1051.「うるう」

主なキャスト:小林賢太郎・徳澤青弦
作・演出:小林賢太郎
公演記録:2020.1.22~23@穂の国とよはし芸術劇場 PLAT(愛知)/2020.2.26~29@サンケイホールブリーゼ(大阪)
ほんっとはうるう日当日大阪千秋楽に行きたかったんだけれどもそこは激戦だろwwwと日和って(え)大阪28日と保険で名古屋…ってか豊橋だけど。(苦笑)豊橋の23日にぶっこんだらどっちも当選してしまった次第…。(黙)だからってどっちもQ列ぢゃなくてもいいだろーがよー。(豊橋は1階 Q列 28番、大阪は1階 Q列 20番だたwww←)…ま、意外と豊橋の劇場ってこじんまりした感じだから思ってたより近かったしいいけどね。(苦笑)でも1回「お気に召すまま」(観劇日記No.1013参照)で行ったことあるし余裕~♪と思っておったらば出口間違えて(えー)まんまと迷ってしまった件。(滅)慌ててホテルのフロントの人に聞いて地図までもらっちったよ。(苦笑)…ま、間に合ったからよかったけど。(ほっ)大阪も開演が危ぶまれた割には(コロナショックで←)最後まで走り切ってくれてよかったのすー。…ってかこれ以降ぜんっぜんっ!チケット手元にあるけどキャンセル続きで延々払い戻し手続きしかしてないんだけど。(滅)…むう。それはさておき。内容自体はべっつに初演の頃からほっとんど変わってないー…っつかアドリブ部分とかある…のかなぁ??(おぶおぶ)ステージに掛けられてる緞帳までもがうるうの森でもって会場内に入った瞬間からなーんとなく木の匂いがするやうな…??(気のせいwww)それぐらいマイナスイオンに溢れた空間が広がっておる気がすwww…とお話は「ヨイチ」と「マジル」の2人の物語でもって進んで行くわけだけども「ヨイチ」は結局のところ「余りのイチ」だったんだらうか??(え)んー…「うるう」自体「ポツネン」の中の1つのお話っつかショートコント??…や、「コント」っつったらば笑える要素があってこそなので「コント」っつーのとはまた違うのかもしれないけれども1エピソードとしてあったのが独立して1つの舞台として成立するやうになってそれで「うるう」のタイトル通りに4年に1度の「うるう年」に開催されるっつーことに定着して行ったわけだけども。「ポツネン」でもそうだけれどもけんたろ(小林賢太郎氏)の場合は1人を楽しんでおるっつーのか「孤独を愛する」タイプだと思っておって。…や、まぁカジャラもやっておるわけだからして何人かでワイワイやるのだったって好きは好きなんだろうけれどもあれやこれやと人に指示して自分の頭の中に思い描いた通りに動いて貰って…をいっくら言葉を尽くしてやったとしても自分の頭の中に思い描いた通りをかんっぺきに再現してくれる人ってのはなかなかいなくてそれだったらもういっそ自分でっつか1人でやった方が気がラクだしイラっとすることもないし落ち着くわ~♪ってなことで1人で考えて1人で演じて1人で片付けるってので「ポツネン」を始めたんじゃないかと思うんですよね。…っつか「ヨイチ」は名前通りに「余りのイチ」として漢字を当てるならば「余一」になるんだろうけれどもその「ヨイチ」こそが「けんたろ本人自身」みたいな捉え方でもって観るのだとしたらば「ヨイチ」は「余りのイチ」ぢゃなくて「唯一無二の存在」「孤高の存在」「オンリーワン」ってことになるんだろうとおも。…や、べっつにけんたろ本人自身っつー捉え方じゃないとしても「世の中から必要とされてない」「自分なんかいなくても問題ない」「消えてしまいたい…」と思ってる人たちに向けて「君のことが必要だよ!」「君は大切なオンリーワンなんだよ!」ってことを声高に…ではないけれどもそっと隣で耳打ちしてあげたい気持ち??具体的に誰かに届け…!みたいなのがあるのかどうなのかはわっかんないけれどもそゆことなんじゃないのかなぁ??と。それだから絵本化もして舞台もずーっと続けておるんじゃないかと…。今まではずーっとけんたろ本人自身の投影されたのが「ヨイチ」なんだとばっかり思い込んでおって「何でそんなに自分を追い込むんだろ??」「けんたろはそんなに「孤独」なのか??(おぶおぶ)」つて心配したモノだけれども(苦笑)けんたろは特段にして1人上手(違)だし1人で何でも出来ちゃうし1人でまるーく収まっちゃってるっつか完結してるんだと思うんですよねー…。