657.「地下室の手記」
主なキャスト:安井順平 作:ドフトエフスキー 脚本・演出:前川知大 舞台監督:谷澤拓巳 公演記録:2015.3.13〜15@HEP HALL(大阪) |
あらすじ>>……それでも俺は四十までは頑張ってきたんだ。他人と、社会と上手くやろうと努力したんだ。だがよく聞けボンクラども、もうこれ以上我慢できん。俺はもう降りる。こんな人生はウンザリだ。どういう具合に生きていいのか、俺にはもう分からん。誓って言うが、俺は人生を渇望していた。だからこそ、だからこそお前らボンクラに言いたい。俺がなぜ人生を下りて、地下室に閉じ篭ったのか。こんな放送は最初で最後だ。だから言わせてくれ。後悔してることは山ほどある。それでも今思い出すのは、ある女との出来事だ。今日はそれを、この地下室から報告する。 |
初演は観た。…ま、それも2年前のことだしよく覚えてる…はずだった。(え)…っつか今回は安井(順平)さんの1人芝居っつー体だったんだけれども初演で相手役をやっておったのはてっきり伊勢佳世嬢だと思い込んでおったんだよ…。(苦笑)なーんか安井さんの相手役には伊勢佳世嬢がよく似合うvvv(は?)確かー…イキウメ劇団員さんでもない他の誰か(おい。小野ゆり子嬢だっつのー)だったんですねい。(黙)…ま、そーんなおのれの思い込みはどうだったっていいんだけども。(苦笑)今回もちょっ早でイキウメDM先行で取ったのでD列 14番ですた…ってかD列…!!!あーんなに俄然やる気でボタン押したのに(は?)4列目って…!!!(どーんっ!)と最初は思っておったんですけれども当日行ってみたらばふっつーに1列目ですた…。(苦笑)…ってかステージと1列目の間にかなーりの余裕を持たせてあったのでD列で1列目だっつーね…。(苦笑)最初の掴みはステージ袖のカーテンのところからちらっ、と顔を出してこそこそと客席の入り??を見渡しながら出て来て「どうもー。安井順平と申しますー。」つて自己紹介する体なんだけれどもきっとあそこのシーンですらももうすでに台本に書かれてあることをなぞっておるだけであって実際問題「安井順平の主張!」とこの舞台の「主人公の主張!」は被っておると思うんですよね…ってなことは観てる誰もがみんななーんとなく気付いてることだとは思うんだけども。(苦笑)…や、まぁだからってじゃおまいは「安井順平の何を知ってるのか??」ってなことになると思うんですけれどもー。(えー)あたしが観ている安井さんってのは舞台で役を演じておる安井さんなのであって実生活の安井順平氏っつー人が一体どういう生活でどういう音楽を聴いてどういう考え方をしておるのか??みたいなことはぜんっぜんっ!全くもって知らないことではあるんだけれどもそれでもきっとこれは「安井順平の主張!」ではなくてどっか言わされてる感があってのことなんだろうなー…??とは漠然と思ったりなんかしてwwwでも「安井順平の主張!」からいきなり役の登場人物としての主張!にやんわりとシフトして行くあの流暢さっつーのか違和感のなさっつーのかその辺りは今回も絶妙だったなー…と。でも前回は始まってすぐ??のシーンでカップラーメンにお湯を入れておいてそのまんま放置www…っつか「こうやっといて食べないで放っておくってのも俺の自由だからwww」みたいなことで置きっ放しにしておいてでも途中で何やかや言いながら食べようとしたらば「あっち…!!!」つて勢いよくひっくり返してそれすらも放置wwwみたいなシーンがあったと思うんだけれども今回も部屋の中には何かしらそういうカップ麺のストックみたいなのはたっくさんあったんだけれどもそれを積極的に食べようだとか作ろうとするシーンもなかったので極力無駄が排除されておるっつか「登場人物の主張!」だけを純粋培養させて他のことに気が向かないやうに集中した取り組みになっておったかな、と。全編通して1人で演じ切るってのもそういうことなのかな??と。(え?)確かに初演みたく「女」との出来事を語る上でその「女」が登場人物として出て来てくれて喋ってくれてる方が分かりやすいちゃぁ分かりやすいvvv今回だってべっつに安井さんがその「女」の台詞を繰り返す(相手はここには「いる」けど「いない」わけだからしてそれを「いる」やうに見せるために「え??