そのお金があれば今まで尽くしてくれた使用人たちを労ってご馳走を食べさせてやることだったってヒマを与えてそれぞれの実家に帰らせてやることだったって出来たのに…!つてワーリャ??が言うやうに今この段階でピーシチクのことを「可哀想」だから「お金あげるwww」にはならないだろ??と。自分たちだったって十分に「可哀想」だしだからお財布を逆さまに振ってバンバン床に叩き付けたとして一銭の金も出て来ないっつか他人に渡しちゃダメなんですってば…!(え)「可哀想」ってのは上から目線で発することなのであって今この状況でピーシチクとは五十歩百歩っつか目くそ鼻くそ(おい)っつか何だったらもうピーシチクよりなりふり構ってられない状況なんだってばよ…!(どっかぁーんっ!)娘2人は「もっと堅実に生きて…!」つてちゃぁーんと真正面から現実を見てるわけだけれどもラネーフスカヤはそうじゃない。…ってかガーエフ(松尾貴史さんの役どころ)もお兄ちゃんなんだから止めなよ!…あ。でも「断れよ??」とは言ったか。(苦笑)でも断固として押し返して出て行ってもらうとか実力行使には出なかったわけだからしてお兄ちゃんも共犯ですねい。(え)それにいざとなったらば大叔母様??はご貴族様でもって本気で必死になって泣き付いたらばちょっとぐらいはお金だしてくれるかも??(えー)みたいな算段??でもラネーフスカヤとは反りが合わないっつか一般人(!)とけこんした時点で終わってるわけでそ??(え)それに金持ちは自分の金には厳しいよ??回収の目途があるんだったらばちょっとなと貸してくれるだろうけれどもいつになるかわっかんない、競売に掛けられるのは避けようもない事実でもって目の前にあってそのことから逃げて逃げて逃げまくってなーんの努力もしないで「叔母様ぁ??お金貸してぇ??」つて猫撫で声ですり寄って来られても「帰れ!」としか言えんわwwwってなるよ??ふっつーに。しかも競売日当日もダンスぱーちーに大盛り上がりでもってほんっとに逃げて逃げて逃げ続けて今ココwwwって感じだし。(死)ダメダメすぐる…。(黙)で桜の園の最後の日にフィールス(村井國夫さんの役どころ)が倒れて病院運ばれてそうして戻って来た時にはもう屋敷はもぬけの殻でこの家を買い取ったロパーヒンまでもが仕事の都合で今すぐよそに行かなくちゃいけなくて次戻って来るのは半年後??とか何とか??(え)それで締め出されてしーかたがないから外で寝るとか…ダメだおwww凍死するおwww(爆)あーんなに「フィールスを誰か病院に連れて行った??」つて心配しておった割に…ってか入院になってどうせ帰って来ないとでも思っておったのかな??だったら帰って来るなら連絡しろよー…!ってこの時代携帯もスマホもないか。(黙)いっやぁー…でもぜんっぜんっ!眠くならずに最後までチェーホフが観れたよ!(…そこ??←)あと何やっても上手く行った試しのないエピホードフ(前原滉さんの役どころ)もいちいち段差で躓いたり転んだり…ってご愁傷様www…ってかこの人のこと、「ペーチャ」って呼んでた…??えっとー…どこに「ペーチャ」要素ありました??(おぶおぶ)名前のどこにも入ってませんけどぉ??こんなんだから海外モノ、読み進められないんだよねー…。(黙)…むう。