確かに「ラーメンズ」の復活…っつかべっつに「ラーメンズ」自体解散したわけでも何でもなくてただお互いにいろいろと忙しくなっちゃって同じやうにすけじうるを開けてここからここまではツアーで…っつー日程を取るのもべみょうな感じになって来て…なのかそれとも仁たまー(片桐仁氏)は仁たまーでいろいろと役者として引っ張りだこでもってテレビへの露出も増えてるわけじゃないですか??…だけれどもけんたろは未だに…っつか「小林賢太郎テレビ」でもって年1…とまではいかないけれどもまぁ2年に1回ぐらいは単発的にテレビに出て…ってこともあるけれどもほっとんど露出はないしあーんまり知られてないっつか一部マニアック(!)な人にしか知られてない感じ??それだからパラリンピックの閉会式だっけか??の演出監督でもって広告がばばーんっ!と載ったとして「…誰??(おぶおぶ)」ってなった人の方が多かったんじゃなかろうか??(苦笑)ケラちー(ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏)もまぁ演出家さんだからほぼほぼ露出…はないしこっちもパラリンピックの開会式の演出監督でもってけんたろと並んで広告に載ったわけだけれどもまぁ有頂天だとかバンドのファンだったりして昔っから知ってる人たちも相当数はいるのかもしれないけれどもまぁメジャーすぐるほどメジャーってわけじゃないからこっちも「…誰??(おぶおぶ)」ってなってる人の方が多いんだろね。(苦笑)…と閑話休題。何にせよ「どっちがネタ書いてんだよっ?!」的な仲違いがあったわけじゃないだろうとは思うんだけれども(苦笑)ラーメンズの合間を縫って始めた「ポツネン」がどんどんと1人歩きして行って大きくなって行った感じ??(え)それだから必要以上に卑屈になっておるのはけんたろ自身っつかそこまで後ろ向きにならなくてもいいのになー…??ぐらいに思っておったわけですよ。(えー)

じゃ「マジル」はどうだろ??「マジル」は文字通り誰とでも仲良くやって行けるタイプっつかリーダーシップを取れるタイプで漢字を当てるのだとしたらば「交じる」ってことなんだろうとおも。…じゃこれって仁たまーのことなのか??(おぶおぶ)となーんとなく深読みしたくなっちゃうんですよねー…。(苦笑)相方はいろーんな現場に呼ばれていろーんな人たちと交じって楽しそうにやっておってそれでどんどんと人気者になって行ってステイタスを上げて…とその横で1人残されて「余りのイチ」を味わうしかない「ヨイチ」=「けんたろ本人」っつー構図??コンビを組んだ時っつか組む前はお互いが自由気ままに「余りのイチ」を楽しんでおったっつか何っつーか…「周りと違う」「空気が読めない」「仲間に入れて貰えない」…だったらもういっそのこと周りの目なんか気にしないで勝手気ままに自由にやったらいいぢゃないかwwwっつーのでそんな「余りのイチ」同士が出会って化学反応が起きて「ラーメンズ」結成!だったのが気が付いたら結局けんたろは「余りのイチ」で置いてけぼりで…って読んじゃう。(苦笑)でもべっつにそれが寂しいとか悲しいとかじゃなくて「どうだ!俺の相方、すげぇだろwww」つて自慢したくなる気持ちだとか「誇らしい」気持ち??それが最後の最後で「マジル」が「ヨイチ」と同い年のおっとなーwwwになってめでたくチェロ弾きのゴーシュ…ぢゃなかった、世界的チェリストとして森に帰って来るってので「あんた、すげぇよ…!有言実行ぢゃないか…っ!」つて褒め称えてる??もうあの場面なんか何回も何回も観て結末も知っておって。…っつかその前からヨイチのオリンピック記録日記の中からへろっとマジルがヨイチに手書きで一生懸命書き写してプレゼントしてくれた「まちぼうけ」の楽譜が滑り落ちて来て「マジル」のことをうっかり思い出してしまう…っつかヨイチの中でマジルのことを忘れたことなんかなかったんだよね…。「今どうしてるかなぁ??」「何してるかなぁ??」「ちゃんと食べてるかなぁ??」…で最後「僕のことはもう忘れちゃったかなぁ??」に行き着いて「いやいやいやいや…!!!」つて打ち消して「マジル」のことなんかなかったことにするって決めたんだから…!つてその堂々巡りでここまで来たわけじゃないですか??ヨイチはマジルに「ここで見たことは誰にも言うんじゃないぞ!」「もう二度とここには来るんじゃないぞ!」つて約束させておいてマジルが帰って行った瞬間から「今度いつ来るかなぁ??」「明日は来るかなぁ??」