何だって??」みたいな感じで反復の台詞を使う手法もあったと思うんだけども)とかではなくニコ生中継の流れるツイートみたく壁にその「女」が言ったと思われる言葉が映し出される設定になっておってまぁ存在自体がいなくてもさほど気にならないことにはなっておったんだけれどもそもそもが風俗嬢っつーカオスっつーのか安井さん(…ごめん。今回も特に主人公の名前設定としては特になかったと思うしそういう「自己紹介」みたいなのはなかった…とおも←)の言葉を借りれば「掃き溜めに鶴」みたいな存在だったわけじゃないですか??「君は女神だ…!」と。誰しも観てる客側にとってしても「好み」ってのはあるわけだし「女神」っつーからにはそれなりの容姿っつーのか納得出来る見た目が必要になって来るわけでそ??…そりゃまぁこの主人公にとってみたらば自分みたいな冴えない四十男の相手をまともにしてくれるわっかいおなのこvvvっつーだけで見た目じゃなく「心」が出来てんだよっ!!!とでも言いたいところもあるかもしれないけれども観てるこっち側としてはわっかりやすく「見た目」で勝負して欲しいと思うぢゃないか??(は?)そこんところのギャップっつーのか「えー??これでぇー??(女神ぃー??)」みたいなのが100%ない!と言い切るには誰を持って来たとしてもそれは無理な話なわけでさ。(苦笑)それだったらば「想像にお任せしますーvvv」っつーのか誰もが頭の中で「理想の女神像」を思い浮かべつつ安井氏の隣に持って来てみてそれで自分の中で納得しながら観るっつーのかその方が絶対的にこのお話は分かりやすくはなると思うんだよねー。それが門脇麦嬢だって人もいれば能年玲奈嬢だって人もいてもっと他の誰かってこともあり得るわけだし観てる客が多くなれば多くなるほどにパターンは増えてくわけじゃないですか??そりゃまぁ実際の「女」っつか女優さんを目の前に据えれば最大公約数としての「実体」を目の前に提示出来るわけだけれどもそれだって多数決を取って「この人でお願いしますっ!」つて決まったモノじゃないんだし…ま、前川(知大)さんが考える「女神像」っつーのか「この役はこのキャストでvvv」みたいなのを考えた結果としての「女優」さんなわけじゃないですか??AKB48のセンター選挙みたくお客さんたちが「この人がいい!」つて選んだわけでも何でもないしあたしだってそれまで「小野ゆり子」さんっつー女優さんのことを残念ながら知らなかったしそれはそれで手垢も何も付いてなくてこの役として純粋に観られたのかもしれないけれどもそれでも実体化されるより妄想の中でのそれぞれの「女」っつー方が面白みがあっていいよねvvvっつーのかな。(え)…にしてもあたしも初演の時からは年を重ねてあたし自身も「四十」の声を聞いてしまってますます身につまされるっつーのか何っつーか…。(滅)あたしも親の遺産だか何だか残して貰えるんだったらなーんも働かずに引き籠もって余生を過ごすよ…(えー)と思うんだけれども趣味が趣味だけに年がら年中出て行きっぱなしだし金は掛かるし生活もして行かなくちゃだし…となって来るとまずは働かないとやってけないし大体が親の遺産なんて期待出来るほどには上流家庭に住んではおらんので(黙)いきなり生活レベルが下がって下手したらもう親が死んで半年以内には冷蔵庫の前で指咥えながら半ば干からびて「ちょっと…お隣の家から変な臭いがするんですー…」っつー通報を受けて半分白骨化した遺体として発見されたとしてもなーんもおかしくないぐらいの。(苦笑)えっとー…今までも働いてないってことはなかったわけでそ??(おぶおぶ)何某かは働いてみたこともあったりしてそれで社会参加っつーのかまぁそれなりにやって来たわけでそ??警備員だってやっておったわけだし…。今流行り(え?)の高等遊民だかで死ぬまでやってくっつーのにはちょっときびすぃーんじゃないのかなぁ??(おぶおぶ)…ってかそのことよりも「女」とのことなんですよね、メインは。(苦笑) そりゃ高校の同級生だっけか??にすらも蔑まれて疎まれて蹴倒される(…ま、そりゃそうだよね。