1257.「少女都市からの呼び声」
主なキャスト:安田章大・咲妃みゆ・三宅弘城・桑原裕子・小野ゆり子・細川岳・金守珍・肥後克広・六平直政・風間杜夫 作:唐十郎 演出:金守珍 舞台監督:幸光順平・足立充章 公演記録:2023.8.15~22@東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール(大阪) |
あらすじ>>手術台に寝かされている一人の男がいる。 その男、田口に付き添っているのは、親友の有沢とその婚約者、ビンコだ。すると看護婦が有沢に、田口の体の一部を取り除くかと迫る。 その体の一部とは――誰のものかもわからぬ、ひと握りの髪の毛だった。 有沢が看護婦からの問いに窮する中、田口は、妹を探しに夢の世界へと旅に出た。田口は妹である少女、雪子と再会を果たす。 ガラス工場で働く雪子は、右手の指を三本も失っていた。そのうえフィアンセだというフランケ醜態博士によって身体をガラスに変える手術を施されていたのだ。 雪子自身はそのことを嘆くばかりか、「あたしの肉体だけが母親の肉体と最も縁遠い観念の結晶になるの」と意に介していない。 田口はフランケの夢に紛れて雪子を連れ出そうとするが、三本の指を手に入れるまでは出られないと雪子は言う。 その代償に雪子が求めたのは――田口の指だ。二本目までは勇気と情熱の指。最後に残った小指は、雪子と逃げる約束の指。 行く手を阻むのは、銃を構えるフランケだった。つんざくようなガラスの割れる音が近づくなか、フランケと町の人々が田口に迫る。 「もしも、この町から連れ出せるなら、ちょうだい、最後の指を。」「僕は雪子とそちらで生きることが出来るのかい、アリサワぁ。」 銃声が響き、腹を押さえる田口。切る筈だった最後の指とは――。 |
いっやぁー…まぁ、お盆休みだから行ける…かなぁ??と思って。(え)しかもあたしが観たいのは三宅マン(三宅弘城氏)。(おい)安田(章大)くん、ほんっつごめん…!(だから)しかもキョードー大阪抽選先行でサクッと申し込んだらば………1階 5列 11番って………FCでも何でもないのにこーんないい席を貰ってしまっていいのか??(わなわな)もうー…!!!めっちゃごめーんwww(心にもないことを…←)…ってかお盆休みを直撃した台風のせいで大阪初日が飛んでしまい。(滅)(…ってか近鉄も計画運休で全面的に走ってなかったもんな…。黙)予期せぬあたしの行く日が大阪初日になってしまったい。(え)…いやいや、まっぢで重ね重ねすまぬ。(ぺこり)それにしたってここ最近東大阪市…ってか八戸ノ里のこのホールでの上演多いけれども普通しか止まらない駅だからして不便なんだよねー…。(滅)せめて準急の止まる駅にしておいて欲しいところ。(切実)…や、まぁいいホールだとは思うけども。(え)んー…ひと昔前だったらば絶対的に蜷川(幸雄)さんなんかが演出してどアングラ(え)のずぶずぶ(何だよ、それ??)で作られておったと思うんですけども。(苦笑)生まれて来なかった二卵性双生児の妹を探して…ってか経済的に育てて行くのは困難だろうっつーので3人だったり4人だったりみたいな多数形成の赤ちゃんの場合は厳選した1人を育てるっつーので割と早い段階で間引かれたりするってのは聞いたことがあるけれども2人のうち1人に絞るってのはなかなかない選択っつかまぁ多数形成の赤ちゃんをお腹の中から取り除くってのでもかなーりのリスクがあるはずなので2人ぐらいだったらまともに産みなさいやwww(え)ってのがまぁまぁ主流になってるんだと思うんですけども。…ま、不幸にも途中で育成が止まってしまってそうしてちゃんと育ってる赤ちゃんの養分として亡くなった赤ちゃんが取り込まれて行くー…ってな話はチラッと聞いたことがあるやうなないやうなー…??