706.「タンゴ 冬の終わりに」

主なキャスト:三上博史・神野三鈴・倉科カナ・岡田義徳・梅澤昌代・河井青葉・有福正志・有川マコト・小椋毅・青山美郷・三浦翔哉/ユースケ・サンタマリア
作:清水邦夫 演出:行定勲 舞台監督:松下清永
公演記録:2015.10.3〜4@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>>清村盛は有名な舞台俳優だったが、三年前、突然引退を宣言し、妻ぎんと共に、故郷に引き籠もっている。
捨てたはずの華やかな俳優人生を忘れられない盛の精神状態は日々悪化、今は、少年時代に盗んだ孔雀の剥製の幻影に取りつかれている。
隠棲先は盛の生家である、日本海に面した街にある古びた映画館、北国(ほっこく)シネマ。かつての賑わいが嘘のように寂れ、近く取り壊されてスーパーマーケットになることが決まっていた。
ある日、若く美しい女優、名和水尾とその夫、連が訪ねてくる。盛と一時期、恋愛関係だったらしい水尾は、盛のことをまだ忘れられず苦しんでいる。
しかし盛は、水尾を全く思い出せない素振り。彼女を呼び寄せたのは、ぎんだという。
水尾と再会させることで、盛をかつてのように甦らせようと目論んでいた。
現実と幻影の区別がつかない盛との会話の中、水尾は確かに盛から愛されていたことを知る。
そして二人は狂おしくタンゴを踊る―――。

三上(博史)さんが舞台っつーと…「ヘドウィグ(・アンド・アングリーインチ)」(観劇日記No.109参照)以来になるんだっけか??(おぶおぶ)これがまた結構三上さんが好きだったりするんですよねー…ってか(武田)真治と言いはいのんと言いもしかしてパーツの整った顔が好きっつー傾向が??(え)…あ。でも最近はきてぃがい(爆)の演技をしてる時限定の長谷川(博巳)さんが好きっつーのも加わっておるので(は?)猟奇的な演技の上手い人が好きvvv(…はいのんは別格なので関係ないかwww←)ってだけなのかもしれん…。(苦笑)結構豪華キャスト勢揃いだったりしたのでチケットは入手困難と思い早々にe+の先行で押さえてしまったので席もU列 9番とまぁぜんっぜんっ!後ろの方の遠くのとおーくの席ぢゃないかっ!!!(どーんっ!)って感じだったんだけれどもその後すぐにキョードー先行のDMが届いておったのでもしかしたらそっちで買った方が前方席が望めたやも??(黙)…むう。…ってか最近はキョードー先行でも第一希望で当たってしまうと後方席に廻されたりしてしまうのでどっちとも言えないんだけども。(滅)清水邦夫作品は何本か観たと思うんだけれども最近だったらば「狂人なおもて往生をとぐ」(観劇日記No.656参照)だったっけかな??なーんか「タンゴ〜」も別キャストでっつかつつみん(堤真一氏)だとか秋山(菜津子)さんだとか(高橋)洋ちゃん(!)だとかで蜷川(幸雄)演出でやっておったのをちらっとどこかで見かけたことがあった気がするんだけれどもアレは東京公演だけだったから行かなかったんだっけかなぁ??(黙)…うっわ、パンフで今見たらばものすんげぇこっちと負けず劣らず豪華キャストで頑張って東京行っときゃよかったー!!!と今更ながらに歯ぎしり悶絶だったりする…。(苦笑)時代背景的には今の平成の世の中っつーよりかはもそっと昭和寄り〜な感じでもって今や死後になりつつある「銀幕のスター!」みたいな言葉の似合う俳優さんってのが清村盛(三上博史さんの役どころ)ってなところなのかな??むかーし映画館っつーとこーんな今みたいな1つのフロアに何スクリーンもあるやうなシネコン形式じゃなくて1戸建て(…っつー言い方でいいのかどうか…??苦笑)で入れ替えもぜんっぜんっ!なくて何だったらもう朝一番で入ってから夜最終までずーっと延々同じ席に座って観続けてても構わない(しかも入場料1回こっきり払っただけで…!←さもしい…)ぐらいに自由奔放だったりしたんだけれどもさすがにまぁ朝一から最終までぜぇーんぶ観た!なーんてなことはしなかったけれどもちょっとばかし遅れて入ってしまった回の頭だけを観るために居座ってその何分か後まで観終えてから出るってなことはしたことがあるかな??(苦笑)ちゃんとした座席指定の入れ替えじゃなかったから人気作品なんかだと扉の向こうで待ち構えて席を取る準備をしてなくちゃいけなくて(え)まだ前の回のエンドロールが流れててちょっとまだ暗ーい館内の中を素早く移動してベストポジションで座ってる人の真横に立ってじりじりと観終わって立つのを見張ってる、みたいな??