バカにするつもりで行ったお食事会でその会費ですらも払えないっつーんだからさ。苦笑)ぐらいのひ弱さなんだからして会ってすぐの…っつってもふっつーのその辺のバカ女と一緒にするつもりはなくて「女神様」なわけだし彼女は特別ではあるんだけれどもそれでもヤクザ紛いの人たちのところに乗り込んで行ってぜんっぜんっ!身元引受人でも何でもないっつーのに「彼女の仕事を辞めさせて下さい…っ!!!」つて頼みに行くとかどうやったって無理だし…っつか口先だけは強がってるけれども体力、腕力ぜぇーんぶ標準装備以下よ??マイナスよ??(どっかぁーんっ!)でもヤることだけヤってでも結局手を貸してやらずに逃げて…って最悪ぢゃんっ!!!これだったらべっつに相談とか何とか持ち込んだりせずに自分1人でどうにかした方がまだマシだったんじゃね??(え)期待しただけ裏切られたっつー気持ちも倍になって還って来るっつーのかそもそも彼女は安井さんの何に期待したんだ??(おぶおぶ)金払っといて手も出さずに説教して帰るだけで…ってそれって意気地がないだけじゃないか??(え?)たまーにはそういう前のめりのガツガツした感じも必要なんだと思うよ??…ってかまぁ80過ぎてもバイで勃起不全治そうとしてるじじいもいたりするんだけどもそれは論外としてwww(爆)結局このめっせいじは誰に宛ててのモノなのか??ってことですよっ!「母親」に向けてなのか??それとも逃げられた「女」に向けてなのか??しかもそれは感謝の気持ちなのか??それとも憎しみの暴言なのか??それとも追い縋って謝りたかったことを今更ながらにでも清算したいってことなのか??ニコ生動画なんだからしてめっせいじは全世界に向けて…っつったらまぁ大げさだけれども(苦笑)でも対象としては「大衆全般」なわけだし特定の誰かに向けてのめっせいじなんだとしたらば不特定多数を相手にしておるニコ生動画はちょっと向いてないとおも。じゃ安井さんもといこの話の登場人物は結局のところは何がしたくてニコ生動画を立ち上げるに至ったのか??ってことですよねぇ??(おぶおぶ)これもまた自慰行為の1つっつーのか「備忘録」の1つとして、ってことなのか…??(おぶおぶ)最初のうちは「何これ??」「何やってんの??」みたいに恐る恐る遠巻きに見ておった人たちが放送(…でいいのかな??苦笑)が終わる頃には「お疲れーvvv」「なにげに神回だったと思うよ!」「続きいつやんの??」みたく結構乗り気になってっつか好意的な反応すら上がってなかなかのハッピーエンド??みたいな感じでいい感じの音楽も流れてフェードアウトー…なところを「そんなわけないだろっ!!!」つてそれが安井さんもとい主人公の照れ隠しなのかそれとも世の中全体に対しての「なあなあ」な空気に反旗を翻しておるのかそれはどっちとも取れるわけなんだけれどもドストエフスキー自身の作品はどうだったんでしょうねい??(え?)あたしも最初の冒頭シーンでの独白からしてもう耳が痛いっつーのか何つーか…。(苦笑)ブログー…はやってないけれどもみくすぃーだのふぇすぶだのSNSはまぁまぁ一通り手を出してやってはみてるしそれにここのHPだったって誰が読むとも想定してないけれども映画だのお芝居だのライヴレポだの自分の感想垂れ流しでどんどこ書いてはあっぷして世間に晒してるわけだし…。(苦笑)「誰が読むわけでもないしー…」「べっつに期待されてないしー…」とか言いながらカウンタが廻ってるとふっつーに嬉しいしワクワクするし「どんな人が見てくれてんだろ??」と思ってドキドキするし「もしかしたら演劇関係者かも??それともお気に入り役者さんの誰かかも??(きらーん)」なんつて無駄な妄想を働かせてわきわきしちゃうことだってあるし(死)拍手でめっせいじでも上がってるとそれだけでもうテンション無駄に上がっちゃって大変なことになっておったりするんですけれども(苦笑)そやって好意的??なめっせいじを残して行ってくれる人たちは「善意の誰か」なわけでもしかしたらばここに置いてるれびうだのを読んで不快な気持ちだったり「はぁぁぁぁぁっ???!!!」つて怒り心頭!に来てる人ももしかしたらばいるかもしれないわけだけれどもおかげさまでそういう「炎上」材料になりそうな投下めっせいじは今まで届いたこともないし(だからって送って来てくれなくていいですよー!