…とは全て楠本まき嬢の漫画からの受け売りだったりするわけだけども。(苦笑)とにかくも田口(安田章大さんの役どころ)は有沢(細川岳さんの役どころ)のことがどうやら少なからず好き…らすぃー。そのなーんとなく「好き」の気持ちを見せ付けられてちょっとばかしどぎまぎしておる有沢も確かに存在するわけで。でも有沢にはもう決まった婚約者・ビンコ(小野ゆり子さんの役どころ)がいて今更もう引くに引けないっつか何っつーか…そこに田口が割り込む隙があるわけでもなく。(黙)だったらば「俺たちってずーっと友達だよな?!」つて固い絆で結ばれて…ってのでもべみょうなのか??(え)べっつにけこんなんてただの契約に過ぎないと思うのだけども。(えー)心の繋がりってことで言えばべっつにけこんなんて形態に拘らなくたってぜんっぜんっ!ふっつーにただただ一緒にいるだけでそれでいい…ってそれじゃ余りにもストイック過ぎて無理か。(苦笑)とにかくも田口は「雪子(咲妃みゆさんの役どころ)
に聞いて来る…!」っつーので夢の中の世界に旅立つわけだけども。その雪子は雪子で勝手に??兄さんであるところの田口に相談も報告もなーんもなしにガラス工場の主任さんとけこんの約束をしていると言う。田口はそのことにどえらく腹を立てるわけだけれどもそれだからってけこんを祝福しないわけじゃないのだ、と。(え)言ってみればけこんすることは喜ばしいことだし妹のけこんを喜ばないってのは兄として間違ってるっつかまぁたった1人の家族として嬉しく思うけれども自分は有沢とけこん出来ないってのにそれを差し置いてどこの誰ともまぁ現時点では田口には分からない相手と勝手にけこんすることを決めてしまっておる雪子に対して苛立ってる…っつかまぁ雪子には最終的に現実の世界に一緒に戻って貰って出来ることなら田口と入れ替わって女の身体でだったらば有沢も納得して雪子のそばにいてくれるかもしれない…!っつー一縷の望み??みたいなのに賭けてるのであればそれは大変な裏切りっつかもうすでに決まった相手がいるっつーのをそれを無理くり有沢と引き合わせてどうこう…ってのは今からじゃ遅すぎる…!ってのではそりゃぁ腹も立つわなぁ…って話にもなって来るわけだけども。っつかどういうわけだか雪子のお腹の中はもうすでにガラスの子宮と取り換える手術が施されておりそれはもう二度と子供を産めない体…っつかそれはもうただの「穴」ぢゃないか…!(爆)どれだけ精をぶち込んだとてそこにくっ付く卵子が存在しないわけだからしてそれはもうやりたい放題(おい)っつかもう性の捌け口っつか性の奴隷ではないのか??(おぶおぶ)…や、まぁそう言及するには余りにも雪子が儚過ぎるっつか真っ白過ぎて眩しいっつか2次元のアクリルスタンドの人形を3Dでホログラム化して起ち上げてみますたwwwぐらいに現実味が薄くてビビるwww(え)まずもってけこんすること=子供を産むことつて言い切ってしまうにはナンセンスだと思うので(え)べっつに子供なんかいらないし2人の間になーんにも入り込む隙なんて1ナノミクロンだったってないわーwwwってなぐらいにびっちり愛し愛され合ってるぐらいの??(えー)だったら必要ないと思うんですけども。…ってかそもそもがフランケ博士(三宅弘城さんの役どころ)は雪子との子供は作らなくても平気っつか雪子さえいればそれでいいと思ってる…??(おぶおぶ)いまいちその辺のところがよくわっかんないっつかそれよりもまずはフランケ博士から見た雪子っつーのは実験動物っつか何でも自分の思い通りになるお人形さんみたいなモノとしか思えないんですけども。(黙)雪子が盲目になればなるほどに「早く目が覚めろ…!」つて肩をがっこがっこ揺すって頬っぺたの2発か3発ぐらい叩いて差し上げたいぐらいに。