つて待ち遠しい気持ちが止まらなくてその「明日」になったらなったで「もう来るかなぁ??」「そろそろ来る頃なんだけどなぁ??」つて時間を気にし始めるわけじゃないですか??(苦笑)「二度とここには来るな!」っつったのはヨイチなのにもうその約束を守れないでマジルは絶対ここに来る…!っつーことを確信してるわけでしょう??(苦笑)いつもいつもそやって「二度とここには来るな!」つて言っておきながら悪びれもせず森にやって来てヨイチが仕掛けたウサギを捕るための罠に引っ掛かって穴の中に落っこちてしまっておるのを「しょうがないなー…」つてヨイチが抱っこして助ける…っつーこの一連の流れを当たり前のやうにして受け入れて…。でもマジル1人だけならよかった。マジルはクラスの人気者だ。学校が終わるといそいそと1人で帰って行ってしかも寄り道して毎日のやうに森の奥に入って行く…。こりは何かある…?!と思われても不思議じゃないっつか。それだからクラスのみんなが大挙して森にやって来てマジルが何をしてるのか??誰と遊んでるのか??森には入っちゃいけません!つて言われてるのにマジルはいいのか??(おぶおぶ)こわーいお化けがいるってのはウソなのか??(おぶおぶ)っつーのを確かめにやって来たのをヨイチがフクロウのお化けの恰好をして追い返してそれ以降マジルまでもが「もう二度と森には来るな!」っつーので追い返されてしまう…。(黙)ヨイチは文字通り「余りのイチ」でもってみんなからハブかれてるわけだけれどもそれにはちゃんとした理由がある。4年に1回しか年を取らないから1つ年を取るのに4年掛かってしまう。それだから同じ学年を4回繰り返してるわけだからして見た目年齢はさておいて能力的にも精神年齢的にもみんなよりずーっと年上でもって「話合わねぇわー…」「だりぃー…」「いっくら何でももう掛け算全部の段言えるわー…(爆)」なわけですよね。(苦笑)あたしも1人っ子で育ったせい…なのかどうなのかまぁあたしが子供の時はまだまだみーんな子だくさんでもってその有り余る体力(!)でもって2人、3人、4人…と兄弟がいぱーいいる子の方が大半でもってそゆ子は友達との距離感っつか他人との距離感を取るのが上手いっつか何っつーか…割とかんったんに備わってるわけだけれども1人っ子だと周りにおっとなーwwwしかいなくて遊んでくれるのも親やらまぁそうでなかったらおばあちゃんでもって子供が家にいたためしがなくてそれだから友達との距離感っつかこの隣にいるヤツをどういう風に扱ったらいいかが正直よくわっかんないっつか。(黙)なーのーでべっつに1人が苦ではないので休み時間も本を読んだりして過ごしてる方がラクっつか大体が運動神経が人として備わってない(は?)なもんでドッヂボールしたらすぐに当てられて外野に出たまま戻れないし(死)ゴム飛びしたら何度教えて貰っても引っ掛かって停滞して前に進まないし(死)だったらもう教室内で大人しくしてる方がラクだし…だったんだけれども「かめのちゃん(仮名)は休み時間に外にも出ないでいけないと思いまーす」とか帰り時間のHRとかで議題にされたりして「煩わしいわー…」って感じだったんだけれども(黙)それで外に駆り出されてみればコレでそ??言ってはみたものの誘って遊ぶには相手としてふさわしくないっつか誘う方も誘われる方も「めんどくせ…」なんですよ、ほんっと。(滅)何で「1人」じゃいけないかなぁ??っつー。「放っておいてほしい」「そっとしといてほしい」とずーっと思っておったのが「マジル」を知って変わってしまった…。その「マジル」だったって永遠に一緒にいられるわけじゃない。絶対的にマジルの方が先に死ぬことは分かってる。どんなに仲良くなったってどんなに失いたくなくたって残されるのはいつもヨイチの方。…ま、人間一度は死ぬ。誰だって死ぬ。お金持ちも貧乏ったれもそこは平等に「死」からは逃れられない。…だけれども「48」ですれ違った「ヨイチ」と「マジル」はそこから先は「マジル」の方がスピードを上げて老いへの道をどんどんと転がって遠ざかって行く…。でもあの瞬間だけはどうやったって泣けてしまうのだ。(苦笑)「再会出来てよかった…!」なのかそれとも「大きくなったねぇ、マジル…(しみじみ)」なのか何なのかわっかんないけれども(えー)泣ける…!今回も「ウマシカ」押しだったけど(苦笑)いつかグッズとして売り出す気か??(おい)とにかくまぁ早く通常運転の劇場通いが復活してくれますやうにー。(念)