(えー)そういう攻防戦みたいなのもあったけれどもまぁ平日だったらばふっつーに余裕で座れるしラクだったなー…。(遠い目)あと新作映画のためにその映画だけの手作り看板が立つとこもあったりしてそゆの観るだけでも楽しかったし今やあの映画看板の仕事をしておった職人さんたちとかは何で喰ってらっさるんでしょうかねい??(おぶおぶ)まさかの銭湯の壁絵??…っつっても銭湯も映画館と同じぐらいに廃業の危機に晒されてるっつーのなwww(爆)うちみたいな田舎だったらばもうシネコンですらも平日だったらば貸切状態でもって最初っから最後まで1人っきりでど真ん中で映画が観れたりしておったぐらいなので(えー)こういう昔っからある名画座みたいな映画館なんかだとそれこそもう家のないおじさんたちの根城になってしまっておったりなんかしてますます商売上がったりだったんだとおも。(滅)結構あたしもめっさ席とか余りまくってるってのにすぐ真横とかに座られてすわ…っ?!痴漢か?!物盗りか?!みたいなおっさんたちに会ったこともあるけれども(未遂で終わったのでいいんだけどそれはそれで怖かったー…!)1回でも映画館に入ろうと思ったら入場料を払わなくちゃいけないと思うんだけれどもそれはどうしておられたんでしょうねい??(素)…ってのはさておき。三上さんもとい清村ってのは今で言うところの若年性認知症とかそういう病気だったんじゃないのかなぁ??今周りで起きてることを忘れてしまって過去のことの方がより鮮明になってくっつーのと今自分が置かれてる状況が理解出来なくなって周りにいる人たちとの関係性が毎日違って見えるっつーのとを考えたらばそれって認知症の症状なんじゃないかと…。(黙)きっと自分でも演じておって今自分が何をしてるのかがいきなり分からなくなってパニックに陥ってしまったりだとかいろいろ何かそゆことがあったんだろね…。最初のうちはちょっと忙し過ぎて台詞が飛んじゃった…!ぐらいで笑って済ませておれたのがどんどんと台詞が出て来なくなって来て終いにはもう台詞どころか自分が誰なのかもよく分からない…みたいなさ。(滅)毎日劇場に通うのだって道順を忘れてしまったりだとか大変だったんじゃないのかなぁ??…ってかそーんな現実的なことはどうでもいいですか。(苦笑)でもかろうじて今はまだ自分が「銀幕のスター!」だっつーことは覚えておってそれだからこーんな場末のちっちゃな映画館に自分を尋訪ねて来る人を見たらば「帰れ、帰れ!」とかって追い返しながらも「アレだろ??舞台に復帰しませんか??つてわざわざ誘いに来たんだろ??」とかって出て行こうとするのを呼び止めてまで聞いたりなんかしてもう勘違いも甚だしいわっwwwって感じなんだけれども今でも忘れられないんだろなー…。(遠い目)そのステージの上で輝いておったむかーしの自分が。もうきっと都会の喧騒の中では清村のことなんてすーっかり過去の人っつか「あのスターは今どこに…っ?!」みたいなのにも取り上げられなくなって来ちゃったぐらいには旬から遠退いてかんっぜんにフェードアウトして消え去ってしまった人みたくなっちゃってるかもしれないっつーのに…。(滅)田舎時間と都会時間ではぜんっぜんっ!時間の流れが違うんだよ…。(滅)奥さん(神野三鈴さんの役どころ)としてはどうだったのかな??…ってか奥さんってのもまたむかーしは女優さんだったりしたのかしらん??(おぶおぶ)そりゃまぁ清村とけこんするぐらいなんだからしてそやって共演とか関係のあった人だったんだろうとは思うんだけど(え)ぎんは清村が実家に引っ込んでるのをリハビリとして捉えてるのかそれともぜんっぜんっ!これからは2人で仲良くやって来ましょうねvvvと思ってるのかー…??…ってか「2人で仲良くやって来ましょうねvvv」なーんてなことをなまぬるーく思ってるやうな人がいきなり水尾(倉科カナさんの役どころ)をこっちに呼び付けて(しかも清村が書いたかのやうな手紙を送ってまで…!)焚き付けるやうなことするか??(おぶおぶ)って感じなのでリハビリどころかまだまだここから劇的な復活を遂げれると思ってるんだろな…。自分のことはもう清村にとっては「姉さん」としか認識されてなくて「妻」の座の復活も望めないしだったらばもうカンフル剤としてわっかい水尾に喝を入れて貰うっつーのか清村とその妻みたいな枯れた関係じゃなくてまだ瑞々しさを保っておる関係だったらばまだ何か可能性があるんじゃないか??って考えたってことでそ??でもその水尾のことすらも忘れちゃってて思い出せないっつーんだからぎんが考えてたよりも清村の症状は深刻だったってことじゃないですか??だったらもういっそ都会に出てもう一旗上げるみたいなことは諦めてこっちでのんびりとゆっくり2人の生活を楽しむってことはー…ぎんみたいな奥底でマグマみたいなのが渦巻いてる人には無理だわな、やっぱり…。(苦笑)