(おい)ってか雪子から「性」の生々しさがひとっつも感じられないんですよねー…。無色透明っつかほんっとに人形みたいで熱が感じられないっつか。(黙)唯一執着??が感じられるのは田口の指を切り落とす下りのとこぐらいか。(え)「兄さんの指をちょうだい…!」つて目をギラギラさせて自分の指として取り戻すとこなんかは別の生き物にしか見えなかったけども。(苦笑)でも「指切りげんまん ウソ吐いたら針千本のーます 指切った!」つて約束の小指を切り落としてしまったらばこの先田口は有沢との約束すらも果たせなくなってしまうー…っつかそれを渡すことは例えぢつの妹であるところの雪子に求められたとて無理な相談だったわけじゃないですか??他の2本は手放したとして「それだけは…!」って思ってしまったわけでそ??…や、もう吸血鬼が血を欲しがる時ぐらいの鬼気迫った感はあったよ。(え) …と。ジェンダー??と唐十郎さんが今ひとつ結び付かなくてなーんかちょっと違う…??と思いつつ。(え)それにしたって田口が現実の病院のベッドで寝かされてるってなってからのおしめをした男の幼児(三宅弘城さんの役どころ)のスティックぷれいっつかもう…!さすがグル魂(グループ魂)のドラマーだけあるわー。(感心)…ってかその役のためだけに選ばれた??(違)もうあそこのシーンが観れただけでチケット代ぜぇーんぶ元取れた感あるわー。(え)(そんなん、おまいだけなwww←)そのスティック捌きにサラっと付いて来れてるアブちゃんを付けた少女??(日替わりで紅日毬子さん、諸治蘭さんの役どころ。当日がどっちだったかは分かんないんですけど。←)のリズム感もすげwwwあと若干箸休め的な??(え)存在だった感のある六平(直政)さんと肥後(克広)さん2人の老人AとB。いきなり「るーるるるー♪」つて六平さんが客席に向かってキタキツネを呼び始めたり(え)鼻から紙鉄砲だったり(えー)かんっぜんに自由極まりない扱いだったけれども(苦笑)結局のところ何だったのかも謎。(黙)フランケ博士がガラス工場で主任さんになる前は戦争で激戦地??に送り込まれてこのままじゃ隊ごと全滅ぢゃ…!っつーので連隊長(風間杜夫さんの役どころ)がフランケ博士1人を残して他のみんなを引き連れて「オテナの塔を探しに北極へ向かう!」っつーのもとりあえずはそれって死に場所を探すってことだったのかなぁ??と。っつか連隊長がまさかの風間(杜夫)さんだと思わなかったよー。出てるってのは知っておったけれどもかんっぜんに金(守珍)さんが演じておられるのかと…。(え)…や、だって体格とかほっとんど一緒だし背恰好もちょっと…。(おい)オテナの塔つて急に言われても何のことやらさっぱり…??だったんだけれどもむかーしそゆ映画??があったんですねい。ぜんっぜんっ!知らなくてふっつーに唐さんの創作っつかオリジナル??の何かだと思っておったんですけど「オテナの塔」でググったら出て来たwww(え)それはカムイの話らすぃーので北は北でも北極圏とはかけ離れておるわけだけれども(苦笑)まぁ蝦夷地っつったらば日本で言えば北極圏みたいなもんだし。(えー)今でこそ北海道なんて飛行機でびゅーん!とひとっ飛びで渡れてしまうわけだけれどもそのむかーしは未踏の地だったわけだしだーれの手も入らない未開発の土地??だったわけじゃないですか??しかも本土…っつか本州に住んでる人たちにとってみたらば余りにも気候が違い過ぎて想像を絶するっつか寒くて寒くてたまんない…!って場所だったわけじゃないですか??ロシアも近いし。(え)…とまぁ何故にフランケ博士だけが本土に帰ることを許されたのか??あの隊の中でいっちばん若かったから??…や、そんなぐらいのことでは理由にはならないか。