(念)こちとら褒められて伸びるタイプなので…←)ありがたやありがたや…って感じなんですけれども。(え)でもあたしは自分の書き綴っておるれびうっつか感想がいっちばん好きだししっくり来るしなにげに何回も読み返してみたりして「あー…やぱーり落ち着くわー…vvv」とか思っちゃったりするわけなんだけれどもそれはまぁあったり前だけれども自分が書いた文章なわけだし自分の気持ちにいっちばん寄り添ってっつーのか自分の気持ちそのまんまを吐き出して書いておるわけなんだからして「他人への共感」ぢゃなくて「自分への共感」…っつったらおかしいんだけれども(苦笑)他の誰でもない自分自身の気持ちとして出してるのを受け取るわけだからしていっちばんぴったり当て嵌まるのは当然すぐるほど当然なわけだけれどもさ。それで誰か他の「他人」の共感が得られるんだったらばそれは嬉しいことだしただ単なる自己満足として完結してまるっとメビウスの輪みたくどこを通って帰って来てもその輪の中から外に出て行くことはないみたいなことではないわけだからしてその結果として目に見えて現れる「拍手の数」だとか「めっせいじ」だとかがあれば小躍りしたくなるぐらいに嬉しいしそういう反応をどことなーく「ないわけじゃぁ…ないよねぇ??(おぶおぶ)」と思いながら発信してるっつーのかな??(苦笑)期待…してないわけじゃないんですよね。やらすぃーけど。(苦笑)それを安井さんっつか主人公としてはニコ生動画で流すことで最大限の譲歩っつーのか世の中に対しての「発信」を試みてるわけでそ??そこに反応があってもなくてもよし…!としながらニコ生動画っつー「反応」がダイレクトに返って来るツールを選んだってことは少なくとも「誰か」からの具体的な反応をどことなーく期待してるってこと…なんですよねぇ??(おぶおぶ)ぜんっぜんっ!気にしないんだったらば固定カメラでふっつーに自分の部屋で「死んだ後に見つけた人たちで勝手に観て下さい」っつー注意書きでも付けて放っておけばそういう知り合い??だとか親戚??の誰かだとかだけである程度の人数も限られて観られるモノとして残すことは可能なわけじゃないですか??それを敢えて、の全世界発信ですよっ!!!…ってかまぁ「全世界」っつったところでこれを観る人は日本語がある程度理解出来て日本語である程度反応が返せる人たちを想定してるんだろうし実際日本以外の場所からの反応が返って来たところで困ってしまうのかもしれないけれども(苦笑)でも「誰かと繋がりたい…!」みたいな気持ちをなーんとなく捨て切れないでいるからこそのニコ生なわけでそ??期待も何もしてないけれども期待…しちゃっていいんですよねぇ??(おぶおぶ)みたいなさ。(苦笑)顔が見えない相手ってのも心地がいい…のかな??向こう側からは安井さんもとい主人公の顔は見えてるわけだけれども安井さんの側からは観てるお客さんたちの顔が見えないっつーのかー…。これがほんっつ「有料ニコ生」でリアルタイムで安井さんのお芝居を観てる人だけが書き込み出来てそれをまたリアルタイムで芝居に乗せるっつーんだったら…ってさすがにそれは難しいかもしれないけれどもそういう何が起こるか分からないいろーんなハプニングですらも孕んでおるワクワク感っつーのかな??そういう構成にして見せたとしてもまた違う意味で盛り上がるんじゃないかと思うんですけどいかがか??(は?)あー…でもある程度後ろに流れてく文章も演じる側も把握してないと台詞もぜぇーんぶアドリブってことになっちゃうしそんなの二重、三重の意味でものすっげぇ苦痛だし無理…だよねぇ??(おぶおぶ)なーんか思い付きだけで勝手なこと言っちゃってごめんなさい…っ!(ぺこり)そう言えば終演後物販に前川さんも出ておってひっさしぶりに冊子やDVDにサインしておられるのを見ますたvvv…ってか見て通り過ぎただけであたしは何も出来てないんだけど。(苦笑)…ま、次も再演モノ??だけれどもタイトルも一新して楽しげなことになってそうなので期待vvv 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