…ってかぜんっぜんっ!ノーチェックで気付かなかったんだけれども河井青葉ってあの河井青葉…っ??!!(は?)すっげとおーい席だったしオペラグラスでもピントに限界があるししかも途中から話の筋が見えなくて意識が朦朧と飛んでおったところもあったりするので(爆)ぜんっぜんっ!スルーしておったんだけれども河井青葉さんってあの…「玉川区役所」のゾンビ収容所(え)の方の所長さんとかやってたあのお方…っ??!!(わなわな)あとはー…「さよなら歌舞伎町」で(宮崎)吐夢さんとの刑事不倫コンビでめたくた死ぬほど濃厚な絡みシーンを見せてくれてたあのお方…っ??!!(だから)うひーーーーー???!!!なーんかもう1つ1つの動きがもっさりし過ぎておって(…っつかそういう何もかも不器用でドジで周りの人全てをイラっとさせる能力だけは高いみたいな人の役だったから…。苦笑)しかもドラマとかでは観たことのない眼鏡姿だったしすーっかり田舎から出て来て今日でまだ2日目ですーvvv(え)な掘り出し物(おい)なのかと思っておったのでぜんっぜんっ!まっぢで気付かなかったわーwww今やぁーっとこパンフ開いて女優さん同士の対談??ぺいじで気付いたぐらいさwww(遅っ)そんなだったらもっとちゃんと観ときゃよかったわー…!(死)そやって何やらせても不器用で愚鈍で人をイラっとさせるスペックだけは高い(何度も言うなwww←)信子(河井青葉さんの役どころ)のことをまさかの重夫(岡田義徳くんの役どころ)が好きだったなんてーーー!!!(どっかぁーんっ!)…ってか重夫は重夫でいろいろ言いたいことも言えずに抱えたまんまでもうどんどん内に内に溜め込んでくばっかりで今初めて大噴火を遂げちゃったんだろね…。(苦笑)溜め込む引き出しの逃げ場がもうぜぇーんぶ塞がっちゃっておったのやもしれん…。(は?)兄ちゃんは自分のやりたいことやって長男だっつーのに実家の映画館も継がずにぷらっと東京に出て行ったかと思ったらば俳優として成功してすーっかり「銀幕のスター!」で輝かしくやって来ておって憧れの??そしてちょっと嫉妬する存在だったっつーのにそれが何だかもう事業に失敗して夜逃げして来た人みたく(え)ちょっと仕事で躓いたからってかんったんに実家に帰って来て引き籠もって映画ばっかり観てヒマそうにして何だ、それは??!!(わなわな)って感じだもんね…。(黙)…や、まぁ重夫がかんったんに思うほどにかんったんに潰れた清村ぢゃないとは思うし清村は清村でぜんっぜんっ!いろいろ苦労だの何だのあったんだとは思うんだけれどもそれだったって映画館で細々と支配人業??をやっておるやうな自分から比べれば天と地ほどの差だしきっと清村が出る映画が映画館で掛かったりしてると近所の人たちにも「すごいねー!すごいねー!お兄ちゃんはすごいねー!それに比べてあんたは…」うんぬん的なことを散々っぱら聞かされてそのたんびにいちお相手はお客さんだし近所の人だしちっちゃい頃から世話にもなってるし…みたいなしがらみもあって「何を…っ?!」みたいな文句も言えずにただただもうへらへら笑って遣り過ごして自分でもお兄ちゃんのことで鼻た〜かだかvvvだった気持ちがすーっかりぺしゃんこになっちゃってやさぐれてどうでもいい時にでも自分よりもっと不器用でなーんにも出来なくてドジでトンマで間抜けだけど(そこまで言わなくていい…←)可愛いところもある(らすぃー…←)信子が側にいてくれて癒されたっつかそれって小動物を愛でるやうな感じと一緒なのでは??(は?)自分より下だから可愛いvvvとかってそゆことなんでそ??あたしはー…やだなー…。…ま、人より優位に立ちたいとかそゆのじゃないけれども「出来ないから可愛いvvv」みたいに言われるのは心外だわ。それが例え本気で自分が出来ない方の人間だったとしても「出来ないから可愛いvvv」はやだ。絶対やだ。(え)あたしもたいくはぜんっぜんっ!