若いからって情け容赦ないってことだったってあるわけだし。(え)でも少なくとも死にに行くためにオテナの塔を目指すんだとしたらば若いフランケを一緒に連れて行くわけにはいかないっつか少しでも生きる可能性があるのだったらばそっちに賭けた方がいいわけだし死なば諸共っつか死の行軍??に加えるには忍びないってこともあったのかもしれない。まぁあくまでも可能性の話だけども。そーんな三宅さんもといフランケ博士が田口扮する連隊長に騙されて??「行け!」つて命令されて客席通路をだーっしゅ!!!していっちばん後ろに到達するぐらいのところでまぁた呼び戻されて「…ん??」つてグルッと回ってステージまでだーっしゅ!!!みたいなことで。(苦笑)そう言えば三宅さんもといフランケ博士の三点倒立(!)なるモノまで披露されておったりなんかしてやぱーり三宅さんの身体能力が買われてのこの役どころなのか??(おぶおぶ)…え、どうなんだろ??とにかく最初は子宮だけがガラス玉に取り換えられておった雪子が全身総とっかえでもってガラスの身体に施術されてそこから動かすこともままならないことになってしまい。(滅)とにかく壊れやすいし危なっかしいったらないわけなんだけれどもそれがまた雪子…っつか咲妃みゆ嬢にピッタリでますますもってお美しい。(え)最後田口が峠をどうにかこうにか脱して目が覚めてそうして雪子のことなんかまるでなかったかのやうにしてビンコに話し掛けるわけなんだけれどもただ単純に女の身体を手に入れたらそれで有沢と結ばれるってかそんなことだったのか??だってそれは違うでしょう??そりゃまぁ見た目ってことで言えば田口は男なわけだからして男の有沢とは結ばれようもないっつー話なのかもしれない。…だけれどもまぁそりゃ単純に見た目100%ありきでもって好きだのそうでないのが決められるのかもしれないけれども付き合うってそゆことじゃないじゃないですか??(え)付き合ってくうちにその人の性格だとか考えてることだとかそゆのがなーんとなく似てるなーってか一緒にいると落ち着くなー…とかそゆのの集大成っつか「人として」どうか??ってところじゃないですか??男だとか女だとかの前にその人だからこそ…!の何かがあるわけじゃないですか??唯一無二他のだれとも違うその人だから…!好きなんでしょう??…っつっておっても最終的には性格の不一致だ何だっつって別れちゃうパターンだったってあるわけだけども。(苦笑)そーんなロマンチックさだけで人は付き合ってるわけじゃない。(当たり前)さすがにガラス玉の雨っつか雪子の喪失感から来る涙??みたいな演出は圧巻だったけれどもあーんなにいっぺんに銀玉が流れて来る様はちょっとばかしパチンコのフィーバーで玉止まらないんですけどー…!感があったりなんかして途中からそっちを想像してちょっと笑えてしまったり。(おい)…つてパチンコなんかやったことないんですけども。(苦笑)でもなーんとなくドラマとかのいめいじで、ね。(え)ほんっとにそれで最後に安田くんの客席降りがあった時にすぐ横の通路で立ち止まって見上げた顔が余りにも近過ぎて何かごめん…!FCでも何でもないのにこーんないい席ですいません…!(え)カテコでも初日が台風で飛んでしまったこと、たまったまこの日が初日になってしまったけれども新幹線が結局静岡辺りで止まってしまってそれでも何っとかしてこのお芝居を観ようといろいろ努力して駆け付けようとしてくれた人たちがいて。空席なのもそのせいだと分かってますっつーのでいろいろとじー………んと来つつ。そう言えば今回は三宅さんのピースサインは見れなかったなー…。また次はケラチー(ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏)舞台で何とかー。 |