それでもよくちゃんと生きて生活出来てんな??(おぶおぶ)ぐらいのレベルに足りないぐらいに下手くそ過ぎて泣けるけれどもだからって「出来ないから可愛いvvv」自分アピールではないし。(死)…ま、でも清子と重夫の場合は補い合ってラヴラヴなんだからべっつにどうでもいいんだけど。(え)んー…重夫からしたらば清子ってすっげぇ年上なんぢゃねいのぉ??(おぶおぶ)ぜんっぜんっ!釣り合わないぢゃんっ!と思っておったんだけれども河井青葉嬢だったらばそこまで年が離れてるとかではない…のか??(え?)…で清村は何でまたそーんな小学校時代の自分にまで退行して孔雀の剥製を盗んで隠した自分ってのにそこまで拘りを持ってるんだろ??(おぶおぶ)孔雀の剥製って一言に言うけれども羽根を広げてるかどうかはともかくとして結構でっかいサイズのそーんなてけとうな場所に隠して置いておけるやうなサイズのブツじゃなくね??(おぶおぶ)それこそもう映画館の2階の片隅に置いておったらばふっつーにオブジェと間違われるぐらいにかんっぜんに違和感ありまくりでしょ??親にも見つかるだろうしさ。(苦笑)…ってかほんっとに清村自身が盗んだか何だか知らないけれども自分家に持って帰っちゃったりとかしちゃったの??(おぶおぶ)抱えて帰るにも小学生の男の子だったら孔雀よりちっちゃいだろうし必死だろ??そこはさ??近所の人たちからも学校帰りに「それ、どうしたの??(おぶおぶ)」とかって素で聞かれるだろうよ??学校の中でどこか自分だけしか知らない隠し場所に隠したっつーんだったらばまだ話は分かる。でも映画館のどこかに隠してるってことは一旦家まで引き摺ってでも何でも持ち帰ってのことになるわけだからして無理がありすぐるでそ??しかも何でいままた小学校の時の自分なんだ??そこに何があるっつーんだか…??(黙)その部分がすーっかり謎過ぎてもうかんっぜんに意識がぐらぐらして来てところどころ瞼がシャットダウンしちゃってたりするので(えー)なーんかもう意味が分かんないおっ!!!(どーんっ!)有村(マコト)さんももそっと出番多く出て来ると思っておったのにその孔雀の一連の回想シーンでしか出て来ないもんだから清村が思い出してくれないと出て来てはくれないし本編に関わってる役柄じゃないからぜんっぜんっ!有村さんのことなんかノーマークの人からしたらば「…え??こんな人、出てた??(おぶおぶ)」ぐらいに印象ないんじゃないかな??(えー)誰しも自分で「あの頃に戻りたい…!」と思う場所だの時間だのがあってそれが清村の場合は小学校の頃の孔雀の剥製を無邪気にも盗んで友達に見せびらかすことを計画していた頃の自分だったんだろうとおも。その頃は何者でもない自分自身のまんま、そのまんまでいられたわけだし今みたくとっかえひっかえ役の自分になり切らなくてもよかったしまだ「役者になる…!」みたいなことも思い描いてなかった頃のある意味幸せだった頃の自分ってことじゃないのかなー??と。あたしは特に戻りたい点みたいなのはないんだけどもやるんだったらばもういっそのこと生まれ直して最初っからぜぇーんぶやり替えたい…!(は?)それ以外だったらばちょこちょこ細かい失敗をしたその日その時間に戻って修正ペンでぴゅーっ!と取り消すやうにしてやり直すとかはしたいんだけれども「ここを何とか…!」っつーんだったらばもっとどばっ!!!と今の自分をなかったことにして新しくやり替えるぐらいの気持ちで戻りたいwww(えー)最後のタンゴはいちおタイトルにはなっておるのでまぁまぁそこに繋がってくのかー…ってことは分かるんだけれどもいきなりのとって付けた感まんせぇーwwwで「………は???」みたくなってしまってあんまりのめり込めなかったのん。(黙)なーんかやぱーり清水邦夫作品とは相性が悪いっつかあたしの理解のキャパの範疇を超えてるっつーのかダメだなー…。(苦笑)連日の芝居続きのちょうど谷間の日で感覚も疲れておったのやもしれん…。(え)…ってかそう言えばー…!あたしもむかーし修学旅行みたいなのの類で孔雀の羽根っつーのを1枚ぺらりん、と買って帰ったことがあるんだけれども今は手元にないっつーことはどっかに捨てられてしまったんだらうか??(滅)すっげぇぺかぺかしてキレイだったことは覚えてるんだけどだからって実用性のあるもんじゃないしな…。(苦笑)今パンフの表紙見て思い出したwww(えー)…ま、次はmuro式でおもっくそ笑い転げて来るぜよwww(え)